♡たゆんたゆん♡女神マナさん!ヘタレ勇者に恋オチしました☆彡

すみいちろ

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序章 プロローグ1 ~始まりの【自分】~

【目覚め】!!初めて、マナさんって、声に出して、呼んでみた!!

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「シュンタロさん!!シュンタロさん!!」





 遠くの方で、声が、聞こえる……。





 マナさんっ!?





 「良かったぁ……。目覚められたのですね……」





 またもや、マナさんに、介抱されてしまった……。







 真っ白い大理石のベッドに、寝かされ、先ほどまで、どうやら、マナさんが、祈りを、捧げてくれていたようだった……。









 「ここは……?」



 「私の、部屋……。『祈りの間』です………」





 白くて、何も無い部屋…。





 女の子の部屋…というより、神聖すぎて、何も、ない………。



 心が、研ぎ澄まされて、深く落ち着いてゆく………。



 大いなる何かと、対話しているような感覚……。





 …………







 「目が覚めて、良かったです。祈らせて、頂いてましたので、後は、シュンタロさんの意識が、回復するのを、ずっと、待っていました………」





 「あ、ありがとう………」





 なんだか…照れくさい……。



 そういえば、ここに来るまで、怒濤の勢いで、ゆっくり、マナさんと、二人だけで、話す時間は、なかったな………。



 神王デウスお父様も精霊王たちも、近くには、いない……。





 「とりあえず、お父様と、精霊王たち………参加出来なかった者たちも、含めて、思念の伝達により、意識と情報を、共有し、あの場を、解散させました………」





 「これを、シュンタロさんに、渡すよう、精霊王たちから……預かっています……」



 

 それは、木の精霊王レグノスからは、木の実?種?のようなものを。



 金の精霊王オーリオからは、金の指輪を。



 無の精霊王アナスタシオンからは、漆黒のカード?固い板?のような名刺サイズのものを。





 

 「それぞれに、とても強い加護の力を、感じます……。シュンタロさんと私の窮地を、救い、それぞれの力により、私たちは、導かれるでしょう……」





 「それと………火の精霊王ファイガの火の剣神『フーコ』と、星の3大精霊王、風のヴェントラ、水のヴェネシス、土のテラからの贈り物、『星スター惑星ブループラネット』………これらに、更に、私の加護を、融合、組み合わせることで、ほぼ、この世界アースラッドの全属性の加護を、受けることが、出来ます………」





 火の剣神『フーコ』を、手に取ると……

 「よ、よろし……く、で、すぅぅ……」

 と、剣なのに、おずおずと、しゃべる……。

 刀身、中央の、赤い大きな目玉を、ギョロギョロさせて、パチクリッ! と、不自然に、ウィンクする……。

 憎めない……。

 愛らしさすら、感じる………。



 

 …………







 「亡くなられては、困りますから……」



 「シュンタロさんは、【全界の救世主】。この全界アースラッドだけでなく、私にとっても、救世主なのですから………。全力で、守らせて頂きます……」







 そ、そうなんですかっ!?



 うおおおおっ!!



 なんか、やる気が、満ちてきた!!



 いえいえ!!マナさん!!僕が、必ず守ってみせますからっ!!



 しかし、【全界の救世主】って?





 マナさんは、ニコッと、笑い、言葉を、続けた………。



 

 おっと……心の声、分かるんだっけか………。





 

 「ふふっ………。【全界の救世主】とは、私の『力』を、増幅させる人物のことです。亡きお母様にとっては、お父様が、そうでした………」



 「お互いの『魂』と、呼ばれるものを、共鳴させあい、高め合う……。ひいては、その『力』によって、この世界アースラッドの全てが、救われるとされ、その名が、与えられました………」





 心の声、だだ漏れの、僕に、丁寧に、答えてくれる、マナさん……。





 「まだまだ、お話し出来ていない事が、多いのですが、今は、私の影…【ヴェガ】を、追うのが、先です……」





 「シュンタロさんの夢に出て、生命エネルギーを、奪っていった者ですから………」





 そうだったのかっ!!

 あのとんでもなく、魅惑的な黒い悪魔のような女性……。

 あれが、マナさんの影…。





 なんて、こった!!



 まさか、夢の内容、全部みられたの!?



 あんなことや、こんなことも…………。





 「それは、さておき、おそらく、私より、先に、シュンタロさんに、コンタクトを取り、生命エネルギー=(イコール)『力』を、奪うつもりだったのでしょう…………しかし………」





 「『力』とは、『影』………。アナスタシオンの、言っていたシュンタロさんの『影』のことですが………」





 「影とは、元来、本人のもの……。自分自身の影を見つけ、出会い、統合されることで、更なる成長を、遂げます…。それは、神であっても、人であっても、同じことです………」





 「レグノスが、言っていたように、『トレンド』もしくは、『影刈り』などと、称し、他人の影を、吸収することも可能ですが、あまりに、リスクが、高く、逆に、影に、呑まれる可能性が、あります………。それは、自分自身の影であっても、同じことです……」





 「そして、おそらく、【ヴェガ】は、シュンタロさんの生命エネルギーの一部=(イコール)『影』を、奪っていったものと、考えられます………」







 僕は………。





 「そう……なんだ…………」





 と、だけ言って、下を、見て、つぶやいた………。





 「あのさっ!何が、なんだか、分からないんだけどっ!!」





 「今まで、ノリノリで、話あわしてたけど、これから、僕ぁ、どうなるの!?元の世界は!?オヤジや、オフクロも、死んで、僕一人だし、会社も、仕事も、どうでも、良いけど、これから、何が、始まるの!?でも、マナさんのことは、好きだよ!!大好きだよっ!!」



 マナさんって、呼んでしまった………。



 しかも、告白したみたいになって、しまった…………。



 いや、したんだ………。









 「ごめんなさい…………」







 あああっっ!!!





 うおおおっっっ!!!!





 フラれた!!!フラれてしまった!!!人生において…何回目だっ!!!?





 これだけは、慣れない………。





 つらい………。







 「いえ、そうではなくて、シュンタロさんを、巻き込んでしまったことです……」







 そうか………。





 そうだったのか………。





 良かった………。





 良かったよ………。





 僕ぁ、胸を、なでおろす………。







 「僕の方こそ、ごめんなさい………。取り乱しちゃって………。これからは、マナさんって、呼んで、良いですか?」





 僕が、そう、聞くと………。





 「良いですよ………。何回も、シュンタロさんの心の中で、シュンタロさんに、そう、呼ばれてましたから………。ありがとう………。異世界のシュンタロさんが、声こえに出して、言葉コトバにすると、やはり、力チカラが、宿りますね…………。この世界アースラッドでは、希薄になってしまった力チカラ…………。今や、誰もが、忘れ、失いし力チカラ………」







 そう、言って、僕と、マナさんは、笑いあった…………。





 マナさん、ありがとう………。





 いつまでも、こんな、時間が、続けば、良いのに………。








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