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この世に自分と同じ顔を持つ人は3人いるというけれど。
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ドッペルゲンガー、懐かしいです。
某少年漫画で初めて知ったときは、半信半疑だったのですが
私が小学生の頃、車に引かれそうになったときに助けてくださった方が
某スケート選手と瓜二つだったという経験をしてから
あながち嘘でもないのかな。と思ったりしています。
たしかドッペルゲンガーに会ってしまうと死んでしまうのだとか。
子どもって、迷信とか怪談とかそういうたぐいの話にはほんとうに
目がないですよね。
私は今でもそういうの大好物ですけど。
小学校の校舎とか、夜中に探検して学校の怪談ごっこをしたいなあと
常々思ってます。
だけど、私の小学校は都会にしてはかなり小規模で、クラスも2つしか
なかったのであんまり校舎が大きくはないんですよね。
マンモス校に憧れがあったりもします。
話が脱線していきそうなのでタイトルに戻りますと
自分と同じ顔、つまり同じ外見をしている人は3人いると仮定すると
自分と同じ思考、すなわち同じ精神を持っている人ってどのぐらい
世界にいるんだろうと考えはじめてしまって。
ある一つの物事に対して意見が合致するなんてそんな生易しいものでは
なく、文字通り全ての考え方がそっくりそのままな人。
そんな人はいないって思うでしょ?
だけど、私にはこんな不思議な体験がありまして。
国語の授業で、『走れメロス』の続編を書いてみようということになって
書いた作品を作者の名前だけは伏せておいて読みあうという講義を
やったんです。
その先生はそういう遊びに対しては面倒な努力を惜しまない人だったので
わざわざ生徒の作品をスキャンしてパソコンに打ち出し直して
筆跡で誰が書いたか特定できないようにまでしたんですね。
で、さすがに全員分の作品を回し読みしてると時間が足りなくなるって
いうことで5、6人のを回し読みするということになりました。
(ちなみに私はメロスの友情を同性愛的に読み替えて思いっきり
BLを書いておきました。)
すると、驚くべきことに話の展開がほとんど同じ作品が見つかったんです。
新たな登場人物が登場して、彼が絡んでくるという話だった気がします。
もちろんその人の名前は違いましたけど。
でも、表現や言葉遣いなんかもかなり似通っていて、印象的だったことを
覚えています。
まあ、この話にかぎるのならばある程度制約があったので
たまたま似通った話になってしまったとも考えられますし
もしくはどちらかがこの課題を面倒くさがってパクったのかもしれません。
だけど、このときの思い出はいまだに私の心に深く刻まれています。
というのも、ドッペルゲンガーと同じように、この世界のどこかには
同じような発想で同じような物語を生み出している人がいるんだろうなと
感じたからです。
登場人物の名前とか、細かな世界設定の名称とか
そこらへんの形式的なことまで同じというのはありえない、と断言することが
できるでしょうか?
本当にそっくりそのまま、同じということだってありえると思います。
頭の中に思い描いているだけで、それが文章という形に
なっていないだけだという可能性もありますし。
そう考えてみると、一番恐ろしいのは同一の人種で、かつ同一の言語で
書かれたドッペルゲンガー的な作品が見つかるということです。
とりわけ同時期ならばパクリでないと立証することはできますが
自分の作品が後発だったらと思うと、怖くてたまりません。
私は自分の書きたい内容の小説を決めたら、一応タイトルは検索してみて
似たようなものがないか確認しています。
タイトルが似ていたら、中身も確認してみて、それでちょっと似てるかなと
思ったら泣く泣く書くのをやめたりも。
ただ、今の時代に多様な作品は多くありますけど、物語が展開していく中で
差別化が図られたりするものもあるので、そんな神経質にならなくても
良いのかなと思ったりする気持ちもあるのですが。
オマージュとかパロディーとか、リスペクトがあれば云云かんぬんみたいな
意見もありますけど、私はあんまり好きではありません。
元の作品がなければ表現できないなんて、創作者として
負けを認めているみたいだなと感じてしまうので。
あくまで私の意見ですので、悪しからず。
今日はこれぐらいにして寝ます。それではまた。
某少年漫画で初めて知ったときは、半信半疑だったのですが
私が小学生の頃、車に引かれそうになったときに助けてくださった方が
某スケート選手と瓜二つだったという経験をしてから
あながち嘘でもないのかな。と思ったりしています。
たしかドッペルゲンガーに会ってしまうと死んでしまうのだとか。
子どもって、迷信とか怪談とかそういうたぐいの話にはほんとうに
目がないですよね。
私は今でもそういうの大好物ですけど。
小学校の校舎とか、夜中に探検して学校の怪談ごっこをしたいなあと
常々思ってます。
だけど、私の小学校は都会にしてはかなり小規模で、クラスも2つしか
なかったのであんまり校舎が大きくはないんですよね。
マンモス校に憧れがあったりもします。
話が脱線していきそうなのでタイトルに戻りますと
自分と同じ顔、つまり同じ外見をしている人は3人いると仮定すると
自分と同じ思考、すなわち同じ精神を持っている人ってどのぐらい
世界にいるんだろうと考えはじめてしまって。
ある一つの物事に対して意見が合致するなんてそんな生易しいものでは
なく、文字通り全ての考え方がそっくりそのままな人。
そんな人はいないって思うでしょ?
だけど、私にはこんな不思議な体験がありまして。
国語の授業で、『走れメロス』の続編を書いてみようということになって
書いた作品を作者の名前だけは伏せておいて読みあうという講義を
やったんです。
その先生はそういう遊びに対しては面倒な努力を惜しまない人だったので
わざわざ生徒の作品をスキャンしてパソコンに打ち出し直して
筆跡で誰が書いたか特定できないようにまでしたんですね。
で、さすがに全員分の作品を回し読みしてると時間が足りなくなるって
いうことで5、6人のを回し読みするということになりました。
(ちなみに私はメロスの友情を同性愛的に読み替えて思いっきり
BLを書いておきました。)
すると、驚くべきことに話の展開がほとんど同じ作品が見つかったんです。
新たな登場人物が登場して、彼が絡んでくるという話だった気がします。
もちろんその人の名前は違いましたけど。
でも、表現や言葉遣いなんかもかなり似通っていて、印象的だったことを
覚えています。
まあ、この話にかぎるのならばある程度制約があったので
たまたま似通った話になってしまったとも考えられますし
もしくはどちらかがこの課題を面倒くさがってパクったのかもしれません。
だけど、このときの思い出はいまだに私の心に深く刻まれています。
というのも、ドッペルゲンガーと同じように、この世界のどこかには
同じような発想で同じような物語を生み出している人がいるんだろうなと
感じたからです。
登場人物の名前とか、細かな世界設定の名称とか
そこらへんの形式的なことまで同じというのはありえない、と断言することが
できるでしょうか?
本当にそっくりそのまま、同じということだってありえると思います。
頭の中に思い描いているだけで、それが文章という形に
なっていないだけだという可能性もありますし。
そう考えてみると、一番恐ろしいのは同一の人種で、かつ同一の言語で
書かれたドッペルゲンガー的な作品が見つかるということです。
とりわけ同時期ならばパクリでないと立証することはできますが
自分の作品が後発だったらと思うと、怖くてたまりません。
私は自分の書きたい内容の小説を決めたら、一応タイトルは検索してみて
似たようなものがないか確認しています。
タイトルが似ていたら、中身も確認してみて、それでちょっと似てるかなと
思ったら泣く泣く書くのをやめたりも。
ただ、今の時代に多様な作品は多くありますけど、物語が展開していく中で
差別化が図られたりするものもあるので、そんな神経質にならなくても
良いのかなと思ったりする気持ちもあるのですが。
オマージュとかパロディーとか、リスペクトがあれば云云かんぬんみたいな
意見もありますけど、私はあんまり好きではありません。
元の作品がなければ表現できないなんて、創作者として
負けを認めているみたいだなと感じてしまうので。
あくまで私の意見ですので、悪しからず。
今日はこれぐらいにして寝ます。それではまた。
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