世界のためなら何度でも

社長

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最終章、終わり

#175 ラストアタック

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聖夜はアレイスターのそばに近寄る。

「なぁ、お前は結局何がしたかったんだ?計画ってのは一体なんだったんだ?」

「…………それを聞く暇はありませんよ。」

アレイスターは逆行時計を指さす。

時計の針は残り5分でⅫに到達する間近だ。

「おい逆行時計を止める方法教えてくれ!!」

「………………。」

「俺はお前に勝っただろ!!逆行時計を止めろ!!!!」

「…………無理なんです。」

「何?」

「逆行時計は本来神が作ったもの。それを無理矢理奪ってきて神王の奇石で動かしただけなので僕にはどうすることも出来ないのです。」

聖夜はアレイスターをドンと押す。

アレイスターは力弱くべちゃりと地面に倒れた。

「だったら俺だけであれを止めてやるよ。」

俺は逆行時計に魔術を放ち始めた。

今あるだけの魔力を、力を、技術を時計にぶつける。

「壊れろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」





無茶だ。

アレイスターは呆然とその様子を眺めている。

神の産物に人間が同行できるわけがない。

それでも尚全力でぶつかる聖夜の後ろ姿を、かっこいいと思ってしまった。

「全く、」

アレイスターは生気を取り戻し、時計に攻撃を加え始めた。

「聖夜君にはつくづく心を動かされますよ!!」

「アレイスターお前。」

「もう僕が負けた時点で計画は失敗です、だからその計画の尻拭いをするだけですよ!!」


魔術がぶつかり、拳が唸り、武器が飛び交う。

「聖夜くん、この時計の心臓は針です、針を重点的に攻撃すれば止まると思います!!ただし神の産物なので聖属性は効きませんよ!!」

「もうあの古代魔術打てる力はねぇよ、このまま押し切るぞ!!!!」

攻撃され続けている針はギシギシと音を立てている。

「マスター!!」

「アレイスター、助太刀に来たぜ!!おいリン、起きろ!!!!」

「私は争いは好みませぬ。」

「お前あの骸骨に何されたんだよ!!」

「無駄口はいいです、皆さんこの針を攻撃してください!!」

クロムウェルとリンはしばらく顔を見合ったあと、

「仲間がいってんならしょうがねぇ、やってやるぜ!!」

「アレちゃんのためなら地獄の底から天国の頂点まで駆けつけるわ!!」

二人も攻撃をしてくれた。

物語の終わりにいい感じだ。

「このままではらちがあきません、全員私と聖夜くんに魔力をありったけ注いでください!!協力魔術で時計を破壊します!!」

するとリンとクロムウェルはアレイスターに、ミルドの亡骸とゼロは俺に魔力を注入して行った。

「そうか、ミルドは死んだか。」

「はい、自身の責務を全うして死にました。」

ゼロは涙をこぼしながらミルドの手を握っている。

「そうか…………。」

俺はミルドの死体からも魔力を吸収する。

「それでアレイスター、協力魔術ってのはなんだ?」

「協力魔術はその名の通り二人の術者が力を合わせて放つ魔術です。今回やるのは《ジオ=レルビア》。闇の古代魔術に近い形の魔術です。」

「なるほどね、術式は大体《ゼノ=アルビア》に似てるから大丈夫だ。」

「じゃあ行きますよ!!」

アレイスターと俺は腕を突き出し、陣を構成し始める。

俺は右半分、アレイスターは左半分の陣を構築していく。

「アレイスター。」

「なんです?」

俺はアレイスターの方を向いて、

「お前は最高の友達だ。」

「……そうですか。」

アレイスターは少し顔を隠す。

そんなことをしている間に陣は完成した。

「それじゃあ行きますよ。」

「オッケーだ。」

二人で同時に呪文を唱える。

一言一句間違えることなく、乱れることもなくツラツラと。

そして、

「「《ジオ=レルビア》!!!!!!!!」」

二人の力の結晶が逆行時計の針に命中する。

針はギシギシとなっているが壊れるとまではいかない。

「「まだまだ!!!」」

二人の想いが魔術を増幅させる。

「これで終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」



ビシッ!!!!!!!!!!!



針に亀裂が入った。

それと同時に時計の中からネジや何やらがカツンカツンと飛び出て行った。

「と、止まった!!!」

ワッと場が沸き立つ。

終わったんだ。

長い長い戦いが、奮闘が、葛藤が。

「俺が終わらせたんだ。」
















































































ガチン

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