29 / 43
第一章
ぼくとくろさきのかんけい(2)
しおりを挟む
ユウキは、いくつかの条件を黒崎に求められた。
ひとつはモンスターの写真の提示。できれば接写したものが何枚かあるといい、と言われ、間違いなく接写と呼べるものから、遠くのモンスターを写したものまで、全てを送った。
続いて求められたのは、動画。
考えてみれば、写真には撮ったが動画は回していない。
動いているもののほうが写真よりも作りにくいのは確かなので、ユウキはこれから撮ると約束した。
それから、これは可能ならの話だが、人間ではない種族の写真をと求められた。これはユウキ自身をまずは撮って送る、ということでひとまず納得してもらう。
手始めとしてまずは写真。
【黒崎】
21:06
何だこりゃ。色が付いた水にしか見えんやつ
【YU-KI】
21:08
スライムかな。こっちではネーバって言うみたい
【黒崎】
21:08
ネーバネーバってかやかましいわwwww
【黒崎】
21:09
つーかこの骨みたいな鳥みたいなこれは?
【YU-KI】
21:09
ボーンバードって言うみたい。骨以外は半透明らしいよ
【黒崎】
21:09
骨にしか見えんな・・・羽のとこにある膜くらいしか見えんぞ
【黒崎】
21:11
てか、熊いるのかよ、随分遠いの撮ったな
【YU-KI】
21:12
あ、ミニベアーかな。30センチくらいしかないらしいよ、それ以上近付いて逃げられた
【黒崎】
21:12
ちっさいなオイ
色々な写真に突っ込みを入れられつつ、次々と写真を見せていく。
最後に自撮りしたものを送ると、「何か前に見たときより若返ったな」と言われ、思わず苦笑した。
【黒崎】
21:16
とりあえず、この写真また例の施設とかで見てもらうわ
【YU-KI】
21:17
よろしくお願いします
【黒崎】
21:17
あと、地図アプリとかだと今どの辺にいるんだ?
言われ、そういえばここに着いてから開いてなかったなと思い出す。
開いてみれば、実家から4つほど離れた市まで来ているらしいが、まだ県内だ。
縦に無駄に広い県なので、まぁそんなもんかと考えながら、とりあえず黒崎に伝える。
【黒崎】
21:19
そうか一応こっちの座標とはリンクしてる感じなのか
少し間があってこの発言だったので、どういうことかと聞いてみれば、黒崎は黒崎で、マップの元の位置からユウキが言ったあたりまでの徒歩での時間を調べてみたところ、およそ1日と2時間と表示されたらしい。
【YU-KI】
21:29
え、1日で着く距離なの?
21:29
3日かかったんだけど……
21:30
そっちの世界とズレがあるのかな
【黒崎】
あのなぁ
21:33
そりゃノンストップで疲れもせず歩き続けたらそのくらいて着くだろうよ
21:34
けど徒歩だったら当然どこかで休憩入れるだろうし、歩くヤツの速度にもよるからな
21:35
普通は絶対1日じゃ着かねぇよ
黒崎が言うには、数時間ごとに休憩を入れながら、かつゆっくり歩いていると考えた場合、ユウキが言うように3日はかかるのだろう、というそういう目算のようだ。
黒崎の言う通り、確かに歩く速度はゆっくりだったし、マリーが疲れて休憩のようになってしまった時間もある。あと日が落ちたらさすがに眠ったりもした。
【黒崎】
21:40
まぁ何となくわかった。しばらくそのあたりにいるのか?
【YU-KI】
21:41
特に何もなければそのつもり
【黒崎】
21:44
何かあるなら早めに言ってくれ
21:46
あと日本列島出るのはやめとけよ
【YU-KI】
21:48
?
【黒崎】
21:50
電波通じなくなるだろ
【YU-KI】
21:51
あ
言われてようやく気付いた。
確かにその可能性を考えていなかったので、下手をすればすでに電波が通じなくなってしまっていてもおかしくない状況だったのだ。
【黒崎】
21:52
あ、じゃねぇよwwwwww
【YU-KI】
21:52
ごめんうっかりしてたよ…
【黒崎】
21:54
まぁ、基本そこから動かなきゃ問題ないだろ
21:54
動くときは早めに教えろ、いいな
【YU-KI】
21:55
うん
言って、ようやくユウキはGenealogyを閉じた。
まずひとつ、前の世界とつながっているかどうかの確認は、黒崎のおかげで肯定されたと言えるだろう。
まずはこれで、自分が異世界にいると証明するための算段は付いた。
最悪ユウキの存在が知り合いにバレても、黒崎に頼んで説明してもらえばいい。……信じるかどうかは別として、少しは話を聞いてくれるだろう。
さて、と時刻を見ると、すでに22時。
こっちの世界では、ほとんどの人が寝ている時間だ。
ただ、元の世界ではほとんど誰も寝ていないはずなので、ちょっとだけ寂しい気持ちもある。
Genealogyで話しかけたい衝動もあるが、今はまだやめておこう。
とりあえずスマホのホーム画面から色々なアプリを見ていると、ついついプレイしたい気分に駆られるが、それでユウキ自身の存在がバレては何にもならない。
せいぜい時間潰しに使えそうなのは、ネットを使わないリバーシとソリティアくらいか。
リバーシは苦手なので、ソリティアをやって時間を潰すことにしよう。
いつの間にか寝てしまっていたらしく、朝起きたら黒崎から「ちょっと施設行って来る」とだけ発言があった。
そういえば、施設施設と言っているが何の施設なのか。
前にユウキのツールについての話のときも色々使ったらしい施設なのだが、コラージュ写真とかを見破るのが専門、というような話をしていたような気がする。黒崎にも何の施設なのかはわかっていないらしいが、警察も使う施設らしいので、まぁ信用という意味では黒崎が信用しているのならいいだろう。
さて、とユウキはベッドから降り、隣の部屋へ向かう。
話したいことは3つある。
1つは今日の予定。
今日何をするかは頭の中で決めているものの、それが可能なのかどうなのかは全くわからないのだ。予定としては、鍛冶屋に行って技術を教わり、作れるものをひたすら作ってみたい。
「鍛冶屋ですか、大丈夫だと思いますよ」
とニーナがあっさり言う。ギルドカードを提示すれば、よほどのことがない限りは大丈夫だろうとのことだ。
あとは、奴隷の2人が何をするかの予定も聞いておきたい。
「私たちは、とりあえず宿で待機しておきます」
「必要に応じて出かけるかもしれませんが、ひとりは残ります」
それならば問題ないだろうということで、この話は終わりだ。
2つ目は明日以降の大まかな予定。
これも、しばらくはスキル上げに費やしたいとは思っているが、そもそも今日の鍛冶屋の予定も、どこまで対応してもらえるかわからないのだ。
あとこれも、奴隷2人の予定を聞いておきたいところだ。
これも、今日の予定と同じく「大丈夫です」「同じく待機予定です」であっさり終わった。
そして3つ目。
「できればでいいんだけどさ……」
とても言い辛そうに呟くユウキ。
健全な男子高校生としては、女子にこんなことを頼むのは大丈夫なのだろうか。
「……はっきり言ってください。死ねという命令以外ならばたいてい大丈夫です」
「馬鹿なこと言わないで」
思わず強く言ってしまってから、少しだけもう一度躊躇い、ユウキは顔を少し赤くして、こほんとわざとらしく咳払いをした。
「セクハラじゃないからね、先に言うけど」
「……せくはら、とやらが何かわかりませんが、どうぞ」
そういえば通じないのか、とユウキは苦笑する。
もう一度ユウキは顔を赤くして、こほんと咳払いをしてから呟いた。
「二人とも、裸になってもらえないかな」
ひとつはモンスターの写真の提示。できれば接写したものが何枚かあるといい、と言われ、間違いなく接写と呼べるものから、遠くのモンスターを写したものまで、全てを送った。
続いて求められたのは、動画。
考えてみれば、写真には撮ったが動画は回していない。
動いているもののほうが写真よりも作りにくいのは確かなので、ユウキはこれから撮ると約束した。
それから、これは可能ならの話だが、人間ではない種族の写真をと求められた。これはユウキ自身をまずは撮って送る、ということでひとまず納得してもらう。
手始めとしてまずは写真。
【黒崎】
21:06
何だこりゃ。色が付いた水にしか見えんやつ
【YU-KI】
21:08
スライムかな。こっちではネーバって言うみたい
【黒崎】
21:08
ネーバネーバってかやかましいわwwww
【黒崎】
21:09
つーかこの骨みたいな鳥みたいなこれは?
【YU-KI】
21:09
ボーンバードって言うみたい。骨以外は半透明らしいよ
【黒崎】
21:09
骨にしか見えんな・・・羽のとこにある膜くらいしか見えんぞ
【黒崎】
21:11
てか、熊いるのかよ、随分遠いの撮ったな
【YU-KI】
21:12
あ、ミニベアーかな。30センチくらいしかないらしいよ、それ以上近付いて逃げられた
【黒崎】
21:12
ちっさいなオイ
色々な写真に突っ込みを入れられつつ、次々と写真を見せていく。
最後に自撮りしたものを送ると、「何か前に見たときより若返ったな」と言われ、思わず苦笑した。
【黒崎】
21:16
とりあえず、この写真また例の施設とかで見てもらうわ
【YU-KI】
21:17
よろしくお願いします
【黒崎】
21:17
あと、地図アプリとかだと今どの辺にいるんだ?
言われ、そういえばここに着いてから開いてなかったなと思い出す。
開いてみれば、実家から4つほど離れた市まで来ているらしいが、まだ県内だ。
縦に無駄に広い県なので、まぁそんなもんかと考えながら、とりあえず黒崎に伝える。
【黒崎】
21:19
そうか一応こっちの座標とはリンクしてる感じなのか
少し間があってこの発言だったので、どういうことかと聞いてみれば、黒崎は黒崎で、マップの元の位置からユウキが言ったあたりまでの徒歩での時間を調べてみたところ、およそ1日と2時間と表示されたらしい。
【YU-KI】
21:29
え、1日で着く距離なの?
21:29
3日かかったんだけど……
21:30
そっちの世界とズレがあるのかな
【黒崎】
あのなぁ
21:33
そりゃノンストップで疲れもせず歩き続けたらそのくらいて着くだろうよ
21:34
けど徒歩だったら当然どこかで休憩入れるだろうし、歩くヤツの速度にもよるからな
21:35
普通は絶対1日じゃ着かねぇよ
黒崎が言うには、数時間ごとに休憩を入れながら、かつゆっくり歩いていると考えた場合、ユウキが言うように3日はかかるのだろう、というそういう目算のようだ。
黒崎の言う通り、確かに歩く速度はゆっくりだったし、マリーが疲れて休憩のようになってしまった時間もある。あと日が落ちたらさすがに眠ったりもした。
【黒崎】
21:40
まぁ何となくわかった。しばらくそのあたりにいるのか?
【YU-KI】
21:41
特に何もなければそのつもり
【黒崎】
21:44
何かあるなら早めに言ってくれ
21:46
あと日本列島出るのはやめとけよ
【YU-KI】
21:48
?
【黒崎】
21:50
電波通じなくなるだろ
【YU-KI】
21:51
あ
言われてようやく気付いた。
確かにその可能性を考えていなかったので、下手をすればすでに電波が通じなくなってしまっていてもおかしくない状況だったのだ。
【黒崎】
21:52
あ、じゃねぇよwwwwww
【YU-KI】
21:52
ごめんうっかりしてたよ…
【黒崎】
21:54
まぁ、基本そこから動かなきゃ問題ないだろ
21:54
動くときは早めに教えろ、いいな
【YU-KI】
21:55
うん
言って、ようやくユウキはGenealogyを閉じた。
まずひとつ、前の世界とつながっているかどうかの確認は、黒崎のおかげで肯定されたと言えるだろう。
まずはこれで、自分が異世界にいると証明するための算段は付いた。
最悪ユウキの存在が知り合いにバレても、黒崎に頼んで説明してもらえばいい。……信じるかどうかは別として、少しは話を聞いてくれるだろう。
さて、と時刻を見ると、すでに22時。
こっちの世界では、ほとんどの人が寝ている時間だ。
ただ、元の世界ではほとんど誰も寝ていないはずなので、ちょっとだけ寂しい気持ちもある。
Genealogyで話しかけたい衝動もあるが、今はまだやめておこう。
とりあえずスマホのホーム画面から色々なアプリを見ていると、ついついプレイしたい気分に駆られるが、それでユウキ自身の存在がバレては何にもならない。
せいぜい時間潰しに使えそうなのは、ネットを使わないリバーシとソリティアくらいか。
リバーシは苦手なので、ソリティアをやって時間を潰すことにしよう。
いつの間にか寝てしまっていたらしく、朝起きたら黒崎から「ちょっと施設行って来る」とだけ発言があった。
そういえば、施設施設と言っているが何の施設なのか。
前にユウキのツールについての話のときも色々使ったらしい施設なのだが、コラージュ写真とかを見破るのが専門、というような話をしていたような気がする。黒崎にも何の施設なのかはわかっていないらしいが、警察も使う施設らしいので、まぁ信用という意味では黒崎が信用しているのならいいだろう。
さて、とユウキはベッドから降り、隣の部屋へ向かう。
話したいことは3つある。
1つは今日の予定。
今日何をするかは頭の中で決めているものの、それが可能なのかどうなのかは全くわからないのだ。予定としては、鍛冶屋に行って技術を教わり、作れるものをひたすら作ってみたい。
「鍛冶屋ですか、大丈夫だと思いますよ」
とニーナがあっさり言う。ギルドカードを提示すれば、よほどのことがない限りは大丈夫だろうとのことだ。
あとは、奴隷の2人が何をするかの予定も聞いておきたい。
「私たちは、とりあえず宿で待機しておきます」
「必要に応じて出かけるかもしれませんが、ひとりは残ります」
それならば問題ないだろうということで、この話は終わりだ。
2つ目は明日以降の大まかな予定。
これも、しばらくはスキル上げに費やしたいとは思っているが、そもそも今日の鍛冶屋の予定も、どこまで対応してもらえるかわからないのだ。
あとこれも、奴隷2人の予定を聞いておきたいところだ。
これも、今日の予定と同じく「大丈夫です」「同じく待機予定です」であっさり終わった。
そして3つ目。
「できればでいいんだけどさ……」
とても言い辛そうに呟くユウキ。
健全な男子高校生としては、女子にこんなことを頼むのは大丈夫なのだろうか。
「……はっきり言ってください。死ねという命令以外ならばたいてい大丈夫です」
「馬鹿なこと言わないで」
思わず強く言ってしまってから、少しだけもう一度躊躇い、ユウキは顔を少し赤くして、こほんとわざとらしく咳払いをした。
「セクハラじゃないからね、先に言うけど」
「……せくはら、とやらが何かわかりませんが、どうぞ」
そういえば通じないのか、とユウキは苦笑する。
もう一度ユウキは顔を赤くして、こほんと咳払いをしてから呟いた。
「二人とも、裸になってもらえないかな」
0
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
侯爵家の婚約者
やまだごんた
恋愛
侯爵家の嫡男カインは、自分を見向きもしない母に、なんとか認められようと努力を続ける。
7歳の誕生日を王宮で祝ってもらっていたが、自分以外の子供を可愛がる母の姿をみて、魔力を暴走させる。
その場の全員が死を覚悟したその時、1人の少女ジルダがカインの魔力を吸収して救ってくれた。
カインが魔力を暴走させないよう、王はカインとジルダを婚約させ、定期的な魔力吸収を命じる。
家族から冷たくされていたジルダに、カインは母から愛されない自分の寂しさを重ね、よき婚約者になろうと努力する。
だが、母が死に際に枕元にジルダを呼んだのを知り、ジルダもまた自分を裏切ったのだと絶望する。
17歳になった2人は、翌年の結婚を控えていたが、関係は歪なままだった。
そんな中、カインは仕事中に魔獣に攻撃され、死にかけていたところを救ってくれたイレリアという美しい少女と出会い、心を通わせていく。
全86話+番外編の予定
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
平凡な王太子、チート令嬢を妻に迎えて乱世も楽勝です
モモ
ファンタジー
小国リューベック王国の王太子アルベルトの元に隣国にある大国ロアーヌ帝国のピルイン公令嬢アリシアとの縁談話が入る。拒めず、婚姻と言う事になったのであるが、会ってみると彼女はとても聡明であり、絶世の美女でもあった。アルベルトは彼女の力を借りつつ改革を行い、徐々にリューベックは力をつけていく。一方アリシアも女のくせにと言わず自分の提案を拒絶しないアルベルトに少しずつひかれていく。
小説家になろう様で先行公開中
https://ncode.syosetu.com/n0441ky/
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる