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過去編【あなたまメンバーの裏生徒会(高校生)時代】

【過去編】【R18】4 明智剣成

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政府から呼ばれて神功が帰ってきたのは深夜の事だった。
いつものように本を広げながら待っていた九鬼の前に現れた神功の首には特殊な首輪が巻かれていた。
それの意図に気付いた九鬼は不機嫌そうに眉を寄せる。

「ナニソレ?」
「ヒューマノイドが壊れてしまったので、直ぐに手助けを呼べるように、…だそうです。カメラの機能が付いてるみたいですね」
「ふーん……」

神功は自分の首にはまってしまった枷に指を触れさせる。
神功も九鬼もその首輪はヒューマノイドの代わりに自分達のデータ収集の為に付けられ、怪しい行動をすれば首が飛ぶと言われていることであると理解した。
その事実が分かりながらも神功が付けてきたと言うことは何か理由があるのだろうと、九鬼は察するが納得はしていなかった。
九鬼はその首輪を物珍しそうに見るフリをしながら映像を撮影しているカメラと音声を拾っているマイクを指で塞ぐ。

「ホント…、奴隷になるならボクの奴隷になりなヨ。そういや、どうしてあのカエルに回復してもらわなかったの?」
「エルですか?エルは連日地下から連れてきた者を治癒してますし、彼は舐めて治すので、イデアの毒を舐めさせるのはどうかと思いまして……」
「……で、考えてるうちに、か。左千夫くんにしては最悪なルート選択だよネ~、こんなモノまで付けられてさ?爆発するタイプデショ?コレ」
「……………………」
「で、どーすんの?もう次のルートは決まってんデショ?」
「……最優先は属性化の定着、ですかね」

神功の言葉に九鬼は静かに片眉を動かした。
確かに能力の属性化に関してはまだ不慣れで、特に自分にとってはかなり体内エネルギーを持って行かれてしまうからだ。
余り長時間音声と映像を塞ぐと怪しまれる為、九鬼は首輪から手を外す。

「ボクはもっと派手な首輪のほうがすきだけどネ~」

首輪に触れていたことに違和感が無いように、いつもの調子で九鬼は言葉を続けた。


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千星は“アラタ”と呼ばれる青年に乗っ取られているときのことは殆ど覚えて居なかった。
結局、能力のリミットを解除しっぱなしだった為、脳が別人格を創り出したのでは無いかと言う予測が立てられその話は終了してしまったが、千星が思い悩んでいるのはそこでは無い。
あの後政府から呼び出された神功は事もあろうか千星に『すいません……、君に戻ってきて欲しくて変な事を言ってしまって……、那由多くんにも辞める権利はありますので、先程の事は気にしないでくださいね』と、言い放ったのである。
勿論、そんな神功に千星は何も言えるはずも無く、その日、神功が帰ってくることは無かった。

そして、次の日、千星は(裏)生徒会室へと通じる理科準備室に佇んでいる。
しかし、足はそこから進むことはなかった。
昨日、他の生徒会メンバーにも色々とやらかしていたことを知った千星はその場であやまり倒したし、他のメンバーはいつも通り気にしてはいなかった。
しかし、それとは別で、啖呵を切ってやめると宣言したのに今更なんて言ったらいいかわからなかった。
特に神功には謝ることも出来ていない。
イデアの事を完全に許せた訳ではないが、千星はもう少し神功と話したいと思ったのだ。
ただ、何をどこから、どう話したらいいかは分からなかった。

「ナニ、百面相してんノ?」
「ぅわッ……お、お、驚かさないでくださいよ。副会長ッ!」
「なゆゆが勝手に驚いただけでショ~、ほら邪魔だからサッサと入ってヨ~」
「あ、ちょ!!俺は………ッ!」

思い悩んでいる千星の顔をどこからか沸いて出た九鬼が覗き込む。
急な出来事に千星は驚きを隠せないが、そんな事はお構いなしに彼を押すようにして生徒会室へと歩いていく。

「左千夫クンがなゆゆの体のこと心配してたヨ~」
「え!?俺の?」
「そうそう。ホント、左千夫クンって身内には甘いよネ~、ボクだったら殺されかけた相手の心配なんて死んでもしないケド」

千星は九鬼の間の伸びた言葉に自然と眉根を寄せた。
自分が神功を殺しかけた記憶がないからである。
訝しげに思いながら九鬼に視線を向けると、いつものように笑みを湛えたままの彼と視線が合う。

「え?……会長は俺の攻撃くらいじゃ死なないって……」
「死なないわけナイじゃん、左千夫クンはバケモノだけど肉体の強度はボク等と一緒なんだカラ」
「………え?」
「左千夫クンが、死なないって言ったの?」
「え、あ、はい。俺の剣では会長を殺せないって……」
「……それは単純になゆゆの剣や能力って、なゆゆが“殺そう”って思わなかったら斬れたり、殺したりできないことを言ってるだけだと思うケド、現に左千夫クンの肉体はボクが戻ってくるの遅かったら死んでたし」
「………………え?」
「アレ?聞いてない?左千夫クン、なゆゆに斬られた傷にイデちゃんの毒が─────」
「九鬼」

静止の声が低く響いてから生徒会への扉が開かれ、気配で二人の事を察知した神功が姿を現す。
神功はそれ以上余計な事を言うなと言葉に圧を加えると、九鬼はその意図を察し、ヤレヤレというかのように息を吐いてから口を噤んだ。

「ま、取り敢えず入りなヨ~、辞めるにしても、能力の制御と解除くらいは覚えていかないとネ」

結局、辞めると言うことが周知の事項になっている事に千星の表情は引き攣った。
そして、神功の見慣れぬ首輪にも違和感を感じたが、それ以上に先に生徒会室で不機嫌そうに殺気を撒き散らしている日当瀬に千星は意識を奪われた。
近くに座っている天夜の非ではない機嫌の悪さに千星は青ざめるが、日当瀬が千星を見つけた途端、スッとその殺気が収まる。

「千星さん、調度良かったッス、迎えに行こうと思ってたんで」
「え?あ?俺?」
「さっき、九鬼が言っていたように能力の制御は覚えておいた方がいいかと思いまして…」
「……ま、まぁ、確かにな。暴走したくねぇし…」
「なので、こいつ等が電脳空間に篭もるつーんで一緒にどうかと思いまして……」

そう言って日当瀬は、神功、九鬼、天夜の三人を指差す。
千星はいきなりの展開に頭がついて行かずにはてなマークが飛び交う。
その様子に神功が苦笑を浮かべ説明するように言葉を足していく。

「最近新しく見つかった技術なんですが、僕達が能力に変換させる源のエネルギーを自然エネルギーへと変換させる技、ですかね。晴生くんは風、僕は炎と言ったように得意な分野はありますが全員使える筈なんです」
「え………それは、俺の武器の能力とはまた別のやつですか?」
「今はなんとも……、那由多くんはそれよりもリミッターの解除と解放を扱えるようになればと思ってます。
そして、その訓練方法なんですが出来れば短期間で習得したいので継承式のように電脳空間へ行こうと思いまして……ただ……」
「ただ?」

いつものように神功の現実離れした説明に千星の頭は混乱していく。
更に言葉を濁した神功に対して、千星はとんでもないことを言うのではないかとゴクリと喉を大きく動かした。

「九鬼が中国から持ち帰った特殊なプログラムを使うのでこちらの一時間と電脳空間の一時間がかなり掛け離れた時間換算になります。大げさに言うとこっちでの一時間が、電脳空間では一日といった感じですかね。
そして、怪我も疲労も戻る時点のものはそのまま本体に移行するので気を付けてください」

九鬼は不完全ではあるが、治癒能力を使える様にはなったのだが、九鬼自身がこのイレギュラーを政府にも自分の家元であるマフィアにも知られたくないと言うことで神功は敢えてこの場ではその事を口にしなかった。
千星は悩ましげに視線を彷徨わせていたが意を決した様に神功に声をかける。

「わ、わかりました!俺も一緒に行かせてください!」
「勿論、と言ってもペアで電脳空間へ行くことになるので、僕と九鬼、那由多くんと巽くんで行きますね」
「千星さん、こっちへ。…お前らもさっさと準備しろよ」

日当瀬に案内されるまま一行はイデアが使用していた地下のラボへと降りていく。
継承式を行った時と同様にベッドに寝転ぶと、色々な機器が取り付けられていった。
千星の視界を日当瀬が覗き込む。
念入りに確認すると日当瀬はコンピュータの元へと戻っていった。

「そういや、晴生は潜らなくていいのかよ?」
「俺ッスか?俺はもう属性化は覚えました。それにそれよりも……しねぇーと、いけねぇーことが山ほど有るん…ス」

また先程の負の形相に戻るとどうやら事の発端は神功にあるようで神功を睨み付けていたが、睨みつけられている本人は既に電脳空間へ降りるために瞼を落とし、精神を落ち着かせていた。
千星が苦笑いを浮かべると日当瀬は溜め息を吐いてそれから笑みを湛えた。

「千星さん、気を付けてくださいね。そして、くれぐれも死なないようにしてください、戻ってこられなくなるので」
「………え?」

まるで死亡フラグのような餞の言葉を千星に告げてから日当瀬はコンピュータを起動させていく。
そこまでは聞いてなかった千星は行く前から既に帰りたくなったが、時既に遅し。
しかも結局神功とも何も話せていない事実が脳裏を掠めながら電脳空間へと導かれていった。



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神功達が電脳空間に潜ってから数日が過ぎた日の夜、イデアのラボに篭り黙々と作業している日当瀬の元にけたたましい音とともに一人の来客が現れる。
ドォォォンっと激しい音をたてラボへの扉が開かれると画面に集中していた日当瀬がチっと舌打ちする。

「誰だよ……良い子は寝る時間だろ?」
「それは悪ぃ悪ぃ。生憎良い子じゃないもんで…な?」

現れた男は日当瀬と同じくらいの年齢だが長身で、丈の長い学ランを羽織り、両手に黒い手袋をはめ、日本刀よりも柄が長い長巻という武器を手にしていた。
日当瀬の瞳に白い輪が映る。
分析能力が発動すると同時にフワリと日当瀬の周りを緑色の風が包み込む。

「へぇ、属性化と能力の併用もうできんだな。流石政府直下の上位組織なだけあるわ。お前日当瀬晴生〈ひなた はるき〉 だろ?」
「テメェか、最近上位の(裏)生徒会ばっか潰してるつーやつは」
「そー、それ俺。明智剣成〈あけち けんせい〉 つーんだ。ホントは政府を潰してぇんだけど、中々道が険しくてさ、ここの会長は?」
「……………睡眠中」
「はっ?」
「……だから、寝てるつってんだろッ!」
「…フザケてんのか?」
「フザケてねぇーし、テメェに言う気もねぇ!!」

ギラリと明智の瞳が鋭くなり殺気が篭もる。
それに対抗するように日当瀬も明智を睨みつける。

「はぁ……俺はただ、俺が政府を潰すからその邪魔すんなって言いに来てるだけなんだけどなぁ」
「奇遇だな。俺もただ、テメェにアイツ等の居場所を教えたくねぇだけだぜッ!」
「交渉決裂だな、後悔すんな…よっ!」

既に鞘から引き抜かれ肩に担ぐようにしていた長巻を明智は持ち変える。
2mほどあるその刀剣を片手で持つと日当瀬へと真っ直ぐに向けた。
更に両手で持ち直すと体の正面の中段に構え直す。
その間に日当瀬はコンピュータを入力すると、壊されたら困る電子機器類は全て地面の下や壁の中へと収納されていく。
ラボが障害物も何も無くなり、だだっ広い空間になると、明智は深く眉を寄せた。

「お前、遠距離だろ?これじゃ、隠れるとこなくねぇ?舐めてんのか?」
「舐めてねぇよ。テメェ如きに壊されたくねぇもんだらけなんだ………よっ」

日当瀬が明智に向かって突っ込むように走っていく。
追い風を起こして加速し、明智が長刀を振り下ろす前に懐に入ろうとするが明智は自分よりも長い刀身を、意図も簡単に薙ぐように横に振る。
解析能力を同時に発動していた為、刃先の向きから軌道を読むと、服が掠める位置でグッと身体を留める。
日当瀬はそのまま足裏に風の踏み台を作ると風を纏わせた右拳で殴りかかるが、柄尻で手首を突き上げるようにしてこちらの軌道も逸らされてしまう。

「………クッ」
「へぇ……やるな、ケンカっ早いわけだッ」

日当瀬は更に上昇気流を体全体から巻き起こすようにして天井まで飛び上がりながら明智が下から切り上げてくる刄を交わすが、天井を蹴ろうとした筈の足が何かに拘束される。

「───ッ!!?」

流すように自分の足元に視線を向けると天井から増殖した紫色に輝く宝石が自分の脚へと絡みついていた。

「残念、スジは良いけどやっぱお前は遠距離のほうがあってるぜ?」
「なっ!?」

足元に気を取られている間に視線を前に向けると地面を蹴って飛び上がった明智がすぐ目の前に居た。
重い刀を持っているはずなのに、凄まじい跳躍力に持ち前のポテンシャルの高さを見せつけられ日当瀬は喉を詰めた。
日当瀬は仕方なく自分の体の周りに空気を集めると、無数の鎌鼬を自分中心に無作為に飛ばした。

「──と、危ねッ」

明智は滞空でぴたっと体を止めると、刃先に紫色の鉱石を纏わせてから日当瀬の風の刃を斬るようにして受け止める。
パキンッと鉱石は砕け散るものの刀身に一切傷は付かず地上に降りるとまた直ぐに長刀を構えた。
日当瀬は足に絡みついた宝石も風の力で砕くと同様に地面へと降りるが、既に呼吸は上がり全身を掛け巡る痛みに眉を寄せた。
日当瀬は九鬼による治療を受ける事は受けた。
ただ不完全な九鬼の能力では本質的に日当瀬の傷は治らなかった。
まず、九鬼の血を使って治す事に嫌悪感を覚え、そして表面上は“直っている”ものの痛いという感覚が消えず、更に体も治っている事を認識していないと言う不完全な治癒能力に顰めっ面を披露したのは言うまでもない。
そのせいで日当瀬の体は傷が治ったと認識しておらず、傷口が開いたような痛みが日当瀬を襲う。

「ん?…なんだ?怪我してんのか?」
「ちげぇよ……お喋りなやつ……ッ!!!?」

そう告げると同時に日当瀬の上着が一気に腐敗していく。
解析能力で服を見ると繊維質がとてつもない速さで分解されてしまっていることがわかったがその発生源を考えた瞬間明智が目の前にいた。
その左手は黒い手袋をはめておらず、喉を掴むように手が伸びて来たので思わず日当瀬は手でガードした。

「ッ─────ぁ゙あああ!!」

明智が掴んだ日当瀬の手首の皮膚がまるで腐敗した様に溶ける。
その手を払おうと暴れようとするがそのまま後ろに捻られてうつ伏せに地面へと押し付けられた。

「………と、あんま暴れんなよ?加減難しんだぜ、コレ」

うつ伏せに寝転んだ日当瀬に跨るように明智がポジションを取る。
爛れた皮膚を避けるように刀を床に起き手袋をした右手で後ろに回している手を掴み直す。
そして日当瀬の視界に映るように手袋を外した左手をちらつかせた。

「は………ッ、……だったら使うな…よ」
「だってしょーがねーじゃん、お前強いから刀だけじゃ埒あかねぇなぁーって思ってよ」
「ざけん……っあッぁあああ───!!」
「風は無しな?つーか、あんま傷つけたくねぇーんだよなー。さっさと会長の、神功左千夫〈じんぐう さちお〉だっけ?場所教えてくんねぇ?」

日当瀬が属性化能力の風を練ろうとするが、ジュワッと背中の皮膚が爛れる痛みが走り、集中力か削がれてしまう。
日当瀬は喉が潰れるような悲鳴を上げるが、その後は体が沈むだけで口を開くことは無かった。

「はぁ………だんまりかよ……どうすっかな…脅したり痛めつけたりしても言いそうにねぇタイプだしな」
「………………」
「………んー………つーか、キレイな顔してんな、お前」
「……!!!?はぁ!?ざけんなっ!!」
「勿体ねぇなー、髪で隠して……ま、こんな形で会ってなかったら友達になりてぇタイプだけど」

なだらかな口調であったが言い切ると同時に紫色の瞳の輝きが失せ、影が濃くなると左手を日当瀬の顔のすぐ近くに寄せていく。
殺気立つ明智に日当瀬の体が自然と硬直した。

「最後の忠告だぜ?本当に言う気ねぇんだな」
「ねーよ……何されても絶対な」

顔のすぐ近くまで来る明智の手に日当瀬は眉を寄せ、瞳を眇める。
明智の能力が腐敗だと言うことはわかったが、自分の上に乗られてしまっているため抵抗らしい抵抗は出来なかった。
しかし、その手は顔に触れられる事なく上で明智は大きく溜息を吐く。

「あ゙ー…なら、こっち方面で攻めるか……な?」

明智の素手がベルトとスボンのウエスト部に触れると繊維が劣化していき、スボンが緩んだのをいい事に手袋をはめた手でずらすように引っ張り臀部を露出させる。

「なっ………!?」
「言いたくなったらいつでも止めてやるから言えよ?」

屈辱的な格好に日当瀬の眉が深く寄る。
明智は日当瀬の両手を後ろで属性化の地の能力を使ってアメジストのような鉱石で拘束してしまい、剥き出しの臀部の尻穴に特殊素材で出来た手袋を嵌めたまま指を埋めていく。

「────ッ………く……」
「痛そ…あ、でも、なんかそそって来た…ぜ?」

日当瀬は革のような表面がツルッとした布越しの指が入ってきて不快感に背を撓らせた。
脂汗が体全体にじっとりと滲む。
喉を詰めると嗚咽が漏れてしまい、考えたくない場所から上がる激痛に地面に爪を立てた。
しかし、明智の硬さを持ったペニスがズボン越しに日当瀬の尻に擦り付けられると日当瀬は目を見張った。
肩越しに揺れた視線を向けると小さく唇を震わせる。

「────────ッぅ!!?」
「お、言う気になったか?」
「……はっ、クソッ………好きにしろよッ…変態野郎ッ!」
「じゃ、お言葉に甘えて」

明智は無遠慮に腸壁を愛撫する。
無理やり指を二本にすると中を拡げるように動かしていく。
愛撫とは程遠い中を掻き回すだけの刺激に日当瀬は体を震わせ、悲鳴を上げないようにするのが精一杯だった。
暫く、尻穴に対する酷遇を続けていたが日当瀬は嗚咽を漏らすものの一向に口を開く気配を見せず、強情さに溜息を零しながら明智はズルリとペニスを服から取り出した。
両手に手袋をハメ直すとムニッと双丘を拡げ、皺が伸びるところまで広げると先走りに濡れた先端を擦り付けた。

「ぅ………やめっ………」
「じゃあ、さっさと…言えよ」
「……ッ、くそ、……言うかよッ」
「意地っ張りな奴……嫌いじゃねぇ…けど、…なっ」
「ぐっ───────ぁ゙ああああああ!!」

明智の長大なペニスが日当瀬の華奢な体を割り開く。
メリメリっと亀裂を入れながら根本まで埋めてしまうとその狭さと食い千切らんばかりの締め付けに明智は喉を詰めた。

「はぁ………痛って…………っ」
「ッ!!!?なら、抜けッ……抜け……」
「言ったら抜く……けど?」
「ぁ゙!?……動くなっ、う……ッ゙あ!」
「へぇ……イイとこ当てたらビクってすんのな?……めちゃくちゃ痛そうなのに……な?」

痛いと言いながらも明智は腰を動かし始めた。
日当瀬は痛みと競り上がる嘔吐感しか感じないのだが、明智の性器が血液の滑りを借りて前立腺を押し上げるためビクンっと大きく体が痙攣してしまう。
その反応に明智は気を良くし、狂った笑みを浮かべながら体内の温かさに溺れるように腰を打ち付ける。

「は……ッ…………っ、やめっ…………ぐッ」
「ははッ………無理、ッ、も、止まんねぇ………」

明智はグシャと顔を歪めながら腰の打ち付けを速くしていく。
日当瀬は肩越しに明智のその表情を見やると唇をキュッと結んだ。
体が軋み、頭が痛いし、体は地面と擦れ傷ついて行くが、元より何も口にする気がない日当瀬は明智の顔を見るのを止めた。

何度か腰を打ち付けると明智は日当瀬の中に射精する。
ヌルっとした体液が注がれると更に滑りが良くなった体内を荒らし、腰を打ちつけていく。

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「あー………なにやってんだよ、俺」

あれから暫く性虐を続けると日当瀬は気を失ってしまった。
何度か精液を吐き出し興奮が落ち着くと明智は自分の行いを悔いるように大きく溜息を吐いた。
汚れた手袋を捨て、持って来ていたカバンから取り出した新しい手袋をはめ直す。
一緒に軟膏などを取り出すと後処理と手当をしてから手の拘束を解いてしまった日当瀬を仰向けに直すと自分の学ランを日当瀬に掛けてやる。
情報を聞き出すのが目的であった筈なのに気絶させてしまったこと、加減が出来なかったことに悔いるように髪を掻き乱した。

「くっそ……手段は選ばないって決めたけど、それとこれとは違うだろ、俺。」

不意に視界に入った眉間に皺が寄った、寝ているのに無愛想な表情をしている日当瀬のブロンドの髪を掻き上げる。
髪で隠すのは勿体無い統制された容姿に小さく笑みを湛えた。

「我が強い事が身を滅ぼす事もあるんだぜ?」

明智は自分の苦い記憶を辿るように小さく言葉を零す。
結局日当瀬を人質に生徒会長を呼び出すしかないかと考えた瞬間、目の前の壁にしか見えなかった場所が急に開いた。


「うわっ!あれ……ここラボだったよな?巽」
「え?……あ、ホントだ。何も無いね……知らない奴は居るみたいだけど」

その壁の奥から千星と天夜が現れる。
千星は変わってしまった研究室の様子に暢気に驚きの声を上げるが、後から来た巽は一瞬にして戦闘態勢になると明智を睨み付けた。
その行動で千星も日当瀬が倒れている事に気づき緊張に喉を詰める。
そして、二人とも携帯がなくても行えるようになった身体能力の“解除”を行った。
二人の気配が一変すると明智は長巻を手に立ち上がると言うよりは前に体重を掛けながら二人に向かっていくが、その足を意識が戻った日当瀬がガシっと掴んだ。

「…千星さん、おかえりなさい。身体能力の制御はうまく行ったみたいですね」
「────ッ!!?」

明智の意識が二人に向いた一瞬で日当瀬は風を纏い、明智を逆方向へと吹き飛ばすと同時に千星と天夜の元まで飛ぶようにして戻る。
ベルトが切れてしまいズレそうなズボンを結び直すと、長く息を吐いて臨戦態勢に入った。

飛ばされた明智は軽々と宙で体を捻り着地するものの、事の顛末が掴めずに視線が彷徨う。
日当瀬は気絶していたフリをしていたわけでは無いと考えると、今現れた千星という男の気配を感じて目が覚めたと考えるのが正解なのだろう。
しかし、その千星には何というか、わざわざ起きなければならないような殺気や気配は全く感じられないのである。
至って凡人と言う表現が似合う人物だと明智は分析した。

「あ、…テメェ、会長探してんだよな?ソコに寝てんぜ」
「………ッ!!!?はぁ!?何言ってんだよ!今までお前それ隠してたんだろ!?」
「はぁ?別に隠してねぇし、言ってなかっただけだ。だって言ったらお前、横で寝てる千星さんの修行まで邪魔することになんだろ?」
「い、意味が…理解が……なんだよ……それ…」

明智は混乱に頭を抱えるが日当瀬は飄々とした態度のまま、千星や天夜が出てきた奥の部屋のベッドを親指で示す。
どうぞご自由にと言いたげな対応に、千星と天夜の表情まで引き攣った。
余りにも可哀想に見えた明智の様子に、千星が日当瀬に小さく言葉を掛ける。

「晴生……、なんかすっげぇあの人混乱してっけど…」
「千星さんはあんな三下のこと気にしなくていいッス、能力の方はうまく行きましたか?」
「あっ、いや、…結局、身体能力の制限と解除までしかいかなくてさ」
「充分ッス、千星さんの能力は凄すぎるから仕方ないと思いますよ」
「いや……だから、あれは武器が………」

明智の目の前で自分を無視した会話が繰り広げられる。
明智は頭の中を整理した。
取り敢えず、千星達生徒会のメンバーはコンピュータを使って何らかの能力強化を行っていた事が分かり、目的の人物は今その奥の部屋にいるという事も分かった。
そうなると自分の取るべき行動は一つ、奥にいる会長、神功を叩き起して降伏させるだけだと気を持ち直すように体の奥から闘志を燃やした。
千星と天夜は金縛りが起きるように体が固まるが、日当瀬はその氣を受け流すように我関せずの表情をしたままであった。

「ま、いいや。結局会長の場所分かったしな。もちろん退いてくれんだろ?」
「ああ、良いぜ?」
「……は、晴生!?」

日当瀬はその入口から退くように数歩横に避ける。
その動作には千星と天夜、そして明智までもが驚きに目を見開いた。

「っても、もう起きると思うけどな」

そう告げると同時にゆっくりと一人の影が先ずは起き上がる。
久々に体を動かすと言うかのようにグーッと伸びをしてから立ち上がると直ぐに視線は今居る人物を一人ずつ辿っていく。

「皆、おはよ~☆あれ?お客さん?はじめまして~、ボク、九鬼。クッキーて呼んでね♪」
「……なんで…副会長が一緒に居んだよ」

一瞬にして存在感という気配が空間に充満する。
明智は会長とは相容れないはずの(裏)副会長が、地区聖戦を終えたはずなのに一緒に居ることに驚きを隠せなかった。
しかも愛輝凪高校の九鬼の能力がチート級に強く、悪名高いことは周知の事実故に、深く眉間に皺が刻まれる。
明智の闘志が重力が掛かるような殺気へと変わるが、九鬼は心地良いと言うかのように表情が愉悦に歪んだ。
そして、逆に空気を盛り返すように冷たく殺気立つ。

「九鬼。僕への客人なんですから丁重に」

一触即発といった雰囲気の中、奥でもう一人の気配がゆらりと揺れる。
長く息を吐きながら上体を起こすと、九鬼と同じように自分の状態を確かめるように手足を動かしてから立ち上がる。
明智は更に息を呑んだ。
黒く長い髪を靡かせながらゆったりとした足取りで歩いてくる人物こそが、愛輝凪高校の(裏)生徒会長であるからだ。
要注意人物であるという事は解っていた。
しかし、データで見るのと肌で感じるのには雲泥の差が有り、肌を焦がすような威圧感に明智は手袋を脱ぎ捨てると構え直した。
よく見れば見るほど千星を初めとしたコンピュータに繋がれていたメンバーは服の汚れていないにも関わらず、体が汚れ小さい傷がいくつもある事が見て取れた。
何か特殊な装置を使って能力アップを行っていたならば、明智が持っている情報は役立たないと一度頭を空っぽにする様にふぅーっと長く息を吐く。
そんな明智の緊張感を他所に神功は形のいい唇にいつものように笑みを湛えた。

「ところで明智剣成〈あけち けんせい〉 くんですよね?僕にどのようなご用件でしょうか?」
「わざわざ聞くのかよ…わかってんだろ?」
「はい。君が行っている事、したい事は情報として熟知していますよ?」
「だろうな……なら単刀直入に言う。
俺は今から政府を潰す。邪魔すんなら斬る」
「其れは困りましたね……」
「は……、だろうな。なんたってお前は政府のお気に入りで、ここは政府直属の上位組織だしな……ッ」

明智は元から神功が「はいそうですか」と、引き下がってくれるとは微塵も思ってなかった故に鍔に親指を引っ掛け、鯉口を切るといつでも踏み込める体勢になる。
しかし、何を思ったのか対峙している神功は武器も構えることなく優雅に自分に向かって歩いてくる始末である。

「すいません、剣成くん」

謝罪を述べながら近づいてくる神功に殺気は微塵も感じられず、剣成は焦った。
もしかして彼の特殊能力である幻術に既に自分は掛かっているのではないかと慌てて長巻を鞘から引き抜こうとしたが、既に直ぐ近くまで来ていた神功の手が柄頭を押して引き抜くことを阻止されてしまう。

「─────ッ!!?」

戦闘慣れした動作に明智の背筋は凍てつく。
刄を引き抜けなくなったため鞘を後ろに滑らすように抜こうとするが、その手を神功が掴む。
明智は自分の腐敗の能力は自由に操れる類では無いために、触れた神功の表皮が硫酸でも浴びたかのようにジュワッと溶け出してしまう。

「お、おい、何してんだよッ!知ってんだろ、俺の能力!?」
「はい。腐敗…でしたよね?確かにかなり強力ですね……」
「だったら、はやく離せッ」

明智は頭の理解が追いつかず刀を抜く事よりも神功の手を離させる事に躍起になるが、神功は手の皮膚が爛れながらも明智の手を離すことは無かった。

「剣成くん。僕に譲ってもらえませんか?」
「は?……何言って……」
「僕……いえ、僕達、今から政府に喧嘩を売りに行くんです」
「──────────は?」

にっこりと神功が微笑みと共に反政府の言葉を落としたことを引き金に日当瀬が風を纏う。
初めから打ち合わせされていたように、日当瀬が神功の政府によってつけられた首輪を風の能力により切り落とし、研究施設中に付けられていた監視カメラが爆発音を響かせながら壊れていく。
明智は理解の許容量を超え、視線を彷徨わせているが神功はその手を爛れていくのも気にせず両手で握手する様に包み込む。

「良ければ僕達と一緒に行きますか?」
「え………は…………、あれ?」
「別行動で政府を攻撃されると途轍もなく面倒なのでやめてもらいたいのですが……」
「ちょ……ちょっと待て、理解が。つーか、手!手!!あー!?離せって!!」

明智は完全に戦闘意欲を失い、再度神功の手を自分から外す為に引っ張った。
自分の思いが通じたことを感じた神功はやっと明智から手を外すが、爛れた白い肌に自然と明智は眉根を寄せた。
しかし次の瞬間ふと思い立ったように明智はキョロキョロと周りを見渡すように姿勢を低くした。

「つーか、神功…会長?それマジで言ってんなら危ないっスよ…ヒューマノイドが……」
「壊れました」
「………は?」
「僕達のヒューマノイド、“イデア”は僕が壊しました」
「……嘘だろ……でもじゃあ、反旗を翻したってバレてんじゃ……」
「いえ……彼女は原因不明のエラーで暴走を起こしてしまって僕が片付けた事になっています……。
政府は、破壊後に直ぐに赴いて原因不明のエラーで暴走したと告げた僕の発言を信じたようです。
……僕はヒューマノイド代わりの爆弾付きの監視カメラの首輪の装着もすんなり受け入れましたしね、晴生くんにさっき外してもらいましたが…」
「ったくよ、…要らねぇ手間増やしやがって。爆発する首輪なんて付けられてノコノコと帰ってくんなよな!!切断ルート考えんのに……ちっ、なんでもねぇっ!」

電脳空間に潜る前に日当瀬の機嫌が悪かったのはこの事が原因であった。
いつも面倒な事は一人で全て片付けてくる神功が爆発する首輪を付けて帰ってきて、事もあろうが日当瀬に爆発させずに外してもらいたいと頼んだのである。
まさか神功から命を預けられると思って居なかった日当瀬は焦った。
そして焦ってしまったことに対して苛立ちを覚え、機嫌が悪くなっていたのである。
更に日当瀬は初めて頼られた事により、躍起になるように解除ルートを探してしまったことを悔いるよう、に深く眉に皺を刻みながら視線を逸らせた。

「イデアは感情を持たないヒューマノイドなので、普通なら“反旗を翻す”と、伝えた瞬間、政府に通達が行くはずです、しかしその通達は行ってはいなかった。
そして、感情を持たない筈の彼女はなぜか僕の言葉で暴走してしまったんです」
「………暴走?なんで、完璧なヒューマノイドが暴走なんて起こすんだよ。感情プログラムが搭載されてるならまだしも……」
「それは僕もわかりません。でも、あの時僕はイデアに言ったんです。
“政府に対して、反旗を翻そうと思います”
“イデアは政府に報告する義務があると思うので気にせず報告して下さいね”と。
しかしその情報が政府に伝わる事はなく、彼女は暴走してしまった」
「はは……俺と全く同じじゃねぇか……俺も迂闊に、自分の管轄のヒューマノイドに政府を倒そうと思うって言っちまったから……アイツは暴走して、最後には自爆しちまった……でも、アイツは感情プログラムが搭載されていたからで……」
「貴方のところのヒューマノイドはそうでしたね。政府の事を調べているときに録画されていた監視カメラの映像は見ました。イデアは感情プログラムが無いので大丈夫だと思っていたのですが……」

神功は千星へと視線を流した。
千星は初めて聞く事の真相に、明智と同様に驚きを隠せずに瞳を揺らしていた。

「きっと……イデアには守りたいものがあったのでしょうね。
なので彼女は暴走した。そして、その行く末がタイムリミットを迎えての自爆だと分かっていたのでメモリーを引き抜いて破壊する事にしました。彼女には感情プログラムが無いので政府は僕が反旗を翻した為にイデアが暴走したとは考えなかったようで、僕もイデア自体にバグが出来て暴走したようだと嘘を吐いて事なきを得ました。そして属性化の定着を急いだんですが、それも今終わったので………」

神功はひとりひとりに視線を向けていく。
既に知っていた九鬼と日当瀬は真摯な表情で見つめ返し。
初めて聞かされた天夜は少し気後れしながらも会長らしいと口元に笑みを湛えた。
明智は神功が嘘を言っているようには思えず、しかも自分と同じような過ちを起こしている彼の言葉はストンと彼の心に落ちた。

「政府に喧嘩売りに行きます。
僕達は従順な人形ではないと」

そして最後に神功は千星へと視線を向けた。
視線だけではなく歩みも向けると瞳を揺らす千星の直ぐ近くまで寄る。
千星は神功の言葉が全て飲み込め無かった。
瞳を揺らしたあと、ぐっと奥歯を噛み締め、神功に自分からも接近する。

「どうして何も言ってくれなかったんですかッ!」
「すいません…。確証を得ない事を言葉にするのは……苦手……なんです」
「でも……言ってくれたら」
「地下の実験体を実際に連れ出して治療してみましたが、生存できた個体は指で数えられるほどでした。
イデアの記憶メモリーを引き抜いてから壊しましたが、その記憶メモリーから彼女を復元できるかどうかは分かりません。
君に(裏)生徒会を辞めてほしくなくて色々考えていたら、君から受けた傷にイデアの毒が浸透して死にかけました」
「…………へ?」
「……………、言いました。
これは全て事が終わっていたり、結論が分かったので言えますが…こんな事言われても困りませんか?僕なら困りますし、無様過ぎて嘲笑したくなります」
「いや……でも、全く言わないのも……」
「………諦めてください、那由多くん」
「へ……?……は?」
「僕は口に出す事が苦手なんです、自分の一言で沢山の人を殺してきている」

那由多は呆気に取られたように神功を見つめた。
那由多が知らないところで彼は思い悩み、やれるだけの事をやって全ての結論を導き出している事を知ってしまったからだ。
そして最後の重い一言にぐッと千星は拳を握りしめた。
自分は実力も、何かを成す力も無いのに欲望だけを口にしている事が恥ずかしく思えたが、それ以上にこのままでは神功が結局一人で思い悩んで行くのではないかと。

「諦めません……ッ」
「那由多……くん……」
「せめて、何か……お願いして貰えませんか?今回晴生にお願いしたように。叶えられないかもしれませんが…せめて、こうしたいって教えてください……」
「そう……ですね……。難しいですが……わかりました」

千星の言葉に神功は思い悩んだように爛れた手を顎に置き逡巡する。
しかし、元より千星からのお願いに弱い神功は、少し悩んだ後小さく首を縦に振った。

「それでは、那由多くん、一つ目のお願いです。
僕、政府と喧嘩する予定なんですが、……一緒に来てもらえませんか?」

千星はいきなりのお願いに数度瞬くがその内容には笑みを零すしか無かった。
辞めていいと言っていた神功の本心を千星は初めて覗けた気がして心が踊った。
心が満ち足りたように笑みを浮かべ、肯定の返事を口にした。

「勿論で……」
「ただ、相手が相手なので命の保証はないですが」

しかし、その後の神功のいつも通りの冷静な付け足しに千星の表情が固まる。
出来ればそこを聞かずに快く「はい!」と言いたかったが、命の保証が無いなどと言われれば普通の男子高校生は怯んでしまうものである。
しかし、千星の周りは普通では無かった。

「千星さん、やってやりましょう!俺、最近の政府の任務には嫌気がさしてたんっス!!」
「頑張ろうね、那由多。俺も調度会長に相談しようと思ってたんだ。政府の任務鬱陶しいですね…って」
「ま、愉しそうだから一緒に行ってあげるヨ、なゆゆ~。左千夫くんのお願いでもあるしネ~」

日当瀬、天夜、九鬼が矢次に言葉を続けてしまった事によって、千星がNOと言う道は脆くも砕け去ってしまう。
結局、「お、……お、おう」と吃音混じりの返答しかできなかったが、千星は(裏)生徒会に戻る事はできた。

そして、少し遠目に内心「え?マジでこの千星とか言うやつ連れて行くのか?」と明智が口角を引き攣らせながら苦笑していたが、口には出せなかったのは言うまでもない。




END
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