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3. その日
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その日、清良は仕事を終え、仕方なく怜一郎の携帯電話に電話した。約束してしまった手前、無視もできない。
会食は断るつもりだったが、「迎えの車を寄こします」と一方的に告げられ、通話を切られてしまった。
あまりの強引さに、清良はかけ直す気力も失せた。
強引なくせに言葉使いはやけに丁寧で物腰も礼儀正しい。けど、どうにも尊大な上から目線が隠しきれていない。ナチュラルに庶民を見下す……生まれながらの貴族みたいな空気をまとっているのだ。
とはいえ、時に強引さが必要であることも清良は身をもって知っている。新規案件を取りに行くときも、取引先と駆け引きするときも、大きな契約をまとめるときも、少々強引に進めなければうまくいかないことが少なくない。
きっと怜一郎はビジネスマンとしては優秀なのだろう。
現に、今回の件も怜一郎の思惑通りに進んでいるわけだし。
清良は工場のシャッターを閉め、オフィスの照明を落とし、戸締まりを確認する。上階にある自宅に戻って着替えた。
自宅の間取りは3DK。下の階の工場と合わせると築五十年を超える古い建物だ。元々祖父の勝太郎と二人で暮らしていたが、昨年勝太郎が亡くなり、一人暮らしになってしまった。祖父の部屋には整理しきれていない遺品のダンボールが積んである。
インテリアは必要最低限かつシンプル。植物が好きなのであちこちに鉢植えを飾っている。お気に入りは日当たりのよい大きな出窓で、ここに並べた植物たちを眺めるのが癒しだ。
職業柄、ラックには工具箱やマルチツールが置かれ、安全靴やヘルメットが床に転がっている。本棚にはカスタム雑誌や整備マニュアルがぎっしり詰まっていた。
玄関を出るとき、鏡に映る自分の姿を見て、ふと思う。こんなに適当な格好で大丈夫だろうか? ライトブルーのゆったりしたオーバースウェットに白いカーゴパンツ。たっぷり生地が使われたスウェットは、袖もボディもボリュームのあるシルエットで気に入っている。ただ、お世辞にもおしゃれとは言いがたい。
いつも服装はコスパと機能性重視。あまりファッションや流行りに興味はない。
まぁ、いいか、別に。デートに行くわけじゃないし。これがいつもの普段着だし。
玄関から出て鍵を閉める。今日で九月も終わりだ。少しずつ残暑は和らぎ、日が落ちると涼しい。
階段を下りていくと、工場の前に一台のセダンが停まっているのが見えた。怜一郎が寄こした迎えの車だろう。
その銀色のボディが目に入った瞬間、清良は思わず大声で叫びそうになった。
うわーっ、来たーっ! 国産高級セダンの最高峰! 日本が誇る技術の集大成にして、音一つ立てずに走る芸術品っ!
清良は急いで階段を下り、銀色のセダンに駆け寄る。そして、周りをぐるりと一周し、流れるようなフォルムをうっとりと眺めた。
この車のデザインチームは、月光が揺れる波間に輝くイメージでコーディネートしたという。その言葉通り、ボディは銀色の月影のごとく艶やかで海面のように静かに光を返している。きっと昼間の太陽の下と夕闇が迫る空の下とでは、まったく別の表情を見せてくれるだろう。
すごい……。さすがシルバー塗装開発の最先端。これが蒸着アルミ粒子を高密度で敷き詰めた例の工法のなせる技なんだ……
清良がため息を吐いて見惚れていると、いつのまにか怜一郎がすぐそばに立っていた。
鏡のようなボディに怜一郎の姿が映っている。彼の視線はまっすぐ清良に向いていた。
「これ……。ブランド内で最上位のモデルですよね?」
清良が車から目を離さずにつぶやくと、怜一郎は清良から目を離さずに得意げに左眉を上げる。
「そう。最新モデルだ」
「はあぁ……。素晴らしいですね! とっても綺麗で、佇まいが重厚で、儚さもあって……うまく言葉で表現できません。憧れの車です」
怜一郎は「よかったら、触ってみたら」と言ってくれた。
清良は自らの手を眺め、ためらう。爪や指先はオイルやグリスで黒ずんでいる。もちろん入念に洗ってはいるけど、落としきれないのだ。
「素手で触るの、もったいないな……」
清良がつぶやくと、怜一郎はさらに勧めてくる。
「気にしないで、どうぞ」
そこまで言うなら……と、清良はスウェットの裾で手をごしごし拭いてから、フェンダーの縁をそっとなぞる。つるりとした滑らかな感触。触れる瞬間、少し指が震えた。
「触るのも怖いですね。美しくて……」
怜一郎はじっと清良を見つめている。
清良はかすかに緊張した。彼は気づいていない。ボディに彼自身の姿が映っていることを。それを清良が見ていることを。
フェンダーに触れながら、清良の鼓動は訳もなく速くなる。
な、なに? なんでそんなにじっと見てくるの……?
車を傷つけられないよう監視しているんだろうか? そんなことしないのに。
すると、怜一郎はおもむろに後部座席のドアを開けて言った。
「では、行きましょうか」
清良はぱっと手を引っ込める。
「あ、すみません、ありがとうございます……」
清良は恐縮しながら、後部座席に乗り込む。こうして誰かにドアを開けてもらうことなんて滅多にないから、新鮮だ。
車内は想像以上に広かった。
真新しいレザーの、癖になるいい匂い。インテリアカラーは落ち着きのあるアイボリーで、オーナメントパネルは伝統工芸のような意匠が施されている。ドアトリムの波紋のようなキルティングは優美で、ハンドルは握りやすさが追求され、人間の手に馴染むようにデザインされていた。
「うわぁ……。中も本当に素晴らしいですね! 私ネットでスペックを調べたことはあるんですけど、実際に乗るのは初めてで……」
清良は感嘆の声を漏らす。
隣に座る怜一郎は、ふーんというふうに左眉を上げた。
「車のカタログスペックをわざわざ調べるんですか?」
清良は少し笑ってかぶりを振る。
「いえ、ほとんど調べません。興味のある車だけですよ」
この車は国産車の中でも、技術も値段も頂点に立つセダンだから調べた。憧れであり、リスペクトの対象である。普段は整備マニュアル以外読む必要がない。
運転席にはきちんとした制服を着たドライバーが座っている。後席用のディスプレイが左右にそれぞれ設置され、恐らくスマートフォンと連動して映像や音楽が楽しめるのだろう。リアシート中央のアームレストにオペレーションパネルがあり、ここでもエアコンや照明を操作できるらしい。
カーナビも最新式のAI搭載、音声対話型サービスである。検索だけでなく、オーディオ操作、シートの調整、経路の相談などなんでもできる。もはやナビと言うよりコンシェルジュが同乗しているみたいだ。
清良は車内を見回しながらワクワクが止まらない。
やー、ほんとにすごい! 素晴らしいよ! これぞ人類が脈々と培ってきたテクノロジーの集大成……!
「三十分ほどのところにあるホテルのレストランです。個室を予約しましたので」
怜一郎からホテルの名前を聞かされ、清良は怖気づく。その名を知らない者はいない、日本が世界に誇る迎賓ホテルだ。国内最大級の庭園を有し、伝統と格式のある老舗である。
ドライバーがアクセルを踏み込み、車は発進した。
滑るような走り出し。そして、無音。モーターの起動も、V6に切り替わる瞬間も、回転数の上昇もわからない。静かすぎてつい耳を澄ませてしまう。
ハイブリッド車とガソリン車の違いは動力源だ。ガソリン車はエンジンだけで走るのに対し、ハイブリッド車はエンジンと電気モーターの両方を使う。発進と低速時はモーター、速度が上がるとエンジンに切り替わることで燃費効率を高めている。
揺れもまったく感じさせない。路面の継ぎ目も凹凸も、すべて電子制御サスペンションが吸い込んでくれるのだ。数字やスペックは知っていたけど、実物はその何百倍も感動的だった。
心がときめくような静けさの中、車は滑らかに進んでいく。
会食は断るつもりだったが、「迎えの車を寄こします」と一方的に告げられ、通話を切られてしまった。
あまりの強引さに、清良はかけ直す気力も失せた。
強引なくせに言葉使いはやけに丁寧で物腰も礼儀正しい。けど、どうにも尊大な上から目線が隠しきれていない。ナチュラルに庶民を見下す……生まれながらの貴族みたいな空気をまとっているのだ。
とはいえ、時に強引さが必要であることも清良は身をもって知っている。新規案件を取りに行くときも、取引先と駆け引きするときも、大きな契約をまとめるときも、少々強引に進めなければうまくいかないことが少なくない。
きっと怜一郎はビジネスマンとしては優秀なのだろう。
現に、今回の件も怜一郎の思惑通りに進んでいるわけだし。
清良は工場のシャッターを閉め、オフィスの照明を落とし、戸締まりを確認する。上階にある自宅に戻って着替えた。
自宅の間取りは3DK。下の階の工場と合わせると築五十年を超える古い建物だ。元々祖父の勝太郎と二人で暮らしていたが、昨年勝太郎が亡くなり、一人暮らしになってしまった。祖父の部屋には整理しきれていない遺品のダンボールが積んである。
インテリアは必要最低限かつシンプル。植物が好きなのであちこちに鉢植えを飾っている。お気に入りは日当たりのよい大きな出窓で、ここに並べた植物たちを眺めるのが癒しだ。
職業柄、ラックには工具箱やマルチツールが置かれ、安全靴やヘルメットが床に転がっている。本棚にはカスタム雑誌や整備マニュアルがぎっしり詰まっていた。
玄関を出るとき、鏡に映る自分の姿を見て、ふと思う。こんなに適当な格好で大丈夫だろうか? ライトブルーのゆったりしたオーバースウェットに白いカーゴパンツ。たっぷり生地が使われたスウェットは、袖もボディもボリュームのあるシルエットで気に入っている。ただ、お世辞にもおしゃれとは言いがたい。
いつも服装はコスパと機能性重視。あまりファッションや流行りに興味はない。
まぁ、いいか、別に。デートに行くわけじゃないし。これがいつもの普段着だし。
玄関から出て鍵を閉める。今日で九月も終わりだ。少しずつ残暑は和らぎ、日が落ちると涼しい。
階段を下りていくと、工場の前に一台のセダンが停まっているのが見えた。怜一郎が寄こした迎えの車だろう。
その銀色のボディが目に入った瞬間、清良は思わず大声で叫びそうになった。
うわーっ、来たーっ! 国産高級セダンの最高峰! 日本が誇る技術の集大成にして、音一つ立てずに走る芸術品っ!
清良は急いで階段を下り、銀色のセダンに駆け寄る。そして、周りをぐるりと一周し、流れるようなフォルムをうっとりと眺めた。
この車のデザインチームは、月光が揺れる波間に輝くイメージでコーディネートしたという。その言葉通り、ボディは銀色の月影のごとく艶やかで海面のように静かに光を返している。きっと昼間の太陽の下と夕闇が迫る空の下とでは、まったく別の表情を見せてくれるだろう。
すごい……。さすがシルバー塗装開発の最先端。これが蒸着アルミ粒子を高密度で敷き詰めた例の工法のなせる技なんだ……
清良がため息を吐いて見惚れていると、いつのまにか怜一郎がすぐそばに立っていた。
鏡のようなボディに怜一郎の姿が映っている。彼の視線はまっすぐ清良に向いていた。
「これ……。ブランド内で最上位のモデルですよね?」
清良が車から目を離さずにつぶやくと、怜一郎は清良から目を離さずに得意げに左眉を上げる。
「そう。最新モデルだ」
「はあぁ……。素晴らしいですね! とっても綺麗で、佇まいが重厚で、儚さもあって……うまく言葉で表現できません。憧れの車です」
怜一郎は「よかったら、触ってみたら」と言ってくれた。
清良は自らの手を眺め、ためらう。爪や指先はオイルやグリスで黒ずんでいる。もちろん入念に洗ってはいるけど、落としきれないのだ。
「素手で触るの、もったいないな……」
清良がつぶやくと、怜一郎はさらに勧めてくる。
「気にしないで、どうぞ」
そこまで言うなら……と、清良はスウェットの裾で手をごしごし拭いてから、フェンダーの縁をそっとなぞる。つるりとした滑らかな感触。触れる瞬間、少し指が震えた。
「触るのも怖いですね。美しくて……」
怜一郎はじっと清良を見つめている。
清良はかすかに緊張した。彼は気づいていない。ボディに彼自身の姿が映っていることを。それを清良が見ていることを。
フェンダーに触れながら、清良の鼓動は訳もなく速くなる。
な、なに? なんでそんなにじっと見てくるの……?
車を傷つけられないよう監視しているんだろうか? そんなことしないのに。
すると、怜一郎はおもむろに後部座席のドアを開けて言った。
「では、行きましょうか」
清良はぱっと手を引っ込める。
「あ、すみません、ありがとうございます……」
清良は恐縮しながら、後部座席に乗り込む。こうして誰かにドアを開けてもらうことなんて滅多にないから、新鮮だ。
車内は想像以上に広かった。
真新しいレザーの、癖になるいい匂い。インテリアカラーは落ち着きのあるアイボリーで、オーナメントパネルは伝統工芸のような意匠が施されている。ドアトリムの波紋のようなキルティングは優美で、ハンドルは握りやすさが追求され、人間の手に馴染むようにデザインされていた。
「うわぁ……。中も本当に素晴らしいですね! 私ネットでスペックを調べたことはあるんですけど、実際に乗るのは初めてで……」
清良は感嘆の声を漏らす。
隣に座る怜一郎は、ふーんというふうに左眉を上げた。
「車のカタログスペックをわざわざ調べるんですか?」
清良は少し笑ってかぶりを振る。
「いえ、ほとんど調べません。興味のある車だけですよ」
この車は国産車の中でも、技術も値段も頂点に立つセダンだから調べた。憧れであり、リスペクトの対象である。普段は整備マニュアル以外読む必要がない。
運転席にはきちんとした制服を着たドライバーが座っている。後席用のディスプレイが左右にそれぞれ設置され、恐らくスマートフォンと連動して映像や音楽が楽しめるのだろう。リアシート中央のアームレストにオペレーションパネルがあり、ここでもエアコンや照明を操作できるらしい。
カーナビも最新式のAI搭載、音声対話型サービスである。検索だけでなく、オーディオ操作、シートの調整、経路の相談などなんでもできる。もはやナビと言うよりコンシェルジュが同乗しているみたいだ。
清良は車内を見回しながらワクワクが止まらない。
やー、ほんとにすごい! 素晴らしいよ! これぞ人類が脈々と培ってきたテクノロジーの集大成……!
「三十分ほどのところにあるホテルのレストランです。個室を予約しましたので」
怜一郎からホテルの名前を聞かされ、清良は怖気づく。その名を知らない者はいない、日本が世界に誇る迎賓ホテルだ。国内最大級の庭園を有し、伝統と格式のある老舗である。
ドライバーがアクセルを踏み込み、車は発進した。
滑るような走り出し。そして、無音。モーターの起動も、V6に切り替わる瞬間も、回転数の上昇もわからない。静かすぎてつい耳を澄ませてしまう。
ハイブリッド車とガソリン車の違いは動力源だ。ガソリン車はエンジンだけで走るのに対し、ハイブリッド車はエンジンと電気モーターの両方を使う。発進と低速時はモーター、速度が上がるとエンジンに切り替わることで燃費効率を高めている。
揺れもまったく感じさせない。路面の継ぎ目も凹凸も、すべて電子制御サスペンションが吸い込んでくれるのだ。数字やスペックは知っていたけど、実物はその何百倍も感動的だった。
心がときめくような静けさの中、車は滑らかに進んでいく。
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