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第二十七話 悪役令嬢、最後の願いを聞く。
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※3番目のホムン視点
「今頃、マスターは最後の戦いに赴いてる頃でしょうか」
小さく呟くと、わたしと共にアトリエの清掃を行っていたクルスが返事を返す。
「はい、きっとマスターは領主の娘を成敗して、この街に平和を手に入れることでしょう」
「ですね。今の街は仮初の、貴族達だけが利益を得る街となっていますから」
貴族達がまともな人、平民は彼らの為の道具。そんな傾向がこの街にはあり、この街で暮らす平民達はそうする事でしか生きる事ができなかった。
けれど、そんな街の様子を憂いたマスターによって少しずつ改善されていき、過程でわたし達は創られていった。
そして時には領主の娘と彼女が雇ったゴロツキによって妨害を受けたりもしたけれど、気さくながら頭の働く商人の青年、凄腕のダンジョン探索者であり頼りになるマスターを妹みたいに可愛がってくれる女性、貴族社会で育ったけれども親のやり方に納得が行かないとわたし達に手を貸すことを選んだ少年、かつて愛した者を貴族によって奪われ憎しみだけで動い貴族社会を壊す為に組織を結成していた壮年の男性……彼らと色々な者達と共に数々の困難を乗り越え、マスターは力をつけていきました。
マスターは「自分に出来ることを少しだけ行っていけば、いつかは改善されるはずだから」と頼りなさげに笑っていましたが、わたし達はそれが好きだった。
だけど、現実はそんな甘くはなく……マスターの考えを他所に、領主の娘は自身の立場が危うくなっていくのが許せなかったようで、誰にも自分に逆らう事が出来ない物を造り始めていました。
それを知ったマスターは何度も領主の娘へと説得を行いましたが、彼女は聞き入れることはなく、それどころかマスターを排除しようと躍起になっていました。
領主の娘の完全に敵対する態度にマスターは涙を流し、一度は諦めそうになっていましたが……自分でなければ彼女は止められないと考えました。
マスターは涙を流しながら、領主の娘が企む野望を駄目にする為の道具を創る為にダンジョンへと潜り、錬金術を行い……道具はできました。
そしてその日、マスターは仲間達と共に彼女を止めるべく領主邸へと赴きました。
『頑張るから、絶対にあの子の野望を止めて、みんなで帰って来るから』
マスターは今にも泣きそうな笑顔でわたし達に言うと、出掛けて行きました。
その表情を忘れられないまま、わたしは窓から見える街の景色を眺めているけれど……特に目立ったことは起きていないようであった。
迅速に、事を立てずに、を目標にマスター達は行動を起こしているのだから当たり前だ。
この分だときっとマスターは成功させて帰って来るだろう。そう考えながら、わたしは掃除を続ける。
……だが、不意にゾクリとした悪寒を感じた。
本能からの脅威――、そう感じながら窓から再び街の様子を見ると、光の幕が広がって着ているのが見えた。
「これは……何が起きている? 光が通ったあとの街並みが、変わっている?」
ある家が消え、ある家は元々の形が変わり、道路が変わり、逃げ惑う人々が消えていく、わたしは窓の外の脅威に戸惑っていると、光の幕はマスターのアトリエへと到達した。
光に触れると、何かが起きる。そう思い、相方であるクルスへと手を伸ばした。
「ホムン!」
「クルス!」
瞬間、グニャリとした歪みを視界が感じ、他ホムンとの生態リンクとクルスとのリンクも途絶えた。
……再び目が覚めると、13番目のホムンとの生態リンクが繋がり、目の前の女性がサブマスターとされている事を理解し、同時に自分にはもう時間が無いことを理解した。
そして、マスターは無事に戻ることが出来なかったことを、わたしは理解した。
●
※パナセア視点
「――以上が、わたしが見ていた光景です」
そう言って、ホムンは自身が見ていた光景を締め括りました。
わたくしはホムンが言った会話を噛み砕くように頭の中で構築していきますが、家や街が消えていったり変わっていくという光景というのが理解出来ませんでした。
「よく分からない、けれどそれに巻き込まれた結果、地下の通路の変化もこのアトリエがこんな場所にあるというのも理解できますね……」
「こんな場所……ですか? サブマスターパナセア、このアトリエはいったい何処に?」
「街の地下、だと思うわ。だってかなり地下を降りてから移動していたから……土の中なのか、岩の中だと思う場所にあるのよ」
ホムンの問い掛けに、わたくしが答えると無表情だった顔に少しだけ驚きが見られた。
けれどすぐに無表情に戻ると、現在地を教えてくれました。
「…………そう、ですか。街の地下、ということはこのアトリエはダンジョンの中にあると思われます」
「ダンジョンの中……、それって危険じゃないの?」
ダンジョンがどういうものであるかを聞いて知っている為、わたくしが尋ねるとホムンが説明します。
「安心ください、このアトリエは周囲からの害がないように造られておりますので、特に問題はありません」
「結界、それとも何か道具を使ったといったところでしょうか……。それなら安心だと思っておきましょう。それじゃあホムン、このアトリエで……わたくしが使えそうな物はあったりするかしら? ご覧のとおり、まともな武器も持っていないのよ」
両手を軽く広げながらわたくしはホムンへと告げます。
……ホムンは充填されていた魔力が徐々に減り始めているからか体からキラキラとした光の粒が昇り始めていますが、わたくしにはなんにも出来ないため……普通に接しようと努めます。
「使えそうな物ですか……、それなら地下におりてみてください。かぎは、わたしの胸ポケットの、中に……。そこ、にはマスターの、創った道具が……おかれています、か、ら……」
地下……作業場にあった下に続く階段ですね。そこに使える道具があるでしょうか……。
そう思いながらも、わたくしはホムンから目を背けません。だって、もうこの子は限界みたいで徐々に瞳にも力が宿らなくなっているのですから……。
……だから、わたくしは訊ねることにします。
「3番目のホムン、あなたの最後の言葉を聞きます。何か言い残すことはありますか?」
一瞬、一瞬だけですが、ホムンの瞳に力が篭るのが見えました。
唇がゆっくりと動き、言葉が紡がれます。
「ます、たーに……、ありが、とう……と。わた、したちを……うみ……だして、くれ、て……あり、が……と――――」
この場に居ない、この子を創り出した錬金術師であるケーミィさんへの感謝を口にしながら、キラキラとした光の粒が昇り続け、同時に体も徐々に消えていくのに気づきます。
これがホムンクルス、錬金術によって生み出された生命の最後の瞬間……。
そう思いながら、消えながら感謝の言葉を口にするホムンを見つめていると……光の粒はすべて消え、後に残ったのはあの子の形を残すようにポッカリとした穴とあの子が着ていた執事服のみ、そして服の隙間からコロコロとヒビが入った珠が床に転がりました。
「……これがホムン達、ホムンクルスの核……なのね。3番目のホムン、あなたの最後の言葉はちゃんと届けて上げるわ」
呟き、わたくしはヒビの入った珠を持っていた袋へと入れます。
それから執事服の胸ポケットを漁り、地下の鍵であろう物を手に入れました。
「何か、あると良いのだけれど……」
小さく呟きながら、わたくしはカエデを先頭に下の階へと降りるとそのまま地下の階段を下りていく。階段は段差や壁の所々が岩と一体化しており、躓かないように気をつけながら降りて行きます。
下へとおりるとそこには鍵が掛けられた扉があり、ホムンが残してくれた鍵を差し込むと扉の鍵は開錠され……ゆっくりと扉を開けようとします。
「…………これは、扉が開く辺りに岩があるみたいね。カエデ、お願いできるかしら?」
「お任せください。――ハアッ!!」
これは仕方ない、そう思いながらカエデに指示を出すと、彼女は刀を振るい扉を斬りおとしました。
斜めに斬られた扉はズズッと重い音を立て、ゆっくりと滑るように床に落ちていきました。……多分、防犯用として硬い金属でも挟んでいたのでしょう。
そんなことを思いながら、わたくし達は地下の部屋……多分倉庫であろう場所へと足を踏み入れました。
そして、わたくしはそこで専用の武器を手に入れることとなるのでした……。
「今頃、マスターは最後の戦いに赴いてる頃でしょうか」
小さく呟くと、わたしと共にアトリエの清掃を行っていたクルスが返事を返す。
「はい、きっとマスターは領主の娘を成敗して、この街に平和を手に入れることでしょう」
「ですね。今の街は仮初の、貴族達だけが利益を得る街となっていますから」
貴族達がまともな人、平民は彼らの為の道具。そんな傾向がこの街にはあり、この街で暮らす平民達はそうする事でしか生きる事ができなかった。
けれど、そんな街の様子を憂いたマスターによって少しずつ改善されていき、過程でわたし達は創られていった。
そして時には領主の娘と彼女が雇ったゴロツキによって妨害を受けたりもしたけれど、気さくながら頭の働く商人の青年、凄腕のダンジョン探索者であり頼りになるマスターを妹みたいに可愛がってくれる女性、貴族社会で育ったけれども親のやり方に納得が行かないとわたし達に手を貸すことを選んだ少年、かつて愛した者を貴族によって奪われ憎しみだけで動い貴族社会を壊す為に組織を結成していた壮年の男性……彼らと色々な者達と共に数々の困難を乗り越え、マスターは力をつけていきました。
マスターは「自分に出来ることを少しだけ行っていけば、いつかは改善されるはずだから」と頼りなさげに笑っていましたが、わたし達はそれが好きだった。
だけど、現実はそんな甘くはなく……マスターの考えを他所に、領主の娘は自身の立場が危うくなっていくのが許せなかったようで、誰にも自分に逆らう事が出来ない物を造り始めていました。
それを知ったマスターは何度も領主の娘へと説得を行いましたが、彼女は聞き入れることはなく、それどころかマスターを排除しようと躍起になっていました。
領主の娘の完全に敵対する態度にマスターは涙を流し、一度は諦めそうになっていましたが……自分でなければ彼女は止められないと考えました。
マスターは涙を流しながら、領主の娘が企む野望を駄目にする為の道具を創る為にダンジョンへと潜り、錬金術を行い……道具はできました。
そしてその日、マスターは仲間達と共に彼女を止めるべく領主邸へと赴きました。
『頑張るから、絶対にあの子の野望を止めて、みんなで帰って来るから』
マスターは今にも泣きそうな笑顔でわたし達に言うと、出掛けて行きました。
その表情を忘れられないまま、わたしは窓から見える街の景色を眺めているけれど……特に目立ったことは起きていないようであった。
迅速に、事を立てずに、を目標にマスター達は行動を起こしているのだから当たり前だ。
この分だときっとマスターは成功させて帰って来るだろう。そう考えながら、わたしは掃除を続ける。
……だが、不意にゾクリとした悪寒を感じた。
本能からの脅威――、そう感じながら窓から再び街の様子を見ると、光の幕が広がって着ているのが見えた。
「これは……何が起きている? 光が通ったあとの街並みが、変わっている?」
ある家が消え、ある家は元々の形が変わり、道路が変わり、逃げ惑う人々が消えていく、わたしは窓の外の脅威に戸惑っていると、光の幕はマスターのアトリエへと到達した。
光に触れると、何かが起きる。そう思い、相方であるクルスへと手を伸ばした。
「ホムン!」
「クルス!」
瞬間、グニャリとした歪みを視界が感じ、他ホムンとの生態リンクとクルスとのリンクも途絶えた。
……再び目が覚めると、13番目のホムンとの生態リンクが繋がり、目の前の女性がサブマスターとされている事を理解し、同時に自分にはもう時間が無いことを理解した。
そして、マスターは無事に戻ることが出来なかったことを、わたしは理解した。
●
※パナセア視点
「――以上が、わたしが見ていた光景です」
そう言って、ホムンは自身が見ていた光景を締め括りました。
わたくしはホムンが言った会話を噛み砕くように頭の中で構築していきますが、家や街が消えていったり変わっていくという光景というのが理解出来ませんでした。
「よく分からない、けれどそれに巻き込まれた結果、地下の通路の変化もこのアトリエがこんな場所にあるというのも理解できますね……」
「こんな場所……ですか? サブマスターパナセア、このアトリエはいったい何処に?」
「街の地下、だと思うわ。だってかなり地下を降りてから移動していたから……土の中なのか、岩の中だと思う場所にあるのよ」
ホムンの問い掛けに、わたくしが答えると無表情だった顔に少しだけ驚きが見られた。
けれどすぐに無表情に戻ると、現在地を教えてくれました。
「…………そう、ですか。街の地下、ということはこのアトリエはダンジョンの中にあると思われます」
「ダンジョンの中……、それって危険じゃないの?」
ダンジョンがどういうものであるかを聞いて知っている為、わたくしが尋ねるとホムンが説明します。
「安心ください、このアトリエは周囲からの害がないように造られておりますので、特に問題はありません」
「結界、それとも何か道具を使ったといったところでしょうか……。それなら安心だと思っておきましょう。それじゃあホムン、このアトリエで……わたくしが使えそうな物はあったりするかしら? ご覧のとおり、まともな武器も持っていないのよ」
両手を軽く広げながらわたくしはホムンへと告げます。
……ホムンは充填されていた魔力が徐々に減り始めているからか体からキラキラとした光の粒が昇り始めていますが、わたくしにはなんにも出来ないため……普通に接しようと努めます。
「使えそうな物ですか……、それなら地下におりてみてください。かぎは、わたしの胸ポケットの、中に……。そこ、にはマスターの、創った道具が……おかれています、か、ら……」
地下……作業場にあった下に続く階段ですね。そこに使える道具があるでしょうか……。
そう思いながらも、わたくしはホムンから目を背けません。だって、もうこの子は限界みたいで徐々に瞳にも力が宿らなくなっているのですから……。
……だから、わたくしは訊ねることにします。
「3番目のホムン、あなたの最後の言葉を聞きます。何か言い残すことはありますか?」
一瞬、一瞬だけですが、ホムンの瞳に力が篭るのが見えました。
唇がゆっくりと動き、言葉が紡がれます。
「ます、たーに……、ありが、とう……と。わた、したちを……うみ……だして、くれ、て……あり、が……と――――」
この場に居ない、この子を創り出した錬金術師であるケーミィさんへの感謝を口にしながら、キラキラとした光の粒が昇り続け、同時に体も徐々に消えていくのに気づきます。
これがホムンクルス、錬金術によって生み出された生命の最後の瞬間……。
そう思いながら、消えながら感謝の言葉を口にするホムンを見つめていると……光の粒はすべて消え、後に残ったのはあの子の形を残すようにポッカリとした穴とあの子が着ていた執事服のみ、そして服の隙間からコロコロとヒビが入った珠が床に転がりました。
「……これがホムン達、ホムンクルスの核……なのね。3番目のホムン、あなたの最後の言葉はちゃんと届けて上げるわ」
呟き、わたくしはヒビの入った珠を持っていた袋へと入れます。
それから執事服の胸ポケットを漁り、地下の鍵であろう物を手に入れました。
「何か、あると良いのだけれど……」
小さく呟きながら、わたくしはカエデを先頭に下の階へと降りるとそのまま地下の階段を下りていく。階段は段差や壁の所々が岩と一体化しており、躓かないように気をつけながら降りて行きます。
下へとおりるとそこには鍵が掛けられた扉があり、ホムンが残してくれた鍵を差し込むと扉の鍵は開錠され……ゆっくりと扉を開けようとします。
「…………これは、扉が開く辺りに岩があるみたいね。カエデ、お願いできるかしら?」
「お任せください。――ハアッ!!」
これは仕方ない、そう思いながらカエデに指示を出すと、彼女は刀を振るい扉を斬りおとしました。
斜めに斬られた扉はズズッと重い音を立て、ゆっくりと滑るように床に落ちていきました。……多分、防犯用として硬い金属でも挟んでいたのでしょう。
そんなことを思いながら、わたくし達は地下の部屋……多分倉庫であろう場所へと足を踏み入れました。
そして、わたくしはそこで専用の武器を手に入れることとなるのでした……。
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