23 / 35
第二章 森林の街 ペンピスト
職人の矜持
しおりを挟む
「……どうかな?」
「どうかなって言われても……」
「いいんじゃねぇか」
試着した姿を披露して感想を求めるも、マギナは苦笑いを、リムはニヤニヤしている。
まあ、無理もない。
革製で薄茶色のジャケットとズボンには装飾の類いが一切ない。ポケットすらない。
「不便……だよね?」
「それは試着専用の未完成品よ」
ゴンギルも苦笑している。
「じゃあ完成品は……?」
そもそも試着っていうのは、購入前にサイズが合うかどうかを確認するためにやるんだから、完成品じゃないと意味がないと思うんだけど……。
「これから仕立てるに決まってるじゃない。オーダーメイドだもの」
……オーダー……メイド――
「マ、マ、マギナさん! オ、オオオオーーーダーメイドって、だ、大丈夫なの!?」
「ちょっとクーヤ! 落ち着いて! どうしたの?」
「いや、だって、オーダーメイドだよ? オーダーメイド! 専用でブルジョワで最高級で勝ち組にしか許されない専用装備だよ!?」
「あんちゃん、マジで落ち着けって、なに言ってんのか分かんねぇよ。深呼吸しろ深呼吸」
マギナとリムになだめられ、取り乱してしまったことに気づいた。
ゆっくりと深呼吸する。――繰り返す――
いかんいかん、三年間の無職生活による金欠と、負け組人生の弊害だ。
「ハアー……ごめん、まさか僕の人生にオーダーメイドなんていう僥倖が舞い降りるなんて夢にも思わなかったから――夢オチじゃないよね?」
「うん、もうちょっと深呼吸しよっか?」
――深呼吸――
「あんちゃん、どんだけ酷い目に遭ってきたんだ?」
「いや、その……いろいろあったというか、むしろなかったというか……」
まあ、本当になにもなかったんだけど……いや、貧乏くじはあったかな。
「そんなことよりマギナさん、お金、大丈夫?」
「さっき言ったでしょ。原価ぎりぎりで売ってあげるって。材料代とお駄賃をもらうだけよ」
答えはゴンギルから返ってきた。
「いいんですか?」
「いいのよ。それよりも、どお? 着心地は。どこか引っ掛かるとこはなぁい?」
ゴンギルの問いに答えるべく、腕を伸ばしたり曲げたり回したり、体を捻ったり、屈伸したりと、思いつくままに体を動かしてみる。
「着心地は凄くいいです。軽いし伸縮性もあるし……ただ……もうちょっとゆったりしてるほうが……好みです」
「そうみたいね」
まるで、さっきのストレッチ程度の運動で僕の好みまで見抜いたような口振りだ。
「そういえば、さっき採寸しましたよね。あれで作れるんじゃないですか?」
悪夢のような時間を思い出してしまう。
「採寸通りに作ったって着心地のいい服は作れないの。人間っていうのはね、ひとりひとり、体のラインも筋肉の量も動きの癖も違うのよ。実際に着てもらって、寸法を微調整するの。そうやって仕立てた服が、その人のための、その人だけの一着になるのよ」
ゴンギル――いや、ネキアは優しい顔で語った。
職人の矜持……か、こういう人に仕立ててもらえるというのは、それだけで幸せなことだ。
「それじゃ――お触りタァァァイムッ」
「はぁ!?」
ゴンギルの指が触手のようにうごめいている。
「触ってみないと分からないことがたぁぁぁくさんあるのよっ」
僕の感動を返せ!!
ゴンギルはおぞましい笑みを浮かべてジリジリと距離を詰めてくる。
まったく……舐められたもんだ……まあ、為す術はないけどね!
「うわあぁぁあぁぁぁぁっ」
――――只今、手が離せません。しばらくお待ちください――――
……また穢された……。
壁さん、ただいま……。
「ま、こんなところかしらね」
「おい、やり過ぎだぞ。あれ見ろよ。壁に顔くっつけて肩震わせてんぞ。……泣いてんじゃねぇか?」
大丈夫、泣いてない。鼻の下がちょっぴり冷たいだけ。
と、誰かが駆け寄ってくる音がした。
「クーヤ、大丈夫?」
マギナの声だ。
鼻をすすって振り返ると、マギナが心配そうな顔で見上げていた。今だけは天使に見える。
「うん、ぎりぎり大丈夫だったよ」
「ホントに? 凄く藻掻いてたけど……」
右手には、ゴンギルの顔面を鷲掴みにした感触がまだ残っている。
本当に本当にぎりぎりだった……。もしもこの手が間に合わなかったら、今度は僕がこの店を滅茶苦茶に引っ掻き回していたかもしれない。
「本当に大丈夫だよ。この頬は死守したからね」
拳を握り、軽くガッツポーズしてみせる。だけどマギナはもう笑うしかないって顔をする。
「……みたいだね。それしか守り切れてないけどね」
この子はなにを言っているのだろう? それさえ守れれば充分じゃないか。例え上半身の衣類をすべて剥かれ、締まりのない身体が露わになり、十ヶ所ほど紫色のなにかが付着していようとも、頬さえ守れれば充分じゃないか!
「ところで、僕の服はどこに行ったのかな?」
「あそこだよ」
マギナが指差した先には小さなテーブルがあった。その上には綺麗に畳まれたインナーとシャツが並べられていた。
「あれって商品じゃないの?」
「違うよ。いつの間にかあそこに置かれてたよ」
近づいて手に取ってみる。
確かに僕が着ていたものだけど、皺ひとつない。
店内を見回しても同じ服は見当たらない。試着したジャケットはゴンギルが持っている。
あんなに乱暴に剥ぎ取られたのに……こんなに綺麗に畳める時間はなかったはずなのに……。
ゴンギルは……ドヤ顔の一歩手前のような薄い笑みを浮かべている。
これは……リアクションしたら負けだ!
「うん、確かに僕の服だね」
静かに、可能な限り優雅に袖を通す。
シャツのボタンを留め、笑顔を作ってゴンギルを見やる。
「綺麗に畳んでくださったようで、どうもありがとうございます」
「いいえぇ、喜んでもらえたみたいで、なによりだわ」
ビジネススマイルで返される。
「あんちゃん……負け惜しみにしか聞こえねぇよ。笑顔、引きつってんぞ」
「どうかなって言われても……」
「いいんじゃねぇか」
試着した姿を披露して感想を求めるも、マギナは苦笑いを、リムはニヤニヤしている。
まあ、無理もない。
革製で薄茶色のジャケットとズボンには装飾の類いが一切ない。ポケットすらない。
「不便……だよね?」
「それは試着専用の未完成品よ」
ゴンギルも苦笑している。
「じゃあ完成品は……?」
そもそも試着っていうのは、購入前にサイズが合うかどうかを確認するためにやるんだから、完成品じゃないと意味がないと思うんだけど……。
「これから仕立てるに決まってるじゃない。オーダーメイドだもの」
……オーダー……メイド――
「マ、マ、マギナさん! オ、オオオオーーーダーメイドって、だ、大丈夫なの!?」
「ちょっとクーヤ! 落ち着いて! どうしたの?」
「いや、だって、オーダーメイドだよ? オーダーメイド! 専用でブルジョワで最高級で勝ち組にしか許されない専用装備だよ!?」
「あんちゃん、マジで落ち着けって、なに言ってんのか分かんねぇよ。深呼吸しろ深呼吸」
マギナとリムになだめられ、取り乱してしまったことに気づいた。
ゆっくりと深呼吸する。――繰り返す――
いかんいかん、三年間の無職生活による金欠と、負け組人生の弊害だ。
「ハアー……ごめん、まさか僕の人生にオーダーメイドなんていう僥倖が舞い降りるなんて夢にも思わなかったから――夢オチじゃないよね?」
「うん、もうちょっと深呼吸しよっか?」
――深呼吸――
「あんちゃん、どんだけ酷い目に遭ってきたんだ?」
「いや、その……いろいろあったというか、むしろなかったというか……」
まあ、本当になにもなかったんだけど……いや、貧乏くじはあったかな。
「そんなことよりマギナさん、お金、大丈夫?」
「さっき言ったでしょ。原価ぎりぎりで売ってあげるって。材料代とお駄賃をもらうだけよ」
答えはゴンギルから返ってきた。
「いいんですか?」
「いいのよ。それよりも、どお? 着心地は。どこか引っ掛かるとこはなぁい?」
ゴンギルの問いに答えるべく、腕を伸ばしたり曲げたり回したり、体を捻ったり、屈伸したりと、思いつくままに体を動かしてみる。
「着心地は凄くいいです。軽いし伸縮性もあるし……ただ……もうちょっとゆったりしてるほうが……好みです」
「そうみたいね」
まるで、さっきのストレッチ程度の運動で僕の好みまで見抜いたような口振りだ。
「そういえば、さっき採寸しましたよね。あれで作れるんじゃないですか?」
悪夢のような時間を思い出してしまう。
「採寸通りに作ったって着心地のいい服は作れないの。人間っていうのはね、ひとりひとり、体のラインも筋肉の量も動きの癖も違うのよ。実際に着てもらって、寸法を微調整するの。そうやって仕立てた服が、その人のための、その人だけの一着になるのよ」
ゴンギル――いや、ネキアは優しい顔で語った。
職人の矜持……か、こういう人に仕立ててもらえるというのは、それだけで幸せなことだ。
「それじゃ――お触りタァァァイムッ」
「はぁ!?」
ゴンギルの指が触手のようにうごめいている。
「触ってみないと分からないことがたぁぁぁくさんあるのよっ」
僕の感動を返せ!!
ゴンギルはおぞましい笑みを浮かべてジリジリと距離を詰めてくる。
まったく……舐められたもんだ……まあ、為す術はないけどね!
「うわあぁぁあぁぁぁぁっ」
――――只今、手が離せません。しばらくお待ちください――――
……また穢された……。
壁さん、ただいま……。
「ま、こんなところかしらね」
「おい、やり過ぎだぞ。あれ見ろよ。壁に顔くっつけて肩震わせてんぞ。……泣いてんじゃねぇか?」
大丈夫、泣いてない。鼻の下がちょっぴり冷たいだけ。
と、誰かが駆け寄ってくる音がした。
「クーヤ、大丈夫?」
マギナの声だ。
鼻をすすって振り返ると、マギナが心配そうな顔で見上げていた。今だけは天使に見える。
「うん、ぎりぎり大丈夫だったよ」
「ホントに? 凄く藻掻いてたけど……」
右手には、ゴンギルの顔面を鷲掴みにした感触がまだ残っている。
本当に本当にぎりぎりだった……。もしもこの手が間に合わなかったら、今度は僕がこの店を滅茶苦茶に引っ掻き回していたかもしれない。
「本当に大丈夫だよ。この頬は死守したからね」
拳を握り、軽くガッツポーズしてみせる。だけどマギナはもう笑うしかないって顔をする。
「……みたいだね。それしか守り切れてないけどね」
この子はなにを言っているのだろう? それさえ守れれば充分じゃないか。例え上半身の衣類をすべて剥かれ、締まりのない身体が露わになり、十ヶ所ほど紫色のなにかが付着していようとも、頬さえ守れれば充分じゃないか!
「ところで、僕の服はどこに行ったのかな?」
「あそこだよ」
マギナが指差した先には小さなテーブルがあった。その上には綺麗に畳まれたインナーとシャツが並べられていた。
「あれって商品じゃないの?」
「違うよ。いつの間にかあそこに置かれてたよ」
近づいて手に取ってみる。
確かに僕が着ていたものだけど、皺ひとつない。
店内を見回しても同じ服は見当たらない。試着したジャケットはゴンギルが持っている。
あんなに乱暴に剥ぎ取られたのに……こんなに綺麗に畳める時間はなかったはずなのに……。
ゴンギルは……ドヤ顔の一歩手前のような薄い笑みを浮かべている。
これは……リアクションしたら負けだ!
「うん、確かに僕の服だね」
静かに、可能な限り優雅に袖を通す。
シャツのボタンを留め、笑顔を作ってゴンギルを見やる。
「綺麗に畳んでくださったようで、どうもありがとうございます」
「いいえぇ、喜んでもらえたみたいで、なによりだわ」
ビジネススマイルで返される。
「あんちゃん……負け惜しみにしか聞こえねぇよ。笑顔、引きつってんぞ」
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
クラスまるごと異世界転移
八神
ファンタジー
二年生に進級してもうすぐ5月になろうとしていたある日。
ソレは突然訪れた。
『君たちに力を授けよう。その力で世界を救うのだ』
そんな自分勝手な事を言うと自称『神』は俺を含めたクラス全員を異世界へと放り込んだ。
…そして俺たちが神に与えられた力とやらは『固有スキル』なるものだった。
どうやらその能力については本人以外には分からないようになっているらしい。
…大した情報を与えられてもいないのに世界を救えと言われても…
そんな突然異世界へと送られた高校生達の物語。
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる