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第19話 ほう、これがギルド登録ですか。
しおりを挟むテシテシとマーブルの朝ご飯の催促から朝は始まる。いつもの挨拶を済ませるが、ごめん、今日の朝ご飯は私は作らないから。ということで、いつも通りマーブルを乗せて一階に降りる。受付に向かうとメルちゃんがいた。
「おはようございます、メルちゃん。」
「ミャー。」
「あ、おはようございます、アイスさん、マーブルちゃん。マーブルちゃんは挨拶ができるのですね。偉いです。朝食ですか?」
「自慢の猫ですから。はい、朝食を頂きに参りました。時間はかかりそうですか?」
「いえ、準備はできておりますので、すぐにお持ちします。」
そういうと、メルちゃんは奥の部屋に入り、少ししてトレイを2つ持ってきた。私達は基本部屋で食べるからいいけど、何で食堂とか無いんだろうか? 聞いて見たところ、建築時に予算がなくて泣く泣くあきらめたそうだ。削るのそっちかい。予算ができ次第改装するとは言っているけどはてさて。朝食は黒パンとクリームシチューっぽいスープだ。とろとろ感はなかったけど、なかなかの美味だった。マーブルもご満悦のようだ。
食事が終わってトレイを戻しに向かうと、受付にメルちゃんがいたのでトレイを渡した。
「食器をお返しに参りました。ごちそうさまでした、とても美味しかったです。」
「お粗末様でした。ところで、アイスさんは大食いなのですか? 2食ずつ頼むなんて。」
「いえ、1つはマーブルの分ですよ。不思議なことにマーブルは人と同じものが食べられますので。」
「そうでしたか。でもマーブルちゃんの健康には気をつけてくださいね。」
「ありがとうございます。ところで、冒険者ギルドはどう行けばいいのですか?」
「冒険者ギルドですか? アイスさん、ランクはどのくらいなのですか?」
「いえ、私は登録しておりませんので、ランクと言われても何のことやら。」
「えーっ、アイスさん登録されてないのですか? 失礼かもしれませんがそこそこお年を召されているというか、何というか。」
「ははっ。普通はそう思うでしょうね。今まで人里離れたところに住んでいたので、ここが初めて入った街なのですよ。」
「それは驚きです。って冒険者ギルドですよね? それでしたら、ここを出てまっすぐ進んで大通りに入ったら左に曲がって少し進んだら見つかりますよ。建物も大きいですし盾と剣の紋章が見えますからすぐにわかりますよ。ただ、この時間帯だと人が多いかもしれませんので、その点は気をつけてくださいね。」
「なるほど、ありがとうございます。探索を兼ねてゆっくり向かうとします。」
「はい、では気をつけて行ってらっしゃい。」
「ところで、荷台は置いていってもいいですか?」
「はい、かまいませんよ。」
お言葉に甘えて、ソリは置いていくことにした。
冒険者ギルドはホーク亭から結構近かった。周りよりも大きい建物で、盾と剣の看板も目立つところにあったので、迷わずに済んだ。入り口も大きめだな。規模の大きさがわかる。心の中では多少のためらいがあったが、そうも言っていられない。お金は多少あるが、すべて銅貨なのだ。早いうちに無くなってしまうだろう。気合いを入れ直して建物の中に入る。
中に入ると人でごった返していた。規模が大きいだけにクエストの案内や各手続きなどで窓口が別れている。これはありがたい。というわけで、私達は各手続きの窓口に行った。クエストの手続きの窓口はかなり混み合っていたが、こちらにはほどんど人はいなかった。窓口で対応しているのは、ほとんどが女の子だった。それもかなりかわいかったり、凄い美人揃いだ。小説通りだった。比較的手の空いている人たちはこちらをチラチラ見ていた。私では無くマーブルをですが。ええ、わかっておりましたとも。
「冒険者ギルドへようこそ、所属の更新ですか?」
私に対応した子は、メガネをかけたクール系美人だ。結構タイプかもしれないけど、目的を外れてはいけない。あくまで登録に来たのだ。第一こんなお世辞にもイケメンとは言えない上におっさん、しかも大量に金を持っているわけでは無い。いわゆるハズレ物件だ。さっさと登録を済ませてクエストをちまちまやっていこう、そうしよう。どうせ、マーブルしか見ていないだろうし。
「いえ、お恥ずかしい話しですが、新規の登録です。」
「えっ? 新規の登録ですか?」
クール系美人が一瞬目を見開く。当然だろう、いい年したオッサンが新規登録に来たのだから。しかし、相手はプロだった。一瞬驚いたがすぐに落ち着きを取り戻し話を続けた。
「ええ、新規の登録です。ずっと人里離れたところに住んでいたのでこういったことには疎くて。」
「では、最初にこちらに名前などを記入してください。失礼ですが、字は書けますか? もし書けなければ代筆いたしますが。」
「いえ、大丈夫です。お気遣いありがとうございます。こちらに記入すればいいのですね?」
「はい。・・・アイスさんですね。年齢は35ですか。出身地が未記入ですが、どこですか?」
「魔の大森林の集落出身なので、地名がわからなくて、どうしましょうか。」
「ええっ、魔の大森林? そんなところから来られたのですか? それにしては言葉遣いもしっかりしていますし、字もしっかり書けていますが。」
「そこら辺は、厳しい教育を受けた、ということにしておいてください。」
「そうですか。では、辺境の村落ということにしておきましょう。ところで、一緒にいるこちらの猫ちゃんは何て名前ですか?」
「この猫はマーブルといいます。マンチカンという種類の猫です。かわいいでしょう?」
「本当にかわいいですね。私も一匹欲しい。」
「お気持ちはわかりますが、マーブルはあげませんよ。ところで、他に手続きは必要ですか?」
「あ、失礼しました。次ですが、職業を決めてもらいますので、こちらの水晶に両手を当ててください。」
「こうですか? わかりました。」
これは、鑑定イベントか? 抜かりは無いぜ。隠蔽である程度隠してある。でも魔力「0」とか器用さ「5」とかで何か職業とかあるのかねぇ、とか思いながら言われたとおりに黒い水晶に両手を当ててみる。美人さん、また驚いた。
「え、えっと、これ壊れているのかしら?」
「どうしました?」
「ええ、この水晶に両手をかざすと、就ける職業がとなりの金属板に出てきて、それから選んでもらうのですが、アイスさんに関しましてはそれらが一切出てこなくて、なんだか見たことの無い職業が1つだけ現れたので。」
「ありゃ、そういうことですか。少々心当たりがありますので、多分正常だと思います。ではその職業でお願いします。ところで、普通はどんな感じで表示されますか?」
「そうですね、実際に見てもらった方が早いので。例えば私ですと、、、」
美人さんが黒い水晶に両手をかざすと、剣士、拳闘士、魔法使い、精霊使い、弓使い、盗賊、レンジャーなど、かなりの数が出てきた。で、何? 上級騎士とか凄そうなのもチラホラ。この人何気に凄い。
「おお、何だかいっぱい出てきましたね。」
「このように、普通でしたらいくつか職業が出てきて、これらの中から選んでもらうのですが、アイスさん、貴方に関してはポーター? の一種類しか現れないんです。」
「そうでしたか。それしか無いのでしたらそれを選びますよ。」
「はい、お手数ですが、もう一度この水晶に手をかざして職業を選んで下さい。レベルが上がってステータスが上がると新たな職がでてくるかもしれませんので、その時まで頑張ってレベルを上げてくださいね。」
「助言、ありがとうございます。そういたします。」
でも、ゴメン、私のステ、もうカンストなんだよね。というわけで、ポーターという職になった。ポーターっていわゆる運び屋ですよね。まあ、水術で大きなソリを引っ張っているから合っていると言えば合っているかな。美人さんが驚くくらいだからよほどレアな職なんだろう、美人さんの何とも言えない表情からすると、レアはレアでも悪い意味のレアだ、当然だろう。何せ魔力「0」に加えて器用さ「5」なのだ、とはいえまさか拳闘士にすらなれないとは思わなかった。個人的には面白いとは思うが。職はどうあれ魔物も狩れるし、マーブルもいるし、あとはクエストの内容次第だろうか。というわけで、次々と手続きを進めていく。ここまで親切にしてくれているのは職業柄、ではなく恐らくマーブルのおかげだろうな、どう考えても。流石はマーブル、私の自慢の猫。
「アイスさん、これで登録は完了です。ギルドカードを発行しますので少々お待ちください。その間にギルドの決まり事などを希望されれば説明いたしますが。」
「是非お願いします。何せ右も左もわかりませんので非常に助かります(泣)。」
「では、説明していきますね。カードが出来上がるまでですので、そんなにお時間はありませんので、さらに詳しく知りたい場合は、奥の部屋に本がありますので、そちらをお読みください。」
少々呆れながらも美人さんは説明してくれた。視線はマーブルに注がれていたが。とはいえクールビューティな美人の目が垂れ下がっていた。眼福だ。
説明によると、冒険者ギルドでは冒険者毎にランクが設定してあり、一番下はGであり、クエストをこなして昇格するとFになる、という感じで順々に上がっていき最高ランクはSとのこと。とはいえSランクは各国に1人いるかどうからしい。ちなみにこの街の最高ランクはAでギルド長だけのようだ。ちなみに最初のランクは最初に就く職業で変わるみたいで、職業によってはEランクからのスタートもあるそうだ。もちろん私は最低のGランクですよ、ええ、わかっておりましたとも。このポーターというレア職は恐らくどの職にも就けない人用の救済措置だと思う。私だからいいけど、他の人がこの職になってしまったら同情を禁じ得ないな。
また、クエストには常時依頼型と受注型、指名型があり、常時依頼型はどのランクでもよく、受注型はEランクからだそうだ。指名型はランクの指定はないが、基本Cランク以上の冒険者がほとんどで、Dランク以下はよほどのことが無い限りないそう。そして受注型は常時依頼型よりも報酬は多いが、クエスト失敗だと違約金が発生するものが多いそうだ。指名型に関しては依頼の内容次第だそう。クエストはクエスト案内窓口にあるクエストボードを見ればいいとのことだった。
あとは、罰則事項だが、殺人や強盗などの犯罪については厳しいらしく発覚したら、鉱山送りや犯罪奴隷として扱われたりするらしい。ただ、殺人に関しては盗賊などについては適用されないらしい。また、盗賊を殺した場合、その装備は盗賊を殺した人が好きにしていいらしい。あのときもらっておけばよかったかな、とはいえ大した装備じゃ無かったし別にいいか。で、冒険者同士のいざこざについてだが、基本的には御法度ではあるが、どうしても避けられない場合はギルド員の立ち会いの下でなら可能とのこと。とりあえず聞けたのはそんなところだ。あとは他の人に聞くなり調べるなりしますか。やらないかもしれないけど。
「お待たせしました。こちらがアイスさんのギルド証です。ちなみに討伐記録があったり偽造などできないように特殊な付与が付いていますので、無くさないようにしてくださいね。再発行は銀貨1枚ですよ。ちなみに、ステータスなども表示されますが、任意で隠せますのでその辺はご自由になさってください。では、頑張ってクエストを達成してくださいね。」
「ありがとうございます。頑張ります。」
「あ、自己紹介がまだでしたね。私はニーナと申します。これからよろしくお願いします。」
「こんな冴えないオッサンにわざわざご丁寧にありがとうございます。こちらこそ、これからよろしくお願いします。」
美人さんはニーナさんという名前でしたか。まあ、それはそうと、ギルド証をもらいましたので、早速クエストを確認しに行こうとしたら、呼び止められた。
「ところで、もしよろしければ、マーブルちゃんを撫でてもいいですか?」
「マーブルがよければ。マーブル、ニーナさんに抱っこしてもらってもいいですか?」
「ミャー。」
「構わないそうです。では、可愛がってやってください。」
「ありがとうございます。マーブルちゃん、こっちにおいで。」
ニーナさんが抱っこをしてマーブルを頬ずりしたり撫でたりしていると、急に周りの視線がこちらに向いたのを感じた。男達からは嫉妬の視線が9割くらいで残りの1割が羨望かな。女衆は逆という感じだ。嫉妬については恐らくニーナさん絡みだろう。ニーナさんと親しげに話しやがって、といった感じだろう。いや、これどう考えてもマーブル目当てだろう。特に男達には声を大にして言いたい。羨望についてはマーブルをモフりたいのだろう。そうだろうそうだろう、うらやましいだろう。マーブルは可愛いからね、当然だ。
しばらくニーナさんがモフっていたが、窓口に冒険者が来たので名残惜しそうに「またね。」と言ってマーブルを手放す。マーブルはニーナさんに「ニャー」と鳴いてから私の肩に飛び乗る。マーブルを巡ってのトラブルがありそうな予感がしたので急いでクエストを確認しないと。
やや急ぐ感じでクエスト案内にあるクエストボードを確認する。もちろん常時依頼の方だ。ふむふむ、薬草採取とゴブリン退治と、これは街の清掃か、他には魔物の毛皮もあるのか。ねぐらでやっていたのとほぼ同じか。じゃあ問題ないな。ぼちぼちやっていきますか。
クエストを確認したら、次はホーク亭に戻ってカードの確認だ。あの場で確認してもよかったけど、何が起こるかわかりませんし。採取など用にソリも必要だし。
ホーク亭に戻ると受付には誰もいなかったので、そのまま部屋に戻ってギルドカードを確認する。
-------------------------------------
名前 【 アイス 】 年齢 【 35 】
冒険者ランク 【 G 】
職業 【 ポーター 】 レベル 【 1 】
腕 力 17
体 力 16
器用さ 5
知 力 20
魔 力 0
幸 運 18
[スキル] 水術 5、格闘術 5、解体 3
[討伐記録]
-------------------------------------
ああ、やっぱり職に就くとレベルが1になるか。あれ、待てよ。レベルが下がったってことは、オークキングはもちろん、オークリーダーすら厳しくなってる? この職ってレベル上がりやすいのかなぁ。こればっかりは実際にやってみないとわからないか。で、ステやスキルは隠蔽できているな。とはいえ、これは隠しておきますか。討伐記録か、これも一応隠しておくとしましょう。表示されると確認が面倒そうだし。記録の確認は優秀なギルド員が確認してくれることでしょう。
では、確認も終わったことですしクエストに行くとしますか。
「では、マーブル、行きましょうか。」
「ミャッ!!」
お、マーブルも乗り気だ。さて、変なジャマが入らないといいのですがね。
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