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触れられたことで、クリステルのそこがキュッとせつなく疼く。
「違和感というのは、ここが?」
吐く息とともに、唇が耳を掠める。
「あ……」
僅かな接触だが、クリステルの心臓はバクバクと動きを速め、体温が一気に上がる。
「クリステル? 黙っていてはわからない。私は今君がどんな表情をしているのかわからない。目の見えない私に、わかるように説明してほしい」
「そ、そうです」
噛み締めた唇の奥から、クリステルは返事をした。
「そうか。なら、早く私の形を覚えてもらうとしよう」
「お、覚える……とは? そんなことが、出来るのですか」
そんなことが出来るのだろうか。自分の体のことなのに、自分よりわかっている様子のライオットに、素直に尋ねた。
「男の陰茎も形は微妙に違うそうだ。慣れるまで大変かもしれないが、同じ相手に何度も挿入されるうちにその形を覚え、ぴたりと合うようになるそうだ」
「ラ、ライオット様の形に……合う?」
それはまるでクリステルが彼のために、作り変えられると言っているようだった。
そんなことが本当にあるのだろうか。
しかし、もしそうなら、彼をもっと満足させられる。
ゾクゾクとした快感が、内側から湧き上がってくるのを感じた。もしそうなら、どんなに嬉しいことか。
「あの、もしそうなったら、ライオット様は、嬉しい……ですか?」
その言葉に「あなたのための私になりたい」という想いが込められていた。
「そうだな」
「で、では、そうなるように努力……します」
言ってはみたものの、腹筋を鍛えるのとわけが違う。どうすればいいのかわからない。
「……君は……」
ライオットが息を呑んだ。
「あの、私……何か間違ったことを……」
「そうか。なら、励まねばな」
「え、あ、ラ、ライオット……さ」
スカートの裾をたくし上げたライオットの手が、太ももを伝い直接下着の上から秘部に触れる。
「おや、なぜここはこんなに湿っているのだ?」
そこは、ライオットに耳もとで囁かれた頃から既に濡れていた。
「ライオット……さま……こ、こんな場所で……ひ、昼間から……あの」
「呼ぶまで誰も来るなと言ってある。それに、昼でも夜でも、私にとって暗闇なのは同じだ」
「……」
それを言われると、クリステルは何も反論出来なくなる。彼から光を奪った男の、自分はその妻。ここまでする必要はないかもしれないが、自分がこういう形で彼に償うと決めた。彼が望む時に、望む場所で逆らわず奉仕するのが自分のすべきこと。
「……罪悪感につけ込む、嫌な人間だと思うだろう?」
「い、いえ……そ、そんな……」
「嘘を吐くな」
「そんな、私は……」
嘘を吐いているとしたら、それは別の意味だ。
夫が起こした事故の償いだと称して、ライオットに近づき、こうして彼にー本当に心から愛する男に身を委ねている。
「……いいさ、君がどう思おうと、今私にはこうすることでしか、胸にある苛立ちを吐き出す術がない」
それはライオットが明かす胸の内だった。突然の事故で視力を奪われ、前途ある未来を閉ざされた。
それだけでなく、彼が先祖から引き継いだ爵位をも失う危機にある。それを護るため、憎い男の妻を抱かなければならないのだから、当然苛立ちもするだろう。
「あなたの……あなたの気が済むまで、私を……利用してください。私は、それに従います」
自分の体を開くことで、彼の気が少しでも晴れるなら、クリステルはたとえ憎まれていたとしても、必要とされている限りは、彼に寄り添っていこう。
そう心に誓った。
「……君は……そこまで……」
喉の奥からそう絞り出すように言うと、ライオットは乱暴に彼女の下着を下ろし、直接秘部に触れてきた。
「あ、ラ……」
秘列を辿り密口を探り当てると、指をずぶりと滑り込ませ、そのまま膣壁をぐるりと撫で回す。
「あ……ん、んんん、あ」
刺激に身悶えるクリステルだったが、ある部分に指が当たると、また別の刺激が彼女を襲った。
「……っ」
「そうか、ここか」
声でそれを感じ取ったライオットは、そこばかりを執拗に攻めた。
「あ、だめ……そ……そこは……」
「何がだめなのだ? こんなに収縮して私の指を締め付けてくる。ここはもっと刺激がほしい言っているぞ」
「あ……」
クリステルの思いとは関係なく、彼の指に刺激され密口が収縮する。その度にお腹から熱いものが流れ出てくる。
「あ、ん、ああ」
グチョグチョと溢れる蜜を搔き回す音がする。指がまた一本、また一本と増え、それらが中で違う動きをして膣壁をあちこち刺激する。
「そろそろだな。挿れろ」
クリステルの腰を持ち上げ立たせると、彼がズボンの前を寛げて猛った己の男根を突き出す。
クリステルは自らスカートの下に手を入れ、太ももまで下ろしていた下着を膝まで落とし、彼の膝の上に跨った。
そしてそのまま彼に身を寄せると、腰をずらして秘部へと先端を導いた。少し擦り付けただけで、クリステルのそこが疼く。
「いいか?」
「は、はい」
それを合図にライオットが腰を突き出した。
「ふあっ、あっ」
挿入された先端が、中でこすり付けられると、思わず嬌声があがる。
「まだ少ししか入っていないぞ。それとも、この浅い所を擦られるのが好みか?」
ライオットが入口付近で腰をゆっくりと動かす。
「あ、あ、はぁぁ……」
「気持ちいいのか? かなり締まったぞ」
「あ、んんん……」
入口を掻き回したかと思うと、半ばまで押し込みまたそこでまた同じように膣壁を抉る。
「は、あ……やめ……」
ゾクゾクと、快感の波がせり上がってくる。彼に腰と背中を支えられていなければ、体が揺れて倒れてしまいそうだ。
「私たちの関係に、『止めて』という言葉はない。私は君を抱きたい時に抱く」
「はうっ、ああ、んんん」
声を張り上げそうになり、外に漏れていないかと慌てて口を塞ぐ。
「心配ない。人払いをしてある」
「で、でも……」
だからと言って、昼間からこのような行為をしているのは、やはり背徳感がある。
「私は君が今どんな顔をしているか、見ることができない。声だけでも、君がどんな風に感じているか、知りたい」
「あ、んん」
また少し奥へとライオットが挿入する。少しずつ、少しずつ当たる場所を変えながら、クリステルを蹂躙していった。
「違和感というのは、ここが?」
吐く息とともに、唇が耳を掠める。
「あ……」
僅かな接触だが、クリステルの心臓はバクバクと動きを速め、体温が一気に上がる。
「クリステル? 黙っていてはわからない。私は今君がどんな表情をしているのかわからない。目の見えない私に、わかるように説明してほしい」
「そ、そうです」
噛み締めた唇の奥から、クリステルは返事をした。
「そうか。なら、早く私の形を覚えてもらうとしよう」
「お、覚える……とは? そんなことが、出来るのですか」
そんなことが出来るのだろうか。自分の体のことなのに、自分よりわかっている様子のライオットに、素直に尋ねた。
「男の陰茎も形は微妙に違うそうだ。慣れるまで大変かもしれないが、同じ相手に何度も挿入されるうちにその形を覚え、ぴたりと合うようになるそうだ」
「ラ、ライオット様の形に……合う?」
それはまるでクリステルが彼のために、作り変えられると言っているようだった。
そんなことが本当にあるのだろうか。
しかし、もしそうなら、彼をもっと満足させられる。
ゾクゾクとした快感が、内側から湧き上がってくるのを感じた。もしそうなら、どんなに嬉しいことか。
「あの、もしそうなったら、ライオット様は、嬉しい……ですか?」
その言葉に「あなたのための私になりたい」という想いが込められていた。
「そうだな」
「で、では、そうなるように努力……します」
言ってはみたものの、腹筋を鍛えるのとわけが違う。どうすればいいのかわからない。
「……君は……」
ライオットが息を呑んだ。
「あの、私……何か間違ったことを……」
「そうか。なら、励まねばな」
「え、あ、ラ、ライオット……さ」
スカートの裾をたくし上げたライオットの手が、太ももを伝い直接下着の上から秘部に触れる。
「おや、なぜここはこんなに湿っているのだ?」
そこは、ライオットに耳もとで囁かれた頃から既に濡れていた。
「ライオット……さま……こ、こんな場所で……ひ、昼間から……あの」
「呼ぶまで誰も来るなと言ってある。それに、昼でも夜でも、私にとって暗闇なのは同じだ」
「……」
それを言われると、クリステルは何も反論出来なくなる。彼から光を奪った男の、自分はその妻。ここまでする必要はないかもしれないが、自分がこういう形で彼に償うと決めた。彼が望む時に、望む場所で逆らわず奉仕するのが自分のすべきこと。
「……罪悪感につけ込む、嫌な人間だと思うだろう?」
「い、いえ……そ、そんな……」
「嘘を吐くな」
「そんな、私は……」
嘘を吐いているとしたら、それは別の意味だ。
夫が起こした事故の償いだと称して、ライオットに近づき、こうして彼にー本当に心から愛する男に身を委ねている。
「……いいさ、君がどう思おうと、今私にはこうすることでしか、胸にある苛立ちを吐き出す術がない」
それはライオットが明かす胸の内だった。突然の事故で視力を奪われ、前途ある未来を閉ざされた。
それだけでなく、彼が先祖から引き継いだ爵位をも失う危機にある。それを護るため、憎い男の妻を抱かなければならないのだから、当然苛立ちもするだろう。
「あなたの……あなたの気が済むまで、私を……利用してください。私は、それに従います」
自分の体を開くことで、彼の気が少しでも晴れるなら、クリステルはたとえ憎まれていたとしても、必要とされている限りは、彼に寄り添っていこう。
そう心に誓った。
「……君は……そこまで……」
喉の奥からそう絞り出すように言うと、ライオットは乱暴に彼女の下着を下ろし、直接秘部に触れてきた。
「あ、ラ……」
秘列を辿り密口を探り当てると、指をずぶりと滑り込ませ、そのまま膣壁をぐるりと撫で回す。
「あ……ん、んんん、あ」
刺激に身悶えるクリステルだったが、ある部分に指が当たると、また別の刺激が彼女を襲った。
「……っ」
「そうか、ここか」
声でそれを感じ取ったライオットは、そこばかりを執拗に攻めた。
「あ、だめ……そ……そこは……」
「何がだめなのだ? こんなに収縮して私の指を締め付けてくる。ここはもっと刺激がほしい言っているぞ」
「あ……」
クリステルの思いとは関係なく、彼の指に刺激され密口が収縮する。その度にお腹から熱いものが流れ出てくる。
「あ、ん、ああ」
グチョグチョと溢れる蜜を搔き回す音がする。指がまた一本、また一本と増え、それらが中で違う動きをして膣壁をあちこち刺激する。
「そろそろだな。挿れろ」
クリステルの腰を持ち上げ立たせると、彼がズボンの前を寛げて猛った己の男根を突き出す。
クリステルは自らスカートの下に手を入れ、太ももまで下ろしていた下着を膝まで落とし、彼の膝の上に跨った。
そしてそのまま彼に身を寄せると、腰をずらして秘部へと先端を導いた。少し擦り付けただけで、クリステルのそこが疼く。
「いいか?」
「は、はい」
それを合図にライオットが腰を突き出した。
「ふあっ、あっ」
挿入された先端が、中でこすり付けられると、思わず嬌声があがる。
「まだ少ししか入っていないぞ。それとも、この浅い所を擦られるのが好みか?」
ライオットが入口付近で腰をゆっくりと動かす。
「あ、あ、はぁぁ……」
「気持ちいいのか? かなり締まったぞ」
「あ、んんん……」
入口を掻き回したかと思うと、半ばまで押し込みまたそこでまた同じように膣壁を抉る。
「は、あ……やめ……」
ゾクゾクと、快感の波がせり上がってくる。彼に腰と背中を支えられていなければ、体が揺れて倒れてしまいそうだ。
「私たちの関係に、『止めて』という言葉はない。私は君を抱きたい時に抱く」
「はうっ、ああ、んんん」
声を張り上げそうになり、外に漏れていないかと慌てて口を塞ぐ。
「心配ない。人払いをしてある」
「で、でも……」
だからと言って、昼間からこのような行為をしているのは、やはり背徳感がある。
「私は君が今どんな顔をしているか、見ることができない。声だけでも、君がどんな風に感じているか、知りたい」
「あ、んん」
また少し奥へとライオットが挿入する。少しずつ、少しずつ当たる場所を変えながら、クリステルを蹂躙していった。
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