ephemeral house -エフェメラルハウス-

れあちあ

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結衣の1年間

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いつものように夜ご飯をたべながらテレビを見てると、優が私にもたれかかって来て言った。

「次の休みさ、どっか行こうよ。」

普段、基本的に家に居たがる優がそんな事を言うもんだから少し驚いた、でも嬉しかった。

そう言えば、付き合ってからデートってほとんどしてなかったかも。

「いいよー?どこ行きたい?」

「どこでもいい」

そう言われると困るなぁ。

「んー、遊園地とか?」

「あまり好きじゃない」

そんな感じはする…。

テーマパークって私はすごい好きで、昔からしょっちゅう行ってたけど、優と付き合ってからは全然行けてない。

「じゃあ休みまでに考えといて?私も考えとくから。」

はいよーってテキトーな相づち打ちながら、ゲームをし始める優を他所に、お皿を下げ洗い物をする。

優って、出かけるならどこがいいんだろ。

県外行きたいのか県内がいいのかもわかんないしなぁ。

……これだけ一緒に居るのに分からないことだらけだ。

でも、こうやってどこ行くか考えるのだけでもちゃんと付き合ってるんだなぁって実感する。

それに、最近は怒られるのも減ってきたから大分順調だと思う。

って言っても週一ペースで怒られるけど。

それでも、何も分かって無かった頃と比べたらかなり進歩したと思う。

「おれ、やっぱり遊園地でもいいよ」

突然優がそんな事言ったのに驚いて、少し固まる。

「え?ほんと!?」

「行きたいんでしょ?行こうよ」

めちゃくちゃ嬉しくて優に飛びつくと、優は「おれいい子?頭撫でて?」とねだってくる。何回でも撫でますよ?

何より、優が私に合わせてくれたのが嬉しかった。

思えば、彼と付き合ってからずっと自分の言い分とかやりたい事ガマンしてた。

「ゆうが遊園地好きになれるように頑張らなくちゃ。」

「別に、そんな好きじゃないだけで嫌いではねえからな」

3日後が楽しみすぎる、優と2人でお出かけできて、しかも遊園地に行けるなんて。

服何着てこうかな。幸せな悩みだ。

そうだ、明日バイト行った時念の為に、休み希望出しとかないと。勝手に入れられたら嫌だし。

「ゆいー、おれ飲み誘われたから行ってくるわ。」

「え?今から?」

「今から、先寝て待ってて。」

今月もう何回目?ってくらい優はしょっちゅう夜中に飲み会に行く。大学生ってそういうもんなのかな?
もう慣れたけど、でも寂しい。

「いくら?」 「4000あれば足りる」

いつも通りお金を渡して見送る。







この時、最近上手くいってる。お出かけが決まって、嬉しい。とかって浮かれてたけど、現実はそういい事だけが起こる世界じゃない。着々と減るものは減っていた。

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