If太平洋戦争        日本が懸命な判断をしていたら

みにみ

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新章 戦後編

日独友好条約

一九四七年、二月。大陸の凍てつく大地に
巨大な蒸気機関とディーゼルエンジンの咆哮が響き渡っていた。 
満州。かつての「王道楽土」の夢は、高倉義人が命を賭して守り抜いた
「管理権」という名の盾の下、戦後日本の復興を牽引する
巨大な動力室へと変貌を遂げつつあった。 
新設された「満州開発公社」は、旧関東軍が遺した広大な鉄道網、発電所
そして製鉄所といったインフラを最大限に転用した。
奉天、鞍山、本渓湖。かつての軍需拠点は
今、平和のための鉄鋼を吐き出し、炭鉱からは尽きることのない
黒いダイヤが掘り出されている。
 「……これが、高倉さんが残した景色か」 
満州開発公社の総裁室。かつての関東軍司令部を改装した執務室で
窓外に広がる工場の煙突を見つめ、実務を指揮する官僚たちが呟く。
しかし、その平和の煙の向こう側
シベリアの奥地からは、常に赤い不気味な影がこちらを睨みつけていた。

ハルビン北方の平原。日本陸軍、第1機甲師団所属の戦車中隊が
粉雪を舞い上げながら展開していた。 
中隊の主力は、三式中戦車。かつての九七式中戦車とは比較にならない
長砲身75ミリ野砲を搭載した、日本戦車隊の意地とも言える機体だ。
そして、その隊列の中に、数両ではあるが威容を誇る「四式中戦車」の姿があった。 
「中隊長、ソ連側の動きに変化があります。
 国境付近の拠点に、新型車両が配備された模様です」
受話器を握る中隊長の耳に、斥候からの緊迫した声が届く。 
「……T-44か。T-34の改良型と言われているが、
 その性能は未知数だ。我々の三式と
 四式でどこまで通用するか。エンジンの調子はどうだ」
「今のところ問題ありません。三菱製の400馬力ディーゼルは
 この寒さでも一発で始動します。ですが、相手は重戦車の防御力と
 中戦車の機動力を併せ持つ化け物だという噂です。予断を許しません」 
畑俊六元帥が推し進めた陸軍の車両化。その最前線で
若き戦車兵たちは、鋼鉄の巨獣を操りながら、静かなる国境の緊張に神経を研ぎ澄ませていた。

四月二日。東京、宮城。 桜が満開を迎えた皇居の石畳を
一台の黒塗りの乗用車が滑るように進んでいた。
 車から降り立ったのは、ドイツ第四帝国連邦、ロンメル皇帝の腹心であり
広報・外交を担当するアルフレート・インゲマー・ベルントであった。
彼は軍服ではなく、洗練されたダークスーツに身を包んでいたが、
その立ち居振る舞いには幾度もの死線を越えてきた軍人の鋭さが宿っていた。 
彼を出迎えたのは、日本国首相、吉田茂。 
「ベルント特使、遠路遥々、よくお越しくださいました。
 ロンメル元帥、いや、フェルディナント皇帝陛下におかれましてはご健勝とのこと、何よりです」 
「吉田首相、温かい歓迎に感謝します。ドイツと日本。
 我々は共に、かつての過ちを清算し、新しい道を歩み始めました。
 今日、この地で結ばれる友好条約は、過去の軍事同盟のような
 侵略のためのものではなく
 互いの生存と平和を守るための、英知の同盟であります」 
調印式は、極めて厳かな雰囲気の中で行われた。 日独友好条約。
ナチス時代の狂気的な同盟を完全に破棄し、民主化された新生ドイツと
主権を維持した日本との間の、互恵関係への移行。 
この条約に基づき、ドイツが誇る世界最先端の軍事技術と
日本が太平洋戦争の極限状態で磨き上げた電子工学・光学技術の交流が始まった。

ジェットエンジンに関しては
日本はすでに大戦末期にドイツから譲り受けたネ20の技術を独自に発展させ
橘花などで実用化に成功していた。しかし、重戦車や超高度戦闘機の分野では
依然としてドイツの技術は世界の数歩先を行っていた。 
横浜の埠頭には、ドイツから運ばれてきた巨大な木箱が並んでいた。
 「……これが、ティーガーIIか。まさに動く要塞だな」 
箱の中から現れたのは、重厚な傾斜装甲を纏った
ティーガーII、パンターF型、そしてケーリアン対空戦車。
これらは、すでにドイツ本国ではE-75プーマやE-50マーゲイといった
次世代戦車に主力交代を始めていたが、日本にとっては
今後の四式、五式戦車の開発に不可欠な「技術の教科書」であった。 
さらに、空軍の拠点となる千葉の木更津飛行場には
銀色に輝く数々の機体が運び込まれた。 
Me262。He162。Fw190-D9。Ta-152H-0。Ju-288。 
これら各2機ずつの「空の至宝」は、日本空軍へと移官された。
それは、新生日本の空を、ソ連のジェット機や
米国の新型機から守り抜くための、最強の牙となるはずだった。

四月十八日。木更津飛行場の上空は、吸い込まれるような碧に染まっていた。 
滑走路の端では、二つの「噴流の咆哮」が重なり合っていた。 
一台は、日本空軍が誇るエース、入間慎一郎少佐が操る橘花。
横須賀海軍航空隊で首都防空の要として戦い
B-29を36機、P-51を8機撃墜。
あのカーチス・ルメイを撃墜したことで知られる「帝都の守護神」だ。 
もう一台は、ドイツから派遣された「凶鳥フッケバイン」
エメリック・アクセル少佐。バトル・オブ・ブリテンでスピットファイヤを
そして実戦配備されたばかりの
英国ジェット機ミィーティアを、合わせて98機屠った空の魔術師。

「少佐、エンジンの回転数は安定しています。
 ネ20改、全開まで問題ありません。
 日本の電子技術で改良された無線機、クリアに聞こえますか」 
地上整備員の声に入間が短く答える。 
「ああ、感度良好だ。ドイツの英雄に
 日本の翼がどこまで届くか、見せてやろう」 
一方、Me262のコクピットで、アクセル少佐は不敵に笑った。 
「イルマ、君の噂はベルリンまで届いている。
 だが、ジェットの戦い方はプロペラとは違う。
 私のシュバルべが、君を虚空に誘ってあげよう」

「テイクオフ!」 
二機のジェット機が、凄まじい熱風を吐き出しながら滑走路を蹴った。
 高度5000。青の世界に、白い航跡雲が刻まれる。 
「……マッハ0.7。加速する。イルマ
 まずは君の旋回性能を見せてもらおうか」 
アクセルが操るMe262が、その翼端を翻し
鋭い旋回で橘花の背後を狙う。Me262のJumo 004エンジンは
その大推力で重厚な機体を強引に押し進める。 
対する入間の橘花は、日本独自の軽量化技術と
日本航空廠の技術者たちが改良した主翼形状により
Me262よりも一回り小さい半径で旋回を開始した。
 「……速いな。だが、このGには耐えられるか!」 
入間は操縦桿を思い切り引き、急上昇から頂点で反転する
「インメルマン・ターン」を敢行。エンジンの回転計が限界を指すが
日本の電子式自動制御装置がエンジンの焼き付きを寸前で食い止める。
 二機は超高速で交差し、互いのコクピットが数メートルまで接近する。
入間はアクセルの冷静な瞳を、一瞬だけ捉えた。

「水平の追っかけっこは終わりだ。ここからは三次元の戦いだよ、アクセル少佐」 
入間はスロットルを絞り、一気に機首を下げた。
重力加速を利用し、Me262の死角へと潜り込む。
アクセルは即座に反応し、機体を横転させてロールを繰り返し、照準を外そうとする。 
「……逃がさない」 入間の橘花の風防越しに
Me262の十字のマークが大きく広がる。
 橘花に搭載された九八式射撃照準器は
で改良され、超高速域での偏差修正を自動で行う。 
「……捉えた」 入間の指が、発射ボタンにかけられる。 
一秒。 二秒。 Me262が、橘花のレティクル(照準環)の中心に完璧に納まり続けた。 
「……私の負けだ、イルマ。その二秒間、私は確かに死んでいたよ」
 無線の向こうで、アクセルが清々しく笑った。 
Me262と橘花の模擬戦。機体の重厚さと速度の維持ではMe262が勝るものの
空戦における機動力と、電子機器による
エンジンの安定性において、橘花が勝利を収めた瞬間であった。

続いて、プロペラ機の頂上決戦が始まった。 
Fw190-D9、通称ドーラ。対するは
日本空軍の至宝、烈風二二型乙。 コクピットに収まるのは
もはや生ける伝説と言っても過言ではない男、岩本徹三大尉。
瑞鶴戦闘機隊の生き残りであり、「零戦虎徹」の異名を持つ。
開戦から終戦までに米ソ合計287機を撃墜した、人類史上最強の一翼。 
そして対するは、ドイツの「虚空のフェンサー」
デトレフ・フレイジャー中佐。
東部戦線でソ連機249機を屠った、冷徹無比な撃墜王。

「岩本大尉、相手は液冷エンジンの化け物だ。垂直の動きには気をつけろ」 
地上からの警告に、岩本は愛機、烈風の計器盤を優しく撫でた。 
「分かっている。空を飛ぶのに、水も空気もない。あるのは、風だけだ」 
烈風二二型乙。ハ43エンジン、2200馬力。空戦フラップと自動空戦装置を装備し
重武装ながら零戦並みの旋回性能を維持した、究極のレシプロ戦闘機。 
フレイジャー中佐は、Fw190-D9の長く突き出した鼻を空に向け
そのパワフルな上昇力に身を任せていた。 
「……イワモト。君と戦えることを、軍人として光栄に思う」

二機は、高度3000で正面から向き合った。 
「……行くぞ!」 フレイジャーのFw190-D9が
その圧倒的な上昇力を武器に、垂直方向へのループを仕掛ける。
上空からの一撃離脱こそ、フォッケウルフの真骨頂。 
しかし、岩本はそれを予測していたかのように、烈風を垂直に突き立てた。 
ハ43エンジンの唸りが、地上まで響き渡る。
烈風はその巨体をものともせず、Fw190-D9の背後を追って垂直に駆け上がる。 
「……何という上昇力だ。あの巨体で、私のドーラについてくると言うのか!」 
フレイジャーは機体を捻り、失速寸前でハーフロールを行い
一気にダイブに転じる。岩本も即座に烈風を反転。
二機は急降下しながら、螺旋を描くように互いの後ろを取ろうとする。 
「シザース」の応酬。 右、左、右。 機体にかかるGは、8Gを超えている。
岩本の視界がブラックアウト寸前まで狭まるが
彼の指先は、まるでピアノを奏でるように操縦桿を微動させ、烈風を意のままに操る。 
フレイジャーもまた、超一級の操縦技術で対抗する。
Fw190-D9のロール性能は世界一だ。
岩本の烈風が射程に入るたびに、彼は瞬き一つの間に機体を横転させ、その死の線から逃れていく。

「……さすがだな。フェンサーの名は伊達じゃない」 岩本は笑った。
自分と同じ匂いのする男が、あそこに乗っている。 
水平の旋回、垂直の急上昇、急降下からの反転。 
二機の航跡雲は、木更津の上空に、巨大な三次元の幾何学模様を描き出した。 
烈風がFw190-D9のレティクルに一瞬入るが
その直後に烈風は自動空戦フラップを駆使した異常な旋回で
逆にFw190-D9の背後に回り込む。 しかし、フレイジャーは
水メタノール噴射装置を全開にし、その圧倒的な加速力で岩本の射程外へと逃げ去る。
 戦いは、三十分以上に及んだ。燃料計が警告を発し始めた時
二機は示し合わせたように、互いに翼を振って戦いを終えた。

「……勝敗つかず、か。フレイジャー中佐
 あんたの腕は本物だ。ドイツには、まだこんな怪物がいたんだな」 
着陸後、コクピットから降りた岩本は
汗を拭いながら歩み寄ってきたフレイジャーと固い握手を交わした。 
「イワモト大尉、君こそ。あの機体、烈風と言ったか。
 あんな動きをする戦闘機は、地球上に二つとないだろう
 我が国のFw190D-9と互角、いや、旋回戦になれば私に勝ち目はなかった」 
二人のエースの評価は一致していた。 Fw190-D9と烈風二二型乙。
性格は正反対ながら、それぞれの設計思想における
「頂点」に位置する名機同士の戦いは、歴史に残る名勝負となった。

この模擬戦の結果は、即座に総軍省の古賀元帥
そしてドイツのロンメルへと報告された。 
「橘花は、電子機器の恩恵でMe262を上回る実戦能力を証明した。
 烈風は、世界最強のレシプロ機であることを再確認させた。
 しかし、問題はこれらの技術を、どうやって『次』の時代へ繋げるかだ」 
古賀は、松前未曾雄が作成した技術報告書を読みながら、深く頷いた。 
日本の電子工学と、ドイツのエンジン・重工業技術。
この二つの融合は、日独友好条約という名の触媒によって
爆発的な化学反応を起こしつつあった。

しかし、この交流を最も苦々しく見つめていたのは、アメリカであった。 
ワシントンのCIA本部の地下室。そこでは
木更津での模擬戦を隠し撮りした不鮮明な写真が、机の上に並べられていた。
 「……日本がドイツと手を組んだ。これは、我々が恐れていた
 『ユーラシア大陸の結合』だ。高倉が生前に何を仕込んだのかは知らんが
 日本は今や、単なる敗戦国ではない。彼らは、我々が持っていない
 『知恵』と『勇気』、そして『ドイツの技術』を手に入れた」 
アメリカ大統領トルーマンは、報告書を握り潰した。 
「日本を飼い慣らすことは、もはや不可能かもしれない。
 だが、彼らが対ソ防衛の最前線にいる限り
 我々は彼らを利用せねばならない。……不快な均衡だ」

そして、ソ連のスターリンもまた、この模擬戦の知らせをモスクワで受け取っていた。 
「橘花に烈風……。日本の空軍、侮れん。毛沢東に伝えろ。
 これ以上、日本軍の拠点を直接攻撃するのは控えろと。
 奴らの空軍が出てくれば、我が方のT-34やT-44は
 空から見ればただの鋼鉄の棺桶になる」

一九四七年。 満州の地平線に、三式、四式の戦車砲が並ぶ。 
木更津の空に、橘花とMe262のジェットの咆哮が重なる。 
日本は、高倉義人が守り抜いた「あけぼの」の中で
かつての盲目的な狂気ではなく、冷静な計算と強固な意志
そして世界最高峰の技術を携えて、再び立ち上がっていた。 
それは、列強の思惑が渦巻く冷戦という名の海において
日本という巨大な不沈空母が、自らの針路を自らの手で切り拓き始めた瞬間であった。

岩本徹三は、夕暮れの飛行場に並ぶ烈風を見つめていた。 
「……高倉さん。あんたが作ったこの空を
 俺たちは守り抜く。二度と、誰にも汚させはしない」 
その誓いは、エンジンの余熱と共に、静かな春の風に乗って広がっていった。
 戦い抜いた果てに手に入れた、この青い空。 
日本空軍の翼は、明日への希望を載せて
今、さらなる高みへと舞い上がろうとしていた。 
冷戦の激流は、これからさらに激しさを増していく。 
しかし、この日、木更津で見せた日独のエースたちの共演は
来るべき試練に立ち向かう、新生日本の揺るぎない自信となったのである。
感想 4

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