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ルモン大帝国編2
294.おとーさんもストーカーも
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「ほら、文句言ってないでさっさと買って来い。乗り遅れたらどうするんだ?」
「あ、四等はいいです。カイさんも一緒に一等に乗りますから」
「ユキノちゃん?!」
雪乃が付け加えた台詞に、ノムルが絶望的な眼差しを向ける。
「というより、二等でも充分だと思うのですが」
一両まるまる貸切の一等車輌に比べれば、四人乗りの二等車輌は格段に設えもサービスも低下する。
しかし庶民だった雪乃の感覚では、一等車輌は豪華すぎて、毎回乗りたいとは思わない。
「遠慮しなくていいんだよ、ユキノちゃん。おとーさんもストーカーも、金は有り余ってるんだから」
極自然な口調でたしなめられて、思わず受け入れかけた雪乃だったが、数秒してじとりとノムルを見る。
他の者たちも動きを止めた。
「今、凄い台詞が聞こえなかったか?」
「ああ。分かっていたことだが、世界が違いすぎる」
冒険者ギルドに登録している者たちの中で、一パーセントにも満たないAランクまで上り詰めたフレックとナルツだが、とてもノムルのような発言はできない。
怪我なく冒険者を引退する年齢まで働ければ、それ以後は働かずとも少し裕福な程度の生活はできるだろう。
しかしフレックのように怪我で早い引退となれば、生活は暗礁に乗り上げる。
そのためAランク冒険者といえども、将来を考えるならば堅実な生活をする。中には稼いだ金を一気に使う者もいるが。
そんな現実を知る二人だけに、ノムルとムダイの異常さが、よく理解できる台詞だった。
とは言うものの、ノムルの場合は魔法ギルド総帥という立場もあるので、冒険者としてのみ考えることはできないのだが。
「成金っぽいのは好きじゃありません。普通で充分です」
金に糸目を付けないノムルの発言に対し、雪乃ははふうっと溜め息と共に肩をすくめて、頭を左右に振る。
だが二等車輌も、庶民にとっては普通とは言えない、充分過ぎるほど高価な席だった。
「そんなつもりは……。ユキノちゃんが楽かなって思ったんだよ。広いしくつろげるでしょう?」
「気持ちはありがたいのですが、無駄遣いは」
と言いかけた雪乃を、ムダイが制す。
「気にしなくていいんじゃない? ノムルさんって、あんまりお金使わない感じだから、貯まる一方でしょう? 市場へ還元すると考えて、使えるところで使っときなよ」
「なるほど。そういう考え方もあるのですね」
ふむと唸る雪乃の頭を、カイもぽんぽんと叩く。
「では、お言葉に甘えさせていただきます。ノムルさん、ありがとうございます」
「ユキノちゃん」
なぜか感涙しながら腕を広げる親ばか魔法使い。
「ムダイさん、御手数をお掛けしますが、よろしくお願いします」
「了解。マンドラ電話を借りても良い?」
「そうですね。何度も往復していただくのは申し訳ないですし、何かあったらご連絡ください。一方通行ですが」
生やしたマンドラゴラを一匹、ムダイに渡す。
いつもは魔力を込めなくても飛び出してくるマンドラゴラだが、今回は雪乃が魔力を込めてから、渋々といった様子で一匹だけ出てきた。
不満そうなマンドラゴラは、ムダイの掌に片根をちょいっと乗せるとすぐに引っ込め、触れた根の先を見つめる。
それからそうっとムダイの手に移ったが、葉に元気がない。ムダイを見上げたかと思えば、斜め下を向き、小さく葉を左右に振る。
「僕、本当になんでこんなに嫌われたの?」
凹みつつも、ムダイは駅へと歩いていった。
いつの間にか全員の前には、ハーブティーが置かれていた。淹れたのはもちろん、ローズマリナだ。
ふわりと優しい花の香りが漂う。香りに釣られてローズマリナの方を見れば、透明なガラスのポットには、茶葉の代わりに小さな花が沈んでいた。
「ふふ。旅の途中で買ってみたの。お花のお茶よ」
ローズマリナはポットを持ち上げて、雪乃にも見やすくしてくれた。
花のハーブティーを嬉しそうに眺めるローズマリナ。
だから雪乃は言えなかった。その花の名が、『カマーフラワー』であるとは。
うっかり魔力を込めさえしなければ、カミツレのような可愛い花なのだ。
「そうそう、人里は居心地が悪いかというご質問でしたね」
カマーフラーワーティーから意識を逸らすように、雪乃はフレックに向きあう。
「他の魔物がどうかは知りませんが、私は森のほうが落ち着きます。人里は空気や水の味がいまいちですし、自由に根を張れません。それと、ローブを着ていなければならないので、光合成が少ししかできないのも辛いですね。ついでにフードで葉が擦れるのも地味に痛いです」
現実的な回答に、気まぐれで聞いたフレックは、じいっと雪乃を凝視した後、納得したように頷いた。
フレックだけではなく、カイやナルツ、ローズマリナも同様の反応だったが。
ただ一人、顔色を青くして戦慄いているノムルは、
「ユキノちゃん、葉が痛いの? くっ、フードを被らなくても認識できないような魔法を……。認識阻害じゃなく、幻影魔法? マンドラゴラの幻覚を応用して……」
瞠目して雪乃を心配そうに見つめていたかと思えば、ぶつぶつと呟きながら真剣に考え始めた。
「すべりの良い生地を、フードの内側に入れてみましょうかしら? ユキノちゃんだけでなく、フードを被ると髪型が崩れることを気にする女の子たちにも、需要がありそうね」
雪乃を気遣っていたはずのローズマリナの言葉は、いつの間にか商売へと移っていた。
元公爵家令嬢は、しっかり商魂を獲得したようだ。
そんな話をしていると、マンドラゴラが着信を報せた。
「わー」
「はい、なんでしょう?」
雪乃からもぞもぞと生えたマンドラゴラは、そのまま自分の葉を雪乃の葉に当てる。
「伝言ありがとうございます」
「わー」
撫でられて、マンドラゴラは嬉しそうに雪乃の肩で跳ねる。
「もうすぐ出る機関車があるそうです。ポーカンの港に着くのは明日の早朝になるそうですが、どうしますか? 乗るのなら急いで来るようにとのことです」
「この町はユキノちゃんがゆっくり休めるところも少ないし、邪魔者も多い。さっさと移動しよっか」
広げていた両手をようやく下げて、しょんぼりと肩を落としていたノムルは、ぎろりと怪しく光る目で、大人たちを一瞥する。
間違いなく、後者が理由の多くを占めているようだ。
「もうお別れなのね。一緒に旅ができて嬉しかったわ。結婚式にはぜひ来てちょうだい」
椅子から立ち上がったローズマリナは、雪乃の前に来てしゃがむと、小さな体を優しく抱きしめた。
「私もローズマリナさんと一緒にいられて、嬉しかったです。絶対に行きます。いつになるか決まったら、マンドラゴラに伝えてください」
「ええ、約束するわ」
そう言って雪乃の頭を撫でると、ローズマリナは体を離す。
目元に涙を浮かべて聖母のように微笑むローズマリナに、雪乃の枝先が小さく震えた。視界がにじむが、雪乃はぎゅっと力を入れて、ローズマリナの笑顔を映し続ける。
「また会いましょう、ユキノちゃん。気を付けてね」
「ローズマリナさんもお元気で。ナルツさんとお幸せに」
「ありがとう」
無理矢理に葉をきらめかせて、再会の約束を交わす。
「さ、行くよー」
「はい」
「ぴー」
感慨にふけることなく出て行こうとするノムルに返事をすると、雪乃はフードを被り、ローズマリナの店を出た。
カイに抱き上げられて、雪乃たちはネーデルの町を疾走する。
「おい狼、なんでお前が抱っこしてんだ?!」
「気にするな」
「気にしろっ!」
人間とは思えない俊足で駆け抜ける、草色のローブと黒いローブ。そして飛竜の子供。
道行く人がぽかーんと顎を落とし、目をひん剥いている中、雪乃たちは駅へと到着したのだった。
「遅いですよ。もうすぐ出ますから」
「どの乗り場だ?」
ひらひらと手を振るムダイから切符を奪い取ると、ノムルはそのまま駅に駆け込んだ。
「ありがとうございました」
「わーっ!」
雪乃はカイの背中越しに、ムダイにお礼を叫ぶ。
ムダイに預けられていたマンドラゴラは、置いていかれまいと決死のダイブでカイのローブにしがみ付いた。
「またノムルさんを連れてきてねー。……って、マンドラゴラ、あの状況で飛び移ってまで、僕といたくないのか」
哀愁漂うSランク冒険者ムダイの姿に、行きかう人々は頬を染め、ほうっと吐息を漏らしていた。
ホームまで駆けたノムルたちは、執事もどきに切符を見せて、機関車に乗り込む。
「って、一枚しかないじゃないか。四等は買わなかったのかよ、あいつ」
「いいじゃないですか、三人一緒で」
「ええー?」
「ぴーっ!」
「すみません。三人と一匹でしたね」
「ぴー」
抗議の声を上げたぴー助に、雪乃は優しく言い直す。
「あ、四等はいいです。カイさんも一緒に一等に乗りますから」
「ユキノちゃん?!」
雪乃が付け加えた台詞に、ノムルが絶望的な眼差しを向ける。
「というより、二等でも充分だと思うのですが」
一両まるまる貸切の一等車輌に比べれば、四人乗りの二等車輌は格段に設えもサービスも低下する。
しかし庶民だった雪乃の感覚では、一等車輌は豪華すぎて、毎回乗りたいとは思わない。
「遠慮しなくていいんだよ、ユキノちゃん。おとーさんもストーカーも、金は有り余ってるんだから」
極自然な口調でたしなめられて、思わず受け入れかけた雪乃だったが、数秒してじとりとノムルを見る。
他の者たちも動きを止めた。
「今、凄い台詞が聞こえなかったか?」
「ああ。分かっていたことだが、世界が違いすぎる」
冒険者ギルドに登録している者たちの中で、一パーセントにも満たないAランクまで上り詰めたフレックとナルツだが、とてもノムルのような発言はできない。
怪我なく冒険者を引退する年齢まで働ければ、それ以後は働かずとも少し裕福な程度の生活はできるだろう。
しかしフレックのように怪我で早い引退となれば、生活は暗礁に乗り上げる。
そのためAランク冒険者といえども、将来を考えるならば堅実な生活をする。中には稼いだ金を一気に使う者もいるが。
そんな現実を知る二人だけに、ノムルとムダイの異常さが、よく理解できる台詞だった。
とは言うものの、ノムルの場合は魔法ギルド総帥という立場もあるので、冒険者としてのみ考えることはできないのだが。
「成金っぽいのは好きじゃありません。普通で充分です」
金に糸目を付けないノムルの発言に対し、雪乃ははふうっと溜め息と共に肩をすくめて、頭を左右に振る。
だが二等車輌も、庶民にとっては普通とは言えない、充分過ぎるほど高価な席だった。
「そんなつもりは……。ユキノちゃんが楽かなって思ったんだよ。広いしくつろげるでしょう?」
「気持ちはありがたいのですが、無駄遣いは」
と言いかけた雪乃を、ムダイが制す。
「気にしなくていいんじゃない? ノムルさんって、あんまりお金使わない感じだから、貯まる一方でしょう? 市場へ還元すると考えて、使えるところで使っときなよ」
「なるほど。そういう考え方もあるのですね」
ふむと唸る雪乃の頭を、カイもぽんぽんと叩く。
「では、お言葉に甘えさせていただきます。ノムルさん、ありがとうございます」
「ユキノちゃん」
なぜか感涙しながら腕を広げる親ばか魔法使い。
「ムダイさん、御手数をお掛けしますが、よろしくお願いします」
「了解。マンドラ電話を借りても良い?」
「そうですね。何度も往復していただくのは申し訳ないですし、何かあったらご連絡ください。一方通行ですが」
生やしたマンドラゴラを一匹、ムダイに渡す。
いつもは魔力を込めなくても飛び出してくるマンドラゴラだが、今回は雪乃が魔力を込めてから、渋々といった様子で一匹だけ出てきた。
不満そうなマンドラゴラは、ムダイの掌に片根をちょいっと乗せるとすぐに引っ込め、触れた根の先を見つめる。
それからそうっとムダイの手に移ったが、葉に元気がない。ムダイを見上げたかと思えば、斜め下を向き、小さく葉を左右に振る。
「僕、本当になんでこんなに嫌われたの?」
凹みつつも、ムダイは駅へと歩いていった。
いつの間にか全員の前には、ハーブティーが置かれていた。淹れたのはもちろん、ローズマリナだ。
ふわりと優しい花の香りが漂う。香りに釣られてローズマリナの方を見れば、透明なガラスのポットには、茶葉の代わりに小さな花が沈んでいた。
「ふふ。旅の途中で買ってみたの。お花のお茶よ」
ローズマリナはポットを持ち上げて、雪乃にも見やすくしてくれた。
花のハーブティーを嬉しそうに眺めるローズマリナ。
だから雪乃は言えなかった。その花の名が、『カマーフラワー』であるとは。
うっかり魔力を込めさえしなければ、カミツレのような可愛い花なのだ。
「そうそう、人里は居心地が悪いかというご質問でしたね」
カマーフラーワーティーから意識を逸らすように、雪乃はフレックに向きあう。
「他の魔物がどうかは知りませんが、私は森のほうが落ち着きます。人里は空気や水の味がいまいちですし、自由に根を張れません。それと、ローブを着ていなければならないので、光合成が少ししかできないのも辛いですね。ついでにフードで葉が擦れるのも地味に痛いです」
現実的な回答に、気まぐれで聞いたフレックは、じいっと雪乃を凝視した後、納得したように頷いた。
フレックだけではなく、カイやナルツ、ローズマリナも同様の反応だったが。
ただ一人、顔色を青くして戦慄いているノムルは、
「ユキノちゃん、葉が痛いの? くっ、フードを被らなくても認識できないような魔法を……。認識阻害じゃなく、幻影魔法? マンドラゴラの幻覚を応用して……」
瞠目して雪乃を心配そうに見つめていたかと思えば、ぶつぶつと呟きながら真剣に考え始めた。
「すべりの良い生地を、フードの内側に入れてみましょうかしら? ユキノちゃんだけでなく、フードを被ると髪型が崩れることを気にする女の子たちにも、需要がありそうね」
雪乃を気遣っていたはずのローズマリナの言葉は、いつの間にか商売へと移っていた。
元公爵家令嬢は、しっかり商魂を獲得したようだ。
そんな話をしていると、マンドラゴラが着信を報せた。
「わー」
「はい、なんでしょう?」
雪乃からもぞもぞと生えたマンドラゴラは、そのまま自分の葉を雪乃の葉に当てる。
「伝言ありがとうございます」
「わー」
撫でられて、マンドラゴラは嬉しそうに雪乃の肩で跳ねる。
「もうすぐ出る機関車があるそうです。ポーカンの港に着くのは明日の早朝になるそうですが、どうしますか? 乗るのなら急いで来るようにとのことです」
「この町はユキノちゃんがゆっくり休めるところも少ないし、邪魔者も多い。さっさと移動しよっか」
広げていた両手をようやく下げて、しょんぼりと肩を落としていたノムルは、ぎろりと怪しく光る目で、大人たちを一瞥する。
間違いなく、後者が理由の多くを占めているようだ。
「もうお別れなのね。一緒に旅ができて嬉しかったわ。結婚式にはぜひ来てちょうだい」
椅子から立ち上がったローズマリナは、雪乃の前に来てしゃがむと、小さな体を優しく抱きしめた。
「私もローズマリナさんと一緒にいられて、嬉しかったです。絶対に行きます。いつになるか決まったら、マンドラゴラに伝えてください」
「ええ、約束するわ」
そう言って雪乃の頭を撫でると、ローズマリナは体を離す。
目元に涙を浮かべて聖母のように微笑むローズマリナに、雪乃の枝先が小さく震えた。視界がにじむが、雪乃はぎゅっと力を入れて、ローズマリナの笑顔を映し続ける。
「また会いましょう、ユキノちゃん。気を付けてね」
「ローズマリナさんもお元気で。ナルツさんとお幸せに」
「ありがとう」
無理矢理に葉をきらめかせて、再会の約束を交わす。
「さ、行くよー」
「はい」
「ぴー」
感慨にふけることなく出て行こうとするノムルに返事をすると、雪乃はフードを被り、ローズマリナの店を出た。
カイに抱き上げられて、雪乃たちはネーデルの町を疾走する。
「おい狼、なんでお前が抱っこしてんだ?!」
「気にするな」
「気にしろっ!」
人間とは思えない俊足で駆け抜ける、草色のローブと黒いローブ。そして飛竜の子供。
道行く人がぽかーんと顎を落とし、目をひん剥いている中、雪乃たちは駅へと到着したのだった。
「遅いですよ。もうすぐ出ますから」
「どの乗り場だ?」
ひらひらと手を振るムダイから切符を奪い取ると、ノムルはそのまま駅に駆け込んだ。
「ありがとうございました」
「わーっ!」
雪乃はカイの背中越しに、ムダイにお礼を叫ぶ。
ムダイに預けられていたマンドラゴラは、置いていかれまいと決死のダイブでカイのローブにしがみ付いた。
「またノムルさんを連れてきてねー。……って、マンドラゴラ、あの状況で飛び移ってまで、僕といたくないのか」
哀愁漂うSランク冒険者ムダイの姿に、行きかう人々は頬を染め、ほうっと吐息を漏らしていた。
ホームまで駆けたノムルたちは、執事もどきに切符を見せて、機関車に乗り込む。
「って、一枚しかないじゃないか。四等は買わなかったのかよ、あいつ」
「いいじゃないですか、三人一緒で」
「ええー?」
「ぴーっ!」
「すみません。三人と一匹でしたね」
「ぴー」
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