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3章
32 進行状況
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なんとか1日かけて最初の目的地である、テレブージャングルの中心地についた。ここから本部に連絡し次の森への中心地へ出発する。
今日は少し休憩を取ることにした。食料もあるし時間もあるのでたっぷりと休憩が取れる。男女分けているので、僕はセフェルドルフさんと共に過ごす。面白い話や、為になる話をしてくれるので本当にいい人だ。
ただ魔物が襲ってくる可能性もあるので、交代で見張り番をしている。
中心を結んだ三角形は正三角形らしく、1つの辺はでたのでそこから中心を求めれば早い。けど僕は数学は大の苦手なのでフィーナ、優香に任せている。
張っているテントから出て、ノビをする。ついたのは深夜だったので、そのまま就寝したから体がかなり硬い。見張り番も魔物が来なかったから、ただ座ってるだけであった。
この国はこの大陸の半分以上を占めているおり半分が森林。そのため移動もだいぶかかる。空飛べばいいじゃないかと言う意見もあるがそれだと中心がどこかわからないので結局歩くしかない。脚がパンパンなので久々にしっかりとした休息をとれる。と言う訳だ。
あらかじめセフェルドルフさんからは「魔力を消費するな、勝負は見張り番の時」と言われているのでトレーニングもできない。かと言って勉強することもないので、やることがない。
「どうしたの?」
肩をポンポンと叩かれて後ろを振り返るとスレッドを着た優香がいた。セフェルドルフさん、フィーナはまだ寝ているらしい。
「特に。ただ伸びをしていただけ。」
「そうなんだ…。」
僕の隣にちょこんと座ると空を見上げた。
「この世界に来て思うの。飛鳥や翔、杏花や愛菜に会いたいって時々思うの。少し、寂しくてね。」
彼女の顔は少し寂しそうにしている。
「その気持ちよくわかるけど、今はどうしようもないからね。この世界の任務を全うするしかない。」
今、僕の心境は複雑だ。寝言で言ったあの告白は果たして本当に寝言なのかそうなのか、わからないから僕としては気まづい。ただ彼女はそのことを一回も言わないので本当に気づいていないのだろうか。まだ僕の気持ちの整理がついていないから、複雑な気分なのだ。
「ずっと歩いてきたから疲れたのかわからないけど、あくびがよく出るよ…。」
僕は小さくあくびをして彼女の隣に座った。隣にいるだけでこんなにもドキドキするのだろうか。隣にいるだけで緊張する。…なんの感情かはわからない。
「そういえばさ、アマテラス使って右手の装甲ができるなら、アヌビスではできないの?」
「何度か試したけど無理だった。アマテラスには何か特別な力があるのかな。」
「わからないけれど、日本の最高クラスの神が謙遜に宿ったから、貴方に特別な思いがあるんじゃない?」
「僕が神主の息子だから?」
「それは別でしょ。」
「確かにね…。」
またツッこまれた。けれど、こんなに会話が楽しいと思ったのは久々だ。なんでも語り合える。そんな気がした…。
「おうい!2人とも、飯ができたぞ!」
いつの間にか起きていたセフェルドルフさんがごはんを作ってくれていた。
「わかりました!今行きます!」
その言葉を聞いたと同時に優香も立ち上がり僕と共にテントに戻った。
「…サーガッドと手を組めと?」
「申し訳ありません。今の最大の解決策がそれなのです。」
「いい、テミル。…少し難しいだろうが交渉をしてみよう。」
「本当ですか….?ありがとうございますガンジムル様…。」
ガンジムル様にユグドラシルから受けた推測をすぐにガンジムル様に伝えた。
少し難しい顔をしていらしゃったが承諾していただいて安心した。このままうまくいくといいが…。
そしてクエストをこなしている戦士以外に防御魔法の取得、強化を指示した。理由をごまかす為に、全戦士の技の統計で攻撃が比出すぎている。バランス良くする為に防御魔法の取得または強化を指示した。実際、そんな統計は取っていない。
ガンジムル様に報告し終わったので宮殿をでて自分のギルドに戻った。ほかのギルドも了解しているようで全てのギルドも指示完了したそうだ。
果たしてサーガッドと手を組めるのかどうかは真剣にわからない。
お互いを敵とみなしているし、何より条件で何を言われるかわからないから。
しかしこの世界自体が危機であるならば仕方なく組むだけ。
外交ももしかしたらこの大陸の運命も変えるかもしれない。心してかからないと。失敗したら処刑されても構わない。それぐらいの覚悟が今自分にできている。
まずはサーガッドの幹部と僕らの幹部との会議をしてから国王同士の話し合いをさせないと意味がない。その日程を組むとしよう。
俺はデスクに向かい、また筆を走らせる。
今日は少し休憩を取ることにした。食料もあるし時間もあるのでたっぷりと休憩が取れる。男女分けているので、僕はセフェルドルフさんと共に過ごす。面白い話や、為になる話をしてくれるので本当にいい人だ。
ただ魔物が襲ってくる可能性もあるので、交代で見張り番をしている。
中心を結んだ三角形は正三角形らしく、1つの辺はでたのでそこから中心を求めれば早い。けど僕は数学は大の苦手なのでフィーナ、優香に任せている。
張っているテントから出て、ノビをする。ついたのは深夜だったので、そのまま就寝したから体がかなり硬い。見張り番も魔物が来なかったから、ただ座ってるだけであった。
この国はこの大陸の半分以上を占めているおり半分が森林。そのため移動もだいぶかかる。空飛べばいいじゃないかと言う意見もあるがそれだと中心がどこかわからないので結局歩くしかない。脚がパンパンなので久々にしっかりとした休息をとれる。と言う訳だ。
あらかじめセフェルドルフさんからは「魔力を消費するな、勝負は見張り番の時」と言われているのでトレーニングもできない。かと言って勉強することもないので、やることがない。
「どうしたの?」
肩をポンポンと叩かれて後ろを振り返るとスレッドを着た優香がいた。セフェルドルフさん、フィーナはまだ寝ているらしい。
「特に。ただ伸びをしていただけ。」
「そうなんだ…。」
僕の隣にちょこんと座ると空を見上げた。
「この世界に来て思うの。飛鳥や翔、杏花や愛菜に会いたいって時々思うの。少し、寂しくてね。」
彼女の顔は少し寂しそうにしている。
「その気持ちよくわかるけど、今はどうしようもないからね。この世界の任務を全うするしかない。」
今、僕の心境は複雑だ。寝言で言ったあの告白は果たして本当に寝言なのかそうなのか、わからないから僕としては気まづい。ただ彼女はそのことを一回も言わないので本当に気づいていないのだろうか。まだ僕の気持ちの整理がついていないから、複雑な気分なのだ。
「ずっと歩いてきたから疲れたのかわからないけど、あくびがよく出るよ…。」
僕は小さくあくびをして彼女の隣に座った。隣にいるだけでこんなにもドキドキするのだろうか。隣にいるだけで緊張する。…なんの感情かはわからない。
「そういえばさ、アマテラス使って右手の装甲ができるなら、アヌビスではできないの?」
「何度か試したけど無理だった。アマテラスには何か特別な力があるのかな。」
「わからないけれど、日本の最高クラスの神が謙遜に宿ったから、貴方に特別な思いがあるんじゃない?」
「僕が神主の息子だから?」
「それは別でしょ。」
「確かにね…。」
またツッこまれた。けれど、こんなに会話が楽しいと思ったのは久々だ。なんでも語り合える。そんな気がした…。
「おうい!2人とも、飯ができたぞ!」
いつの間にか起きていたセフェルドルフさんがごはんを作ってくれていた。
「わかりました!今行きます!」
その言葉を聞いたと同時に優香も立ち上がり僕と共にテントに戻った。
「…サーガッドと手を組めと?」
「申し訳ありません。今の最大の解決策がそれなのです。」
「いい、テミル。…少し難しいだろうが交渉をしてみよう。」
「本当ですか….?ありがとうございますガンジムル様…。」
ガンジムル様にユグドラシルから受けた推測をすぐにガンジムル様に伝えた。
少し難しい顔をしていらしゃったが承諾していただいて安心した。このままうまくいくといいが…。
そしてクエストをこなしている戦士以外に防御魔法の取得、強化を指示した。理由をごまかす為に、全戦士の技の統計で攻撃が比出すぎている。バランス良くする為に防御魔法の取得または強化を指示した。実際、そんな統計は取っていない。
ガンジムル様に報告し終わったので宮殿をでて自分のギルドに戻った。ほかのギルドも了解しているようで全てのギルドも指示完了したそうだ。
果たしてサーガッドと手を組めるのかどうかは真剣にわからない。
お互いを敵とみなしているし、何より条件で何を言われるかわからないから。
しかしこの世界自体が危機であるならば仕方なく組むだけ。
外交ももしかしたらこの大陸の運命も変えるかもしれない。心してかからないと。失敗したら処刑されても構わない。それぐらいの覚悟が今自分にできている。
まずはサーガッドの幹部と僕らの幹部との会議をしてから国王同士の話し合いをさせないと意味がない。その日程を組むとしよう。
俺はデスクに向かい、また筆を走らせる。
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