精霊書店の異世界人

多々羅

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第二章 森林の街 ペンピスト

採寸

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 改めて店内を見る。外観とは打って変わって、内観はまともだ。
 内装はすべて木製で、壁は白で統一されている。オレンジ色の柔らかい灯りに照らされた店内には、落ち着いた雰囲気が漂っている。
 マギナが言ってた通り、店内は普通だ。それ以上かもしれない。店主を除けば。

「そう、クーヤちゃんの服を……ね」

 マギナから今日の目的を聞いたゴンギルは、頬に手を当て、舐め回すような目で僕を見た。いや、単に僕の背格好を見ているだけかもしれない。
 それはいいとして――

「あの……ちゃん付けはちょっと……。呼び捨てでいいですから」
「あら、そこまで距離を縮めちゃっていいの? 意外と大胆ね」

 またクネクネしてる。
 むしろ距離を離したかったんだけど、僕の距離感はおかしいのかな?

「いや、そんなつもりはなくて、単に呼び捨てのほうがいいな~と」
「もうっ、いけずね。分かったわよ、クーヤ」

 僕は愛想笑いで不可侵領域を構築する。下手に距離を縮めてリムの二の舞になることだけは避けたい。もっとも、ゴンギルにだって選ぶ権利はあるわけだけど。

「それじゃ、まずは採寸からね」
「あ、はい。お願いします」

 ゴンギルはズボンのポケットから巻き尺を取り出して広げる。
 ……そんなのが入ってそうな膨らみはなかったような……。
 僕の斜め前、ゴンギルとの間に立っていたマギナは数歩後退して、ハンガーに吊された服に背中が当たったところで止まった。遮蔽物が一切なくなる。ゴンギルとの距離、およそ二メートル。
 あれ? これってさっき――
 ゴンギルの体がゆっくりと右に傾く。

「ッ!」

 分かっていても体が動かない! むしろ硬直してしまっている!
 為す術もなく、ゴンギルに背後を取られる。そして、右の肩と手首に感触が――見ると、腕に巻き尺が当てられていた。

「じっとしてて頂戴ね……」

 耳元でささやかれ、全身があわ立つ。恐怖で体が完全に動かなくなる。
 ゴンギルは次々と僕の体に巻き尺を当てていく。

「って、ちょ、そこは関係ないでしょっ」
「あんまり筋肉が付いてないわねぇ……」

 いろんなところ揉まれてる!

「マギナさん! リムくん! 助けてぇ!」
「駄目だよ、じっとしてなきゃ~」

 マギナは僕の有様を完全に楽しんでいる。
 と、パチパチと手を叩くような音が聞こえてきた。見ると、リムがニヤリと笑いながら拍手していた。
 畜生! 仕返しか!
 地獄のような採寸とお触りは、ゴンギルの手が非常によろしくないところに当たるまで続いた。



 ……けがされた……。
 あっさりとリムの二の舞になってしまった。頬ずりされなかったことが、せめてもの救いだ。

「クーヤ~、帰っておいで~」

 マギナが呼んでいる。

「僕の味方はこの壁だけだ……。僕の体を支えてくれているこの壁だけだ」
「重傷だねぇ」
「おい、壁に頬ずりしてんじゃねぇか。どうすんだよゴンギル」
「ネキアって呼ばないと、舐めちゃうわよ? ま、寸法は取ったから、ちょっとだけそっとしといてあげましょ」

 有り難いことだけど、元凶が言う台詞じゃない。

「あぁ、その前に、どんな服が欲しいかだけ教えて頂戴」
「冒険用!」

 あれ? 僕に訊いたんだよね? マギナが即答しちゃったけど。

「あぁ、アレね。ほかには?」
「ん~、それだけでいいかな」

 それって普段着は買ってもらえないってこと? しばらくは村人Aのままってこと? 是非ともお尋ねしたい。だけどまだ壁さんとお別れしたくない。ほいほいと戻りたくはない。

「なによ、もっとアタシのお店に貢献なさいよ」

 もっと言ってやってくださいよネキアさん。

「武器にお金使っちゃったから……」

 …………。

「なに買ったのよ?」
「え~っと、試作品の……ハンマースピア?」
「アレねぇ……悪くはないけど……マニアックなの選んだわね」
「だよねぇ。もっと安くて普通のを選んでくれると思ってたのに……」

 ……リムが静かだ。自慢の試作品をマニアックとか言われたのに――マニアックだけど――なにも言い返さないなんて……。
 ゆっくりと視線を移し、様子をうかがう。
 ……見るんじゃなかった。
 ゴンギルが両手両足を広げ、突き出した舌をウネウネと動かしていた。リムに向かって。
 当然、リムは警戒体勢で動くことができないようだ。隙を見せれば舐められるだろう。
 って、本気で舐めようとしてたのか……。
 って、その状態でどうやって喋ってたの!?

「ま、お金がないなら、しょうがないわね」

 あっ、喋る時は舌を引っ込めるんだ。で、代わりに指をウネウネさせる……と。そういうシステムか。

「それじゃ、まずは――」
「あっ、クーヤ復活してる!?」

 くぅっ! 思わずゴンギルをガン見してしまっていた。
 今なら天岩戸あまのいわとで外をチラ見した天照大神あまてらすおおみかみの気持ちがほんのちょっとだけ分かる。
 さて……これ以上は大人気ないし、壁さんから引き剥がされる前に戻るとしようか……。それに、ゴンギルがこちらを向いてしまったら、最初の犠牲者になりそうだし。
 壁さんとお別れし、わざと嘆息して、三人の元へと歩を進める。

「おかえり!」
「……ただいま」

 助かった。手を挙げて迎えてくれたマギナのおかげで帰還の第一声を考えなくて済んだ。

「お早いお帰りね。もうちょっといろいろ触ってもよかったかしら?」

 悪魔のような体勢を解いたゴンギルが恐ろしいことを口走る。

「……二度と御免です」

 リムは……緊張状態から解放されて、大きく息を吐いていた。

「助かったぜ、あんちゃん」

 肩の力を抜き、安堵のひと時を満喫しているようだ。
 が、それは獲物を狙うけだものにとっては隙でしかない。ゴンギルは目を光らせ、唇の端を吊り上げる――

「あぁっと! そ、それで服の件なんですけどっ」

 助け船を全速力で出す。これはリムのためというより、僕がおぞましい光景を見たくなかったからだ。

「そうだったわね。じゃ、とりあえず試着してもらおうかしら」
「あ、はい……」

 救出成功!
 ゴンギルはきびすを返し、店の奥へと引っ込んだ。
 だけどリムはキョトンとしている。もありなん。彼からしてみれば、僕が慌てた声を出したから驚いたに過ぎない。

「もうちょっとだったのに……」

 マギナ……恐ろしい子っ!

「マギナさん、リムくんに恨みでもあるの?」
「ん~~…………ないよ?」
「なんの話か分かんねぇけど、絶対なんかあんだろ」

 まったくもって同意。しかも逆恨みのような気がしてならない。

「うん、わたしはいっつもリムのとこでお買い物してるのに、リムはうちに買いに来ないよね」
「……ぐぅ……」

 ぐうの音は出たか。
 この感じからすると、近場の精霊書店で済ませてるってとこかな。あながち逆恨みじゃないのかもしれない。

「けど、安くしてやってんだろ?」
「うちだって安くするよ! ……五分引きとか」

 五パーセント引きって……大丈夫なのかな? アルメリス精霊書店。

「てめぇ、毎回五割引きまで値切ろうとするくせに五分ってなんだよ!?」
「アタシは原価ぎりぎりまで値引いてあげてるわよ?」

 そう言いながらゴンギルが戻ってきた。左腕には革製とおぼしき薄茶色の服が掛けられていた。
 マギナとリムは言い返すことができないようで、口を半開きにしている。

「さ、そろそろお仕事させてもらうわよ。クーヤ、ちょっと着てみて頂戴」
「はい……」

 差し出された服を受け取る。
 軽い。革っぽいけど、初めての感触だ。表面はさらさらしている。肌触りは悪くない。悪くないんだけど、なんだろう? このなんともいえない気分は……。
 初めての感触じゃない。人の肌に……凄く似ている。

「あの……これって……」
「なぁに?」
「その……なんの革ですか?」

 ゴンギルが不気味な笑みを浮かべる。

「人の革よ……」
「ッ!」

 思わず手を離してしまいそうになる。が、誰とも知れない犠牲者のことが脳裏をかすめ、ぎりぎりのところで踏み留まる。

「嘘よ! 嘘!」

 ゴンギルが慌てたような声をあげる。
 見ると、ゴンギルは狼狽ろうばいした顔で僕をなだめるように両手を振っていた。

「ダッピザルの革よ」
「……ダッピザル?」

 ゴンギルは一難去ったかのように息を吐いた。
 僕はそんなに酷い顔でもしてたのかな?

「ごめんなさいね。ちょっと驚かせたかっただけなの。大丈夫?」
「え? はい……」

 本当にどんな顔してたんだろう?

「もうそのネタでおどかすのやめろよ。趣味わりぃぜ」

 リムは説教でもするかのように、ゴンギルに指を突きつける。

「そうだよ! あの時のこと、忘れたの!?」

 マギナもリムと同じような仕草をしてるけど、彼女は純粋に怒ってるだけみたいだ。
 ゴンギルはというと、ふたりに責められて困惑気味のようだ。
 と、リムがなにかを想い出したかのように吹き出した。

「そうそう、あん時な。お前、驚いてギャーギャーわめきながら店ん中のもん全部引っ掻き回したよな」
「だって、すっごく驚いたもん……」

 とうとう腹を抱えて笑い出すリムに、マギナは眉根を寄せて唇を尖らせる。
 想像してみる――――右手で口元を隠す。

「あれ? なんでクーヤまで笑ってるのかな?」
「ッ……いや、笑ってなッ――」

 口元は隠せても、体の震えが止まらない。
 マギナさんがお怒りだ。このままだとまた店が――ッ。

「おかげでアタシのステキ空間が普通のオシャレ空間になっちゃったわよ」

 ……ん? え~っと、それってつまり? 内装もかつては外装と同じで、やっちまった空間だったってことかな?
 マギナに右の拳を向け、親指を立てる。

「マギナさん……グッジョブ!」
「だよね!? お客さんだって増えたはずだよ!」

 マギナは嬉々ききとしてゴンギルを見た。

「ええ、あんたのおかげで常連さんもできたわよ」

 ゴンギルは陰鬱いんうつそうな顔でため息をついた。

「ハイハイ、この話はここでオ・シ・マ・イ! お仕事させてちょーだい」

 少年少女のブーイングを浴びながら、ゴンギルがこちらを向いた。

「それ、着てみてもらえるかしら?」
「あ、はい……」

 沈黙。

「えーっと、試着室は……」
「……ッ……あっちよ」

 はっきりと聞こえなかったけど、舌打ちした。
 まさかここで着替えさせようとしてた? 上着だけじゃなくズボンもあるのに? マギナ女の子もいるのに? リム……は男だった。
 ゴンギルが指差したほうを見る。陳列された衣類の奥に扉があった。
 ブースとかじゃないのか。

「じゃあ、ちょっと行ってくるよ」
「おう」
「いってらっしゃ~い」

 ブーイングを中断したリムとマギナに見送られ、試着室に向かった。
 扉の前に立ち、ドアノブに手を――
 振り返る。

「…………」
「…………」

 やっぱりいた。

「お戻りください」
「いけずっ!」

 足音も立てずにクネクネしながら戻るゴンギルを確認して、試着室に入った。
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