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どうしてそんなことが知りたいんですか?
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ふたりはおすすめのプレートランチを2つ頼んで静かに食事をする。
一緒に住んでいた時から食事中はほとんど会話をしないので沈黙が気になることはなかったが、他のことで陽和は落ち着かない気持ちになった。
時折視線を感じて顔を上げると、眩しそうな顔をしている慶一と目が合う。
それが一度だけでなく何度も続けば、偶然とは思わなかった。
「前に金が貯まるまで家を出るのを待って欲しいと話していただろう。どのくらい貯めていたんだ?」
デザートのフルーツムースを食べ終えると、慶一はデリケートな質問をあけすけに尋ねた。
声量を抑えているとはいえ、周りに聞こえてしまわないかと咄嗟に目をを配る。
幸いにも両隣の客席とは距離があり、話も盛り上がっている様子なのでその心配はなさそうだった。
「…どうしてそんなことが知りたいんですか?」
「驚いたんだ、正直。もっと広くてセキュリティもいい家に住んでいると想像していた。家具や家電も少しずつ揃えているようだし…」
「金額はお恥ずかしくて言えませんが、慶一さんが考えているよりきっとずっと少ないですよ。入居費用と洗濯機でほとんど使ってしまいましたから」
「……」
「本当に少しずつ貯めていたんです。ひと月に1万にも満たないくらいです。それ以上になると生活が苦しくて…」
「生活が苦しい?」
「慶一さんのご自宅ではとても良い食材を届けていただいていましたし、食費だけでもかなりの金額で…」
「毎月渡していた額では足りなかったのか?」
「いいえ、十分すぎる程でした。でも1/3の金額でも4、5万はかかっていましたので…」
「? どういう意味なのか理解ができないんだが…」
「平均してかかっている食費を3で割って、1人分を差し引いた金額を慶一さんから受け取っていました。余った分は翌月に繰り越して使っていました」
不可解そうに眉根を寄せていた慶一は、陽和の言葉の意味を理解すると驚きに目を見張った。
「……気が付かなかった。そんなことをしていたのか?」
「水道光熱費は全て慶一さんの口座から引き落とされていると聞いていましたので、毎月明細の1/3を振り込んで…」
「なんだって?」
彼には記帳をする習慣がなかった。
給料も良くお金に困らない生活を送っていたため、陽和から入金があったことなど全く気が付いていなかった。
「どうして今まで言わなかった!なぜそんなことをしたんだ?」
「なぜと言われても…。母が亡くなったら私はおふたりにとって他人も同然ですし…」
「……」
慶一は顔を歪ませて悲痛な表情を浮かべた。
陽和もまた何故彼がそんな顔をするのかわからず目を見開く。
彼女を他人だと最初に言ったのは彼らの方だったはずだ。
しかし彼はそれきり黙り込んでしまい、悪いことを言ってしまったかと後ろめたさを感じた彼女は、何か他の話題を探そうと視線を宙に泳がせる。
「そ、そういえばどうして私の家がわかったんですか?」
「…人を雇って調べさせた。突然いなくなったから心配したんだ。あんなふうに追い出すつもりなんてなかった」
「でも…おふたりは私に再三出ていけと言っていましたよね」
「理由があったんだ。事情があって、お前をあの家に置いておきたくなかった。だからわざと嫌われるようなことをして、お前が自分の意思で出て行くように仕向けていたんだ」
陽和はその言葉をすぐには信じられなかった。
母親が亡くなった途端に義理の兄妹は豹変した。
本気で陽和のことを疎ましく思い、嫌っていると思わせる態度だった。
慶一はテーブルの上で組んだ手を額に当てて、神に懺悔するかのように続けた。
「なのにお前は、俺や礼奈がどんなに冷たくしても出て行かなかった。こんなことになるのなら初めからお前にわけを話して、家を用意してやればよかった。そうすればもっと広い家に住まわせてやれたのに。大学だって頑張って入ったのに中退したと聞いた時はショックだった。最後まで通わせてやるつもりだった。全部俺のせいだ…本当に申し訳ない…」
「それは慶一さんのせいじゃありません。私が決めたことで…」
「いいや、俺が悪い。生活費のことだってそうだ。俺はずっとお前を養っているつもりでいたんだ。なのに実際は…。情けなくてお前に合わせる顔がない。俺は長いことお前に悲しい思いをさせてきたな。他人だなんて冗談でも言ってはいけなかった。こんなやり方じゃお前も俺達も幸せになれるはずがなかった。俺ももう心にもないことを言い続けるのは疲れた…」
「それはどういう…」
「陽和。俺はお前を愛している」
真摯な瞳に射抜かれた陽和は息を呑んだ。
先程まで嫌でも耳に届いていたざわめきが遠くなり、時計の針が止まったような心地がした。
「お前をあの家から解放しなければと思っていたのに、手に入れたくて我慢できなかった。慈悲のないことをしてしまったこともあったな。本当に悪かった…」
慶一は陽和に許しを請うて頭を下げた。
困惑顔をしている彼女の様子に眉を下げ、自嘲するように話を続ける。
「お前が好きだと自覚したのは最近だが、ずっと前から気にはなっていた。初めは可愛い妹だったはずなのに、だんだんそれだけじゃなくなって…自分でもこの感情がよくわからないでいたんだ。それなりに女性と付き合っていたこともあったが、自分から好きになったことは一度もなかった。根底に女性への嫌悪感があって愛情を持てなかったんだ。相手も俺が理想の男じゃないとわかると自然と去っていった。そんな付き合い方をしてきたから尚更だな。俺の母親はまだ小学生だった俺と赤ん坊の礼奈を残して不倫相手の若い男と逃げた。それが知らず知らずのうちに女性不信に繋がっていたのかも知れない」
「……」
「それでなくとも俺の周りには肩書きに群がる女性が多くて辟易していた。自分本位で、金や外見で男を選び、媚を売って近づいて来る女性ばかりだったんだ。でも陽和は違った。お前とああいう関係になってからは特にハッとさせられることが多くて、どうしていいかわからなくなるんだ。愛情深くて純粋で欲のないお前を知る度にどんどん惹かれていって、いつの間にか手放せなくなっていた。矛盾したことをしていた自覚はある。礼奈もそうだ。あいつは俺に倣ってお前にひどいことを言っては隠れて泣いていた。以前のように買い物をしたり、カフェでお喋りがしたいといつも言っていた」
「…きっと本当のことだとは思うのですが、すみません…いまはまだとても信じられません」
「そうだな…そう思うのが普通だ。だけどこれが真実なんだ」
項垂れたように話す彼の様子を見る限り、嘘偽りを言って陽和を誑かそうとしているようには見えない。
「おふたりがそうまでして私を追い出したかった理由は何だったんですか?」
「早由利(さゆり)さんの…陽和の母親のことだよ。できるなら一生隠していたかったが、それでお前を失いそうになったからもう意地は張らない。お前にとっては凄く辛い話になるが…知りたいか?」
「知りたいです。母が…何かあったんですか?」
「早由利さんの死因は事故だと話していたが…実はそうじゃない。あれは自殺だったんだ」
一緒に住んでいた時から食事中はほとんど会話をしないので沈黙が気になることはなかったが、他のことで陽和は落ち着かない気持ちになった。
時折視線を感じて顔を上げると、眩しそうな顔をしている慶一と目が合う。
それが一度だけでなく何度も続けば、偶然とは思わなかった。
「前に金が貯まるまで家を出るのを待って欲しいと話していただろう。どのくらい貯めていたんだ?」
デザートのフルーツムースを食べ終えると、慶一はデリケートな質問をあけすけに尋ねた。
声量を抑えているとはいえ、周りに聞こえてしまわないかと咄嗟に目をを配る。
幸いにも両隣の客席とは距離があり、話も盛り上がっている様子なのでその心配はなさそうだった。
「…どうしてそんなことが知りたいんですか?」
「驚いたんだ、正直。もっと広くてセキュリティもいい家に住んでいると想像していた。家具や家電も少しずつ揃えているようだし…」
「金額はお恥ずかしくて言えませんが、慶一さんが考えているよりきっとずっと少ないですよ。入居費用と洗濯機でほとんど使ってしまいましたから」
「……」
「本当に少しずつ貯めていたんです。ひと月に1万にも満たないくらいです。それ以上になると生活が苦しくて…」
「生活が苦しい?」
「慶一さんのご自宅ではとても良い食材を届けていただいていましたし、食費だけでもかなりの金額で…」
「毎月渡していた額では足りなかったのか?」
「いいえ、十分すぎる程でした。でも1/3の金額でも4、5万はかかっていましたので…」
「? どういう意味なのか理解ができないんだが…」
「平均してかかっている食費を3で割って、1人分を差し引いた金額を慶一さんから受け取っていました。余った分は翌月に繰り越して使っていました」
不可解そうに眉根を寄せていた慶一は、陽和の言葉の意味を理解すると驚きに目を見張った。
「……気が付かなかった。そんなことをしていたのか?」
「水道光熱費は全て慶一さんの口座から引き落とされていると聞いていましたので、毎月明細の1/3を振り込んで…」
「なんだって?」
彼には記帳をする習慣がなかった。
給料も良くお金に困らない生活を送っていたため、陽和から入金があったことなど全く気が付いていなかった。
「どうして今まで言わなかった!なぜそんなことをしたんだ?」
「なぜと言われても…。母が亡くなったら私はおふたりにとって他人も同然ですし…」
「……」
慶一は顔を歪ませて悲痛な表情を浮かべた。
陽和もまた何故彼がそんな顔をするのかわからず目を見開く。
彼女を他人だと最初に言ったのは彼らの方だったはずだ。
しかし彼はそれきり黙り込んでしまい、悪いことを言ってしまったかと後ろめたさを感じた彼女は、何か他の話題を探そうと視線を宙に泳がせる。
「そ、そういえばどうして私の家がわかったんですか?」
「…人を雇って調べさせた。突然いなくなったから心配したんだ。あんなふうに追い出すつもりなんてなかった」
「でも…おふたりは私に再三出ていけと言っていましたよね」
「理由があったんだ。事情があって、お前をあの家に置いておきたくなかった。だからわざと嫌われるようなことをして、お前が自分の意思で出て行くように仕向けていたんだ」
陽和はその言葉をすぐには信じられなかった。
母親が亡くなった途端に義理の兄妹は豹変した。
本気で陽和のことを疎ましく思い、嫌っていると思わせる態度だった。
慶一はテーブルの上で組んだ手を額に当てて、神に懺悔するかのように続けた。
「なのにお前は、俺や礼奈がどんなに冷たくしても出て行かなかった。こんなことになるのなら初めからお前にわけを話して、家を用意してやればよかった。そうすればもっと広い家に住まわせてやれたのに。大学だって頑張って入ったのに中退したと聞いた時はショックだった。最後まで通わせてやるつもりだった。全部俺のせいだ…本当に申し訳ない…」
「それは慶一さんのせいじゃありません。私が決めたことで…」
「いいや、俺が悪い。生活費のことだってそうだ。俺はずっとお前を養っているつもりでいたんだ。なのに実際は…。情けなくてお前に合わせる顔がない。俺は長いことお前に悲しい思いをさせてきたな。他人だなんて冗談でも言ってはいけなかった。こんなやり方じゃお前も俺達も幸せになれるはずがなかった。俺ももう心にもないことを言い続けるのは疲れた…」
「それはどういう…」
「陽和。俺はお前を愛している」
真摯な瞳に射抜かれた陽和は息を呑んだ。
先程まで嫌でも耳に届いていたざわめきが遠くなり、時計の針が止まったような心地がした。
「お前をあの家から解放しなければと思っていたのに、手に入れたくて我慢できなかった。慈悲のないことをしてしまったこともあったな。本当に悪かった…」
慶一は陽和に許しを請うて頭を下げた。
困惑顔をしている彼女の様子に眉を下げ、自嘲するように話を続ける。
「お前が好きだと自覚したのは最近だが、ずっと前から気にはなっていた。初めは可愛い妹だったはずなのに、だんだんそれだけじゃなくなって…自分でもこの感情がよくわからないでいたんだ。それなりに女性と付き合っていたこともあったが、自分から好きになったことは一度もなかった。根底に女性への嫌悪感があって愛情を持てなかったんだ。相手も俺が理想の男じゃないとわかると自然と去っていった。そんな付き合い方をしてきたから尚更だな。俺の母親はまだ小学生だった俺と赤ん坊の礼奈を残して不倫相手の若い男と逃げた。それが知らず知らずのうちに女性不信に繋がっていたのかも知れない」
「……」
「それでなくとも俺の周りには肩書きに群がる女性が多くて辟易していた。自分本位で、金や外見で男を選び、媚を売って近づいて来る女性ばかりだったんだ。でも陽和は違った。お前とああいう関係になってからは特にハッとさせられることが多くて、どうしていいかわからなくなるんだ。愛情深くて純粋で欲のないお前を知る度にどんどん惹かれていって、いつの間にか手放せなくなっていた。矛盾したことをしていた自覚はある。礼奈もそうだ。あいつは俺に倣ってお前にひどいことを言っては隠れて泣いていた。以前のように買い物をしたり、カフェでお喋りがしたいといつも言っていた」
「…きっと本当のことだとは思うのですが、すみません…いまはまだとても信じられません」
「そうだな…そう思うのが普通だ。だけどこれが真実なんだ」
項垂れたように話す彼の様子を見る限り、嘘偽りを言って陽和を誑かそうとしているようには見えない。
「おふたりがそうまでして私を追い出したかった理由は何だったんですか?」
「早由利(さゆり)さんの…陽和の母親のことだよ。できるなら一生隠していたかったが、それでお前を失いそうになったからもう意地は張らない。お前にとっては凄く辛い話になるが…知りたいか?」
「知りたいです。母が…何かあったんですか?」
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