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第8話 ほう、これが修行の成果ですか。
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今日もいい天気だ。マーシィ日和だ。ここに来てから雨の経験ないけど。というわけで、今日も張り切ってマーブルと一緒にマーシィさんのところにお邪魔します。バリバリ戦うぞ。
昨日も見た超太いくせに短い木とそこの根元にある像を見つける。相変わらず妖しい以外の何者でもない。今日はスキルを確かめながらの修行だ、という気持ちで像に触れる。辺り一面が微妙に揺れる。本当に微妙だ。像から煙が出てくるが、神秘性はおろか恐怖感すらわかない。本当に妖しげだ。普通の人は逃げて終わりじゃないのかと思いながら姿が現れるのを待つ。昨日もさんざん戦ったが、外見は本当にぱっとしない。とはいえ、鍛えられるときに鍛えておこうと思い直してバーニィを起動する。マーブルも戦闘準備完了っぽい。
戦ってみて気づいたのだが、昨日とは違って攻撃が鋭い。威力はさほどでもないが的確にこちらの攻撃に対応してくる。こちらも使える攻撃手段を全て使って攻撃しているが、上手くかわされたり弾かれたりする。どうにか倒したが、こちらは疲労困憊だったのでしばらくその場で休憩をした。ある程度回復したので、像に触れて再戦する。やはり手強かった。
日も暮れだしてそろそろ帰ろうと思って木の根元を見ると、数枚の銅貨と手紙が置いてあった。昨日と同じように私たち宛なのだろう。マーシィさんにお礼を言ってマーブルに作ってもらったお金袋に銅貨を入れて、ねぐらに戻ってから食事、風呂、洗濯、もふもふを済ませて手紙を読んでみると、昨日とは違った内容だった。
手紙には、1戦するごとに銅貨を1枚くれるとのことだったので、今後もありがたく頂戴しておく。何で銅貨1枚なのかというと、人寄せのためらしい。銅貨1枚というのはこだわりらしい。生前はそこそこお金をもっていたらしく、銅貨1枚なら毎日1万回戦ってもこの先10万年は余裕で出せるのだそうだ。そこそこじゃねえよ、どれだけ金持ってんだよ。像に触れたときに微妙な揺れは、揺らさないとこちらに気づかないだろうし、激しく揺らすと周りの動物に迷惑がかかるからだそうだ。お見事な心がけだと思うけど、もう少し存在感出すようにしてもいいのではないかと思ったが、そのことについてはこちらの知ったことではないか。
通い始めて1ヶ月の間、毎日ではないが結構な頻度でマーシィの像を訪れては格闘術・水術のスキルアップや、マーブルとの連係にいそしんだ。倒した回数は1日平均5回がいいところであったが、一戦一戦の内容が濃かったおかげか充実した修行内容だった。格闘術や水術の上達に比例してバーニィの扱い方もかなり上達できたのを実感した。また、水術を使う範囲が大幅に広くなり、水の動きを通じてかなり遠くの範囲まで索敵できるようになっていた。また、範囲内であれば凍らせたり、水浸しなどはもちろん、わずかでも水が存在すれば同じようなことができるようになっていた。マーブルの方もかなりの成長をしたようだ。外見は相変わらずなので、余計に嬉しい。
こんだけ対応できるマーシィさんって何者? と思いつつ今日の修行を終えて帰ろうとすると、いつも通り銅貨が数枚+手紙がいつも通りの場所に置いてあった。いつもならねぐらに戻ってからゆっくり読むのであるが、今日はまだ昼間だったため、ここで読むことにした。
手紙によると、マーシィさんは元冒険者で常にソロでクエストを受けていたそうだ。ほとんど任務に失敗したことがなかったらしいが、存在感があまりにも薄いためどれだけ活躍できていても目立つことはなかったそうだ。その最たるものは難易度のかなり高いダンジョンで、雑魚敵はおろか、ボスにも気づかれなかったらしい。隠密系のスキルは一切持っていないにも関わらずだ。話だけ聞くと嘘っぽいが、実際に戦ったり圧倒的存在感のなさが真実だと疑いようが無い。ある意味化け物ですな。久しぶりにステチェックといきますか。アマさん、お願いします。
------------------------------------
名前 < アイス > 種族 【 人間 】
年齢 < 35 > 性別 ♂
レベル 19 職業 【 なし 】
生命力 103 / 188
魔法力 0 / 0
腕 力 21 (21)
体 力 16 (16)
器用さ 5 ( 5)
知 力 28 (35)
魔 力 0 ( 0)
幸 運 18 (18)+32 (50)
[スキル] 水術 9、格闘術 極、解体 2
[称号] アマデウス神の加護(極)、悪魔を調伏せし者、マーシィの宿敵
-------------------------------------
レベルは1のみか、戦闘回数自体は少なめだから仕方ないか。
スキルは、っと、おお、水術も9になってる。格闘術MAXか、いいねぇ。って、称号何か増えてるし。何だよ、マーシィの宿敵と書いて「とも」って。まあ、いいか。あ、アマさん、コメントは後でお願いしますね。
次はマーブルですね。
-------------------------------------
名前 < マーブル > 種族 【マンチカン(デモニックヘルキャット)】
年齢 < 5ヶ月 > 性別 ♂
レベル 21 職業 【 アイスのペット 】
生命力 158 / 263
魔法力 41 / 432
腕 力 16 (16)
体 力 15 (15)
器用さ 25 (25)
知 力 15 (15)
魔 力 25 (25)
幸 運 20 (20)
[スキル] 格闘術 10、身体強化 10、気配探知 7、罠探知 2
火魔法 10、風魔法 10、闇魔法 7
-----------------------------------
おお、凄ぇ上がってる。ってかレベル抜かされてるし(泣)。ステータスもとりあえずMAXか。某ゲームでは、ステよりもレベルが重要ですしね。あとは経験値か。その辺は情報がないからのんびりといきましょうかね。アマさん、スキルと新たな称号についてよろ。
-----------------------------------
『スキル』・・・なんか投げやりになってはいないか? まあいい。スキルは基本10がMAXとされておるが、実はその上に極というものがあるのじゃ。極にするにはそれぞれ条件があっての。その極に達している者達から認められて得られるのう。まさか、格闘術の極がこのワシですら把握していないような者が条件とはのう。ちなみに水術に関しては極は存在せんから、そのつもりでのう。何せそのスキルお主しかもっておらんからのう。その代わりに10以上上がるようにしておいてあるぞい。頑張って上げるのじゃぞ。
『マーシィの宿敵』・・・スキルが極になる条件の1つじゃ。格闘術じゃが、そこまでいけば接近戦でお主に勝てる者は限られてくる。レベルが上がればドラゴンもただの大蜥蜴じゃ。レベルが上がればじゃがの。
-----------------------------------
さて、今日はこれで帰りましょうかと思い、手紙をしまおうとしたら、1枚手紙が落ちてきた。
手紙には、「いつもここに来てくれてありがとう。お礼に俺の宿敵の称号をあげよう。この称号はおまえが初めてだ。とはいえ修行には終わりが無い。戦い方に迷ったらいつでもここを訪れるといい。」と書かれていた。読み進めていくと最後に「できれば知人ができたらここに連れてきて欲しい。生前のみならず死後もぼっちは勘弁して欲しい。」ということが書かれていた。今までいいことが書かれていたのに最後で台無しだよ。
修行は一旦ここで止めることにするけど、気が向いたらここに来ようと思う。とはいえ、ここ遠いしな。
などと思っていたら、マーブルがそれを察したかのように右前足を上げて「ミャッ」とカワイイ声で鳴くと、そこには魔方陣が現れた。入っても何も起こらない。覚えたばかりで最初に作った魔方陣だから転送先がないらしい。ねぐらに作れば、こことねぐらを転移できるようになるみたいだ。何となくそう感じた。
ものは試しということで私たちは早速ねぐらに戻って魔方陣をマーブルに出してもらう。魔方陣に入ってマーブルが「ミャッ」と鳴くと、そこはねぐらの景色ではなくマーシィの像のところだった。今日はもう修行するつもりはなかったので、すぐにねぐらに戻った。あっという間だった。
マーブルのおかげで今後の予定がいい方向に進みそうだ。かわいくて賢いマーブル最高。
この日の夜はお礼も兼ねてこちらが力尽きるまで一緒に遊んで寝落ちして終わった。
「ありがとう、マーブル。」
マーブルは嬉しそうに「ミャ-」と鳴いたが、すでに睡魔に負けたアイスには届かなかったようだ。
昨日も見た超太いくせに短い木とそこの根元にある像を見つける。相変わらず妖しい以外の何者でもない。今日はスキルを確かめながらの修行だ、という気持ちで像に触れる。辺り一面が微妙に揺れる。本当に微妙だ。像から煙が出てくるが、神秘性はおろか恐怖感すらわかない。本当に妖しげだ。普通の人は逃げて終わりじゃないのかと思いながら姿が現れるのを待つ。昨日もさんざん戦ったが、外見は本当にぱっとしない。とはいえ、鍛えられるときに鍛えておこうと思い直してバーニィを起動する。マーブルも戦闘準備完了っぽい。
戦ってみて気づいたのだが、昨日とは違って攻撃が鋭い。威力はさほどでもないが的確にこちらの攻撃に対応してくる。こちらも使える攻撃手段を全て使って攻撃しているが、上手くかわされたり弾かれたりする。どうにか倒したが、こちらは疲労困憊だったのでしばらくその場で休憩をした。ある程度回復したので、像に触れて再戦する。やはり手強かった。
日も暮れだしてそろそろ帰ろうと思って木の根元を見ると、数枚の銅貨と手紙が置いてあった。昨日と同じように私たち宛なのだろう。マーシィさんにお礼を言ってマーブルに作ってもらったお金袋に銅貨を入れて、ねぐらに戻ってから食事、風呂、洗濯、もふもふを済ませて手紙を読んでみると、昨日とは違った内容だった。
手紙には、1戦するごとに銅貨を1枚くれるとのことだったので、今後もありがたく頂戴しておく。何で銅貨1枚なのかというと、人寄せのためらしい。銅貨1枚というのはこだわりらしい。生前はそこそこお金をもっていたらしく、銅貨1枚なら毎日1万回戦ってもこの先10万年は余裕で出せるのだそうだ。そこそこじゃねえよ、どれだけ金持ってんだよ。像に触れたときに微妙な揺れは、揺らさないとこちらに気づかないだろうし、激しく揺らすと周りの動物に迷惑がかかるからだそうだ。お見事な心がけだと思うけど、もう少し存在感出すようにしてもいいのではないかと思ったが、そのことについてはこちらの知ったことではないか。
通い始めて1ヶ月の間、毎日ではないが結構な頻度でマーシィの像を訪れては格闘術・水術のスキルアップや、マーブルとの連係にいそしんだ。倒した回数は1日平均5回がいいところであったが、一戦一戦の内容が濃かったおかげか充実した修行内容だった。格闘術や水術の上達に比例してバーニィの扱い方もかなり上達できたのを実感した。また、水術を使う範囲が大幅に広くなり、水の動きを通じてかなり遠くの範囲まで索敵できるようになっていた。また、範囲内であれば凍らせたり、水浸しなどはもちろん、わずかでも水が存在すれば同じようなことができるようになっていた。マーブルの方もかなりの成長をしたようだ。外見は相変わらずなので、余計に嬉しい。
こんだけ対応できるマーシィさんって何者? と思いつつ今日の修行を終えて帰ろうとすると、いつも通り銅貨が数枚+手紙がいつも通りの場所に置いてあった。いつもならねぐらに戻ってからゆっくり読むのであるが、今日はまだ昼間だったため、ここで読むことにした。
手紙によると、マーシィさんは元冒険者で常にソロでクエストを受けていたそうだ。ほとんど任務に失敗したことがなかったらしいが、存在感があまりにも薄いためどれだけ活躍できていても目立つことはなかったそうだ。その最たるものは難易度のかなり高いダンジョンで、雑魚敵はおろか、ボスにも気づかれなかったらしい。隠密系のスキルは一切持っていないにも関わらずだ。話だけ聞くと嘘っぽいが、実際に戦ったり圧倒的存在感のなさが真実だと疑いようが無い。ある意味化け物ですな。久しぶりにステチェックといきますか。アマさん、お願いします。
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名前 < アイス > 種族 【 人間 】
年齢 < 35 > 性別 ♂
レベル 19 職業 【 なし 】
生命力 103 / 188
魔法力 0 / 0
腕 力 21 (21)
体 力 16 (16)
器用さ 5 ( 5)
知 力 28 (35)
魔 力 0 ( 0)
幸 運 18 (18)+32 (50)
[スキル] 水術 9、格闘術 極、解体 2
[称号] アマデウス神の加護(極)、悪魔を調伏せし者、マーシィの宿敵
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レベルは1のみか、戦闘回数自体は少なめだから仕方ないか。
スキルは、っと、おお、水術も9になってる。格闘術MAXか、いいねぇ。って、称号何か増えてるし。何だよ、マーシィの宿敵と書いて「とも」って。まあ、いいか。あ、アマさん、コメントは後でお願いしますね。
次はマーブルですね。
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名前 < マーブル > 種族 【マンチカン(デモニックヘルキャット)】
年齢 < 5ヶ月 > 性別 ♂
レベル 21 職業 【 アイスのペット 】
生命力 158 / 263
魔法力 41 / 432
腕 力 16 (16)
体 力 15 (15)
器用さ 25 (25)
知 力 15 (15)
魔 力 25 (25)
幸 運 20 (20)
[スキル] 格闘術 10、身体強化 10、気配探知 7、罠探知 2
火魔法 10、風魔法 10、闇魔法 7
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おお、凄ぇ上がってる。ってかレベル抜かされてるし(泣)。ステータスもとりあえずMAXか。某ゲームでは、ステよりもレベルが重要ですしね。あとは経験値か。その辺は情報がないからのんびりといきましょうかね。アマさん、スキルと新たな称号についてよろ。
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『スキル』・・・なんか投げやりになってはいないか? まあいい。スキルは基本10がMAXとされておるが、実はその上に極というものがあるのじゃ。極にするにはそれぞれ条件があっての。その極に達している者達から認められて得られるのう。まさか、格闘術の極がこのワシですら把握していないような者が条件とはのう。ちなみに水術に関しては極は存在せんから、そのつもりでのう。何せそのスキルお主しかもっておらんからのう。その代わりに10以上上がるようにしておいてあるぞい。頑張って上げるのじゃぞ。
『マーシィの宿敵』・・・スキルが極になる条件の1つじゃ。格闘術じゃが、そこまでいけば接近戦でお主に勝てる者は限られてくる。レベルが上がればドラゴンもただの大蜥蜴じゃ。レベルが上がればじゃがの。
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さて、今日はこれで帰りましょうかと思い、手紙をしまおうとしたら、1枚手紙が落ちてきた。
手紙には、「いつもここに来てくれてありがとう。お礼に俺の宿敵の称号をあげよう。この称号はおまえが初めてだ。とはいえ修行には終わりが無い。戦い方に迷ったらいつでもここを訪れるといい。」と書かれていた。読み進めていくと最後に「できれば知人ができたらここに連れてきて欲しい。生前のみならず死後もぼっちは勘弁して欲しい。」ということが書かれていた。今までいいことが書かれていたのに最後で台無しだよ。
修行は一旦ここで止めることにするけど、気が向いたらここに来ようと思う。とはいえ、ここ遠いしな。
などと思っていたら、マーブルがそれを察したかのように右前足を上げて「ミャッ」とカワイイ声で鳴くと、そこには魔方陣が現れた。入っても何も起こらない。覚えたばかりで最初に作った魔方陣だから転送先がないらしい。ねぐらに作れば、こことねぐらを転移できるようになるみたいだ。何となくそう感じた。
ものは試しということで私たちは早速ねぐらに戻って魔方陣をマーブルに出してもらう。魔方陣に入ってマーブルが「ミャッ」と鳴くと、そこはねぐらの景色ではなくマーシィの像のところだった。今日はもう修行するつもりはなかったので、すぐにねぐらに戻った。あっという間だった。
マーブルのおかげで今後の予定がいい方向に進みそうだ。かわいくて賢いマーブル最高。
この日の夜はお礼も兼ねてこちらが力尽きるまで一緒に遊んで寝落ちして終わった。
「ありがとう、マーブル。」
マーブルは嬉しそうに「ミャ-」と鳴いたが、すでに睡魔に負けたアイスには届かなかったようだ。
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