♡たゆんたゆん♡女神マナさん!ヘタレ勇者に恋オチしました☆彡

すみいちろ

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序章 プロローグ1 ~始まりの【自分】~

【影の存在】と【世界を喰らう者】

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「ようこそ!!我が国、我が世界が 【アースラッド】へ!!君が、シュンタロ君だね?いやぁ、娘から、話は、聞いていたよ!!」



 満面の笑みを浮かべるお父様【神王デウス】……。

 ズンズン…と、目の前まで、歩み寄り、僕に、手を差し伸べる…。



 「よろしくなっ!!」



 分厚い手は、熱く、固く、僕の手を握りしめる…。



 「痛でっ!!いででっ!!」



 軽く、骨折させるであろう握力に、飛び上がる。



 「いやぁ、すまん、すまん…。つい…なっ!!」



 とても、嬉しそうである。



 さっきから、何なんだ?



 「君は、【全界の救世主】!!娘が、言うんだから、間違いない!!おーい!!誰か、おらぬかっ!?」





 大神殿ラーマに、大きな声が、響き渡る…。 

 パンパン!!っと、大きくも、心地良い音を、両の手の掌で、打ち鳴らす…。





 「お呼びでしょうか…?神王様……」





 どこからか、音もなく現れた青年。

 キリッ!!とした表現そのままに、クールな眼差しを、床に伏せ、お父様に、跪く……。





 「おぉ!!精霊王アナスタシオン!!実はな、つい今しがた、【全界の救世主】シュンタロ君が、こちらの世界に、我が愛娘の力によって、来てくれたばかりだったのだよ。労ってやりたいので、持て成してやってくれんか?」





 一瞬…チラリと見やる、精霊王アナスタシオンの視線が、僕の心を抉るようで、痛い……。





 「畏まりました……。神王様……」





 「予てから存じ上げております。あなた様が、シュンタロ様ですね。はじめまして……。精霊王アナスタシオン……と、申します……」





 目の前で、跪かれ、恐縮の至りである……。

 何処の馬の骨とも知らぬ、むさ苦しい男を、目の前に、黒く際限ない気オーラを、放つ、精霊王アナスタシオン……。



 

 明らかに、場違いな僕、シュンタロ……。

 帰りたい……。





 そうこうしている内に、各種、精霊たちが、飛び交い、あっ……という間に、宴の準備が、整う……。





 そして……。





 各種、属性の精霊王たちが、次々と、集まる……。



 風の精霊王、ウィンドラ



 火の精霊王、ファイガ



 水の精霊王、ヴェネトス



 木の精霊王、レグノス



 金の精霊王、オーリオ



 土の精霊王、テラ





 ………





 無の精霊王…、アナスタシオン…





 ……





 「忙しいところ、わざわざ、駆け付けてくれて、ありがとうございます。他の者達は、各処の守りで、手一杯と、聞いています…。今回は、紹介も兼ねて、思念伝達ではなく、直接、集まって頂きました……」





 マナさんの挨拶に聴き入る、そうそうたるメンバー。



 多分、生身の人間なら、一瞬で、昇天、浄化されてしまっているのではないだろうか?



 とてつもない聖なる気オーラ。



 それを前にして、人間なら、誰もが、その場に、存在することは、不可能なことだろう……。





 なぜ、僕ぁ、この場に、いられるんだろ?





 「シュンタロさんの、魂の質量は、私の加護により、高まっています。大きく、重く、強く……。そして、そのことにより、私の『力』は、更に、遥か桁違いに、増幅されているのです……」





 何気に、こっそりと、僕の耳元で、スラスラスラっと、マナさんが、耳打ちする……。





 …………っ!?





 って言うか、聞こえてたの!?心の声っ!?





 「すみません……。【思念伝達】により、他の方の想いも、読み取れてしまうのです……。申し訳ありません……」





 と、ピッと、一瞬で、僕の心の中に、入ってくる……。





 マナさんに、ウソつけないな……。

 僕の想いも、バレバレ……。

 恥ずかしっ!!







 ………





 白い巨大なテーブルの奥に、ズーン……と、神王デウスお父様が、座られ、任せたと言わんばかりに、全幅の信頼をマナさんに寄せ、無言を貫いている間、マナさんが、司会進行役の全てを取り仕切る……。



 宴というより、会議………。

 僕を、労うとか、言っていたのに………と、想うことは、やめておこう………。

 ごめん。

 マナさん……。





 「皆様、ここに、おられるお方は、【全界の救世主】シュンタロ様に、ございます……。シュンタロ様の【アースラッド】来訪により、現在の状況は、大きく変わってゆくかと、思われます……。」





 「しかしながら、未だ解決しえない事も、幾つか、あります……。それは………」





 僕ぁ、挨拶しそびれたまま、固まったまま、身動きが、とれなかった………。



 

 頭の中、真っ白………。





 けれど、僕が、そう想った瞬間………。





 「以前より、追っている、もう一人のマナシス………私の【影の存在】…………【ヴェガ】…………と、【世界を喰らう者】の関係性についてお話します………」





 静かに……しかし、語気を強めて話す、マナさんの言葉ちからに、思わず、驚いて、我にかえって、聴き入る僕だった………。





 







 

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