10 / 17
10=訪問者=
しおりを挟む
最寄りの駅に着いてトボトボ歩く美奈子。疲れている自覚がある。
それでも横になったら、あれこれ考えてしまい、また眠れなくなるかもしれない。
前も見ずにぼんやりを足だけを進め、やがては自宅に辿り着いた。
「前見て歩かないと、危ないよ?」
突然の声に驚いて顔を上げる。自宅の扉前に優斗がビニール袋を片手に立っていた。
「ど、どうしてここに……」
「美奈子ちゃんが体調悪そうだって、オーナーから連絡もらってね」
優斗はそう言うと美奈子に腕を伸ばし、手の甲でその頬に触れた。頬からするりと下に撫でると、手を返して首に触れる。
「熱はなさそうだね」
ほっとした顔の優斗に、体温が上がりそうになりながら、美奈子は赤くなって言う。
「ただの……寝不足です……」
「あ、そうなんだ。よかった」
優斗はビニール袋を美奈子に差し出して言った。
「風邪だったら料理とか面倒だろうと思って、色々材料買ってきたんだ。よかったら使って」
袋ごと手渡そうとする優斗に、美奈子は部屋の扉を指さして言う。
「ありがとう。作ってくれるつもりだったの?」
頷きを確認すると、顔を綻ばせて言った。
「今からお願いしてもいい?」
大きな頷きに、美奈子は鍵を開けて優斗を振り返る。すると、優斗が素早く美奈子に口付けた。
「入れてもらえて嬉しいよ」
照れから優斗を直視できず、さっと部屋の中に入る。
ビニール袋の音と共に入ってくる優斗。美奈子はキッチンを指して言った。
「なんでも自由に使って。本格的なものは何もないけど」
美奈子の言葉に優斗は微笑み、ビニール袋をテーブルに置くと中から野菜を取り出して言った。
「調味料借りていい?」
「うん、コンロの左下か冷蔵庫に入ってる」
優斗は教えられた場所を開け、屈み込んであれこれ調べている。ややして立ち上がると美奈子に聞いた。
「根菜と鶏肉の黒酢炒めとか食べれる?」
「え、そんな本格的なもの作ってくれるの?」
「簡単なものだよ。大丈夫そうでよかった」
手早く材料を出して野菜を洗いながら優斗は言う。
「風邪かなと思ってたから、喉が痛くなければ野菜たっぷりの鳥スープにしようかと思ったんだ。でも風邪じゃないなら、ご飯がおいしく食べられるオカズのほうがいいよね?」
「黒酢炒めなんて家で作った事ない」
美奈子がそう言うと、優斗はちらりと振り返って笑う。
「意外と簡単なんだよ。でもこれは、俺が好きだからレシピを知ってるだけで。美奈子ちゃんが当然のように知ってるレシピを、俺が知らない可能性もあるからね」
そうなのだろうかと首を傾げる美奈子。優斗の事はまだあまり知らないが、さっきから見ていると手慣れている。
「仕事で料理もするの?」
「ん~、今の職場ではあまりやらないかな。前職は料理も作ってたから、少しは慣れてるかも」
トントン野菜を切りながら言う優斗の手つきは、迷いがなくて早い。
「えっとね、出来るまで三十分はかかるから、着替えとかお風呂とか入ってきていいよ。俺が帰ったら速攻で寝られるように」
帰ると聞いて急に寂しくなった美奈子は、引き出しを開けて作った合鍵を出す。
料理中の優斗の背後に立つと、鍵を握りしめて言った。
「合鍵……いる?」
野菜を切る音がやみ、体が反転して美奈子に向き直る。
「作ってくれたの?」
小さく頷いた美奈子を抱きしめた優斗から、ぷんと玉ネギの匂いがした。
「嬉しいな。いつでも来ていいって事?」
それにも小さく頷いた美奈子は、優斗の胸に顔を埋めたまま言った。
「今日は泊まっていってくれる?」
「美奈子ちゃんがいいのなら」
「いいに決まってる」
その言葉を受けた優斗が、ぎゅうっと美奈子を抱きしめた。
「あ、でも俺着替えとかないから、この服で布団に入っても怒らない?」
「うん。貸してあげられる服がないから、寝るのしんどくなかったらいいんだけど」
「嬉しいな。じゃあ二人分作ろうかな。一緒に食べて一緒に寝て……うん、いいね」
独り言のように呟いた優斗は、美奈子を解放して料理に戻る。
その背中を、美奈子は幸せそうに見ていた。
食事を終えて、食後のお茶を淹れながら少しだけ話したが、優斗に言われてゆっくり風呂に入る事にした。
しかし風呂上がりの部屋の中は、いつものように静かでしんとしており、優斗は家の中から消えていた。
「帰った……のかな」
食事中もしきりに美奈子の体調を気遣っていた優斗。美奈子は自分が嫌で帰ったとはもう思わなかったが、気遣って帰る可能性はあると思った。ゆっくり寝ろと言われているみたいだが、挨拶もなく消えている事には少し寂しさを覚えた。
部屋の中央にぽつんと立って固まっていた美奈子は、玄関から音がして弾かれたようにそちらを見た。
かちゃっと音がして鍵が開き、玄関から優斗が顔を覗かせる。
美奈子に気がつくと、嬉しそうに合鍵を掲げて見せた。
「合鍵使いたくて買い物行ってきた」
最寄りのコンビニの袋だった。
「下着と歯ブラシ」
美奈子は安堵と歓喜が同時に来て、抱きつきたいのを我慢して、微笑みながら頷いた。
「お風呂使って」
「それじゃ遠慮なく。あ、美奈子ちゃんは寝てていいからね」
一応頷いた美奈子は、優斗を浴室に連れて行くとタオルを渡して、設備や備品についてあれこれ説明した。
優斗が泊まっていくと思うと、心が騒つくのを止められず、美奈子は連続の寝不足を覚悟した。
そわそわしながら優斗を待ち、念入りに髪を乾かす。意外と長風呂の優斗が出てくる頃には、すっかり乾かし終えていた。
「さっぱりした」
濡れた髪の優斗が新鮮で、滴る雫を見ながら美奈子は言う。
「お茶でも飲む?」
タオルで髪を拭きながら歩いてくる優斗は、美奈子に近寄ると顔を覗き込んだ。
「気にせず寝てて良いのに」
来てくれた優斗を放置して、さっさと布団に入るなんて美奈子には出来ない。
それに、この後……
「寝ようか」
優斗が微笑みながら言い、美奈子は淡い期待を胸に、無言で頷いた。
「狭いですけど……」
美奈子のベッドは一人サイズ用だ。
「知ってるよ。くっついて寝たらちゃんと二人入れるよね」
さっと先にベッドに入る優斗は、布団を捲って美奈子を迎え入れる。
吸い込まれるように横になった美奈子を、優斗の腕が優しく抱き止めた。抱えられるような体勢にドキドキするが、優斗はピクリともしない。
「あの……」
眠ったのだろうかと声をかけてみる。
「ん……どうしたの?」
下を見る気配に美奈子も顔を上げる。近すぎて顔は見えなかったが、その鎖骨に向かって言ってみる。
「今日は……何もしないの?」
「何もしない。美奈子ちゃんの体力が優先」
「体力が無いわけじゃ……」
「ダメだよ。万全じゃないと気持ち良くなれないらしいから」
「え?そうなんですか?」
少し体を離してその顔を見る。優斗は真剣な顔で美奈子を見ていた。
「まず寝不足は良くない」
黙ってそれに頷く美奈子。続いて口を開く優斗を見ていた。
「寝不足が続くと体力が減る。体力が減ると、女性はいかなくなると聞いたから、今は必死に我慢してる。その代わり、週末覚悟しといて」
優斗はそう言って口を引き結ぶと、再び美奈子を引き寄せてしっかり腕を回す。
トクトク鳴る鼓動を聴きながら、美奈子は瞳を閉じる。安堵が心に広がり、瞬く間に眠りに落ちた。
それでも横になったら、あれこれ考えてしまい、また眠れなくなるかもしれない。
前も見ずにぼんやりを足だけを進め、やがては自宅に辿り着いた。
「前見て歩かないと、危ないよ?」
突然の声に驚いて顔を上げる。自宅の扉前に優斗がビニール袋を片手に立っていた。
「ど、どうしてここに……」
「美奈子ちゃんが体調悪そうだって、オーナーから連絡もらってね」
優斗はそう言うと美奈子に腕を伸ばし、手の甲でその頬に触れた。頬からするりと下に撫でると、手を返して首に触れる。
「熱はなさそうだね」
ほっとした顔の優斗に、体温が上がりそうになりながら、美奈子は赤くなって言う。
「ただの……寝不足です……」
「あ、そうなんだ。よかった」
優斗はビニール袋を美奈子に差し出して言った。
「風邪だったら料理とか面倒だろうと思って、色々材料買ってきたんだ。よかったら使って」
袋ごと手渡そうとする優斗に、美奈子は部屋の扉を指さして言う。
「ありがとう。作ってくれるつもりだったの?」
頷きを確認すると、顔を綻ばせて言った。
「今からお願いしてもいい?」
大きな頷きに、美奈子は鍵を開けて優斗を振り返る。すると、優斗が素早く美奈子に口付けた。
「入れてもらえて嬉しいよ」
照れから優斗を直視できず、さっと部屋の中に入る。
ビニール袋の音と共に入ってくる優斗。美奈子はキッチンを指して言った。
「なんでも自由に使って。本格的なものは何もないけど」
美奈子の言葉に優斗は微笑み、ビニール袋をテーブルに置くと中から野菜を取り出して言った。
「調味料借りていい?」
「うん、コンロの左下か冷蔵庫に入ってる」
優斗は教えられた場所を開け、屈み込んであれこれ調べている。ややして立ち上がると美奈子に聞いた。
「根菜と鶏肉の黒酢炒めとか食べれる?」
「え、そんな本格的なもの作ってくれるの?」
「簡単なものだよ。大丈夫そうでよかった」
手早く材料を出して野菜を洗いながら優斗は言う。
「風邪かなと思ってたから、喉が痛くなければ野菜たっぷりの鳥スープにしようかと思ったんだ。でも風邪じゃないなら、ご飯がおいしく食べられるオカズのほうがいいよね?」
「黒酢炒めなんて家で作った事ない」
美奈子がそう言うと、優斗はちらりと振り返って笑う。
「意外と簡単なんだよ。でもこれは、俺が好きだからレシピを知ってるだけで。美奈子ちゃんが当然のように知ってるレシピを、俺が知らない可能性もあるからね」
そうなのだろうかと首を傾げる美奈子。優斗の事はまだあまり知らないが、さっきから見ていると手慣れている。
「仕事で料理もするの?」
「ん~、今の職場ではあまりやらないかな。前職は料理も作ってたから、少しは慣れてるかも」
トントン野菜を切りながら言う優斗の手つきは、迷いがなくて早い。
「えっとね、出来るまで三十分はかかるから、着替えとかお風呂とか入ってきていいよ。俺が帰ったら速攻で寝られるように」
帰ると聞いて急に寂しくなった美奈子は、引き出しを開けて作った合鍵を出す。
料理中の優斗の背後に立つと、鍵を握りしめて言った。
「合鍵……いる?」
野菜を切る音がやみ、体が反転して美奈子に向き直る。
「作ってくれたの?」
小さく頷いた美奈子を抱きしめた優斗から、ぷんと玉ネギの匂いがした。
「嬉しいな。いつでも来ていいって事?」
それにも小さく頷いた美奈子は、優斗の胸に顔を埋めたまま言った。
「今日は泊まっていってくれる?」
「美奈子ちゃんがいいのなら」
「いいに決まってる」
その言葉を受けた優斗が、ぎゅうっと美奈子を抱きしめた。
「あ、でも俺着替えとかないから、この服で布団に入っても怒らない?」
「うん。貸してあげられる服がないから、寝るのしんどくなかったらいいんだけど」
「嬉しいな。じゃあ二人分作ろうかな。一緒に食べて一緒に寝て……うん、いいね」
独り言のように呟いた優斗は、美奈子を解放して料理に戻る。
その背中を、美奈子は幸せそうに見ていた。
食事を終えて、食後のお茶を淹れながら少しだけ話したが、優斗に言われてゆっくり風呂に入る事にした。
しかし風呂上がりの部屋の中は、いつものように静かでしんとしており、優斗は家の中から消えていた。
「帰った……のかな」
食事中もしきりに美奈子の体調を気遣っていた優斗。美奈子は自分が嫌で帰ったとはもう思わなかったが、気遣って帰る可能性はあると思った。ゆっくり寝ろと言われているみたいだが、挨拶もなく消えている事には少し寂しさを覚えた。
部屋の中央にぽつんと立って固まっていた美奈子は、玄関から音がして弾かれたようにそちらを見た。
かちゃっと音がして鍵が開き、玄関から優斗が顔を覗かせる。
美奈子に気がつくと、嬉しそうに合鍵を掲げて見せた。
「合鍵使いたくて買い物行ってきた」
最寄りのコンビニの袋だった。
「下着と歯ブラシ」
美奈子は安堵と歓喜が同時に来て、抱きつきたいのを我慢して、微笑みながら頷いた。
「お風呂使って」
「それじゃ遠慮なく。あ、美奈子ちゃんは寝てていいからね」
一応頷いた美奈子は、優斗を浴室に連れて行くとタオルを渡して、設備や備品についてあれこれ説明した。
優斗が泊まっていくと思うと、心が騒つくのを止められず、美奈子は連続の寝不足を覚悟した。
そわそわしながら優斗を待ち、念入りに髪を乾かす。意外と長風呂の優斗が出てくる頃には、すっかり乾かし終えていた。
「さっぱりした」
濡れた髪の優斗が新鮮で、滴る雫を見ながら美奈子は言う。
「お茶でも飲む?」
タオルで髪を拭きながら歩いてくる優斗は、美奈子に近寄ると顔を覗き込んだ。
「気にせず寝てて良いのに」
来てくれた優斗を放置して、さっさと布団に入るなんて美奈子には出来ない。
それに、この後……
「寝ようか」
優斗が微笑みながら言い、美奈子は淡い期待を胸に、無言で頷いた。
「狭いですけど……」
美奈子のベッドは一人サイズ用だ。
「知ってるよ。くっついて寝たらちゃんと二人入れるよね」
さっと先にベッドに入る優斗は、布団を捲って美奈子を迎え入れる。
吸い込まれるように横になった美奈子を、優斗の腕が優しく抱き止めた。抱えられるような体勢にドキドキするが、優斗はピクリともしない。
「あの……」
眠ったのだろうかと声をかけてみる。
「ん……どうしたの?」
下を見る気配に美奈子も顔を上げる。近すぎて顔は見えなかったが、その鎖骨に向かって言ってみる。
「今日は……何もしないの?」
「何もしない。美奈子ちゃんの体力が優先」
「体力が無いわけじゃ……」
「ダメだよ。万全じゃないと気持ち良くなれないらしいから」
「え?そうなんですか?」
少し体を離してその顔を見る。優斗は真剣な顔で美奈子を見ていた。
「まず寝不足は良くない」
黙ってそれに頷く美奈子。続いて口を開く優斗を見ていた。
「寝不足が続くと体力が減る。体力が減ると、女性はいかなくなると聞いたから、今は必死に我慢してる。その代わり、週末覚悟しといて」
優斗はそう言って口を引き結ぶと、再び美奈子を引き寄せてしっかり腕を回す。
トクトク鳴る鼓動を聴きながら、美奈子は瞳を閉じる。安堵が心に広がり、瞬く間に眠りに落ちた。
4
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです
沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!
ブラック企業を退職したら、極上マッサージに蕩ける日々が待ってました。
イセヤ レキ
恋愛
ブラック企業に勤める赤羽(あかばね)陽葵(ひまり)は、ある夜、退職を決意する。
きっかけは、雑居ビルのとあるマッサージ店。
そのマッサージ店の恰幅が良く朗らかな女性オーナーに新たな職場を紹介されるが、そこには無口で無表情な男の店長がいて……?
※ストーリー構成上、導入部だけシリアスです。
※他サイトにも掲載しています。
独占欲全開の肉食ドクターに溺愛されて極甘懐妊しました
せいとも
恋愛
旧題:ドクターと救急救命士は天敵⁈~最悪の出会いは最高の出逢い~
救急救命士として働く雫石月は、勤務明けに乗っていたバスで事故に遭う。
どうやら、バスの運転手が体調不良になったようだ。
乗客にAEDを探してきてもらうように頼み、救助活動をしているとボサボサ頭のマスク姿の男がAEDを持ってバスに乗り込んできた。
受け取ろうとすると邪魔だと言われる。
そして、月のことを『チビ団子』と呼んだのだ。
医療従事者と思われるボサボサマスク男は運転手の処置をして、月が文句を言う間もなく、救急車に同乗して去ってしまった。
最悪の出会いをし、二度と会いたくない相手の正体は⁇
作品はフィクションです。
本来の仕事内容とは異なる描写があると思います。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
雨音。―私を避けていた義弟が突然、部屋にやってきました―
入海月子
恋愛
雨で引きこもっていた瑞希の部屋に、突然、義弟の伶がやってきた。
伶のことが好きだった瑞希だが、高校のときから彼に避けられるようになって、それがつらくて家を出たのに、今になって、なぜ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる