LUF〜Connect Legend〜

ふずきまる

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11 まさか…ね

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「全員いるな。それでは東條。後は任せる。」
会長のいつもにました厳しい声で会議をスタートさせる。
「わかりました。…えー、まずは偵察班のお2人、本当に感謝しかありません。ありがとうございます。
今から緊急会議を始めます。更にこの会議にはWAAの幹部の方にもお越しいただいております。ありがとうございます。」
隊員全員起立し会長の隣にいる幹部に頭を下げる。
「それではこの写真をご覧ください。」

部屋が真っ暗になり、プロジェクターから映し出された写真を見る。グループトークのやつと一緒だ。
「以前太田隊員からの報告にありました、フィーナ・ガルシア・デモトラントとその横にいる大柄な男性。まず人間でないことが明らかです。」
写真を拡大する。
「この容姿を見れば一目瞭然です。私達は断定することはできませんが、彼はそれなりに高いくらいの存在であると考えています。」
「そしてこのワープホールを開けている。人間でルフを使わずワープホールを開けるなど無理です。行き先はわかりせんが、憶測でパラレルワールド。異世界に行ったのではないかと考えています。」
僕らは真剣に聞く。
「私達はこの情報をJAAとWAAに提出すると共にこのワープホールの行き先を解読する義務があります。
更に厳重警戒をしなければなりません。皆警戒しておいてください。」
幹部2人がスタンディングオベーションをする。
英語でわからなかったが「素晴らしい」的なことを言ってるんだと思う。
そして帰っていった。
会長が言う。
「とにかく、私達はこの世界の平和を守る事が第一だ。そのことを忘れるな
!!」
「はいっ!!」
皆そう返事し会議室を後にした。
「や…ヤベェことになってきたなぁ。」
「いろいろ意識しなければならない事が増えたね。ジャスル、タルタロス…大変だ。」
「まぁ頑張ってこうや。」
男子3人で話しながら寮へ戻った。
まだ夕方の5時。夕日が綺麗である。
見惚れていたため暇つぶしに散歩でもするか。
僕はラフな格好になり基地を後にしブラブラと散歩しに行った。

僕は海に来た。お気に入りの場所になった。僕は砂浜に来て立ってただひたすらボーっと海を眺めていた。

「あら、余韻に浸ってるところごめんね。」
「ここ最近絡み過ぎじゃないか?」
「いいじゃない。減るもんじゃないし。」
「好きなのか?」
「あり得ないわ。」
隣にこちらもラフな格好で来た優香がいた。
2人きりなんぞ一回しかなかったがよくよく見るといいスタイルしているなと思う。
俗に言うボンキュッボンだっけ?それだ。ポニーテールもまた良かったりする。
「大変なことになったなぁ。」
「ほんと。一昔前まではありえなかったな。」
「まぁいい。俺らはしっかり任務をこなすだけだからな。」
「そうね。」
2人で夕日を眺めていた。

その次の瞬間だった。
ズドン!!!
大きな爆発音がきこる。
「おいおい、まさか…!」
「行くしかない!」
「この格好でかよ!?」
「戻るより直で行った方がいい!」
煙を上げてるのは街の方。走って行っても間に合う距離だ。
僕らは自身強化魔法をかけ急いで街へ向かう。とにかく早く処理しないと被害が大きく出る!!それしか考えていなかった。
つけばすでに大きく荒らされている。建物も壊れ、火事が起き、人々は逃げ惑う姿が見える。
「おいおい…。」
絶句した。絶句する以外の理由がない。
「ひゃっはぁぁぁぁ!!楽しいねベイベェェァ!!」
楽しみながら破壊するタルタロスに所属する人物であろう人物が奇声をあげる。

「アマテラス!!」
「ガンガー!!」

2人で声が合わさり能力を発動させ一気に畳み掛ける。
「んぅ?邪魔だぁぁ!!!!」
彼は手を一振りすると衝撃波を起こした。僕らは防ぎきれず吹き飛んでしまう。
「くそっ…。お前は誰だ!?」
声を上げる。
「俺?俺はヴェルガネオス。タルタロス7本柱の1つさ!!」
7本柱!?幹部という事か!?
「とりあえず死ねぇぇ!!」
彼は闇の波動砲を撃ってくる。速度も申し分ないほど早い。
「っ…!!早い!!」
僕は片手で受け流し弾いた。
「特訓の成果ってやつをよ…。」
僕は手を上に掲げると火の玉が3つ現れる。
「コウエンノタマ第一式!!『コウエンガーディアン』!!」
僕は大きなシールドを精錬する。
コウエンノタマとは僕が名付けた。「光炎ノ玉」をカタカナに直しただけさ。現在第三式まである。
「意味ねぇよははは!」
彼はもう一度撃ってくるがシールドが跳ね返し即座に彼の元へと帰って行く。
「んんぅ!?」
彼はまともにくらった。が、少しよろめく程度だ。
「私も参加する。」
優香がとなりに来ると魔法陣が地面に現れる。すると水で作った巨大な手が彼を掴む。
「!?人間のくせに….!」
彼はジタバタするが壊れようとしない。
「ブレイク。」
指パッチンすると爆発する。彼は空高く舞い、地面に落ちる。
あれ?7本柱にしては弱いな…。なんて思った。
「…。はぁあ!!」
いきなり空高く上がると、闇の大きな球を彼は僕に投げつけてきた。
「いきなり…だなっ…。」
まだコウエンガーディアンの効果が切れておらず防ぐが威力が高いため段々とヒビが入る。
「くっ…おぉお…。」
必死に防ぐが押されていき、ついには破壊され僕は食うことになる。
僕は思いっきり後ろへ吹っ飛んで行く。
「謙信!!」
彼女が近づいてきた。
「大丈夫!?」
「んなんてことねぇよ…んんっ!?」
左手首に痛みが走る。どうやら捻挫したみたいだ。
僕は回復魔法を当てる。
「させねぇよぉ!!」
衝撃波を撃って来るが彼女は完全にカット。
そして次の瞬間、一気に詰め寄り攻撃を開始する。
早く、細かく、威力が高く。とにかく相手を追い詰めて行く。
「んん…やるな人間…。」
少し押され気味で焦る彼。僕はなんとなく、彼女が強い理由がをわかったような気がした。
そして彼女は勝ち彼は吹き飛んだ。
「くそ…。次に潰してやる…。」
屈辱だったのかなんと途中でやめ、ワープホールの中へ帰って行った。
「…なんだったんだ?」
「さぁ?それより大丈夫?怪我。」
「別に。冷やせばなんとかなる。」
「そう。しかしあっけない終わり方。もう少しやりたかったのに…。」
「まぁまぁ…。とりあえず報告するか。何故か、来なかったし。」
「えぇ、そうしましょ。」
僕らは報告に必須となる写真を撮り記録していた。
すると奇妙な物を見つける。光り輝く石みたいなもの。ものすごく綺麗だ。
「優香さん、少し見てくれるか?」
僕は投げて渡す。
「呼び捨てにして。…何これ。」
「さぁ?わからない。」
自ら発光する石なんぞ聞いたことがない。
「まぁいいわ。」
彼女がポケットにしまおうとした瞬間、眩い光を発する。

「おいおいなんだよこれは!?」
「わからないわよ!!」
光のせいで目がチカチカし僕らは目を閉じた。2人とも焦る。当たり前だ。
目を閉じているか目の前が真っ暗になる。
僕らはしばらくその状態だった。








目が覚めるとのどかな場所にいた。
野原だ。野原のど真ん中にいた。
辺りには建物すらない。
「…ここはどこだ。おい、優香、起きろ!!」
僕は優香を揺さぶった。
「んん…。え、どこ…。」
優香もパチクリ目が覚めた様子。
本当に何処なんだ。僕らは見渡すが日本ではないことは確かだろう。中々こんな野原な所はないから。
すると手をふらながらこちらへやって来る女性がいた。
「…やっとついたぁ…。」
彼女は溜息をつく。
「貴女は…。」
「私?私はユグドラシル!!」
「「はぁ!?」」
2人で突っ込んだ。だってあのユグドラシルだよ?世界樹のユグドラシルだよ?
「…で、ここはどこ?」
「あぁ。ここ?あんたらで言う異世界。あ、大丈夫!あんたらがあんたらの世界が戻るまであんたらの世界の時止めてあるから!!」
めっちゃにこやかに話される。けど冷静に考えろ。
「てことは…異世界へ転生してきたってこと?」
「そう!!発光する石なかった?あれワープストーンって言って、多分タルタロスが意図的に落としたんだろうね。」
「「はぁぁぁあ!?」」
2人で声が揃う。
「人間が1人でも異世界に転生すると人間界の時は止まる。だからここでどれだけ長くいてもあっち戻れば転生前の時間のままってこと。」
「へ、へぇ…。」
優香がしぶしぶ頷く。
「人間界?に戻る方法は?」
「今の状態だと無理!!」
「えぇ…。」
「この世界には7つの「カケラ」があるからそれを集める。まぁ当てずっぽうに探しても無理だけど。」
「はぁ…。」
「来てしまったか…。異世界。」
「やるしかないそうね…。」

どうやら僕らは異世界に転生したそうです。
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