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まっすぐにアドウェルを見つめると、アドウェルが優しく微笑みそっとこちらに近づいた。柔らかなキスが落ちてくる。一度互いの唇を確かめるように離れるけれど、その瞳を見つめていたら離れるなんてできずに今度は深くキスをした。互いの舌を絡め、頬の内側を舐められて、歯列を辿っていくアドウェルの舌先が世凪から離れる頃には、世凪の息は上がり、体の中からとろりと溶かされたような気分になっていた。
そんな世凪を見たアドウェルが、どさりと世凪を押し倒すようにベッドで体を重ねる。
「できるだけ丁寧に、絶対傷つけないようにする。だから……最後まで受け入れてくれないか」
耳元でささやくようなしっとりとした声が響く。世凪はそれだけで肌が震えていた。この先自分がどうなってしまうか分からない怖さはあったけれど、だからといって彼を受け入れないという選択肢はない。
「もちろんです……全部、あなたのものにしてください、アドウェル」
あなたと僕はもう対等、隣を歩く覚悟をしているーーそんな思いを込めて名前を呼び捨てにした。嫌がられたらまた戻せばいいと思っていたが、間近で見たアドウェルの表情はどこか嬉しそうだった。世凪の思惑が伝わったのかもしれない。
「一生大切にする」
アドウェルが微笑み、再び世凪にキスをしてその長い指を世凪の肌に滑らせた。
本当に経験がないのかと思うほど、アドウェルの手はとても器用に世凪の服を脱がした。恥ずかしいなんて思う暇なく、肌を愛撫され、世凪の体は既に熱くなっている。
「世凪はどこもかしこもキレイだな。足の爪ひとつをとっても愛らしい」
アドウェルが世凪の足を持ち上げ、つま先にキスをする。世凪はベッドに転がったまま、その様子を見ていたが、さっきからアドウェルがこんな甘言ばかり吐くのでなんだか脳内も愛撫されているような気持ちになっていた。
「アド、王子……もう、どこにも触れないでください……」
このままじゃ少しの刺激でみっともなく達してしまいそうだった。まだアドウェルはシャツのボタンを開けたくらいでいつもと変わらないのに、こちらばかり快楽の縁に追い込まれている。
「それは無理な相談だな。もっと、世凪を感じたい」
アドウェルが世凪の頬を手のひらで包み込む。細くなった目がいつもよりも優しいけれど、それだけでは世凪は納得できなかった。
「だったら……僕も、アド王子に触れたいです」
頬に触れているアドウェルの手に自身の手を重ねた世凪がアドウェルを見つめる。アドウェルはそれに、もちろん、と頷いて、世凪を抱き起こした。裸の胸に抱き寄せられて、温かな肌の奥の鼓動を聞く。それは自分と同じくらい早いリズムで跳ねていた。
アドウェルはなんだか余裕があっていつも通りみたいと思っていたけれど、やっぱり違うのだと思うと嬉しくて、世凪はアドウェルの胸に唇を寄せた。少し強く吸い上げると、そこに赤い痕が残る。
「世凪のものだという証みたいでいいな」
アドウェルが自身の胸に残った痕を見て、微笑む。世凪の体には既にたくさんの痕があったので仕返しのようなものだったが、こんなに余裕ある笑みで受け止められるのはなんだか悔しい。
自分がそうなっているように、もっともっと、溺れさせたい。
「アド王子……僕の全部をあなたのものにするんじゃなかったんですか?」
世凪がそっとアドウェルの脚の間に触れる。服の上からでも興奮が伝わり、世凪が口の端を引き上げてアドウェルを見上げた。
「これ……僕が育てても?」
世凪がアドウェルのパンツに手を掛けると、アドウェルはそれを止めるように世凪の手を取った。
「そ、それは、今度……今は無理だ」
アドウェルは世凪の背中に腕を廻し、強引に世凪をベッドに沈めた。驚いて見上げると、アドウェルの表情はいつもよりもずっと男らしく、その双眸の奥が欲に光っている。予定とは違ったけれど、アドウェルが世凪で興奮してくれていることが分かり、それだけで世凪の肌はわなないた。
「優しく出来ないかもしれない。いいか?」
アドウェルの熱が世凪の後孔に触れる。その熱さを感じて世凪が頷いた。
「もちろんです」
アドウェルとひとつになれるのなら、痛みも苦しみもきっと幸せに変わる――そう思って世凪がアドウェルに手を差し伸べる。アドウェルはその手を取り、指を絡めるように繋いでからゆっくりと自身の中心を世凪の中へと埋めていった。
確かに苦しいし、やっぱり痛い。でもそれは思っていた通り、アドウェルと繋がる喜びが凌駕していき、どうでもよくなっていた。
「好き、です……」
「俺もだ。俺は、世凪にそう言い続けて貰えるように生涯努力しよう」
アドウェルが世凪を抱きしめる。
耳元でささやかれる愛しているという優しい言葉は、世凪の中で甘く溶けていった。
そんな世凪を見たアドウェルが、どさりと世凪を押し倒すようにベッドで体を重ねる。
「できるだけ丁寧に、絶対傷つけないようにする。だから……最後まで受け入れてくれないか」
耳元でささやくようなしっとりとした声が響く。世凪はそれだけで肌が震えていた。この先自分がどうなってしまうか分からない怖さはあったけれど、だからといって彼を受け入れないという選択肢はない。
「もちろんです……全部、あなたのものにしてください、アドウェル」
あなたと僕はもう対等、隣を歩く覚悟をしているーーそんな思いを込めて名前を呼び捨てにした。嫌がられたらまた戻せばいいと思っていたが、間近で見たアドウェルの表情はどこか嬉しそうだった。世凪の思惑が伝わったのかもしれない。
「一生大切にする」
アドウェルが微笑み、再び世凪にキスをしてその長い指を世凪の肌に滑らせた。
本当に経験がないのかと思うほど、アドウェルの手はとても器用に世凪の服を脱がした。恥ずかしいなんて思う暇なく、肌を愛撫され、世凪の体は既に熱くなっている。
「世凪はどこもかしこもキレイだな。足の爪ひとつをとっても愛らしい」
アドウェルが世凪の足を持ち上げ、つま先にキスをする。世凪はベッドに転がったまま、その様子を見ていたが、さっきからアドウェルがこんな甘言ばかり吐くのでなんだか脳内も愛撫されているような気持ちになっていた。
「アド、王子……もう、どこにも触れないでください……」
このままじゃ少しの刺激でみっともなく達してしまいそうだった。まだアドウェルはシャツのボタンを開けたくらいでいつもと変わらないのに、こちらばかり快楽の縁に追い込まれている。
「それは無理な相談だな。もっと、世凪を感じたい」
アドウェルが世凪の頬を手のひらで包み込む。細くなった目がいつもよりも優しいけれど、それだけでは世凪は納得できなかった。
「だったら……僕も、アド王子に触れたいです」
頬に触れているアドウェルの手に自身の手を重ねた世凪がアドウェルを見つめる。アドウェルはそれに、もちろん、と頷いて、世凪を抱き起こした。裸の胸に抱き寄せられて、温かな肌の奥の鼓動を聞く。それは自分と同じくらい早いリズムで跳ねていた。
アドウェルはなんだか余裕があっていつも通りみたいと思っていたけれど、やっぱり違うのだと思うと嬉しくて、世凪はアドウェルの胸に唇を寄せた。少し強く吸い上げると、そこに赤い痕が残る。
「世凪のものだという証みたいでいいな」
アドウェルが自身の胸に残った痕を見て、微笑む。世凪の体には既にたくさんの痕があったので仕返しのようなものだったが、こんなに余裕ある笑みで受け止められるのはなんだか悔しい。
自分がそうなっているように、もっともっと、溺れさせたい。
「アド王子……僕の全部をあなたのものにするんじゃなかったんですか?」
世凪がそっとアドウェルの脚の間に触れる。服の上からでも興奮が伝わり、世凪が口の端を引き上げてアドウェルを見上げた。
「これ……僕が育てても?」
世凪がアドウェルのパンツに手を掛けると、アドウェルはそれを止めるように世凪の手を取った。
「そ、それは、今度……今は無理だ」
アドウェルは世凪の背中に腕を廻し、強引に世凪をベッドに沈めた。驚いて見上げると、アドウェルの表情はいつもよりもずっと男らしく、その双眸の奥が欲に光っている。予定とは違ったけれど、アドウェルが世凪で興奮してくれていることが分かり、それだけで世凪の肌はわなないた。
「優しく出来ないかもしれない。いいか?」
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「もちろんです」
アドウェルとひとつになれるのなら、痛みも苦しみもきっと幸せに変わる――そう思って世凪がアドウェルに手を差し伸べる。アドウェルはその手を取り、指を絡めるように繋いでからゆっくりと自身の中心を世凪の中へと埋めていった。
確かに苦しいし、やっぱり痛い。でもそれは思っていた通り、アドウェルと繋がる喜びが凌駕していき、どうでもよくなっていた。
「好き、です……」
「俺もだ。俺は、世凪にそう言い続けて貰えるように生涯努力しよう」
アドウェルが世凪を抱きしめる。
耳元でささやかれる愛しているという優しい言葉は、世凪の中で甘く溶けていった。
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