わたしが眠りについたあとで

吉桜美貴

文字の大きさ
39 / 47

39. 限界まで引き絞ったもの

しおりを挟む
 指先で花びらを掻き分け、小さな蜜口を探ると、そこはすでに潤っていた。
 ぬるん、と難なく指は蜜壺に滑り込み、膣内はとても温かく、よく濡れている。
 思わずエドガールは、ゴクリ、と生唾を呑んだ。
 う……わ……。まだ口づけしかしてないのに、めちゃくちゃ濡れてるじゃないか……
 無垢なミレーユの淫らな反応に、エドガールの心臓は潰れそうなほどドキドキした。
 言葉はなくても、表情を見なくとも、彼女が自分を強く欲しがっているのが伝わってくる。
 ミレーユが部屋に来てから半時も経たぬうちに、二人は一糸まとわぬ姿となり、寝台の上で抱き合っていた。
 仰向けに横たわったミレーユを、エドガールはできるだけ優しくほぐしていく。
「あ……の……。ご、ごめんなさい、私……」
 頬を薔薇色に染めた彼女が、ひどく恥ずかしそうに声を上ずらせる。
 その様子が、胸を掻きむしりたくなるほどいじらしく、それだけでもう達しそうになった。
 ぐ……か、可愛いっ……! こんなに濡らして、恥ずかしがって、可愛すぎるっっ!
 彼女を好きな気持ちが昂ぶれば昂ぶるほど、連動して股間のものがガチガチに張りつめ、解放を求めて先走り汁を流しはじめる。
「恥ずかしがらなくていいよ。そ、その、こうして濡らしてくれたほうが、僕もうれしいし……」
 健気な彼女ははにかみながらも、コクンとうなずいた。
 潤んだ瞳は優しげに細められ、ふにゅっと上がった口角と、少し突き出た桃色の唇は、見ているだけで耐えがたい愛おしさが募る。
 奥深くまで挿し込んだ指の腹で、濡れひだをそろりと掻くと、クチュッ、と水音が鳴った。
 二本に指を増やし、雄棒がそうするように少し強く前後に滑らせると、膣襞が蜜をふんだんに分泌させ、どんどん溢れ出してくる。
 すごい、こんなに……。可愛くて、淫らで、好きだ……
 親指で未成熟な花芽にそっと触れると、彼女は小さく「あっ……」と声を漏らす。
 そこは小さいながらも硬くしこっていて、コリコリと優しくこね回すと、彼女は気持ちよさそうに腰を揺すった。
「あっ、あ、あ……そ、そこは……」
 ここをいじられるのが恥ずかしいらしく、嫌がる素振りを見せながらも、温かい蜜は洪水のようになり、蜜口はいやらしくぱっくりと花開く……
 雪のような肌はほんのり朱に染まり、ふっくらした乳房は大きく張りつめ、先端の蕾は淫らにツン、と尖っていた。艶やかな黒髪は波打ってシーツに広がり、こちらの指の動きに合わせ、白い肢体がくねくねと踊る。まるで雄を誘っているように……
 それは女神みたいに美しいのに、目が離せないほど淫猥いんわいだった。
 うわ……。こ、これはまずい。もうダメだ……早く……
 視覚からの刺激が強すぎて、ちょっとした弾みで達してしまいそうだ。
 慌てて指をずるりと引き抜き、膝立ちのまま体勢を整えたあと、限界まで膨らんだ己自身を握りしめ、先端を蜜口にひたりと当てた。
 すると、迎え入れるように彼女はすぅっと息を深く吸い、白い両腿を大きく開く。
 許しを請う暇もなく、自然に腰が前へ進んでいた。
 興奮でたぎる雄棒を、ゆっくりと蜜壺が呑み込んでいく……
 う……く……。あ……あぁ……こ、これは……
 とろりとした濡れた粘膜が絡みついてきて、それがじわじわと先端から根元へせり上がってくる……
 どんどん呑み込ませていき、ようやく根元までしっとりした粘膜に包まれたとき、思わず天を仰ぎ、喜悦の吐息が漏れていた。
 うああ……すごい……。あったかくて、とろとろで、むちゃくちゃ気持ちいい……
「あ……。んんっ……。か、硬くて、すごくおっきい……」
 膣内が窮屈なせいか、彼女は細切れの浅い呼吸を繰り返す。
 すぐ下に埋まっている雄棒に沿って、彼女の薄いお腹の皮をそーっと指でなぞった。
「……気持ちいい?」
 そう問うと、彼女は上気した顔で、うっとりとうなずく。
 ひさしぶりの女性器の感触は、まるで天国みたいに甘美だった。
 まだ若くて健康な蜜壺は活発に収縮し、蜜をたっぷり滴らせながら、積極的に精を搾ろうと、きゅうきゅう締めつけてくる。
 剥き出しの雄棒に、ぬるぬるの媚肉が絡みついてきて、あまりの気持ちよさに腰ごと吸い込まれそうだ。
 うっ……! く、くぅ……。い、イキそう……あぁ……
 とっさに顎を下げ、まぶたをギュッと閉じた。
 腹筋にぐっと力を入れ、急激にせり上がる射精感をどうにか抑え込む。
「……苦しそう。大丈夫……?」
 彼女は心配そうな顔で問う。
 それとは裏腹に、膣内の肉襞はとてつもなく淫靡にうごめき、雄棒を攻め立ててくる。
 く、苦しいんじゃない。気持ちいいんだ……
 余裕がなさすぎて声も出せず、自ずと腰が前後に動きはじめる。
 男の快感について疎い彼女が、むちゃくちゃ可愛いと思った。
「あっ、あっ、んっ、んっ、うっ……」
 一撃を奥に穿つたび、彼女は堪えきれない声を漏らす。
 腰を引くたびに、グチャッ、ピチャッ、と飛沫音が響いた。
「ミ、ミレーユッ……す、好きだ。すごく、好きなんだっ……!」
 はちきれそうな乳房が、ぷるん、ぷるん、と揺れているのが目に入り、矢も盾もたまらず両手で掴み上げる。
 ふわふわの掴み心地と、手のひらに食い込む蕾の硬さに、ますます情欲を煽られ、雄棒に猛々しく力がみなぎった。
 だんだん腰は速度を増し、全身に汗がにじみ、息が上がってくる。
「あっ、あっ、あぁっ、か、硬くて、気持ち、いいっ、よぉ……」
 ゆさゆさ揺さぶられながら、彼女は夢見るようにつぶやく。
 乳房をいやらしく揉みしだきながら、雄棒の摩擦で生じる快感を追いかけ、無我夢中で腰を振りたくった。
「んっ、くっ、ミッ、ミレーユッ! 好きだっ……!」
 彼女は両腕を頭上に上げ、両脚を大きく広げながら、雄棒をより深く受け入れようとする。
 熱く、とろとろの肉窟にくくつの中を、雄棒が滑り抜けるたび、痺れるような刺激が腰から這い上がる。
 あっ、あっ、やっ、やばいっ、こ、これはっ……
 せり上がる射精感を堪えながら、放ちたいのか我慢したいのかどっちなのか、自分でもわからなくなった。
 汗を飛ばし、息を吸い、腰に力を入れてガクガクと前後に動かし、無心で快感を追いかける。
 そのとき、むわっ、とむせかえるような甘い花の香りが鼻孔を包んだ。
 彼女の汗と肌と、雌のフェロモンが混じったような、堪らなく淫靡な匂いだ……
 その香りに官能を鋭く刺激され、こんなときなのに驚きに打たれ、思わず目を見開く。
 ああ……。なんだ……これ……。甘い……
 全身の細胞が目覚めた感じがし、急激に性感帯の感度が上がった。
 突然のことにワケもわからず、香りのせいで発狂するほど射精したくてしたくて堪らなくなる。
「あっ、あぅっ、んっ、あん、エッ、エドガール! もうっ、い、イッちゃうっ……!」
 彼女は息を乱し、嬌声を上げた。
 腰の勢いは止まらず、生のままの粘膜が濃厚に絡み合い、とろけるような刺激が弾ける。
 ぐうっと射精感が上がってきて、もう限界だと悟った。
「ミ、ミレーユッ……!」
 そのとき、彼女の腰がふるふると痙攣し、蜜壺が激しく収縮した。
 とろとろの媚肉が次々と迫り来て、雄棒をいやらしく搾り上げる……
 あぁっ……。逝くっ……
 大きく空気を吸い、そこで息を止めた。
 深々と挿し込み、限界まで引き絞ったものを、ビュルルルッ、と一気に解き放った。
 快感の稲妻が腰から脳天まで突き上げ、脳髄までとろけそうになる。
 うっ……。気持ち……よすぎて……
「ああぁ…………」
 口からため息ともあえぎともつかない音が漏れる。
 寒くもないのに腰をブルブル震わせながら、断続的に精を放ち続けた。
「すごい……。気持ちいい……」
 ため息を吐くように、彼女がうっとりとささやく。
 満ち足りたように微笑む彼女を映す視界が、涙でにじんだ。
 甘い……匂いが……。ああ……
 彼女の肌から立ち込める匂いに、狂おしいほど淫らな気持ちさせられた。
 今、まさに果てたばかりだというのに……
 あまりの香りのよさに頭がじぃんと痺れ、泥酔したような感覚に陥る。
 この……。この、香りは……? この香りはなんなんだ……?
 そう問いたいのに、甘い香りと達した余韻で、うまく言葉にならない。
 気づくと、脱力して彼女の体に倒れ込み、あやすように抱きしめられていた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる

ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。 幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。 幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。 関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】

Lynx🐈‍⬛
恋愛
 ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。  それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。  14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。 皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。 この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。 ※Hシーンは終盤しかありません。 ※この話は4部作で予定しています。 【私が欲しいのはこの皇子】 【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】 【放浪の花嫁】 本編は99話迄です。 番外編1話アリ。 ※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました

Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。 そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。 相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。 トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。 あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。 ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。 そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが… 追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。 今更ですが、閲覧の際はご注意ください。

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

処理中です...