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第二章、災をもたらす神々
D-14 【死神】
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巨体から振り下ろされる鋭利な鎌。
鎌が振り下ろされると近くの地面や壁が先ほどの聖夜の腕のようにスパスパと切れていく。
すでに聖夜は右手と左耳を切り落とされていた。
ダクダクと血を流しながら逃げ回る聖夜。
反撃しようなど思う気力もなかった。
もし反撃しようものなら絶対にその隙を突かれて体をバラバラにされるだろう。
鬼〇の刃のサイコロ先輩のように。
聖夜が必死に逃げていると地面の木の根に足を引っかかりよろけてしまった。
「し、しまった!!」
赤い骸骨は躊躇なく聖夜に鎌を振り下ろす。
後一歩のところを魔術で空気を射出し、心臓の直撃を免れた。
しかし鎌の速度が速く、横腹をズッパリと切られてしまった。
「ぐぅ!!時を戻すしか、【時間巻戻(タイムリワインド)】!!!!」
聖夜はアレイスター戦の時に身につけた『時間を巻き戻す』力を使って傷を切られる前の状態に戻そうとする。
しかし、
バリィィィィィィィン!!!!
「なんだ!?」
聖夜が時間を巻き戻した瞬間ガラスが割れるような音が辺りに響いた。
すると先ほどまで戻りかけていた時間がもとに戻ってしまった。
結果、聖夜は傷を治すことができず倒れた。
「………………………。」
「な、なんだ。何を喋っているんだ?」
聖夜がそういうと赤い骸骨はやれやれと言った感じで聖夜に手をかざす。
『これで言葉は通じるだろう。』
赤い骸骨は次に俺の傷口に手をかざす。
すると切られた腕からは新たな腕が、切られた腹は元通りになったのだ。
「お、俺に何をした!!」
聖夜はなぜ先ほど殺されそうだった相手を回復したのかを疑問を抱くと同時に恐怖を感じていた。
『我が名はアグナエル。人間どもが言う災害神という奴だ。』
「そんな災害神がなんのようだ、俺の手を吹き飛ばしたりしてよぉ。」
『我々は貴様らを試しに来たのだ。貴様らが我々の脅威になりうるべき存在かを。だがこの結果を見て安心したよ。一人は によって戦闘不能、もう一人はビーカによって戦意喪失なのだからな。そのままだと王天使にすらも敗れるであろう。』
「…………。」
『我々は帰るとしよう。その前にひとつだけ忠告しといてやろう、『つぼっち』という男を信じてはならない。』
そう言い残してふっと姿を消した。
腕を素早く切り落としそれを治すことのできるという圧倒的な力を見せつけて。
鎌が振り下ろされると近くの地面や壁が先ほどの聖夜の腕のようにスパスパと切れていく。
すでに聖夜は右手と左耳を切り落とされていた。
ダクダクと血を流しながら逃げ回る聖夜。
反撃しようなど思う気力もなかった。
もし反撃しようものなら絶対にその隙を突かれて体をバラバラにされるだろう。
鬼〇の刃のサイコロ先輩のように。
聖夜が必死に逃げていると地面の木の根に足を引っかかりよろけてしまった。
「し、しまった!!」
赤い骸骨は躊躇なく聖夜に鎌を振り下ろす。
後一歩のところを魔術で空気を射出し、心臓の直撃を免れた。
しかし鎌の速度が速く、横腹をズッパリと切られてしまった。
「ぐぅ!!時を戻すしか、【時間巻戻(タイムリワインド)】!!!!」
聖夜はアレイスター戦の時に身につけた『時間を巻き戻す』力を使って傷を切られる前の状態に戻そうとする。
しかし、
バリィィィィィィィン!!!!
「なんだ!?」
聖夜が時間を巻き戻した瞬間ガラスが割れるような音が辺りに響いた。
すると先ほどまで戻りかけていた時間がもとに戻ってしまった。
結果、聖夜は傷を治すことができず倒れた。
「………………………。」
「な、なんだ。何を喋っているんだ?」
聖夜がそういうと赤い骸骨はやれやれと言った感じで聖夜に手をかざす。
『これで言葉は通じるだろう。』
赤い骸骨は次に俺の傷口に手をかざす。
すると切られた腕からは新たな腕が、切られた腹は元通りになったのだ。
「お、俺に何をした!!」
聖夜はなぜ先ほど殺されそうだった相手を回復したのかを疑問を抱くと同時に恐怖を感じていた。
『我が名はアグナエル。人間どもが言う災害神という奴だ。』
「そんな災害神がなんのようだ、俺の手を吹き飛ばしたりしてよぉ。」
『我々は貴様らを試しに来たのだ。貴様らが我々の脅威になりうるべき存在かを。だがこの結果を見て安心したよ。一人は によって戦闘不能、もう一人はビーカによって戦意喪失なのだからな。そのままだと王天使にすらも敗れるであろう。』
「…………。」
『我々は帰るとしよう。その前にひとつだけ忠告しといてやろう、『つぼっち』という男を信じてはならない。』
そう言い残してふっと姿を消した。
腕を素早く切り落としそれを治すことのできるという圧倒的な力を見せつけて。
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