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3章
31 課題
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「3つの課題、それはこの3つ。」
そういうと同時に空中に光で文字も書き始めた。それは僕も思っていた3つの課題だ。
・三カ国との関係改善
・自国防衛の強化
・レイズオズワルドドラゴンの捕獲、他大陸の国家との外交
この3つだ。
「最初に防衛強化。フィーナがタルタロス側からこちらに来るワープを電子化してロックしてある。幸いこれでだいぶ時間が稼げていて、襲撃にくるのはもしかしたら何十年後かもしれない。けど勘違いしないで。いつ来るかわからないから明日からでもい、戦士達に悟られないように防御魔法の取得または強化を。」
「わかっている。事実、強化魔法を持っているものは多いが防御魔法を持つものは少ないしレベルが低い。それは僕から知らせておくよ。」
「次にレイズオズワルドドラゴン。先程話した通りこれが一番早く終わる。運良く行けば。他国との外交もうまくしてね。これがなければ全てのプランが崩れるかも。」
「わかった。問題の関係改善なんだが…。」
僕は少し口を閉じた。ガムンジル様こそが一番サーガッドを憎んでいる。果たしてこの願いが聞くだろうか。
「ガムンジルがサーガッドを憎んでいるのはよくわかってる。だけどね?この世界そのものが滅ぶよりかは、嫌でも今の内に手を組んどきなさい。そっからお互いが潰し合いをすればいい。」
「…そうだな。チェノストに関してはしっかり平等に輸出入してるつもりなんだけどなぁ。」
「それ。『つもり』から『しっかり』に変えて。だからチェノストは不満を持った。しっかり細かいところからきちんとされてるかチェックしなさい。」
「了解…。」
「それに、上手くいったなら君達にも、相手にも得するじゃん?」
ユグは得意げに話した。
ここでふと気になった。タルタロスの真の目的とは?何故、世界を襲うのか?
「なぁ…タルタロスの本当の目的ってなんだ?」
その質問は「世界」を管理する彼女には少し行きすぎた質問だろうか。少し躊躇った様子を見せたが窓から夕日を見つめ口を開いた。
「…おそらく私の管理する世界を全て潰して異世界の覇者となり、私を殺って世界を管理する気でしょうね。」
「そんなどでかい目的か…?」
「えぇ。あなた達の世界も含めて、私は何百もの世界を管理している。俗に言う異世界を何百個も。それは貴方もわかっていると思うけど、だから今の貴方達の状況、色んな世界の状況がわかる。それはタルタロスにも言えること。けれど…ここまで潰しにかかるのは驚いたの。私も潰された世界を修復しているから忙しいの。」
「以前君はフィーナに言ったそうじゃないか。『どちらかに傾けば世界のバランスは崩れる。だから何があろと中立でいる』と。」
ここでユグドラシルは溜息を吐いた。
「馬鹿?本来なら私もそうする。だけど、異世界を何十個も潰されて世界の根本的なところを変えようとするならば、それを排除してバランスを保つ。それが普通でしょう?」
「そ…そうだったな。」
俺は少し戸惑って言葉を返した。
「…ユグドラシル、時々君がわからなくなってくる事がある。月一で僕らの世界の安全かどうか確認してくれるのはありがたい、けど今回の様にすばやい行動力と対応、推測に少し君が怖く感じる時がある。…君は一体なんだ?」
もし以前からタルタロスが来ることがわかっていれば俺もこう言う推測はできた。けれど、今回のような急の事態にこうやってすぐに対応でき推測できるのは確かに世界を管理する者というが、少し怖く感じた。
窓越しからではあるが夕日の日光が彼女を照らす。くるっとこちらに向けば俺をじっと見た。腰に手を当てて。後ろの夕日のおかげからか神々しく見える。
「『世界と世界を繋ぐ主 ユグドラシル』。それだけよ。」
言うことを終えるともう帰るからと言って激しい光と同時に消えていった。俺は、自分の机に手を置いた。こらから起きることへの恐怖を感じているのが自分でわかった。意識していないのに、手がプルプルと震えている。
「どうすればいいんだい?タケル…。」
そういうと同時に空中に光で文字も書き始めた。それは僕も思っていた3つの課題だ。
・三カ国との関係改善
・自国防衛の強化
・レイズオズワルドドラゴンの捕獲、他大陸の国家との外交
この3つだ。
「最初に防衛強化。フィーナがタルタロス側からこちらに来るワープを電子化してロックしてある。幸いこれでだいぶ時間が稼げていて、襲撃にくるのはもしかしたら何十年後かもしれない。けど勘違いしないで。いつ来るかわからないから明日からでもい、戦士達に悟られないように防御魔法の取得または強化を。」
「わかっている。事実、強化魔法を持っているものは多いが防御魔法を持つものは少ないしレベルが低い。それは僕から知らせておくよ。」
「次にレイズオズワルドドラゴン。先程話した通りこれが一番早く終わる。運良く行けば。他国との外交もうまくしてね。これがなければ全てのプランが崩れるかも。」
「わかった。問題の関係改善なんだが…。」
僕は少し口を閉じた。ガムンジル様こそが一番サーガッドを憎んでいる。果たしてこの願いが聞くだろうか。
「ガムンジルがサーガッドを憎んでいるのはよくわかってる。だけどね?この世界そのものが滅ぶよりかは、嫌でも今の内に手を組んどきなさい。そっからお互いが潰し合いをすればいい。」
「…そうだな。チェノストに関してはしっかり平等に輸出入してるつもりなんだけどなぁ。」
「それ。『つもり』から『しっかり』に変えて。だからチェノストは不満を持った。しっかり細かいところからきちんとされてるかチェックしなさい。」
「了解…。」
「それに、上手くいったなら君達にも、相手にも得するじゃん?」
ユグは得意げに話した。
ここでふと気になった。タルタロスの真の目的とは?何故、世界を襲うのか?
「なぁ…タルタロスの本当の目的ってなんだ?」
その質問は「世界」を管理する彼女には少し行きすぎた質問だろうか。少し躊躇った様子を見せたが窓から夕日を見つめ口を開いた。
「…おそらく私の管理する世界を全て潰して異世界の覇者となり、私を殺って世界を管理する気でしょうね。」
「そんなどでかい目的か…?」
「えぇ。あなた達の世界も含めて、私は何百もの世界を管理している。俗に言う異世界を何百個も。それは貴方もわかっていると思うけど、だから今の貴方達の状況、色んな世界の状況がわかる。それはタルタロスにも言えること。けれど…ここまで潰しにかかるのは驚いたの。私も潰された世界を修復しているから忙しいの。」
「以前君はフィーナに言ったそうじゃないか。『どちらかに傾けば世界のバランスは崩れる。だから何があろと中立でいる』と。」
ここでユグドラシルは溜息を吐いた。
「馬鹿?本来なら私もそうする。だけど、異世界を何十個も潰されて世界の根本的なところを変えようとするならば、それを排除してバランスを保つ。それが普通でしょう?」
「そ…そうだったな。」
俺は少し戸惑って言葉を返した。
「…ユグドラシル、時々君がわからなくなってくる事がある。月一で僕らの世界の安全かどうか確認してくれるのはありがたい、けど今回の様にすばやい行動力と対応、推測に少し君が怖く感じる時がある。…君は一体なんだ?」
もし以前からタルタロスが来ることがわかっていれば俺もこう言う推測はできた。けれど、今回のような急の事態にこうやってすぐに対応でき推測できるのは確かに世界を管理する者というが、少し怖く感じた。
窓越しからではあるが夕日の日光が彼女を照らす。くるっとこちらに向けば俺をじっと見た。腰に手を当てて。後ろの夕日のおかげからか神々しく見える。
「『世界と世界を繋ぐ主 ユグドラシル』。それだけよ。」
言うことを終えるともう帰るからと言って激しい光と同時に消えていった。俺は、自分の机に手を置いた。こらから起きることへの恐怖を感じているのが自分でわかった。意識していないのに、手がプルプルと震えている。
「どうすればいいんだい?タケル…。」
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