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第九話 命の期限(タイムリミット)と生存戦略
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第九話 命の期限(タイムリミット)と生存戦略
辛みの効いた、自作ジンジャーエールを飲み干し
航はとうとう、仕事が始まったと自覚する。
『現地調査』
ここが、どれほど地球と酷似しているのか。
地球のどの地域と近いのか。
季節はあるのか。
危険生物が居るのか否か。
生息環境が安全域である事は
事前の情報とベニーの計算で
確認済みとして、進める。
ひゅぅと頬を冷たい風が撫でる。
見ると、日が陰ったのか周囲は薄暗い。
薄暗い森の中は少々不気味だ。
「よし、戻ろう」
拾った石や、いくつかの使えそうな
枝を拾い、岸へと戻る。
岸へ戻ると、ポッドの影が伸びているのが
見て取れる。
「日が陰ったのではなく、日が沈んでいっているのか」
森の中状況が分からない状況で、
流石にこれ以上の散策というわけには
いかなかった。
周囲に灯が無い状況で、暗くなってからの外出は
危険極まりない。
「ベニー、少し早いかもしれないが、今日はポッドに
戻らないか?」
「帰還提案承認します。体内疲労の蓄積を確認しました」
ベニーを抱え、ポッドのタラップを登っていく。
これは、肉食動物がいたら簡単に襲われてしまうな……。
長い影を見たせいか、薄暗い森の中にいたせいか
疲れがたまったからなのか、少々弱気になっているようだ。
周りが見えなくなる不安もあるが、ハッチを閉めて
引きこもることにした。
中に入り、しゃがみ込む。
落ち着いてきて、周りを見るが、
広さは十分なのだが、何とも言えない閉塞感が
込み上げてくる。
落ち着かない状況に不快感を感じ、ベニーの
入った箱を開けて、モニターを眺める。
不規則な動きをする光の明滅がなんとも
心地よい気分だった。
「これで、ハイボールとつまみがあれば
平和な日常なのだがね」
日常を思い出し、物足りなさにここでも
そのうちやればいいさと、考えていると、
「航。呆けている所を申し訳ありませんが
報告があります」
時々、毒を吐く特性は仕様なのだろうか。
怠けているとか言われないだけましだと考えるか。
報告があります。
この言葉を突然言われる状況で
ロクな目に遭ったためしはない。
出来れば聞きたくないが、聞かないという選択肢は
なさそうだな。
姿勢を正し、モニターに向き合い一拍置いて声を掛ける。
「頼む」
「イレギュラーに伴う生存限界点の再計算
結果を報告します」
「最長3年での帰還を想定した、実地調査
でしたが、マーカーの異常状態を回復する為、
一度破壊する選択をしたことにより、
期限内での帰還は不可能との結果が出ました」
「そうか」
状況が良く呑み込めていないが、すなおに
返答しておく。
話の腰を折らないのがスマートな大人の対応だ。
「よって、前回の数値以上にナノマシンの
使用コストを抑える必要があります」
「ただし、現在のデータでは詳細な
生存安全圏となる数値を具体的に
提示するのは、困難だと判断します」
「なるほど」
「後ろの壁を見てください」
後ろ、と言われ、壁を見る
一か所だけ微妙に光が
歪んでいる箇所がある。
「本日使用したナノマシンの
減算結果です」
結構具体的にダメージ追うんだな。
分かりやすいのは良いが、
実際に見るとたとえ少しでも、
この状況で外壁が薄くなる光景はくるものがある。
だが、やることは変わらない。
「結局外に出て、食材を探し、
住める場所を探すという事には
変わりないね?」
まともに考えたら発狂する可能性が
あったので、まずい状況だと
いう事だけ、把握しておく。
「はい、その認識で問題ありません」
「だが、ナノマシンの使用は、
最低限としても、ドローンは
行動時の周囲の安全確保としよう」
ハッチを閉めて、光を見ていれば良い
生姜水はいつでも飲める。
つまみは当分、食べられそうな野草だな。
若い頃は給料日前に使い過ぎて
河原で辞典片手に野草を探した
事だってあったさ。
「ところで、マーカーの修復期間は
もう計算できている?」
「いえ、明日ドローンを沈めて調査
する必要があります」
分からないものは仕方がない
明日ドローンをもう一つ使うしか
無いか。
まるで宣告を待つ、囚人の気分だが
悩んでいてもしかたがない。
では、明日の状況次第で方針を
固めようと、3つに分けた非常食の一つを、
ぽいっと、口に放り込みもそもそと咀嚼した。
まずは回復だな……と、繭に包まれ静かに眠る。
翌日、早朝から航は動き出していた。
岸へ向かいドローンを沈める
「ベニー後はよろしくな」
「はい、地球時間で1時間はかかると
考えてください」
ベニーはドローンを操作しながら太陽の位置
情報からおよその時間を調べるとの事。
イレギュラーを考慮し、何度か計測を試みる
ようだ。
その間に、こちらは泉に向かい、顔を洗い
天然の炭酸水をいただく。
冷たい水と炭酸の刺激で頭が冴える。
使えそうなものを、集めないと……。
便利なものが、指先一つで手に入った
世界にどっぷりと漬かった人間には
原始時代からのスタートはやること
全てが未知の世界。
付近を見て回る。
葦科の植物や使えそうなツタの茎
手頃な石は見つかるが、
黒曜石はあれ以来見つからない。
今あるのは手のひらサイズの
割れた黒曜石1つ。
オーバーテクノロジーというリソースを
少しでも長引かせるための手段が
太古からの人の知恵とはな……。
ナイフ代わりのこの石が今の時点での
文明の最先端。
「アップデート出来るまでは大事に使わないと
いけないな」
神様からの贈り物を大事に撫でる。
しばらく散策し、斧に使えそうな形の石と
葦の茎を多めに刈り取り、岸へと戻る。
「使えそうなものが見つかりましたね」
優しい声で語りかけてくれる声は
まるで子供を褒める母親のそれだった。
「ところで、何を持っているか直ぐに
分かるのはなんでかな?」
「航の『目』を通して見ているからです」
なるほど、そうだったのか。
もし、人と会う事があるのなら
変なところは見ないようにしようと
心に誓った、航だった。
「それよりも、ちょうど解析が終わったところです」
「無事修復モードが起動し、周囲の素体を
吸収しています。
水質はおよそ1週間で、体に害のないレベルに到達します」
「修復期間ですが、現在の吸収速度から計測すると
地球換算でおよそ5年であればマーカーが再起動
します」
「2年の延長は厳しいな……」
「はい、ですが水質を調べていたところ
マーカー破壊の際に撒かれたナノマシンの
構成粒子が広がっており、利用可能と判断し
修復に使われる前に回収しています」
「どれくらいもたせられる?」
「微々たるものですが、無いよりましとだけ」
聞いた瞬間の喜びを返して欲しいとは言わない。
「ま、無いよりはましという事で」
「そして、着水時に発生した炭素繊維の結晶も
見つかりましたので、回収してあります」
こちらは何かに使えそうかな?
「岸の付近に過去に高温で
焼かれた形跡がありますので、
探せば使える鉱石も見つかるでしょう」
「よろしく……」
「リソース削減の為、ご自身で」
言い切る前に……。
「石のナイフは手に入れたことだし、
いろいろ探してみるさ」
「ただ……火だけはな、ライターのような電圧素子も
ガスもない、マグネシウム合金なんて手に入らないだろうし……」
そこらへんに錬成された玉鋼が転がってるほどご都合主義でもない。
炭酸泉が冷たいという事は、温泉が近くにあるかも分からない。
硫黄が直ぐに手に入る確約も無い。
やれる気はしないが、やってみるか……。
「はぁ、はぁ」
ゼイゼイ息を切らしながら、弓のように曲げた枝に
葦をほぐして、編んだ紐を結んだ引き弓を、
先端を削った木の枝に巻き付けて、ギコギコと。
必死に腕を動かす。
まったく火のつく気配がない……。
「警告、腕の乳酸の値が疲労限界に近づいてます」
「やっぱりそう簡単にはいかないよな……」
「ベニーさん」
「オイルやガスは消費が激しくなるので
許容できませんが、ファイヤーピストンなど
自然のものを利用するくらいなら許容範囲内と
判断します」
「マグネシウム……」
腕が重く、息の切れたおじさんの魂の叫び。
「仕方ありません。承認します」
満面の笑みが零れた。
先程の疲れが嘘のようにベニーを抱きかかえ
ポッド内に急ぐ。
キャンプ道具に在るような、持ち手の付いた
銀色の小さな棒が目の前に現れた。
「早速ためすぞ」
木を削り粉にし、
平らな石の上に拾った木の皮を敷き、
マグネシウムの棒を削る……。
硬度のある硬そうな石を選んだが、なかなか
削れない。
「チャートを先に探した方がよいのでは?」
ベニーが冷静なアドバイスをくれる。
池の浅瀬に入り、指定されたあたりを
手探りで探していく。
今はナノマシンの消費は考えない。
「これ、じゃないか、これ、でもないか」
ベニーの反応を見ながら探していく。
水の中で、泥を掻きまわしながら探る。
濁ってしまい、何も見えないが、
ひたすら手探りで、泥だらけになりながら
探していく。
そろそろ腰に限界を覚えた頃、
一つの塊をつかみ、持ち上げる。
「おめでとうございます。それがチャートです」
やっとか……。
固まった腰をほぐすように体を伸ばす。
「チャートは、乾かした方が良いですね」
文明の利器はまだ使えなかった……。
後書き
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
楽しんで頂けたら幸いです。
さすがに縄文時代の火おこしは簡単ではありませんでした。
コスト削減と時間との兼ね合い。
次からやっとやりたかった組み合わせて改良が出来るところを
描ける予定です。
おきにいりや、いいねを頂けると励みになります。
それでは失礼します。
辛みの効いた、自作ジンジャーエールを飲み干し
航はとうとう、仕事が始まったと自覚する。
『現地調査』
ここが、どれほど地球と酷似しているのか。
地球のどの地域と近いのか。
季節はあるのか。
危険生物が居るのか否か。
生息環境が安全域である事は
事前の情報とベニーの計算で
確認済みとして、進める。
ひゅぅと頬を冷たい風が撫でる。
見ると、日が陰ったのか周囲は薄暗い。
薄暗い森の中は少々不気味だ。
「よし、戻ろう」
拾った石や、いくつかの使えそうな
枝を拾い、岸へと戻る。
岸へ戻ると、ポッドの影が伸びているのが
見て取れる。
「日が陰ったのではなく、日が沈んでいっているのか」
森の中状況が分からない状況で、
流石にこれ以上の散策というわけには
いかなかった。
周囲に灯が無い状況で、暗くなってからの外出は
危険極まりない。
「ベニー、少し早いかもしれないが、今日はポッドに
戻らないか?」
「帰還提案承認します。体内疲労の蓄積を確認しました」
ベニーを抱え、ポッドのタラップを登っていく。
これは、肉食動物がいたら簡単に襲われてしまうな……。
長い影を見たせいか、薄暗い森の中にいたせいか
疲れがたまったからなのか、少々弱気になっているようだ。
周りが見えなくなる不安もあるが、ハッチを閉めて
引きこもることにした。
中に入り、しゃがみ込む。
落ち着いてきて、周りを見るが、
広さは十分なのだが、何とも言えない閉塞感が
込み上げてくる。
落ち着かない状況に不快感を感じ、ベニーの
入った箱を開けて、モニターを眺める。
不規則な動きをする光の明滅がなんとも
心地よい気分だった。
「これで、ハイボールとつまみがあれば
平和な日常なのだがね」
日常を思い出し、物足りなさにここでも
そのうちやればいいさと、考えていると、
「航。呆けている所を申し訳ありませんが
報告があります」
時々、毒を吐く特性は仕様なのだろうか。
怠けているとか言われないだけましだと考えるか。
報告があります。
この言葉を突然言われる状況で
ロクな目に遭ったためしはない。
出来れば聞きたくないが、聞かないという選択肢は
なさそうだな。
姿勢を正し、モニターに向き合い一拍置いて声を掛ける。
「頼む」
「イレギュラーに伴う生存限界点の再計算
結果を報告します」
「最長3年での帰還を想定した、実地調査
でしたが、マーカーの異常状態を回復する為、
一度破壊する選択をしたことにより、
期限内での帰還は不可能との結果が出ました」
「そうか」
状況が良く呑み込めていないが、すなおに
返答しておく。
話の腰を折らないのがスマートな大人の対応だ。
「よって、前回の数値以上にナノマシンの
使用コストを抑える必要があります」
「ただし、現在のデータでは詳細な
生存安全圏となる数値を具体的に
提示するのは、困難だと判断します」
「なるほど」
「後ろの壁を見てください」
後ろ、と言われ、壁を見る
一か所だけ微妙に光が
歪んでいる箇所がある。
「本日使用したナノマシンの
減算結果です」
結構具体的にダメージ追うんだな。
分かりやすいのは良いが、
実際に見るとたとえ少しでも、
この状況で外壁が薄くなる光景はくるものがある。
だが、やることは変わらない。
「結局外に出て、食材を探し、
住める場所を探すという事には
変わりないね?」
まともに考えたら発狂する可能性が
あったので、まずい状況だと
いう事だけ、把握しておく。
「はい、その認識で問題ありません」
「だが、ナノマシンの使用は、
最低限としても、ドローンは
行動時の周囲の安全確保としよう」
ハッチを閉めて、光を見ていれば良い
生姜水はいつでも飲める。
つまみは当分、食べられそうな野草だな。
若い頃は給料日前に使い過ぎて
河原で辞典片手に野草を探した
事だってあったさ。
「ところで、マーカーの修復期間は
もう計算できている?」
「いえ、明日ドローンを沈めて調査
する必要があります」
分からないものは仕方がない
明日ドローンをもう一つ使うしか
無いか。
まるで宣告を待つ、囚人の気分だが
悩んでいてもしかたがない。
では、明日の状況次第で方針を
固めようと、3つに分けた非常食の一つを、
ぽいっと、口に放り込みもそもそと咀嚼した。
まずは回復だな……と、繭に包まれ静かに眠る。
翌日、早朝から航は動き出していた。
岸へ向かいドローンを沈める
「ベニー後はよろしくな」
「はい、地球時間で1時間はかかると
考えてください」
ベニーはドローンを操作しながら太陽の位置
情報からおよその時間を調べるとの事。
イレギュラーを考慮し、何度か計測を試みる
ようだ。
その間に、こちらは泉に向かい、顔を洗い
天然の炭酸水をいただく。
冷たい水と炭酸の刺激で頭が冴える。
使えそうなものを、集めないと……。
便利なものが、指先一つで手に入った
世界にどっぷりと漬かった人間には
原始時代からのスタートはやること
全てが未知の世界。
付近を見て回る。
葦科の植物や使えそうなツタの茎
手頃な石は見つかるが、
黒曜石はあれ以来見つからない。
今あるのは手のひらサイズの
割れた黒曜石1つ。
オーバーテクノロジーというリソースを
少しでも長引かせるための手段が
太古からの人の知恵とはな……。
ナイフ代わりのこの石が今の時点での
文明の最先端。
「アップデート出来るまでは大事に使わないと
いけないな」
神様からの贈り物を大事に撫でる。
しばらく散策し、斧に使えそうな形の石と
葦の茎を多めに刈り取り、岸へと戻る。
「使えそうなものが見つかりましたね」
優しい声で語りかけてくれる声は
まるで子供を褒める母親のそれだった。
「ところで、何を持っているか直ぐに
分かるのはなんでかな?」
「航の『目』を通して見ているからです」
なるほど、そうだったのか。
もし、人と会う事があるのなら
変なところは見ないようにしようと
心に誓った、航だった。
「それよりも、ちょうど解析が終わったところです」
「無事修復モードが起動し、周囲の素体を
吸収しています。
水質はおよそ1週間で、体に害のないレベルに到達します」
「修復期間ですが、現在の吸収速度から計測すると
地球換算でおよそ5年であればマーカーが再起動
します」
「2年の延長は厳しいな……」
「はい、ですが水質を調べていたところ
マーカー破壊の際に撒かれたナノマシンの
構成粒子が広がっており、利用可能と判断し
修復に使われる前に回収しています」
「どれくらいもたせられる?」
「微々たるものですが、無いよりましとだけ」
聞いた瞬間の喜びを返して欲しいとは言わない。
「ま、無いよりはましという事で」
「そして、着水時に発生した炭素繊維の結晶も
見つかりましたので、回収してあります」
こちらは何かに使えそうかな?
「岸の付近に過去に高温で
焼かれた形跡がありますので、
探せば使える鉱石も見つかるでしょう」
「よろしく……」
「リソース削減の為、ご自身で」
言い切る前に……。
「石のナイフは手に入れたことだし、
いろいろ探してみるさ」
「ただ……火だけはな、ライターのような電圧素子も
ガスもない、マグネシウム合金なんて手に入らないだろうし……」
そこらへんに錬成された玉鋼が転がってるほどご都合主義でもない。
炭酸泉が冷たいという事は、温泉が近くにあるかも分からない。
硫黄が直ぐに手に入る確約も無い。
やれる気はしないが、やってみるか……。
「はぁ、はぁ」
ゼイゼイ息を切らしながら、弓のように曲げた枝に
葦をほぐして、編んだ紐を結んだ引き弓を、
先端を削った木の枝に巻き付けて、ギコギコと。
必死に腕を動かす。
まったく火のつく気配がない……。
「警告、腕の乳酸の値が疲労限界に近づいてます」
「やっぱりそう簡単にはいかないよな……」
「ベニーさん」
「オイルやガスは消費が激しくなるので
許容できませんが、ファイヤーピストンなど
自然のものを利用するくらいなら許容範囲内と
判断します」
「マグネシウム……」
腕が重く、息の切れたおじさんの魂の叫び。
「仕方ありません。承認します」
満面の笑みが零れた。
先程の疲れが嘘のようにベニーを抱きかかえ
ポッド内に急ぐ。
キャンプ道具に在るような、持ち手の付いた
銀色の小さな棒が目の前に現れた。
「早速ためすぞ」
木を削り粉にし、
平らな石の上に拾った木の皮を敷き、
マグネシウムの棒を削る……。
硬度のある硬そうな石を選んだが、なかなか
削れない。
「チャートを先に探した方がよいのでは?」
ベニーが冷静なアドバイスをくれる。
池の浅瀬に入り、指定されたあたりを
手探りで探していく。
今はナノマシンの消費は考えない。
「これ、じゃないか、これ、でもないか」
ベニーの反応を見ながら探していく。
水の中で、泥を掻きまわしながら探る。
濁ってしまい、何も見えないが、
ひたすら手探りで、泥だらけになりながら
探していく。
そろそろ腰に限界を覚えた頃、
一つの塊をつかみ、持ち上げる。
「おめでとうございます。それがチャートです」
やっとか……。
固まった腰をほぐすように体を伸ばす。
「チャートは、乾かした方が良いですね」
文明の利器はまだ使えなかった……。
後書き
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
楽しんで頂けたら幸いです。
さすがに縄文時代の火おこしは簡単ではありませんでした。
コスト削減と時間との兼ね合い。
次からやっとやりたかった組み合わせて改良が出来るところを
描ける予定です。
おきにいりや、いいねを頂けると励みになります。
それでは失礼します。
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