とある中年男性の転生冒険記

うしのまるやき

文字の大きさ
31 / 85

第30話 ほう、新たな1日ですね。

しおりを挟む
 今日のクエスト達成の報告は終わったから、忘れないうちに宿の更新をしておかないと。あと食事増やさないとね。ジェミニはこんなに小さいけど私よりも食べる。こりゃ2食追加しておかないとダメかな。とか考えながらホーク亭に戻る。早速メルちゃんがいたので、用件を済ませてしまおう。


「お帰りなさい、アイスさん、マーブルちゃん。あれ? ウサギちゃんがいますね、新しい仲間ですか?」


「ただいま戻りました。メルちゃん、このウサギはジェミニといいます、マーブル同様よろしくお願いしますね。」


「ジェミニちゃんですか? 私はメルよ。よろしくね。」


「キュウ、キュー。(ワタシはジェミニというです。よろしくです。)」


「わあ、ジェミニちゃん。私の言ってることがわかるんだ。マーブルちゃんといい、ジェミニちゃんといい、アイスさんの連れ合いは賢い子ばかりですね。」


「ありがとうございます。で、忘れないうちにと思いまして、宿って今日まででしたよね? 宿泊の延長ってできますか?」


「延長ですか? ありがとうございます。アイスさんは部屋を綺麗に使ってくれているので、そういったお客さんに長く泊まって頂けるとこちらとしても助かります。」


「そうですか、では30日分でお願いできますか? あと、食事は1食4人分でお願いしたいのですが。」


「ありがとうございます!! 30日もご利用頂けるとはこちらとしてもありがたいです。1泊で4人分の食事付きですと、1泊銀貨3枚と銅貨8枚となりますので、30日分だと金貨11枚と銀貨4枚ですが、銀貨4枚分はサービスいたしますので、金貨11枚頂きます。」


「おまけしてくれるんですか? ありがとうございます。では先に金貨11枚支払っておきます。どうぞ、確認してください。」


「先払いですか? ありがとうございます。・・・確かに金貨11枚頂きました。ご利用ありがとうございます。ジェミニちゃんが増えたということは、夕食から4食分必要ですよね? 今日の夕食と明日の朝食分につきましてもサービスいたします。」


「いえ、追加料金として払いますよ。」


「いえいえ、この程度しかサービスできなくて逆に申し訳ないので、これくらいはさせてください。」


「では、お言葉に甘えさせて頂きます。では、夕食の時間くらいに戻りますのでよろしくお願いします。」


「はーい、ではいってらっしゃいませ。」


 宿代が少し安くなるとは思わなかったな、とりあえず30日は最悪宿にいるだけで生活できる。支払い忘れによって追い出されるのはいろんな意味で勘弁願いたいからね。


 ホーク亭を出て、次はギースさんの店に向かうことにした。ジェミニ用の首輪を追加で作ってもらうためだ。流石に昨日の今日だから道を間違えることなく到着した。店に入ると、店番らしき人がいた。


「いらっしゃいませ、何か入り用ですか?」


「はい、昨日装備の制作をお願いしたアイスと申しますが、ギースさんに少し話がありまして。」


「アイス様ですね、話は伺っております。親方に用ですか? すぐお呼びしますので、お待ちください。」


 少し待つと、ギースさんが出てきた。


「おう、アイスか、どうした? 何か問題でも起きたか? 注文の品だったら、予定通り2日後だぞ。」


「ギースさん、どうも。そちらはそのままでお願いします。少しお願いがありまして。」


「お願い? ん? お前さん、お供が増えたか。ということは、そちらのウサギの首輪だな? それだったら問題ない。追加で作っておくよ。素材は一緒でいいな?」


「話が早くて助かります。それでお願いします。あと、この子はジェミニといいます。」


「そうか、ジェミニという名か。ところで、申し訳ないが追加で金貨1枚もらうぞ。」


「わかりました、では金貨1枚です。」


「まいど、確かに受け取った。首輪だから装備と一緒に渡せそうだ。サイズはマーブルと同じでよさそうだな。では、2日後に取りに来てくれ。あと、まだ追加があれば承るが、これ以上は一緒に渡せないと思うが了承してくれ。」


「ありがとうございます。2日後が楽しみです。」


「ああ、期待して待っててくれ。いいものに仕上がりそうだ。」


 ギースさんの店を出ると、ジェミニが話しかけてきた。


「アイスさん、首輪を作るというのはわかったですが、素材は何にしたですか?」


「素材は一角ウサギの毛皮だ、ってジェミニ、確認せず悪かったが、一角ウサギの毛皮でよかったか?」


「確かに同じウサギかもしれないですが、種族が違いますので問題ないです。お肉も問題なく食べられるです。」


「そ、そうか、それを聞いて安心した。本当なら最初に聞かなきゃならないことだったんだけど。そうなると出来上がりが楽しみだな。みんなお揃いになるね。私は首輪じゃないけど。」


「アイスさんと、マーブル殿とお揃いですか? それは楽しみですね!!」


「ニャア!!」


 よかった。2人?とも嬉しそうだ。最低限の用も済んだし、折角だから町並みを見て回りますか。


 アクセサリーの店や魔導具の店など意外にも多く存在していた。でも、魔力が「0」の私にどうしろと? あとは、服飾店があったので、何着か購入した。案外安かったな。食堂などもいくつか見つかったが、ホーク亭で夕食が出るので今日はいいか。正直興味はあるので、行く機会があったら行ってみるとしますか。散策ついでに屋台が何軒かあったので、いくつか購入した。肉自体は悪くなかったが、味がちょっと、といったところだ。そうこうしているうちに夕食の時間が近かったので、ホーク亭に戻った。ついでなので、ソリを収納してみたが、すんなりと収納できた。これで空間収納のスキルを隠したりできるな。


 ホーク亭に戻り夕食を済ませて部屋で少しくつろぐ。スープとパンだけとはいえ、味はすばらしい。


「アイスさん、これ美味しいですよ! こんなに美味しいのに囲まれているのは初めてです! アイスさん達は毎日こんな美味しいものを食べているですか?」


 そういえば、ジェミニがホーク亭の食事を食べて興奮気味にそう言っていたな。用意した甲斐があるってもんだ。作ったのは私ではないが。お腹も落ち着いたところで、いつも通りねぐらに戻って風呂と洗濯を済ませようと思ったが、そういえば今日からジェミニが一緒だった。というわけで、一応話をしておく。


「これから、お風呂に入って、服を洗濯しに行きます。」


「え? お風呂ですか? 初めて聞くです。洗濯というのも知らないです。それって何ですか?」


「お風呂というのは、温かいお湯に浸かって今日の汚れと疲れをとる場所です。洗濯というのは、今私が着ている服を洗って綺麗にする作業のことです。」


「えーっ、お湯に浸かるですか? ここにはそういった場所はないですが。」


「そうです。ですから今から移動します。驚かないように。」


「わかりましたです。どこに行くですか?」


「行き先は教えません、というかわかりません。定位置に乗ってくれれば大丈夫です。」


 マーブルはいつものことなので、左肩に乗った。それを見たジェミニは頭の上に「?」を付けたまま右肩に乗る。こういった仕草も可愛いな。


「では、移動します。マーブル隊員よろしくお願いします。」


「ミャッ!」


 マーブルの転移魔法でねぐらに到着する。いきなり景色が変わったのでジェミニが驚いている。当たり前か。


「ア、アイスさん、ここってどこですか?」


「ここは、魔の大森林にある私達の家みたいなものだね。私は『ねぐら』と呼んでいる。」


「『ねぐら』ですか?」


「そう、ここは私とマーブルがここにいたときに生活していたところだよ。」


「アイスさん達がここに住んでいたですか? そういえばお風呂はどこですか?」


「慌てなくてもいいよ。お風呂は逃げないから。準備するから少し待っててね。」


 湧き水から水術でお風呂用の穴と洗濯用の穴に水を入れていく。


「えっ? 水が勝手に動いているですが、これは?」


「これは私のスキルで水術といって、身の回りにある水の成分を操る術だよ。」


「アイスさんってそんなに凄い術を持っているですね。ビックリです。」


「凄いかどうかはわからないけど、便利であることには違いないかな。魔力0だけど(泣)。」


「ええっ、魔力0ですか? こんな凄いことやってるのに魔力一切使ってないですか?」


「使おうにも使えないからね、っと水も十分溜まったな。では、温めますか。」


 慣れているから加熱の速度や加減もあっという間に終わる。服を脱いで洗濯用の水に放り込んでから湯船に浸かる。マーブルも慣れているので一段高くなっている部分にためらいなく入っていく。ジェミニはそれを見て驚き、恐る恐る湯船にかわいらしい前足をちょこんとつける。


「何です? これ、水が温かいです。これに入るですか?」


「そう、この温かい水に浸かるのがお風呂に入るということ。試しに入ってごらん。もちろん濡れるけど、私が乾かすから大丈夫だよ。」


「では、突撃です。・・・はぁ、温かいですぅ。これは気持ちいいです。くせになるです。」


 ジェミニも気に入ってくれたようだな。マーブルはいつも通り気持ちよさそうだ。この2人?が気持ちよさそうにしているのをみると、とてもほっこりする。マーブルだけでも破壊力十分だったが、ジェミニも加わってしまうとさらに破壊力がやばい。っと、ほっこりしてないで、洗濯洗濯。洗濯といっても、お湯に浸かっている間に洗濯用の水を回転させるだけ。洗濯用の水は入浴用と違いかなり熱いので汚れの落ち方がものすごい。


 しばらく湯に浸かっていたが、これ以上はのぼせてしまうので、名残惜しいが出ることにする。とはいっても別に今日だけじゃないからね。私が湯から出て水術で乾かしてから干してある服を着ると、マーブルが湯から出てきたので水術で乾かす。乾かした後はねぐらにあるウサギ毛布で横になる。ジェミニはというと、マーブルが湯から出るのに合わせて出てきたので、一旦お湯に戻ってもらってマーブルを乾かしてから出てもらった。ジェミニにも水術で乾かすが、マーブルより毛が短い分乾燥するのも早かった。洗濯した服は乾かしてからいつものところに干しておく。風呂と洗濯が済むと、それぞれ水を抜いておく。


 さっぱりしたところで、定位置に乗ってもらい転送魔法で宿に戻る。その頃になるとジェミニは驚き疲れたのか、それほど驚かなくなったが、こんなことを聞いてきた。


「アイスさん、あの『ねぐら』という家があるのに、何でここで泊まるですか?」


「あの『ねぐら』って、マーブルの転送魔法がないと戻れないんだよね。場所がわからないから。」


「そうなんですか?」


「そう、魔の大森林といわれている山からこの街に来るまでに何十日もかかっているんだよ。何十日もさまようと体がかなり汚れるから、お風呂と洗濯用に残しておいてるんだよ。元々は人のいる街や村に行くつもりだったから。」


「そうだったですね。では、お風呂や洗濯のできる場所があったら、『ねぐら』には戻らないですか?」


「そうだね。10日のうち1日は戻るかもしれないけど、基本戻らないかな。」


「そうですか。いろいろと驚きっぱなしの1日でしたが、アイスさんのお供になれて嬉しいです。これから楽しみでたまらないです。」


「そうか、そう思ってもらえると嬉しいよ。私としてもマーブルと2人?だけでも楽しい日々を送れたけど、ジェミニも一緒にいてくれるとさらに楽しい日々が送れそうだよ。」


「みゃあ!」


 マーブルも同じ考えのようだ。こういう気持ちが一緒っていいよね。


「では、寝るとしますか。おやすみ、マーブル、ジェミニ。」


「ミャア。」


「おやすみなさいです、アイスさん、マーブル殿。」


 前世ではほとんど味わえなかったこのほっこりとした気持ちのまま私は睡魔に落ちた。
しおりを挟む
感想 27

あなたにおすすめの小説

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

【完結】捨てられた双子のセカンドライフ

mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】 王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。 父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。 やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。 これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。 冒険あり商売あり。 さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。 (話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~

一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。 しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。 流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。 その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。 右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。 この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。 数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。 元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。 根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね? そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。 色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。 ……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。 辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん?? 私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

転生令嬢の食いしん坊万罪!

ねこたま本店
ファンタジー
   訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。  そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。  プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。  しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。  プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。  これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。  こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。  今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。 ※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。 ※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります

すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
 《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。  なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!  冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。  ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。  そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。

追放された最弱ハンター、最強を目指して本気出す〜実は【伝説の魔獣王】と魔法で【融合】してるので無双はじめたら、元仲間が落ちぶれていきました〜

里海慧
ファンタジー
「カイト、お前さぁ、もういらないわ」  魔力がほぼない最低ランクの最弱ハンターと罵られ、パーティーから追放されてしまったカイト。  実は、唯一使えた魔法で伝説の魔獣王リュカオンと融合していた。カイトの実力はSSSランクだったが、魔獣王と融合してると言っても信じてもらえなくて、サポートに徹していたのだ。  追放の際のあまりにもひどい仕打ちに吹っ切れたカイトは、これからは誰にも何も奪われないように、最強のハンターになると決意する。  魔獣を討伐しまくり、様々な人たちから認められていくカイト。  途中で追放されたり、裏切られたり、そんな同じ境遇の者が仲間になって、ハンターライフをより満喫していた。  一方、カイトを追放したミリオンたちは、Sランクパーティーの座からあっという間に転げ落ちていき、最後には盛大に自滅してゆくのだった。 ※ヒロインの登場は遅めです。

処理中です...