26 / 59
この世界で撲滅すべき物
しおりを挟む
双剣の翼の4人がいないので寂しくなってしまったがルナの仲間が増えるのは良いことだ。
馬車はツボルタ、ドルーセラ、ゾロアスの街と進み王都パラッシュの街に着いた。
『順調だったわね』
「いつもトラブルが有ったら嫌だよ」
『そうか?退屈そうだったぞ』
宿は御者さんのお勧めの宿にした、この街は山と海が両方楽しめる。
レストラン付きの宿だ、人気の宿らしく満室だ。
御者さんの紹介が無ければ、泊まれなかっただろう、レストランから観る海が最高らしい、楽しみだ。
昼食は最近、海の物ばかり食べていたので、カウベル牛のぶ厚いステーキにした。セシルはジュール貝のツボ焼きだ、飲み物はセシルに合わせて甘い白ワインだ。
この世界では、食べ物に関しては文句は無い、元の世界より良いかもしれない。
石油から出きる化学製品などが無いので自然環境が良いのだ。
テラスで海を見ながら食べていると、セシルが遠くを指さしたので目を向けた。
2隻の船が見える、前の船が燃えだした、海賊に襲われたようだ。店の女の子に言ってギルドに連絡してもらう。
食事を楽しんだ後、ギルドに行ってみると襲われた船の情報が入っていた。
ゲストル王国を縦断するドレック山脈の洞窟で発見された、魔物の卵の化石をこの街の貴族に持って来る所だったらしい。
海賊討伐の依頼が出てたが、バカバカしいのでスルーだ。
食事をした所とは別の酒場でグラーダのダンジョンの情報収集をする事にする。
店の中は、荒くれどもの熱気でムンムンしてた。どうやら、明日の海賊討伐の話しで盛り上がってるらしい。
一番奥に独りで座っている女と目が合った、かなりの腕ようだ。
『何者だか分かる?』
『どうやら今回の、犯罪お助け人みたいだ。敵情視察かな』
『どうする気?』
『俺はあれから考えて見たんだが、2人の意見が聞きたい。精神体の彼女が言った呪縛の根源って何だと思う?』
『ハッキリさせたいのね』
『そうだ。俺は神じゃない。ブレ無い信念が必要なんだ』
『解った。考えてみようか、撲滅すべき物をあげていこう』
○異世界召喚魔法
○異世界召喚魔法に関する資料
○異世界召喚魔法の呪文を知っている者
○異世界召喚魔法が使える者
○現在のマグラ一族
○精神体の女性達を縛り付ける、忌まわしき場所
○俺達が呪縛の根源を撲滅する事に対して抗う者
『オレは以上だな』
『私もこれで良いと思うわ』
「良し、俺もOKだ。後は、撲滅する物以外はどうするか?だな」
『相手のでかた次第だな』
『そう言う事ね』
『OK、ではそれで』
「ここに座っていいかな?」
「どうぞ」
何の感情も無く返事が帰って来た。
「今回の仕事、手を退く気は無い?」
「何の事かな?」
「神と呼ばれし者の仕事の事さ」
「貴様、何者だ?」
「アキと申します。聞いた事は?」
「っ、貴様がアキか」
「おっと、逃げれませんよ」
くっ、身体が動かない。「フッ、裏切ればどうせ殺されるのだ、好きにしろ」
何か悟ったような女だな。
「ふ~ん、少し話しをしましょう。神と呼ばれし者をどう思います?」
「私には関係無い、奴らは頭がおかしくなっているのさ」
『嘘は言ってないわ』
『まともだな』
「本当に死にたいのですか?」
「そんな訳ないだろう」
「一度死んで、新しく生きてみますか?」
「何を訳のわからん事を」
ーー
『卑弥呼さん、なるべく派手にお願いしますね』
『いいわよ』
「貴様がアキだな。同胞の仇、覚悟しろ」
「こりない人達ですね、やれやれ」
「問答無用!」
[ギン、ガキッ、キン、キン]
剣が交わる度に大きな火花が散る。街の人達はその度に歓声をあげた。
「これで最期です!」
[ズバン!]
彼女の首がとび、くるくる回って地面に落ちた。
「こんな所に首が有ってはみんなの迷惑です。ダークヘルファイアー!」
ーー
しかし、アキと言う男は変わった奴だったな。お陰で自由になれたが、さて、どこに行くか?パネット王国にでも行ってみるか。
ーー
一仕事を終えた後の風呂は気持ちいい。
『アキ、また来たわよ』
「本当に好きだな、そんなに見たかったらベットでゆっくり見せてやるぞ、どうだ今夜?」
「な、何を、バカね。そんなんじゃ無いわ。み、見てたわよ、ずいぶん派手にやったわね」
「ああ、これだけ目立てば、奴らも狙い易いだろう」
「わざとやったの?本当に大した物ね」
「せっかく来たんだ、何か面白い話しを聞かせてくれよ」
「そうね、犯罪お助け人のデグを殺ったのは、王都グドラから逃げた6人組の勇者らしいわよ」
「へぇ~、あの子達やるねぇ」
「知ってるの?」
「なに、ちょっと見かけた事があるだけさ」
「ふ~ん、じゃ、行くわ」
「今度はベットに来いよ」
「フフン」
ーー
「強くなったんだな、あの子達」
『きつかったと思うわよ』
『生きていれば会えるさ』
「そうだな」
ーー
2日後に、ダンジョンのある街グラーダに着いた。
この間は、ダンジョンの事を調べ損なったので、ギルドで聞いた。
ここのダンジョンも過去に1回攻略された事がある、その時は力の宝珠だったそうだ。
このダンジョンの特色は、10階ごとにフロアーボスが居る事だ。
地下80階のダンジョンで、現在の最高到達階は地下50階、ここのフロアーボスのエンチャンタードルイドとダークロードのコンビを攻め落とせないらしい。
鑑定屋で転移の巻物をたくさん買って準備はOKだ。
ダンジョンに入るのは明日からにして、今日は御者さんに教えてもらって、セシルと楽しみにしてた、ここの名物グァルキン鳥の蒸し焼きで一杯やってすごす事にした。
馬車はツボルタ、ドルーセラ、ゾロアスの街と進み王都パラッシュの街に着いた。
『順調だったわね』
「いつもトラブルが有ったら嫌だよ」
『そうか?退屈そうだったぞ』
宿は御者さんのお勧めの宿にした、この街は山と海が両方楽しめる。
レストラン付きの宿だ、人気の宿らしく満室だ。
御者さんの紹介が無ければ、泊まれなかっただろう、レストランから観る海が最高らしい、楽しみだ。
昼食は最近、海の物ばかり食べていたので、カウベル牛のぶ厚いステーキにした。セシルはジュール貝のツボ焼きだ、飲み物はセシルに合わせて甘い白ワインだ。
この世界では、食べ物に関しては文句は無い、元の世界より良いかもしれない。
石油から出きる化学製品などが無いので自然環境が良いのだ。
テラスで海を見ながら食べていると、セシルが遠くを指さしたので目を向けた。
2隻の船が見える、前の船が燃えだした、海賊に襲われたようだ。店の女の子に言ってギルドに連絡してもらう。
食事を楽しんだ後、ギルドに行ってみると襲われた船の情報が入っていた。
ゲストル王国を縦断するドレック山脈の洞窟で発見された、魔物の卵の化石をこの街の貴族に持って来る所だったらしい。
海賊討伐の依頼が出てたが、バカバカしいのでスルーだ。
食事をした所とは別の酒場でグラーダのダンジョンの情報収集をする事にする。
店の中は、荒くれどもの熱気でムンムンしてた。どうやら、明日の海賊討伐の話しで盛り上がってるらしい。
一番奥に独りで座っている女と目が合った、かなりの腕ようだ。
『何者だか分かる?』
『どうやら今回の、犯罪お助け人みたいだ。敵情視察かな』
『どうする気?』
『俺はあれから考えて見たんだが、2人の意見が聞きたい。精神体の彼女が言った呪縛の根源って何だと思う?』
『ハッキリさせたいのね』
『そうだ。俺は神じゃない。ブレ無い信念が必要なんだ』
『解った。考えてみようか、撲滅すべき物をあげていこう』
○異世界召喚魔法
○異世界召喚魔法に関する資料
○異世界召喚魔法の呪文を知っている者
○異世界召喚魔法が使える者
○現在のマグラ一族
○精神体の女性達を縛り付ける、忌まわしき場所
○俺達が呪縛の根源を撲滅する事に対して抗う者
『オレは以上だな』
『私もこれで良いと思うわ』
「良し、俺もOKだ。後は、撲滅する物以外はどうするか?だな」
『相手のでかた次第だな』
『そう言う事ね』
『OK、ではそれで』
「ここに座っていいかな?」
「どうぞ」
何の感情も無く返事が帰って来た。
「今回の仕事、手を退く気は無い?」
「何の事かな?」
「神と呼ばれし者の仕事の事さ」
「貴様、何者だ?」
「アキと申します。聞いた事は?」
「っ、貴様がアキか」
「おっと、逃げれませんよ」
くっ、身体が動かない。「フッ、裏切ればどうせ殺されるのだ、好きにしろ」
何か悟ったような女だな。
「ふ~ん、少し話しをしましょう。神と呼ばれし者をどう思います?」
「私には関係無い、奴らは頭がおかしくなっているのさ」
『嘘は言ってないわ』
『まともだな』
「本当に死にたいのですか?」
「そんな訳ないだろう」
「一度死んで、新しく生きてみますか?」
「何を訳のわからん事を」
ーー
『卑弥呼さん、なるべく派手にお願いしますね』
『いいわよ』
「貴様がアキだな。同胞の仇、覚悟しろ」
「こりない人達ですね、やれやれ」
「問答無用!」
[ギン、ガキッ、キン、キン]
剣が交わる度に大きな火花が散る。街の人達はその度に歓声をあげた。
「これで最期です!」
[ズバン!]
彼女の首がとび、くるくる回って地面に落ちた。
「こんな所に首が有ってはみんなの迷惑です。ダークヘルファイアー!」
ーー
しかし、アキと言う男は変わった奴だったな。お陰で自由になれたが、さて、どこに行くか?パネット王国にでも行ってみるか。
ーー
一仕事を終えた後の風呂は気持ちいい。
『アキ、また来たわよ』
「本当に好きだな、そんなに見たかったらベットでゆっくり見せてやるぞ、どうだ今夜?」
「な、何を、バカね。そんなんじゃ無いわ。み、見てたわよ、ずいぶん派手にやったわね」
「ああ、これだけ目立てば、奴らも狙い易いだろう」
「わざとやったの?本当に大した物ね」
「せっかく来たんだ、何か面白い話しを聞かせてくれよ」
「そうね、犯罪お助け人のデグを殺ったのは、王都グドラから逃げた6人組の勇者らしいわよ」
「へぇ~、あの子達やるねぇ」
「知ってるの?」
「なに、ちょっと見かけた事があるだけさ」
「ふ~ん、じゃ、行くわ」
「今度はベットに来いよ」
「フフン」
ーー
「強くなったんだな、あの子達」
『きつかったと思うわよ』
『生きていれば会えるさ』
「そうだな」
ーー
2日後に、ダンジョンのある街グラーダに着いた。
この間は、ダンジョンの事を調べ損なったので、ギルドで聞いた。
ここのダンジョンも過去に1回攻略された事がある、その時は力の宝珠だったそうだ。
このダンジョンの特色は、10階ごとにフロアーボスが居る事だ。
地下80階のダンジョンで、現在の最高到達階は地下50階、ここのフロアーボスのエンチャンタードルイドとダークロードのコンビを攻め落とせないらしい。
鑑定屋で転移の巻物をたくさん買って準備はOKだ。
ダンジョンに入るのは明日からにして、今日は御者さんに教えてもらって、セシルと楽しみにしてた、ここの名物グァルキン鳥の蒸し焼きで一杯やってすごす事にした。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
71
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる