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序章 プロローグ1 ~始まりの【自分】~
【精霊王】たちの【思惑】と【画策】。
しおりを挟む「フォーッフォッフォッフォッ!!!」
突然、緊迫した場面を、打ち破るがごとく、場違いな笑い声が、神殿内の、巨大テーブルを、囲む僕らの、遥か頭上、巨大な天井の、吹き抜けと、神殿内きっての、大広間【玉座の間】に、響き渡り木霊する…。
木の精霊王、レグノスだ。
「何を言いだすのかと、思えば、笑止千万!!マナシス様…そのような、お戯れ事、皆が、知っている周知の事実!!!ここに、居る者、いない者、全ての者達、皆必死に、心を砕く、最新のトレンドなのですよ!!」
「何が、言いたいのですか…?」
冷静に、力強く、芯の強さを、垣間見せるマナさん……。
カワイイ……。
「いえいえ!!これは、失礼致しました!!皆が、一様に、神妙な面持ちで、聞いているものですから、つい、私、笑いだしてしまいまいたっ!!オーホッホッホッ!!失礼っ!!」
ニヤリと、笑い、尚も、笑いを、堪える木の精霊王レグノス。
「そうだ……。何が、可笑しいのだ……レグノス……?」
静かに……そして、これは、茶番だと、言わんばかりの、レグノスに対し、怒りを……闘志を剥き出しにするファイガが、凄む……。
「マナシス様のお言葉……。遮ってまでも、お前が、言う程の事では、ない……」
熱い!!熱いんですよっ!!ファイガさん!!
理由は、ともあれ、もう少し、お熱の方を、下げて頂けないでしょうか……?
多分、室温、軽く、1000度は、超えているんじゃないでしょーか……?
しかし、茶番だとか、トレンドだとか、一体、どうなっているんだ?
事態は、深刻なんじゃないのか?
「クカッカッカッ!!これには、レグノス殿に、一票!!」
と、金の精霊王、オーリオも、豪快に、笑う……。
「すまぬな。ファイガ殿。レグノス殿の言う『トレンド』は、我が輩も、気になっていたところ……。いや、目下、全ての者達の間で、一番の話題。最新の情報を、得るために、皆が、必死に、なっておる……。それは、事実。マナシス様のお言葉を、遮ることは、どうかと、思うが、やはり、皆、知っている……」
そこで、一旦、ゴホン!!っと、咳払い……。
新王デウスお父様が……
「あー、良いか、皆の者、堅苦しくなって、すまぬ。マナシスも、事を急ぎたいのは、分かる……。が、皆も、周知の既存の既知である事は、分かるが、マナシスの話も、聞いてやってくれんか?自由な発言は、許す……。」
ふむふむ……。
そーだ、そーだ!!
心の中で、そう言ったが、多分、僕だけが、知らない……。
「私たち、三姉妹は、皆、マナシス様、新王デウス様に、心よりお仕え申し上げます。全ては、御心のままに……」
と、風の精霊王ウィンドラ。
水の精霊王ヴェネシス。
土の精霊王テラ……。
が、口をそろえて言う……。
女性だったのね……。
どうも、中性的な感じが、するんだけど、体型をみれば……。
女性か……。
三人の内、二人は、美しく、洗練されていると言った感じ。
髪も短い。
体に、風を纏い、水を纏っている……。
最後の土の精霊王だけが、ボロ布のような物を纏い、長く生やしっ放しの髪の毛の隙間から、片方の目を、ギョロギョロさせ、覗かせている……。
体型も、ポッチャリ系……か?
「では、端的に、申し上げます……」
「【影の存在】とは、この崩壊ゆく世界【アースラッド】の漏れ出る『力ちから』=【魔瘴気】の影響を受け、生み出すことになってしまった、もう一人の自分……」
「莫大な【アースラッド】のエネルギーを吸収した、世界各処に彷徨う【影の存在】は、生み出した神の『影』だけに、留まらず、人界における、人、動物も、同じく、各種、魔人、魔物と、化しています……」
「それが、ましてや、『神』『精霊王』の【影の存在】ならば、文字どおり、魔神……。私、マナシスのものともなると、その生まれ持った【力ちから】を駆使し、この世界だけに留まらず、異世界の『力ちから』をも、吸収し、とてつもない『力ちから』を有しています…。それが、【ヴェガ】」
「私たちと、同じく、世界の治癒、再構築、生まれ変わり、もしくは、新世界の誕生を、旨としていますが……。その間には、一旦、『滅び』を、生じさせることでしょう……」
「そして、そこには、覇権争いが、生じます………。新たな『力』を手に入れる者……。新世界の創造……。誰にでも、許された権利……。人界に生まれた、人間たちや、ましてや、動物たちにさえ………」
「それが、【世界を喰らう者】=(イコール)異世界の外側に広がる『闇』の『力ちから』によって、寿命幾許も無い弱りきった世界【アースラッド】は、抵抗力も無く、崩壊する……。その時、その事によって、生じせしめる『力ちから』を、獲得した者こそが、この世界の新王となる………。つまりは、そういう事です……」
「よろしいですか?レグノス?」
長い………。
長いよ…マナさん……。
足、シビれちゃった……。
って、椅子だよね……。
お尻が、痛い………。
「さしずめ、それで、合ってます!!ましてや、私、レグノスは、『滅び』など、願っておりません!!」
「マナシス様と同じく、この世界の『再生』を願うのですが、どうも、野心が、疼いてしまいまして……。失礼!!私、正直、過ぎるもので、ございますから……。信頼には、充分で、ございましょう…?」
白い……。
ある意味、白過ぎるが、どうなんだ……?
「良い。レグノス。そなたの気持ち、充分に、よく分かった……。この世界を、守るものならば、動機は、問わぬ。良い………。」
と、新王デウスお父様!!
デカイっ!!!!
一方、まさに、中性的、お姉系、木精霊王レグノス。
大胆、且つ、潔い、カミングアウト。
流石であると、思った矢先………。
「ところで、【全界の救世主】とは………?」
と、火の精霊王、ファイガ殿………!!!!
「む……、噂には、聞いておりましたが……、ご説明願いたいですなぁ……マナシス様………」
と、金の精霊王、オーリオ殿!!!!
や、ヤバ………い…。
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