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第一話 プロローグ 幸せまでの距離
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第一話 プロローグ 幸せまでの距離
腰に響くような痛みで、腰痛コルセットに
カイロを忍ばせるべきか悩み始める季節。
街は、道行く人々の喧騒であふれている。
歓楽街の一角、飲食店のテナントで埋まっている
ビルの1Fにある居酒屋の前で
スーツ姿の男女が集まっていた。
「うぁ、さぶ」
「冷えてきたよね」
「最近秋が短いよな」
「でさでさ、どうする?2次会」
「もちろん行くでしょ!」
「よし、じゃー次行くとこ早く決めよー」
課のみんなで頑張った案件がまとまり
納品と、週末が重なった事で急遽開かれた
打ち上げ会。
一次会に参加していた課長となぜか付いてきた
部長は既に、歓楽街の喧騒に紛れていた。
「広橋さんも、一緒に行きましょうよ!」
広橋と呼ばれた男は、大柄で少し猫背で
腰痛コルセットが手放せない
白髪交じりの中年だ。
「そうですよ、明日は休みなんだし、
せっかくの打ち上げですよ?」
と、若い女性も声を掛けてくる。
広橋は少し場つが悪そうに苦笑しながら、
「もう少し若かったらね、行けるんだけどね」
「流石にね、胃が、ね……」
広橋航48歳、それがこの話の主人公。
どこにでもいる、平凡なサラリーマン
年の初め、成人した娘に孫が生まれ
周りからはちょっと若いおじいちゃん
とからかわれて、喜んでいる。
そんな、どこにでもいる中年サラリーマン。
「あっそうだ、これ、足しにしてね」
いかにも、今思いつきましたという
態度で伝える。
ポケットから無造作に、本当は前もって
準備しておいた札を数枚、目の前にいる
仕事仲間である若い男の手に納める。
「いや、いやいやそれはまずいっすよ。」
若い男はいやいやと手を振る。
その手をむんずとつかみ、無理やり納める。
「楽しんでおいでよ」
流石にこれは返せないなと、ご馳走様ですと
何度も、頭を下げる。
若い男は振り返り、
「みんなー、広橋先輩からのカンパだぞー!」
「わーっ」と。
一斉に声があがる。
「ご馳走様です!」と。
一斉に頭をさげる。
「カラオケだ、いやもう一軒次は肉だ!」
笑い声と、次の行先を決める声が遠ざかっていく。
決して嫌な訳ではない。無粋なことはしたくないだけ。
部長は課長が引き離した。ならば老兵は黙って去るのみ。
一抹の寂しさを感じながら手を振っている。
後ろ髪惹かれる気持ちを振り切りつつ、背を向ける。
「さて、後処理でも、済ませますかね」
中年の男は息を吐く。
疲れの表情をにじませた
しかし、決意を込めた目を光らせて
いるような気持ちで、会社へ向かう。
仕事人間だと、ある人は言う。
仕事ばかりだと、またある人は言う。
仕事をしなければ、生きてはゆけない。
仕事をし過ぎれば、心と体が壊れてゆく。
匙加減が難しい。
それでも、何とかやってきたさ。
間違いの多い人生だけど、ここまでどうにかやってきた。
「っしょっと。」
後輩と別れ向かった先は、会社のオフィス。
警備員さんが声をかけてくる。
「また、ですか?」
よくやるな、という表情を浮かべた若い男に。
「ちょっとだけ、お願いします。」
PCを立ち上げ、アプリのチェックをする。
「メッセージは…っと、急ぎのはなさそうか。」
「報告書。問題なし。」
週明けの会議で使う資料の再確認も忘れない。
ふぅと一息つく。
「さて、帰るか。」
気づけば終電間際。
「っと急がねばならないな。」
早足で、駅へ向かい電車に乗り込む。
「ふぅ」
これぐらいで息があがるとは……。
見渡すが、席は空いていない。
なるべく人の少ない場所を探し、小さくまとまって吊革につかまる。
体を折り畳む癖がついている。
周りに迷惑を掛けないように。
痴漢と間違われないように。
少し自身の匂いにも過敏になってきた。
駅に着き、家路へと歩く。
タクシーの列が長い。
「これなら歩いたほうが早いか。」
もう一息だと、心の中で自分に声を掛ける。
まだ、やれるだろ?
体は動くだろう?
もう一人の自分が問いかけてくる。
「あぁ、まだやれるさ」
物語の主人公のような気持ちで、家路へ歩いていく。
歩く途中、家に食べられるものが無かった事に気が付いた。
24時間の格安スーパーへ向かい
30%OFFのシールが貼られた
あれこれを籠の中に入れていく。
「今日は当たりか。」
口をついて出た言葉にハッとして
周囲を見渡す。
「独り言が増えてきたな」と
また、独り言を言う。
刺身、酢の物を籠に入れていく。
揚げ物は目に入らない。
普段は食べる事を躊躇してしまうような
ニンニクのたまり漬けも、籠に投げ込む。
今日は大量だな。
自然と顔がほころびる。
これから始まる、二次会開幕の予感に期待が膨らんでいる。
これこそ、独身男の楽しみ方だ。
「今日くらいは、贅沢しても構わないか。」
少し奮発して、高級ビールの缶に手を伸ばす。
会計を済ませ、家路を急ぐ。
自然と足取りも軽くなる。
駐車場では、薄着姿の若い子たちが
集まって楽しそうに笑っている。
あぁ。
「若いって……」
危ない、危ない、これ以上は呪いの言葉だ。
うらやむ気持ちを追い出すように首を振る。
「他所は他所、うちはうち。」
同居していた婆様の口癖を
唱えるように口に出す。
俺は、俺のあるべき場所へだ。
袋には黄金の一滴が、ゆりかごに揺られ
眠りから起こされるその時を待っている。
「いざ、我が家。」
店を出て、10分も歩けば我が家だ、
最寄駅から歩いて20分バスなら10分
最近ダイエットのために歩いている
通いなれた道。
ゴールが見えてる。
気が付くと足取りも軽くなっている。
あと少し、もう少し。
至福の時間が待っている。
誰にも気兼ねしない一人だけの時間
見てない録画番組、見たい動画、読みたい本
途中で止まっているプラモデルの作成。
明日は天気が良いみたいだから久しぶりに遠出も良いな。
などと考えていると注意力が散漫になる。
気も急いてくる。
ここを曲がれば。
「っと、すいません。」
「いえ、こちらこそすいません。」
見るとタンクトップ一枚の青年が。
「拾いますね」
と、青年が言う。
「あ、大丈夫ですよ、ありがとうございます」
ぶつかった拍子に袋を手放してしまった。
二人同時に手が伸びる。
あと、数センチ。
黄金色のボディが視界に入る。
「くっ」
腰に違和感が走る。
反射的に姿勢を変えようとしてよろけてしまった。
何かにつかまろうと、手を伸ばすが空を切る。
そのまま、前のめりに転びそうな体を支えようと
必死にもがく。
もがいた手がタンクトップの青年の
右手のスマートウォッチに触れたとたん。
白色の光が視界を覆う。
「あ~あ」という声が
薄っすらと聞こえた気がした。
広橋航《ひろはしわたる》48歳。
彼の小さな幸せはあと少しのところで
薄もやの中へ静かに消え去った。
腰に響くような痛みで、腰痛コルセットに
カイロを忍ばせるべきか悩み始める季節。
街は、道行く人々の喧騒であふれている。
歓楽街の一角、飲食店のテナントで埋まっている
ビルの1Fにある居酒屋の前で
スーツ姿の男女が集まっていた。
「うぁ、さぶ」
「冷えてきたよね」
「最近秋が短いよな」
「でさでさ、どうする?2次会」
「もちろん行くでしょ!」
「よし、じゃー次行くとこ早く決めよー」
課のみんなで頑張った案件がまとまり
納品と、週末が重なった事で急遽開かれた
打ち上げ会。
一次会に参加していた課長となぜか付いてきた
部長は既に、歓楽街の喧騒に紛れていた。
「広橋さんも、一緒に行きましょうよ!」
広橋と呼ばれた男は、大柄で少し猫背で
腰痛コルセットが手放せない
白髪交じりの中年だ。
「そうですよ、明日は休みなんだし、
せっかくの打ち上げですよ?」
と、若い女性も声を掛けてくる。
広橋は少し場つが悪そうに苦笑しながら、
「もう少し若かったらね、行けるんだけどね」
「流石にね、胃が、ね……」
広橋航48歳、それがこの話の主人公。
どこにでもいる、平凡なサラリーマン
年の初め、成人した娘に孫が生まれ
周りからはちょっと若いおじいちゃん
とからかわれて、喜んでいる。
そんな、どこにでもいる中年サラリーマン。
「あっそうだ、これ、足しにしてね」
いかにも、今思いつきましたという
態度で伝える。
ポケットから無造作に、本当は前もって
準備しておいた札を数枚、目の前にいる
仕事仲間である若い男の手に納める。
「いや、いやいやそれはまずいっすよ。」
若い男はいやいやと手を振る。
その手をむんずとつかみ、無理やり納める。
「楽しんでおいでよ」
流石にこれは返せないなと、ご馳走様ですと
何度も、頭を下げる。
若い男は振り返り、
「みんなー、広橋先輩からのカンパだぞー!」
「わーっ」と。
一斉に声があがる。
「ご馳走様です!」と。
一斉に頭をさげる。
「カラオケだ、いやもう一軒次は肉だ!」
笑い声と、次の行先を決める声が遠ざかっていく。
決して嫌な訳ではない。無粋なことはしたくないだけ。
部長は課長が引き離した。ならば老兵は黙って去るのみ。
一抹の寂しさを感じながら手を振っている。
後ろ髪惹かれる気持ちを振り切りつつ、背を向ける。
「さて、後処理でも、済ませますかね」
中年の男は息を吐く。
疲れの表情をにじませた
しかし、決意を込めた目を光らせて
いるような気持ちで、会社へ向かう。
仕事人間だと、ある人は言う。
仕事ばかりだと、またある人は言う。
仕事をしなければ、生きてはゆけない。
仕事をし過ぎれば、心と体が壊れてゆく。
匙加減が難しい。
それでも、何とかやってきたさ。
間違いの多い人生だけど、ここまでどうにかやってきた。
「っしょっと。」
後輩と別れ向かった先は、会社のオフィス。
警備員さんが声をかけてくる。
「また、ですか?」
よくやるな、という表情を浮かべた若い男に。
「ちょっとだけ、お願いします。」
PCを立ち上げ、アプリのチェックをする。
「メッセージは…っと、急ぎのはなさそうか。」
「報告書。問題なし。」
週明けの会議で使う資料の再確認も忘れない。
ふぅと一息つく。
「さて、帰るか。」
気づけば終電間際。
「っと急がねばならないな。」
早足で、駅へ向かい電車に乗り込む。
「ふぅ」
これぐらいで息があがるとは……。
見渡すが、席は空いていない。
なるべく人の少ない場所を探し、小さくまとまって吊革につかまる。
体を折り畳む癖がついている。
周りに迷惑を掛けないように。
痴漢と間違われないように。
少し自身の匂いにも過敏になってきた。
駅に着き、家路へと歩く。
タクシーの列が長い。
「これなら歩いたほうが早いか。」
もう一息だと、心の中で自分に声を掛ける。
まだ、やれるだろ?
体は動くだろう?
もう一人の自分が問いかけてくる。
「あぁ、まだやれるさ」
物語の主人公のような気持ちで、家路へ歩いていく。
歩く途中、家に食べられるものが無かった事に気が付いた。
24時間の格安スーパーへ向かい
30%OFFのシールが貼られた
あれこれを籠の中に入れていく。
「今日は当たりか。」
口をついて出た言葉にハッとして
周囲を見渡す。
「独り言が増えてきたな」と
また、独り言を言う。
刺身、酢の物を籠に入れていく。
揚げ物は目に入らない。
普段は食べる事を躊躇してしまうような
ニンニクのたまり漬けも、籠に投げ込む。
今日は大量だな。
自然と顔がほころびる。
これから始まる、二次会開幕の予感に期待が膨らんでいる。
これこそ、独身男の楽しみ方だ。
「今日くらいは、贅沢しても構わないか。」
少し奮発して、高級ビールの缶に手を伸ばす。
会計を済ませ、家路を急ぐ。
自然と足取りも軽くなる。
駐車場では、薄着姿の若い子たちが
集まって楽しそうに笑っている。
あぁ。
「若いって……」
危ない、危ない、これ以上は呪いの言葉だ。
うらやむ気持ちを追い出すように首を振る。
「他所は他所、うちはうち。」
同居していた婆様の口癖を
唱えるように口に出す。
俺は、俺のあるべき場所へだ。
袋には黄金の一滴が、ゆりかごに揺られ
眠りから起こされるその時を待っている。
「いざ、我が家。」
店を出て、10分も歩けば我が家だ、
最寄駅から歩いて20分バスなら10分
最近ダイエットのために歩いている
通いなれた道。
ゴールが見えてる。
気が付くと足取りも軽くなっている。
あと少し、もう少し。
至福の時間が待っている。
誰にも気兼ねしない一人だけの時間
見てない録画番組、見たい動画、読みたい本
途中で止まっているプラモデルの作成。
明日は天気が良いみたいだから久しぶりに遠出も良いな。
などと考えていると注意力が散漫になる。
気も急いてくる。
ここを曲がれば。
「っと、すいません。」
「いえ、こちらこそすいません。」
見るとタンクトップ一枚の青年が。
「拾いますね」
と、青年が言う。
「あ、大丈夫ですよ、ありがとうございます」
ぶつかった拍子に袋を手放してしまった。
二人同時に手が伸びる。
あと、数センチ。
黄金色のボディが視界に入る。
「くっ」
腰に違和感が走る。
反射的に姿勢を変えようとしてよろけてしまった。
何かにつかまろうと、手を伸ばすが空を切る。
そのまま、前のめりに転びそうな体を支えようと
必死にもがく。
もがいた手がタンクトップの青年の
右手のスマートウォッチに触れたとたん。
白色の光が視界を覆う。
「あ~あ」という声が
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広橋航《ひろはしわたる》48歳。
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薄もやの中へ静かに消え去った。
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