If太平洋戦争        日本が懸命な判断をしていたら

みにみ

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決戦 対ソ邀撃作戦

最後の機動艦隊

一九四五年九月二日、午前二時。宗谷海峡は
夜明け前の最も深い闇に閉ざされていた。海面は冷徹な鉛色を湛え
北からの寒風が白波を噛んでいる。しかし、その静寂を切り裂くように
航空母艦「瑞鶴」の飛行甲板下では、異様な熱気と金属音が渦巻いていた。
格納庫には、日本海軍が最後の一兵まで抗うために掻き集めた精鋭機
艦上戦闘機「烈風」二二型乙が、その巨大な翼を休めていた。

整備兵たちが黙々と動く中、機体の燃料タンクには
極秘裏に運び込まれた一〇〇オクタンの航空ガソリンが満たされていく。
これまで本土決戦用に蓄えられていた
松根油や低質ガソリンを混ぜ合わせた粗悪な燃料とは
放つ芳香からして異なっていた。瑞鶴の格納庫を満たしているのは
純度の高い揮発油が放つ、刺すような、しかしどこか洗練された化学物質の匂いである。

この一〇〇オクタン・ガソリンの供給こそが
死に体であった帝国海軍航空隊に、物理的な「暴力」としての力を再充填させていた。
かつて日本の技術者たちが設計図面に描いた、発動機の理想的な性能。
それを実現するための唯一の欠片が今
ハ四三・一一型発動機の内部に注ぎ込まれていた。
高オクタン価燃料は、高加圧下における異常燃焼
すなわちノッキングを完全に抑制する。
これにより、過給機による吸気圧を限界まで引き上げることが可能となり
二千馬力を超える大出力を安定して持続させることが可能となったのである。

格納庫の隅々では、整備兵たちが黙々と点検作業に没頭していた。
彼らの間に会話はない。ただ、スパナがボルトを締める硬質な音と
燃料ポンプの駆動音だけが響く。
彼らは、この燃料がどこから来たのかを知らされていない。
ただ、海軍省の中枢から下された「最高機密の高性能燃料である」という通達と
実際に試験運転で耳にした、これまでとは明らかに異なる発動機の咆哮だけが
彼らにこの戦いの特異性を確信させていた。

午前三時。瑞鶴、信濃、天城、葛城の四隻からなる第一航空戦隊は
稚内北西沖で風上に針路を向けた。飛行甲板では、赤黒い誘導灯が微かに灯り
出撃の刻限を告げている。
烈風の巨体が、昇降機によって次々と甲板へ運び上げられていく。

日本海軍の航空母艦には、米軍のようなカタパルトは装備されていない。
全機が自力滑走によって発艦しなければならない。
特に重武装・重装甲を施した烈風二二型乙は
その自重が零式艦上戦闘機を遥かに凌駕する。
本来であれば、満載状態での発艦には、航空母艦が全速で
航行して生み出す合成風と、発動機の最大出力が不可欠であった。

「一番機、発動機始動」

飛行長による冷徹な号令が下された。
烈風のコックピットに収まった草薙少佐は
慣性始動機の回転音が最高潮に達した瞬間、噛み合いを接続した。
四葉の大型プロペラが、闇を切り裂いて回転を始める。 
その瞬間、甲板上に響き渡った音は、これまでの日本軍機が発していた
乾いた爆音とは根底から異なっていた。
ハ四三発動機は、一〇〇オクタン・ガソリンを
その強靭なシリンダー内で完璧に燃焼させ、重厚で腹に響くような金属的な旋律を奏でた。
吸気圧計の針は、かつて見たこともない高い数値を指して安定している。
発動機の出力軸から生み出される強大なトルクが、機体を激しく揺さぶる。

「帽振れ」

緑色の誘導灯が大きく振られた。
草薙はブレーキを解放し、スロットルレバーを全開位置へと押し込んだ。
気流と艦の速力が生み出す合成風を受け、烈風の巨体が滑走を始める。 
通常、この重量の機体であれば、発艦滑走距離は甲板の
端ギリギリまで必要とされるはずであった。
しかし、高品質な燃料によって覚醒したハ四三発動機は
烈風を暴力的なまでの加速度で押し出した。
甲板の中ほどに達する前に、尾輪が浮き上がる。揚力を得た主翼が空気を掴み
烈風は甲板端を遥か手前にして、夜の闇へと力強く舞い上がった。

続いて、彗星一四型甲、流星一二型が次々と発艦していく。
いずれも、一〇〇オクタン燃料に適合するように調整された発動機を備えていた。
信濃の巨大な甲板からも、重武装の攻撃隊が次々と空へ吸い込まれていく。
その光景は、数年前の南太平洋で見られた光景とは
質的に異なるものであった。機体は重くなっているが
それをねじ伏せるだけの力が、一滴一滴の燃料に宿っていた。

午前四時。高度六千メートル。 草薙少佐率いる烈風第一中隊は
稚内上空でソ連太平洋艦隊航空隊の迎撃機群と接触した。
東の空が微かに白み始め、海面に浮かぶソ連艦隊の影が露わになりつつあった。 
ソ連側の主力は、東部戦線でドイツ空軍の
Fw190やBf109、そしてMe262を相手に戦い抜いてきたYak9およびLa7であった。
彼らは、日本の航空部隊がすでに壊滅状態にあり
残っているのは操縦もままならない練習機や特攻機ばかりであると信じていた。

ソ連軍編隊の指揮官、ニコライ中佐は
雲間から現れた日本軍の編隊を視認し、無線で指示を飛ばした。 
「敵は旧式の戦闘機だ。一気に高度を下げさせ、旋回戦で仕留めるぞ。
 同志たちよ、極東の空に勝利の赤い星を刻め」

しかし、ニコライが目にしたのは、想定していた「鈍重な日本機」の動きではなかった。
烈風の編隊は、ソ連機が接近するよりも早く
垂直に近い角度で急上昇を開始したのである。 
一〇〇オクタン燃料による過給圧の向上は
高度六千メートル以上の高空における出力低下を劇的に改善させていた。
本来、日本軍の発動機が苦手としていた高高度性能が
燃料の質によってアメリカ軍機と同水準にまで引き上げられていた。
烈風は、Yakが失速寸前で機首を下げる高度において
なおも余裕を持った上昇を続け、敵の頭上を完全に制圧した。

「全機、突入(トツニユウ)。一撃離脱(インゲキリダツ)に徹せよ」

草薙の短く、鋭い命令が無線機を叩いた。
烈風の編隊が、反転してソ連機へ向かって急降下する。
 烈風二二型乙の武装は、主翼内に装備された九九式二〇ミリ機銃二号四型が四門
そして機首の三式一三・二ミリ機銃二門である。
合計六門の自動火器が放つ火線は、これまでの日本軍機が持っていた
貧弱な武装とは比較にならない破壊力を有していた。 
草薙は、正面から向かってくるヤク九のコックピット付近に照準環を固定した。
二〇ミリ機銃の弾道特性は、一〇〇オクタン燃料によって
安定した発動機の回転による機体の低振動化もあり、極めて正確であった。

指が発射ボタンを押し込む。 重厚な連射音が
風切り音を突き抜けて草薙の耳に届いた。
四門の二〇ミリ機銃から放たれた徹甲榴弾が、ヤク九の機首を粉砕した。
ソ連製の液冷発動機が一瞬で火を吹き
機体は空中分解しながら海面へと落ちていく。

空戦は、ソ連側の予想を遥かに超える凄惨なものとなった。 
ソ連のパイロットたちは、自分たちが慣れ親しんだ旋回戦に持ち込もうと試みたが
烈風は一〇〇オクタン燃料が可能にした強大なトルクと加速力を武器に
敵を垂直旋回で振り切り、常に優位な位置を維持し続けた。 
高オクタン価ガソリンの真の恩恵は、空戦中における急速な出力回復にある。
急降下から急上昇への移行、あるいは急旋回によるエネルギー損失を
発動機の圧倒的なパワーが即座に補填する。
これにより、烈風は重武装でありながら
かつての零戦が持っていたような軽快な機動性と
米軍機のような力強さを同時に手に入れていた。

一〇〇オクタン燃料は当時の航空機工学における一つの極致であった。
日本の技術陣が設計したハ四三発動機はもともと優れたポテンシャルを秘めていたが
国内で精製される質の低い燃料では
シリンダー内でのデトネーション(異常爆発)を避けるために
吸気圧を意図的に制限せざるを得なかった。
いわば、競走馬の喉を絞めながら走らせているような状態であった。
しかし、米軍規格の高純度イソオクタン燃料が注ぎ込まれたことで
その制約は取り払われた。発動機は設計者が意図した通りの
あるいはそれ以上の真の咆哮を上げ、金属の塊に命を吹き込んだのである。

空戦開始からわずか十五分。上空の制空権は完全に日本海軍第一航空戦隊の手の中にあった。 
海面では、ソ連太平洋艦隊の艦艇が、対空砲火を激しく打ち上げている。
しかし、その弾幕も、上空から死神のように舞い降りてくる攻撃隊を止めるには至らなかった。

「彗星隊、突入」

高度五千メートルから、ハ二〇一・アツタ発動機を備えた
艦上爆撃機「彗星」の一群が急降下を開始した。
換装された発動機と一〇〇オクタン燃料の組み合わせは
彗星の急降下速度をさらに加速させていた。
液冷発動機の滑らかな形状が空気を切り裂き、機体は時速七百キロに迫る勢いで
ソ連巡洋艦へと迫る。 ソ連側の二十ミリ、三十七ミリ対空機関砲が火を吹くが
その弾道予測を彗星の速度が上回る。

彗星の操縦桿を握る若林大尉は、風防越しに迫りくる
ソ連巡洋艦の巨大な甲板を睨み据えた。 
「狙い、一番艦。高度二千、千五百、千……放て(ハナテ)!」

投下された五百キロ爆弾が、物理法則に従いしかし執念を宿したかのような正確さで
ソ連巡洋艦の中央部に命中した。装甲を貫通し、
艦の深部で炸裂した爆弾が、巨大な火柱となって甲板を突き破る。
続いて、二番機、三番機の爆弾が、炎上する艦体に追い打ちをかけた。

一方、海面近くでは、艦上攻撃機「流星」の編隊が
海面を舐めるような低空飛行でソ連駆逐艦隊に接近していた。
 流星は、その特徴的な逆ガル翼を翻し、対空砲火の網の目を潜り抜ける。
ハ四五・誉発動機は、かつてその信頼性の低さで悪名高かったが
高品質な燃料と、潤滑油の供給を受けたことで、本来の性能を余すことなく発揮していた。
安定した高回転が、大型の流星に軽快な回避運動を許容させている。

「魚雷、発射(ハツシヤ)」

左右の翼下から、九一式魚雷が放たれた。銀色の航跡が、死の宣告のように海面を走り
ソ連駆逐艦の舷側に突き刺さる。轟音と共に水柱が上がり、艦体は一瞬で傾斜を始めた。

ナレーション: 日本海軍の航空攻撃は
かつての真珠湾やマレー沖海戦を彷彿とさせる
あるいはそれ以上の精密さと破壊力を伴っていた。
その根底を支えていたのは、ワシントンで高倉義人が死守した
「一〇〇オクタンの航空ガソリン」という、極めて現実的かつ冷徹な補給の力である。
高倉が日本を救うために選んだ手段は
精神論ではなく、物理法則を味方につけるための「質」の確保であった。
古賀大将はその意図を完全に理解し
この一戦に、帝国の残存するすべての航空戦力を投入したのである。

午前五時。稚内周辺の海域は、ソ連艦隊から上がる黒煙で覆い尽くされていた。
 上空では、草薙少佐率いる烈風隊が、残存するソ連機を掃討していた。
ソ連のヤク九やラヴォーチキンは、低空での格闘戦に活路を見出そうとしたが
烈風は高品質燃料による余裕ある出力特性を活かし
フラップを巧みに操作した空戦機動でこれを圧倒した。 
二〇ミリ機銃の弾丸が、逃げるヤク九の尾翼を粉砕する。
佐藤中尉の駆る烈風が、さらに一機を撃墜した。

「こちら烈風〇三。敵機、全滅を確認。上空の脅威、排除完了」

佐藤の無線に、草薙が短く応えた。 
「了解。各員、燃料の残量に注意せよ。
 母艦への帰還路を確保する。彗星、流星の収容を優先せよ」

瑞鶴、信濃の飛行甲板では、帰還する攻撃隊を迎え入れる準備が始まっていた。 
着艦作業もまた、極めて緊張感に満ちたものであった。
損傷した機体、燃料の乏しい機体が、次々と空母の航跡を追って降りてくる。 
草薙少佐は、最後に瑞鶴の着艦態勢に入った。
着艦フックを下ろし、フラップを最大に展開する。
スロットルを絞り、機体の高度を微調整する際にも
発動機は澱みなく、パイロットの意図に従った。

「着艦(チヤツカン)」

ワイヤーが機体を捉え、烈風が飛行甲板上でその動きを止めた。 
風防を開けた草薙を、整備兵たちが駆け寄って迎える。
草薙がコックピットから降り立つと、そこには整備兵長の須田が待っていた。 
「少佐、発動機の具合はどうでしたか」 
須田の声には、自らが整備した機体への、そして注ぎ込んだ未知の燃料への
技術者としての誇りと不安が入り混じっていた。 
草薙は、煤けた手袋を脱ぎ、熱を帯びた烈風のカウリングに手を触れた。 
「……一度も、ぐずらなかった。まるで俺の体の一部になったような
 恐ろしいまでの応答性だった。整備長、この燃料があれば、俺たちはまだ戦える」

須田は、黙って深く頷いた。彼は、この燃料がどれほど貴重なものであるか
そしてそれがどれほどの「血」を対価として運ばれてきたのかを
末端の整備兵として察していた。彼ができることは、
この一滴も無駄にせず、再び機体を空へ送り出すことだけだった。

一九四五年九月二日の稚内沖空戦は
歴史上「一〇〇オクタンの奇跡」と呼ばれることになる。
日本軍の損失は、烈風三機、彗星二機、流星一機という、信じがたいほど低かった。
対するソ連太平洋艦隊航空隊は、投入された戦力の九割を喪失し
その機能を完全に停止させた。 これは単なるパイロットの練度の差ではない。
発動機という心臓に、適切な血液が注ぎ込まれた結果
生じた必然の勝利であった。物理的な性能差が、精神論を凌駕した瞬間であった。

第一航空戦隊は、第一次攻撃隊の収容を完了した後
直ちに第二次攻撃の準備に入った。格納庫では
再び一〇〇オクタン燃料がドラム缶から汲み上げられ、機体へと吸い込まれていく。 
整備兵たちの動きは、第一次出撃前よりもさらに鋭さを増していた。
自分たちが整備した機体が、圧倒的な勝利を
収めて帰ってきたという事実が、彼らに新たな活力を与えていた。

「燃料、補給完了。弾薬、全弾装填。第二次攻撃隊、準備完了」

甲板上に、再び烈風の咆哮が響き渡る。一〇〇オクタン・ガソリンが
シリンダー内で青白い爆発を繰り返し、鉄の巨体に命を吹き込む。
 草薙少佐は、再びコックピットへと向かった。 
彼の目には、もはや敗北の色はない。ただ、自らが操る機体への絶対的な信頼と
守るべき大地への執念だけが宿っていた。

稚内沖の空には、夜明けの太陽が赤々と昇り始めていた。
その光は、海面に浮かぶソ連艦隊の無惨な残骸を照らし出すと同時に
再び空へと駆け上がろうとする日本軍の翼を、黄金色に染め上げていた。 
一九四五年九月二日。北の海で始まったこの凄惨な空戦は
日本という国家が、滅亡の淵で最後に見せた、そして最も強力な反撃の第一章であった。 
その勝利を支えたのは、ワシントンで孤独な戦いを続ける一人の男の執念と
それを現場で形に変えた名もなき整備兵たちの手
そして何より、機体の深奥で爆発し続けた、高純度のエネルギーそのものであった。
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