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ラジン国編
182.ノムルの言葉のほうが
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「だったら、僕たちがここで販売を代わりますよ」
「おお! それは助かります」
雪乃は葉を輝かせる。
「いやいや、ユキノちゃん? いくらなんでも短絡的過ぎない? そいつ等が売上げを持ち逃げするかもしれないじゃないか?」
背もたれに体重を預けていたノムルは、慌てて起き上がった。
雪乃はぽてんと幹を傾げる。
「ですが、これだけ目撃者がいる中でネコババするのは、かなり勇気がいると思いますよ?」
疑問を述べた雪乃に、ノムルは反論する。
「そんなの大した問題じゃないよ。第一、全員がぐるになったらどうするのさ?」
思わず手を止めた雪乃は、考える。日本基準で考えていたが、世界基準で考えれば、ノムルの言葉のほうが正しいかもしれない。
「そんな! ノムル様の娘様を騙すなんて、いたしませんよ!」
「そうですよ。お父様に似て優秀で驚きました。許されるならこんな臨時のお手伝いだけでなく、弟子入りしたいくらいです」
手伝いを申し出ていた魔法使いたちが、真剣な顔で言い出した。その言葉を聞いたノムルの顔が、でれりととろける。
「いやあー、分かってるねー。うんうん、ユキノちゃんはおとーさんに似て、優秀な娘だからねー」
親ばかノムルは、至極単純であった。
「では、お願いします」
「はい。他に手伝うことはありますか?」
雪乃はしばし考える。
エキスを抽出するところは見せられないが、調合室からラウンジまで鍋を運んでもらえれば助かる。
「では、製作に四十分ほど掛かりますから、その頃に取りに来てもらえますか? 外でお待たせすることになるかもしれませんが」
「「「はいっ」」」
輝く笑顔で返事をした魔法使い達に、この場を任せ、雪乃はぴー助に乗ると、調合室へと急いだ。ノムルも後を追ってくる。
途中、襲ってきた魔植物たちを追い払いながら、廊下を進む。
調合室に戻ると、すぐに新しい鍋に湯を張った。
「さあ、マンドラゴラたち、出番ですよ!」
「わー」
「わー」
「わー」
次々と鍋に飛び込んでいく、マンドラゴラたち。
「わわー」
「わわー」
「わー」
お風呂に浸かりながら、大合唱を始めた。
「わわー……」
「わわー……」
「わー……」
さすがにお風呂も四回目になると、のぼせてしまったが。
それでも頑張ろうとするマンドラゴラたち。
雪乃はお礼を言って宥めると、うちわでパタパタ扇いでやる。
「ところで、魔力を込めると魔植物化するわけですが、育てている薬草がうっかり魔植物化したりは、しないのでしょうか?」
見た目がアレなものも多いので、町の中で魔植物化すると、大騒動になりそうである。
「大丈夫だよ。魔植物化させるには、魔力を流す必要があるけど、普通は植物に魔力なんて流さないからね」
ノムルの説明に一旦うなずいた雪乃だが、故意ではない場合もあるのではと、気付く。
「近くで使われた魔法が当たって、魔植物化するということは?」
「それもないだろうね」
いまいち理解できず、雪乃は幹を傾げる。
「魔法と魔力は違うからね。魔力を大気中に放つと、精霊によって魔法へと変わる。魔法の状態では植物に魔力は注ぎ込めないよ。まったくって訳じゃないけど、よほどの魔力量を使わないと、魔力が残ることはないだろうね」
ノムルは左手の上に魔法で水の塊を出し、右手に空間魔法から取り出した薬草を乗せた。
水の塊が薬草を包み込むが、変化は見られない。
「ついでに言うと、魔植物化には、それなりの魔力を必要とするからね。偶然に間植物化することは、まずありえないよ。まあ、例外として」
と、水の塊と薬草を消したノムルは、今度は小さな花を出した。グレーム森林で採取した、カマーフラワーだ。
「カマーフラワーだけは、人里で魔植物化することが時々ある。だから一般的に、カマーフラワーというのは、この花じゃなくて魔植物化したほうを差す。この花がカマーフラワーだったなんて、ユキノちゃんに教えてもらうまで知らなかったくらいだよ」
そこまで聞いた雪乃は、ルモン大帝国で機関車に乗ったときに見た光景を思い出す。
走る機関車に併走していた、魔カマーフラワー。どうやらムツゴロー湿原から逃亡したわけではないようだ。
安心しつつも、いったいどこで発生し、どうなったのかと思うと、複雑な思いがしてくる。
ただし、必要とする魔力量は、他の薬草に比べて格段に少ないわけではないそうだ。さらに、魔法を魔力として吸収できるわけでもないという。
「謎だよねー?」
ノムルはへらりと笑う。
回復したマンドラゴラたちを吸収すると、雪乃たちはラウンジへと移動した。
その日の売り上げは、雪乃にとってもラウンジの責任者にとっても、予想以上の金額になったようだ。
ラウンジに貼り出された『マンドラゴラエキス売り切れ』の文字に、魔法使いたちは肩を落として戦いへと戻っていく。
「ちょっとー! どうして売り切れてるのよ?! 私のために残しておきなさいよ!」
夕方、ヴィヴィ嬢を中心とした、一部の幹部達の怒りの声が、ラウンジに響いていたとかなんとか。
まあ、雪乃の知らない話であるが。
「そういえば、どうして皆さん、魔植物達と戦っていたのでしょう? それぞれのお部屋で、鍵を掛けてから魔力を込めてもらったはずですよね?」
ふと気付いた雪乃は、ぽつりとこぼす。
「魔力を込めたやつがパニックになって、扉を開けたまま逃げ出したんじゃない? そこから魔植物達も逃げ出したんだろう」
「建物の外にまで被害が出ていないでしょうか?」
建物内は、ある程度の力を持つ魔法使いしかいないようだが、街を歩く人の中には、戦う術を持たない人や、子供もいるだろう。
心配そうに窓の外に目をやった雪乃を見やり、ノムルは目をつぶる。
魔力を薄く広げて、様子を探った。
「大丈夫みたいだよ? 元々研究で色々とやってるから、魔物や魔法が外に迷惑をかけないように、しっかりと結界で囲んであるからねー」
「それを聞いて安心しました」
にっこりと葉を揺らした雪乃に、ノムルも笑顔を浮かべる。
「早く手続きを済ませないとねー」
そろそろ発破をかけるべきかと、笑顔の裏でノムルは考えた。
何も気付かない小さな樹人は、ノムルが用意してくれた湧き水を、美味しそうに吸い上げている。
そして翌朝、今日もマンドラゴラたちを入浴させようかと相談していた雪乃とノムルの元に、ディランが訪れた。
「お尋ねしたいことがあります」
「またかよ」
ノムルは不機嫌さを隠すことなく顔をしかめると、ソファの背もたれに片肘を乗せ、足を組んでいる。
それでもちゃんと部屋の中へと招き入れているだけ、ノムルにしてはましなほうか。
「ユキノ様のことで」
「別に魔法ギルドを通さなくても、養子にする方法ならいくらでもあるんだからな」
口を尖らせてぶーすか言うノムルが、なぜこの建物の中では神聖視されているのだろうと、雪乃は不思議でならない。
過去の話は聞いたが、実物はこれなのだ。
魔法使いというのは、特殊な趣向を持つのだろうかと、真剣に考え込んでしまう。
「正直にお答えいただきたいのですが、ユキノ様は、人間ではないのではないでしょうか?」
雪乃とノムルに衝撃が走る。
とはいえ、ノムルは易々動揺を表に出すような男ではない。
「お前なあ、いい加減にしろよ?」
苛立ちに眉をいからせた。
ディランは視線を雪乃へと向ける。
フードに隠れていて表情はうかがえないが、小さな子供だ。ボロを出すだろうと、凝視する。
「……ナンノコトデショウ?」
「「……」」
背筋を伸ばして座る子供は、そっと顔を背けた。口から出てきた見事な棒読みは、はっきりと動揺を主張していた。
あまりに正直すぎて、ノムルは俯き、堪えきれない笑いに震える。ディランもなぜか、心が痛んで視線を逃した。
「申し訳ありません」
「いや、いい」
思わずといった様子で、ディランは謝った。対するノムルも、対応に苦慮しているようだ。
原因となった雪乃は、ディランの謝罪を聞いて、ぱあっと葉を輝かせる。上手く誤魔化せたと喜んでいる様子に、ノムルとディランは、さらに言葉を失った。
頭を抱え込む男二人を尻目に、雪乃はご満悦で歌いだす。ついでにぴー助も歌いだす。
「……。ユキノちゃん、誤魔化せてないからね?」
絞り出されたノムルの声に、雪乃はぴたりと止まった。
ゆっくりとノムルに顔を向け、じいっと見つめる。それからディランの表情も、しげしげと凝視する。
「まさか?」
驚愕に、かすれた声がこぼれ落ちた。
「おお! それは助かります」
雪乃は葉を輝かせる。
「いやいや、ユキノちゃん? いくらなんでも短絡的過ぎない? そいつ等が売上げを持ち逃げするかもしれないじゃないか?」
背もたれに体重を預けていたノムルは、慌てて起き上がった。
雪乃はぽてんと幹を傾げる。
「ですが、これだけ目撃者がいる中でネコババするのは、かなり勇気がいると思いますよ?」
疑問を述べた雪乃に、ノムルは反論する。
「そんなの大した問題じゃないよ。第一、全員がぐるになったらどうするのさ?」
思わず手を止めた雪乃は、考える。日本基準で考えていたが、世界基準で考えれば、ノムルの言葉のほうが正しいかもしれない。
「そんな! ノムル様の娘様を騙すなんて、いたしませんよ!」
「そうですよ。お父様に似て優秀で驚きました。許されるならこんな臨時のお手伝いだけでなく、弟子入りしたいくらいです」
手伝いを申し出ていた魔法使いたちが、真剣な顔で言い出した。その言葉を聞いたノムルの顔が、でれりととろける。
「いやあー、分かってるねー。うんうん、ユキノちゃんはおとーさんに似て、優秀な娘だからねー」
親ばかノムルは、至極単純であった。
「では、お願いします」
「はい。他に手伝うことはありますか?」
雪乃はしばし考える。
エキスを抽出するところは見せられないが、調合室からラウンジまで鍋を運んでもらえれば助かる。
「では、製作に四十分ほど掛かりますから、その頃に取りに来てもらえますか? 外でお待たせすることになるかもしれませんが」
「「「はいっ」」」
輝く笑顔で返事をした魔法使い達に、この場を任せ、雪乃はぴー助に乗ると、調合室へと急いだ。ノムルも後を追ってくる。
途中、襲ってきた魔植物たちを追い払いながら、廊下を進む。
調合室に戻ると、すぐに新しい鍋に湯を張った。
「さあ、マンドラゴラたち、出番ですよ!」
「わー」
「わー」
「わー」
次々と鍋に飛び込んでいく、マンドラゴラたち。
「わわー」
「わわー」
「わー」
お風呂に浸かりながら、大合唱を始めた。
「わわー……」
「わわー……」
「わー……」
さすがにお風呂も四回目になると、のぼせてしまったが。
それでも頑張ろうとするマンドラゴラたち。
雪乃はお礼を言って宥めると、うちわでパタパタ扇いでやる。
「ところで、魔力を込めると魔植物化するわけですが、育てている薬草がうっかり魔植物化したりは、しないのでしょうか?」
見た目がアレなものも多いので、町の中で魔植物化すると、大騒動になりそうである。
「大丈夫だよ。魔植物化させるには、魔力を流す必要があるけど、普通は植物に魔力なんて流さないからね」
ノムルの説明に一旦うなずいた雪乃だが、故意ではない場合もあるのではと、気付く。
「近くで使われた魔法が当たって、魔植物化するということは?」
「それもないだろうね」
いまいち理解できず、雪乃は幹を傾げる。
「魔法と魔力は違うからね。魔力を大気中に放つと、精霊によって魔法へと変わる。魔法の状態では植物に魔力は注ぎ込めないよ。まったくって訳じゃないけど、よほどの魔力量を使わないと、魔力が残ることはないだろうね」
ノムルは左手の上に魔法で水の塊を出し、右手に空間魔法から取り出した薬草を乗せた。
水の塊が薬草を包み込むが、変化は見られない。
「ついでに言うと、魔植物化には、それなりの魔力を必要とするからね。偶然に間植物化することは、まずありえないよ。まあ、例外として」
と、水の塊と薬草を消したノムルは、今度は小さな花を出した。グレーム森林で採取した、カマーフラワーだ。
「カマーフラワーだけは、人里で魔植物化することが時々ある。だから一般的に、カマーフラワーというのは、この花じゃなくて魔植物化したほうを差す。この花がカマーフラワーだったなんて、ユキノちゃんに教えてもらうまで知らなかったくらいだよ」
そこまで聞いた雪乃は、ルモン大帝国で機関車に乗ったときに見た光景を思い出す。
走る機関車に併走していた、魔カマーフラワー。どうやらムツゴロー湿原から逃亡したわけではないようだ。
安心しつつも、いったいどこで発生し、どうなったのかと思うと、複雑な思いがしてくる。
ただし、必要とする魔力量は、他の薬草に比べて格段に少ないわけではないそうだ。さらに、魔法を魔力として吸収できるわけでもないという。
「謎だよねー?」
ノムルはへらりと笑う。
回復したマンドラゴラたちを吸収すると、雪乃たちはラウンジへと移動した。
その日の売り上げは、雪乃にとってもラウンジの責任者にとっても、予想以上の金額になったようだ。
ラウンジに貼り出された『マンドラゴラエキス売り切れ』の文字に、魔法使いたちは肩を落として戦いへと戻っていく。
「ちょっとー! どうして売り切れてるのよ?! 私のために残しておきなさいよ!」
夕方、ヴィヴィ嬢を中心とした、一部の幹部達の怒りの声が、ラウンジに響いていたとかなんとか。
まあ、雪乃の知らない話であるが。
「そういえば、どうして皆さん、魔植物達と戦っていたのでしょう? それぞれのお部屋で、鍵を掛けてから魔力を込めてもらったはずですよね?」
ふと気付いた雪乃は、ぽつりとこぼす。
「魔力を込めたやつがパニックになって、扉を開けたまま逃げ出したんじゃない? そこから魔植物達も逃げ出したんだろう」
「建物の外にまで被害が出ていないでしょうか?」
建物内は、ある程度の力を持つ魔法使いしかいないようだが、街を歩く人の中には、戦う術を持たない人や、子供もいるだろう。
心配そうに窓の外に目をやった雪乃を見やり、ノムルは目をつぶる。
魔力を薄く広げて、様子を探った。
「大丈夫みたいだよ? 元々研究で色々とやってるから、魔物や魔法が外に迷惑をかけないように、しっかりと結界で囲んであるからねー」
「それを聞いて安心しました」
にっこりと葉を揺らした雪乃に、ノムルも笑顔を浮かべる。
「早く手続きを済ませないとねー」
そろそろ発破をかけるべきかと、笑顔の裏でノムルは考えた。
何も気付かない小さな樹人は、ノムルが用意してくれた湧き水を、美味しそうに吸い上げている。
そして翌朝、今日もマンドラゴラたちを入浴させようかと相談していた雪乃とノムルの元に、ディランが訪れた。
「お尋ねしたいことがあります」
「またかよ」
ノムルは不機嫌さを隠すことなく顔をしかめると、ソファの背もたれに片肘を乗せ、足を組んでいる。
それでもちゃんと部屋の中へと招き入れているだけ、ノムルにしてはましなほうか。
「ユキノ様のことで」
「別に魔法ギルドを通さなくても、養子にする方法ならいくらでもあるんだからな」
口を尖らせてぶーすか言うノムルが、なぜこの建物の中では神聖視されているのだろうと、雪乃は不思議でならない。
過去の話は聞いたが、実物はこれなのだ。
魔法使いというのは、特殊な趣向を持つのだろうかと、真剣に考え込んでしまう。
「正直にお答えいただきたいのですが、ユキノ様は、人間ではないのではないでしょうか?」
雪乃とノムルに衝撃が走る。
とはいえ、ノムルは易々動揺を表に出すような男ではない。
「お前なあ、いい加減にしろよ?」
苛立ちに眉をいからせた。
ディランは視線を雪乃へと向ける。
フードに隠れていて表情はうかがえないが、小さな子供だ。ボロを出すだろうと、凝視する。
「……ナンノコトデショウ?」
「「……」」
背筋を伸ばして座る子供は、そっと顔を背けた。口から出てきた見事な棒読みは、はっきりと動揺を主張していた。
あまりに正直すぎて、ノムルは俯き、堪えきれない笑いに震える。ディランもなぜか、心が痛んで視線を逃した。
「申し訳ありません」
「いや、いい」
思わずといった様子で、ディランは謝った。対するノムルも、対応に苦慮しているようだ。
原因となった雪乃は、ディランの謝罪を聞いて、ぱあっと葉を輝かせる。上手く誤魔化せたと喜んでいる様子に、ノムルとディランは、さらに言葉を失った。
頭を抱え込む男二人を尻目に、雪乃はご満悦で歌いだす。ついでにぴー助も歌いだす。
「……。ユキノちゃん、誤魔化せてないからね?」
絞り出されたノムルの声に、雪乃はぴたりと止まった。
ゆっくりとノムルに顔を向け、じいっと見つめる。それからディランの表情も、しげしげと凝視する。
「まさか?」
驚愕に、かすれた声がこぼれ落ちた。
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