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3章 天国からの地獄ルート、罪深ルート、現実は非情ルート
11話 現実は非情ルート 1
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こういう一区切りの場面で大抵、神界?に連れていかれるけど、神もそこまで空気が読めないわけではないらしい。
『一番の幸せは、そこで終わっておいた方が良いと思うけどね』
はぁ。少しは余韻に浸らしてくれても良いんじゃない?
『ま、まぁ』
それよりも、神の言い方だと、これから何か悪いことでも起こるの?
『うーん。それは言えないかなぁ。現時点でも相当贔屓してるところがあるけど、これ以上は世界をおかしくするからね。人には大雑把な運命があるからね。これ以上人の運命をいじるわけにはいかないじゃん?』
そういうものなの?
『そそ。まぁ、忠告はするよ』
まぁ、気を付けるよ。
『それが良いよ。あと、意外だね』
ん?何が?
『セーブするかと思ったけど。しないんだね』
まぁね。初めては良いものだけど、僕、あまり好きじゃないかも……。美紗とだから気持ち良かったけど………。美紗以外だったら気持ちの悪さに吐いたかも……。
『ふぅん。君、本当に男かい?こんな人は初めてだよ。みんな性関係は敏感だし、男なんてただの猛獣じゃないか』
みんながそうとは限らないだろ?
『そうだけどさぁ………』
偏見は良くないよ。
『そだね。まぁ、頑張って。応援してるから』
うん。ありがと。
『じゃ』
それだけ言って神との会話は終わった。
「この幸せを手放せと?」
失笑だね。けど、神の言いたいことも分かる。憧れが憧れのままでいて欲しいように、幸せの絶頂なら、それ以上のものを望むのは、烏滸がましいよね?
セーブ………戻ることも少し視野に居れておこう。
うし!行くか。
ベッドから立ち上がり、ドアに手をかける。すると、話し声がした。多分、電話だろう。
美紗の声しか聞こえない。
「そ。だからお願いね?凱君のお義父様にも言っておいて、欲しいなぁって………勿論自分からも言うけど……良い?………………ありがとう!うん、分かったよ。またね」
美紗の親だろうか?まぁ、大方の予想はできているけどね。
早く行こう。
ガラガラガラ
「美紗、さっき電話してた?」
リビングのドアを開けた僕は反射的に聞いていた。
「ん?うん。お父さんとね」
「内容は聞けるもので?」
「うーん………お楽しみ!」
「えぇ……まぁ、良いか」
「凱君、ちょっと来て」
「ん?何?」
美紗は真面目に服を着ずにエプロン一枚だった。まぁ、僕は人よりも少し興奮しづらいらしい。こう言うのを見ても美紗が可愛いぐらいしか思い浮かばん。
「おはようのキス、しない?さっき出来なかったし………」
「ディープキスはなしでね」
「なんで?」
「朝からは、キツイかなぁ」
「そっかぁ……まぁ、時間は一杯あるし、何時でも良いよね」
「そうだね」
そう言って、僕らは軽くお互いの唇に触れる程度の朝のあいさつをした。いや、これを毎日とか幸せすぎかよ………。
~~~~~~~~~~~~~~~
自分の作品を読み返していたんですよね。そしたら、前話のようなシーンの前に前置きしといた方が良いかなぁって思ったんですよねぇ。それやると、少し冷めるんで、やりたくないんですけどね………。ああ言うシーン無理とか苦手な人、コメントお願いします。一人でもいたら実施します。
作者は書いた本人ですけど、苦手なんですよね。なんで、これからはああ言う場面、ないと言っても過言ではないかもしれません。そこら辺も意見があればとおもいます。
面白いと思っていただけたらこれからもよろしくお願いします。
『一番の幸せは、そこで終わっておいた方が良いと思うけどね』
はぁ。少しは余韻に浸らしてくれても良いんじゃない?
『ま、まぁ』
それよりも、神の言い方だと、これから何か悪いことでも起こるの?
『うーん。それは言えないかなぁ。現時点でも相当贔屓してるところがあるけど、これ以上は世界をおかしくするからね。人には大雑把な運命があるからね。これ以上人の運命をいじるわけにはいかないじゃん?』
そういうものなの?
『そそ。まぁ、忠告はするよ』
まぁ、気を付けるよ。
『それが良いよ。あと、意外だね』
ん?何が?
『セーブするかと思ったけど。しないんだね』
まぁね。初めては良いものだけど、僕、あまり好きじゃないかも……。美紗とだから気持ち良かったけど………。美紗以外だったら気持ちの悪さに吐いたかも……。
『ふぅん。君、本当に男かい?こんな人は初めてだよ。みんな性関係は敏感だし、男なんてただの猛獣じゃないか』
みんながそうとは限らないだろ?
『そうだけどさぁ………』
偏見は良くないよ。
『そだね。まぁ、頑張って。応援してるから』
うん。ありがと。
『じゃ』
それだけ言って神との会話は終わった。
「この幸せを手放せと?」
失笑だね。けど、神の言いたいことも分かる。憧れが憧れのままでいて欲しいように、幸せの絶頂なら、それ以上のものを望むのは、烏滸がましいよね?
セーブ………戻ることも少し視野に居れておこう。
うし!行くか。
ベッドから立ち上がり、ドアに手をかける。すると、話し声がした。多分、電話だろう。
美紗の声しか聞こえない。
「そ。だからお願いね?凱君のお義父様にも言っておいて、欲しいなぁって………勿論自分からも言うけど……良い?………………ありがとう!うん、分かったよ。またね」
美紗の親だろうか?まぁ、大方の予想はできているけどね。
早く行こう。
ガラガラガラ
「美紗、さっき電話してた?」
リビングのドアを開けた僕は反射的に聞いていた。
「ん?うん。お父さんとね」
「内容は聞けるもので?」
「うーん………お楽しみ!」
「えぇ……まぁ、良いか」
「凱君、ちょっと来て」
「ん?何?」
美紗は真面目に服を着ずにエプロン一枚だった。まぁ、僕は人よりも少し興奮しづらいらしい。こう言うのを見ても美紗が可愛いぐらいしか思い浮かばん。
「おはようのキス、しない?さっき出来なかったし………」
「ディープキスはなしでね」
「なんで?」
「朝からは、キツイかなぁ」
「そっかぁ……まぁ、時間は一杯あるし、何時でも良いよね」
「そうだね」
そう言って、僕らは軽くお互いの唇に触れる程度の朝のあいさつをした。いや、これを毎日とか幸せすぎかよ………。
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自分の作品を読み返していたんですよね。そしたら、前話のようなシーンの前に前置きしといた方が良いかなぁって思ったんですよねぇ。それやると、少し冷めるんで、やりたくないんですけどね………。ああ言うシーン無理とか苦手な人、コメントお願いします。一人でもいたら実施します。
作者は書いた本人ですけど、苦手なんですよね。なんで、これからはああ言う場面、ないと言っても過言ではないかもしれません。そこら辺も意見があればとおもいます。
面白いと思っていただけたらこれからもよろしくお願いします。
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