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旭日の翳り
珊瑚海衝突
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1942年5月8日。珊瑚海は
前日の祥鳳沈没の悲劇を洗い流すかのように
熱帯特有の強い日差しが照りつけていた。
しかし、その穏やかな海とは裏腹に、空母同士の直接対決という
海戦史上初の壮絶な戦いが、まさに始まろうとしていた。
午前中、日本側の索敵機が、ついに米機動部隊の主力空母
「レキシントン」と「ヨークタウン」の位置を正確に特定した。
報告を受けた連合艦隊司令部は、直ちに攻撃隊の発進を命じた。
祥鳳の無念を晴らすべく、そしてこの海戦に決着をつけるべく、
「瑞鶴」と「翔鶴」の飛行甲板からは、次々と九九式艦上爆撃機と
九七式艦上攻撃機が、護衛の零戦を伴って発艦していった。
彼らは、米空母を確実に撃滅するという決意を胸に、一路敵艦隊へと向かった。
日本の攻撃隊は、米空母への奇襲に成功した。九九式艦爆が急降下し
次々と爆弾を投下。九七式艦攻が、低空から重々しい魚雷を放った。
米空母「レキシントン」の周囲には、米海軍の駆逐艦や巡洋艦が展開し
Mk.10 5インチ砲、そして28mm四連装機関砲といった対空兵装が、猛烈な火線を形成した。
レキシントンの艦橋からは、砲術長が叫んだ。
「全砲門、撃ち方始め!航空機、回避行動!」
しかし、日本軍機の攻撃は執拗であった。
爆弾が飛行甲板を突き破り、格納庫で炸裂する。
魚雷が艦腹をえぐり、レキシントンは大きく傾いた。
次々と被弾するたびに、艦体から黒煙と炎が噴き上がり
レキシントンは瞬く間に大火災に包まれた。格納庫での誘爆が続き
炎上は激しさを増し、艦は急速に航行不能に陥っていった。
米軍の懸命な消火活動も虚しく、レキシントンは後に自軍の駆逐艦によって処分された。
「レキシントン、被弾!大火災発生!」
大和では攻撃隊からの報告により
米空母が甚大な被害を受けていることが明らかになった。
ほぼ時を同じくして、日本の攻撃隊の一部は
空母「ヨークタウン」にも猛攻を仕掛けていた。
レキシントンへの攻撃に比べれば集中度は劣ったものの
その狙いは確実であった。ヨークタウンもまた、5インチ砲や
28mm四連装機関砲を猛然と発射し、迫り来る日本機を迎え撃った。
艦から吹き上がる白い煙の塊が、次々と日本機の進路を阻もうとする。
「面舵一杯!回避行動!」
ヨークタウンの艦長が叫び、艦は大きく旋回して魚雷を避けようとする。
しかし、九七式艦攻から放たれた魚雷は
その回避行動を読み切ったかのように、ヨークタウンの左舷に迫った。
「魚雷接近!左舷!」
轟音と共に、魚雷が一本、ヨークタウンの左舷中央に命中した。
衝撃で艦体が大きく揺れ、乗員たちはよろめいた。
艦内には浸水が始まり、速度がわずかに低下する。
続いて、上空から急降下してきた九九式艦爆からの爆弾が一発
飛行甲板に直撃した。 爆弾は甲板を貫通し、艦内部で炸裂。
火災は発生したものの、レキシントンのような大規模な誘爆には至らなかった。
ヨークタウンは損傷を受け、戦線離脱を余儀なくされた。
しかし、勝利の歓喜も束の間、その直後
今度は米空母から発進した大規模な攻撃隊が
日本の主力空母「翔鶴」を目標として襲いかかった。
米軍機は、レキシントンとヨークタウンの損害の報を受け
日本の空母を確実に沈めるべく、前日祥鳳を葬った時以上の猛攻を仕掛けてきた。
「敵機、大編隊!翔鶴へ向かっている!高度4000!速度200ノット!」
大和の艦橋で、対空戦闘指揮官の井上少佐の声が響き渡った。
彼の指揮する新型電探「試製二式二号電波探信儀一型」は
その真価を遺憾なく発揮していた。遥か遠方から接近する米軍機の
大編隊を正確に捕捉し、その機種、高度、速度、進行方向を瞬時に割り出す。
その情報は、即座に各対空砲座へと伝達された。
「各員、対空戦闘用意!目標、敵爆撃機、雷撃機!全対空砲、最大射撃!」
井上少佐の指示に、大和の艦全体が呼応した。
まず、九八式10cm高角砲12基が、轟音と共に火を噴いた。
その門数は、当時のどの艦艇よりも圧倒的であり
その砲弾は高高度まで到達し、空中で炸裂して無数の破片をばら撒いた。
ドォン、ドォン、ドォンと重低音が連続し、空中に黒い煙の輪が無数に描かれた。
その弾幕は、まるで空に張られた見えない壁のようであった。
米軍のSBDドーントレス急降下爆撃機が、爆弾投下のため急降下を開始する。
彼らは、祥鳳を沈めた時と同じ要領で、
一機、また一機と、恐れることなく急降下してきた。
しかし、大和からの対空砲火は
前日の金剛型戦艦とは比較にならないほど密度が高く正確であった。
「目標、右舷上空、高度五千!扇形弾幕!集中!」
井上少佐の指示は的確だった。大和の射撃指揮装置が
電探情報に基づき、目標の未来位置を正確に予測し
高角砲がその一点に集中射撃を浴びせる。米軍機が弾幕を避けようと回避行動をとるが
その動きを読み切った砲弾が、次々と彼らの機体へと迫る。
甲高い金属音と共に、米軍機の一機が閃光を放ち
黒煙を曳きながら螺旋を描いて海へと落ちていった。
別の機体は、翼に被弾し、飛行編隊から離脱していく。対空砲員たちの興奮した声が飛び交う。
さらに、低空からはTBDデバステーター雷撃機が
雷撃のため翔鶴へと肉薄してきた。彼らの狙いは
翔鶴の喫水線下を直接破壊することである。しかし
彼らを待ち受けていたのは、九六式25mm三連装機銃40基120門から放たれる
文字通りの鉄の豪雨であった。
「左舷下方、雷撃機群!水平射撃!撃ちまくれ!」
井上少佐の指示が飛ぶと、25mm機銃がダダダダダダ!と
機関銃のようなけたたましい音を立てて火を噴いた。曳光弾の赤い光の筋が
編隊を組んで迫るデバステーターに集中する。その弾幕はあまりにも厚く
低空を飛行するデバステーターにとっては、まさに死の壁であった。
ブチブチ、と機体が弾けるような音が聞こえ
デバステーターが空中分解して海面へと叩きつけられる。
別の機体は、燃料タンクに被弾し、炎を噴きながら急降下していった。
海上に黒煙と水柱が上がり、多くの米軍機が翔鶴に到達する前に撃墜されていった。
しかし、その猛攻を掻い潜り、わずかな機体が翔鶴に肉薄することに成功した。
「翔鶴、被弾!爆弾2発命中!」
米軍の猛攻に対し、翔鶴は爆弾2発を被弾した。
1発は飛行甲板に命中し、穴を開け、もう1発は格納庫を貫通して内部で炸裂した。
飛行甲板の一部がめくれ上がり、火災も発生した。
しかし、前日の祥鳳の時のような致命的な損傷には至らなかった。
大和からの猛烈な援護射撃と、友軍の零戦の奮闘により
米軍機は翔鶴への集中攻撃を分散させられ
決定的な打撃を与えることができなかったのである。
翔鶴の乗員たちは、迅速な消火活動を開始し、火災は間もなく鎮火に向かった。
航行能力には問題がなく、搭載機の発艦にも影響はあったものの
修理期間は大幅に短縮される見込みであった。
この珊瑚海海戦は、史上初の空母同士の戦いとなり
双方にとって戦略的勝利とは言えない、引き分けに近い結果に終わった。
米軍側は空母「レキシントン」を失い(後に自沈処分)
空母「ヨークタウン」も損傷を受け、戦線離脱を余儀なくされた。
米軍はこれ以上の攻勢に出ることを断念した。
日本側は、前日祥鳳を失ったものの、この日の翔鶴への猛攻に対して
大和の強化された対空能力が遺憾なく発揮された。
新型電探による早期警戒と正確な照準、そして10cm高角砲と
25mm機銃の圧倒的な弾幕は、米軍機に大きな損害を与え
翔鶴を致命的な危機から救った。大和は砲戦の機会はなかったものの
その存在は艦隊全体の防空能力を飛躍的に高め
日本側の損害を大幅に軽減することに成功した。
井上少佐は、戦いを終え、静かに海面を見つめていた。
祥鳳を守りきれなかった悔しさは残るものの、大和の対空能力が
主力空母の危機を救ったことに、確かな手応えを感じていた。
「電探の導入、そして対空砲員の練度向上は、間違いではなかった……」
彼の呟きは、しかし、未来への不安も同時に含んでいた。
米軍の航空戦力は、その物量と練度において、着実に日本を追い上げてきている。
大和の防空能力も、常に進化し続けなければならない。
この海戦で、航空機が海戦の主役であることを改めて突きつけられた日本海軍は
今後の戦いにおいて、いかにその巨艦を運用していくのか
新たな課題に直面することになるのである。
前日の祥鳳沈没の悲劇を洗い流すかのように
熱帯特有の強い日差しが照りつけていた。
しかし、その穏やかな海とは裏腹に、空母同士の直接対決という
海戦史上初の壮絶な戦いが、まさに始まろうとしていた。
午前中、日本側の索敵機が、ついに米機動部隊の主力空母
「レキシントン」と「ヨークタウン」の位置を正確に特定した。
報告を受けた連合艦隊司令部は、直ちに攻撃隊の発進を命じた。
祥鳳の無念を晴らすべく、そしてこの海戦に決着をつけるべく、
「瑞鶴」と「翔鶴」の飛行甲板からは、次々と九九式艦上爆撃機と
九七式艦上攻撃機が、護衛の零戦を伴って発艦していった。
彼らは、米空母を確実に撃滅するという決意を胸に、一路敵艦隊へと向かった。
日本の攻撃隊は、米空母への奇襲に成功した。九九式艦爆が急降下し
次々と爆弾を投下。九七式艦攻が、低空から重々しい魚雷を放った。
米空母「レキシントン」の周囲には、米海軍の駆逐艦や巡洋艦が展開し
Mk.10 5インチ砲、そして28mm四連装機関砲といった対空兵装が、猛烈な火線を形成した。
レキシントンの艦橋からは、砲術長が叫んだ。
「全砲門、撃ち方始め!航空機、回避行動!」
しかし、日本軍機の攻撃は執拗であった。
爆弾が飛行甲板を突き破り、格納庫で炸裂する。
魚雷が艦腹をえぐり、レキシントンは大きく傾いた。
次々と被弾するたびに、艦体から黒煙と炎が噴き上がり
レキシントンは瞬く間に大火災に包まれた。格納庫での誘爆が続き
炎上は激しさを増し、艦は急速に航行不能に陥っていった。
米軍の懸命な消火活動も虚しく、レキシントンは後に自軍の駆逐艦によって処分された。
「レキシントン、被弾!大火災発生!」
大和では攻撃隊からの報告により
米空母が甚大な被害を受けていることが明らかになった。
ほぼ時を同じくして、日本の攻撃隊の一部は
空母「ヨークタウン」にも猛攻を仕掛けていた。
レキシントンへの攻撃に比べれば集中度は劣ったものの
その狙いは確実であった。ヨークタウンもまた、5インチ砲や
28mm四連装機関砲を猛然と発射し、迫り来る日本機を迎え撃った。
艦から吹き上がる白い煙の塊が、次々と日本機の進路を阻もうとする。
「面舵一杯!回避行動!」
ヨークタウンの艦長が叫び、艦は大きく旋回して魚雷を避けようとする。
しかし、九七式艦攻から放たれた魚雷は
その回避行動を読み切ったかのように、ヨークタウンの左舷に迫った。
「魚雷接近!左舷!」
轟音と共に、魚雷が一本、ヨークタウンの左舷中央に命中した。
衝撃で艦体が大きく揺れ、乗員たちはよろめいた。
艦内には浸水が始まり、速度がわずかに低下する。
続いて、上空から急降下してきた九九式艦爆からの爆弾が一発
飛行甲板に直撃した。 爆弾は甲板を貫通し、艦内部で炸裂。
火災は発生したものの、レキシントンのような大規模な誘爆には至らなかった。
ヨークタウンは損傷を受け、戦線離脱を余儀なくされた。
しかし、勝利の歓喜も束の間、その直後
今度は米空母から発進した大規模な攻撃隊が
日本の主力空母「翔鶴」を目標として襲いかかった。
米軍機は、レキシントンとヨークタウンの損害の報を受け
日本の空母を確実に沈めるべく、前日祥鳳を葬った時以上の猛攻を仕掛けてきた。
「敵機、大編隊!翔鶴へ向かっている!高度4000!速度200ノット!」
大和の艦橋で、対空戦闘指揮官の井上少佐の声が響き渡った。
彼の指揮する新型電探「試製二式二号電波探信儀一型」は
その真価を遺憾なく発揮していた。遥か遠方から接近する米軍機の
大編隊を正確に捕捉し、その機種、高度、速度、進行方向を瞬時に割り出す。
その情報は、即座に各対空砲座へと伝達された。
「各員、対空戦闘用意!目標、敵爆撃機、雷撃機!全対空砲、最大射撃!」
井上少佐の指示に、大和の艦全体が呼応した。
まず、九八式10cm高角砲12基が、轟音と共に火を噴いた。
その門数は、当時のどの艦艇よりも圧倒的であり
その砲弾は高高度まで到達し、空中で炸裂して無数の破片をばら撒いた。
ドォン、ドォン、ドォンと重低音が連続し、空中に黒い煙の輪が無数に描かれた。
その弾幕は、まるで空に張られた見えない壁のようであった。
米軍のSBDドーントレス急降下爆撃機が、爆弾投下のため急降下を開始する。
彼らは、祥鳳を沈めた時と同じ要領で、
一機、また一機と、恐れることなく急降下してきた。
しかし、大和からの対空砲火は
前日の金剛型戦艦とは比較にならないほど密度が高く正確であった。
「目標、右舷上空、高度五千!扇形弾幕!集中!」
井上少佐の指示は的確だった。大和の射撃指揮装置が
電探情報に基づき、目標の未来位置を正確に予測し
高角砲がその一点に集中射撃を浴びせる。米軍機が弾幕を避けようと回避行動をとるが
その動きを読み切った砲弾が、次々と彼らの機体へと迫る。
甲高い金属音と共に、米軍機の一機が閃光を放ち
黒煙を曳きながら螺旋を描いて海へと落ちていった。
別の機体は、翼に被弾し、飛行編隊から離脱していく。対空砲員たちの興奮した声が飛び交う。
さらに、低空からはTBDデバステーター雷撃機が
雷撃のため翔鶴へと肉薄してきた。彼らの狙いは
翔鶴の喫水線下を直接破壊することである。しかし
彼らを待ち受けていたのは、九六式25mm三連装機銃40基120門から放たれる
文字通りの鉄の豪雨であった。
「左舷下方、雷撃機群!水平射撃!撃ちまくれ!」
井上少佐の指示が飛ぶと、25mm機銃がダダダダダダ!と
機関銃のようなけたたましい音を立てて火を噴いた。曳光弾の赤い光の筋が
編隊を組んで迫るデバステーターに集中する。その弾幕はあまりにも厚く
低空を飛行するデバステーターにとっては、まさに死の壁であった。
ブチブチ、と機体が弾けるような音が聞こえ
デバステーターが空中分解して海面へと叩きつけられる。
別の機体は、燃料タンクに被弾し、炎を噴きながら急降下していった。
海上に黒煙と水柱が上がり、多くの米軍機が翔鶴に到達する前に撃墜されていった。
しかし、その猛攻を掻い潜り、わずかな機体が翔鶴に肉薄することに成功した。
「翔鶴、被弾!爆弾2発命中!」
米軍の猛攻に対し、翔鶴は爆弾2発を被弾した。
1発は飛行甲板に命中し、穴を開け、もう1発は格納庫を貫通して内部で炸裂した。
飛行甲板の一部がめくれ上がり、火災も発生した。
しかし、前日の祥鳳の時のような致命的な損傷には至らなかった。
大和からの猛烈な援護射撃と、友軍の零戦の奮闘により
米軍機は翔鶴への集中攻撃を分散させられ
決定的な打撃を与えることができなかったのである。
翔鶴の乗員たちは、迅速な消火活動を開始し、火災は間もなく鎮火に向かった。
航行能力には問題がなく、搭載機の発艦にも影響はあったものの
修理期間は大幅に短縮される見込みであった。
この珊瑚海海戦は、史上初の空母同士の戦いとなり
双方にとって戦略的勝利とは言えない、引き分けに近い結果に終わった。
米軍側は空母「レキシントン」を失い(後に自沈処分)
空母「ヨークタウン」も損傷を受け、戦線離脱を余儀なくされた。
米軍はこれ以上の攻勢に出ることを断念した。
日本側は、前日祥鳳を失ったものの、この日の翔鶴への猛攻に対して
大和の強化された対空能力が遺憾なく発揮された。
新型電探による早期警戒と正確な照準、そして10cm高角砲と
25mm機銃の圧倒的な弾幕は、米軍機に大きな損害を与え
翔鶴を致命的な危機から救った。大和は砲戦の機会はなかったものの
その存在は艦隊全体の防空能力を飛躍的に高め
日本側の損害を大幅に軽減することに成功した。
井上少佐は、戦いを終え、静かに海面を見つめていた。
祥鳳を守りきれなかった悔しさは残るものの、大和の対空能力が
主力空母の危機を救ったことに、確かな手応えを感じていた。
「電探の導入、そして対空砲員の練度向上は、間違いではなかった……」
彼の呟きは、しかし、未来への不安も同時に含んでいた。
米軍の航空戦力は、その物量と練度において、着実に日本を追い上げてきている。
大和の防空能力も、常に進化し続けなければならない。
この海戦で、航空機が海戦の主役であることを改めて突きつけられた日本海軍は
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新たな課題に直面することになるのである。
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