くすぐり体験談/ くすぐり短編集

くすぐり小説 / くすくすくらぶ

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かくれんぼ

ある日、私は、友達とかくれんぼを楽しんでいました。
私は体が小さいから狭いところに隠れるのが得意で、今回は倉庫の隅に置かれた木箱を見つけました。箱には小さな穴や隙間がいくつか空いていましたが、中が見えるほどではなくて、隠れれば絶対に見つからないだろうと確信しました。

私はそっと箱に潜り込んで、蓋を閉めて息をひそめました。

古い木の匂いが鼻をつき、狭い空間に少しドキドキしながらも、
「完璧な隠れ場所だ!」と内心得意でした。

しばらくすると、遠くから足音が近づいてきて、外から友達の声が聞こえてきました。

「ミコー!どこにいるのー?」

私はくすくす笑いをこらえながら、息を止めてじっとしていました。
箱の近くで足音が止まってしばらく静かになりました。
私は一瞬見つかったかな?とドキドキして、見つかってませんように、とぎゅっと目を閉じました。

ところがその時、箱の側面に空いた小さな穴から、何か細長いものがスルッと入ってきたのです。
突然その「何か」は私の脇腹を軽くつついてきて、「ひゃっ!」と小さな悲鳴を上げてしまいました。驚いて身を縮めると、今度は別の穴からまた別のフサフサした「何か」が忍び込んできて、私の首筋をそっとくすぐりました。

「や、やだっ、なにこれ!?」

私は慌てて箱の中で体をよじったが、狭い空間では全く逃げ場がありません。
くすぐってくるそれはまるで生きているかのように動き回って、次は私のお腹のあたりを執拗にツンツンつついて攻撃してきました。

「ふぁっ、く、くすぐったいっ!」

私は笑いをこらえきれず、声が漏れそうになるのを必死に我慢しました。箱の中でのたうち回るたびに、木箱がガタガタとかすかに揺れて、友達にバレてしまうのではないかと焦りました。

しかし、くすぐりは止まりません。穴から伸びてきたものは、今度は両方の脇の下を同時に狙ってきました。
棒のような物が脇の下に潜り込んで、こちょこちょとくすぐってきます。

「ひゃははっ!だ、だめっ、もう無理っ!」

私はもう我慢できなくて、笑い声を上げてしまいました。
体をくねらせて逃げようとしても、箱の狭さが逆に私を閉じ込めて、くすぐりから解放される術はありません。
なぜか棒やフサフサしたものの数はどんどん増えて、

首筋をこちょこちょ、
脇腹をツンツン、
お腹をさわさわ、
足の裏をつつつーっと、次々とくすぐってきます。

私の目は涙で潤み、笑いすぎて息も絶え絶えになりました。
「あははははっ!もうだめぇ!」と叫びながら、箱の内側をバンバン叩きました。

実は、外では友達の一人であるタロウが、私が隠れているのを見つけていたのです。彼は近くにあった長い掃除用のハケや細い棒を手に持って、穴から次々と私をくすぐって遊んでいて、
それに気づいた他の子も集まってきて、外からみんなで逃げられない私をくすぐっていたのでした。

私の笑い声が倉庫中に響き渡り、
「まだまだいけるかな?」「ここはどう?」と意地悪い声が聞こえてきて、いろんな穴からこちょこちょ、ツンツン。
「あははははっ!お願い、やめてぇ!」
私は狭い箱の中でなんとか出ようと暴れますが、なかなかフタが開きません。
多分誰かが上から押さえていたんだと思います。

全身をあっちこっちから攻撃されて、
くすぐられるのに弱い私は、もう限界でした。
「あははっ!もうだめっ、降参!降参するからぁ!」と叫んでも穴から入ってくる棒の動きは止まらなくて、
笑いすぎて箱の中でぐったりするまでくすぐられたのでした。

ようやく私が箱から這い出てくると、みんなお腹を抱えて大笑い。
「ミコ、隠れるのは上手だけど、くすぐりに弱すぎだよ!」とからかわれました。私は頬を膨らませ、息を整えながら
「ずるい!あんなの、我慢できるわけないじゃん!」と言い返しました。
倉庫は笑い声でいっぱいになり、その後のかくれんぼも、いつも以上に賑やかなものになったのでした。

おしまい
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