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第9話 魔術師団ベースキャンプ
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「はい、治療終わったわよ」
「助かりましたぁ~……」
「いや~まさかお姉さんの本職が『癒術師』だったなんて……」
時々血を撒き散らしながら、少女を抱えて猛進してきた少年――二人は御者の男性から苦い笑いを向けられつつ、受け入れられた。
彼が言うには、森から山賊達が吹き飛んでいくのを見て、ディーディー達は穏やかな雰囲気になったという。そして棲んでいた森に続々と戻っていったそうだ。
よって、他の馬車も含め進行可能に。時間の遅れは出たが、日没までには目的地に到着しそうだ。
「本当にいい巡り合わせだったわね。ドリアードの蔓攻撃は、ルーン配列に影響を及ぼすものなの。私がいなかったら、喉に何かが突っかかっている苦しみに耐えないといけなかったわね?」
「いや~本当に頭が上がりません」
「頭が上がらないなら、ちゃんと状況を見極めること。その絆創膏は代償だと思いなさい」
「……はぁい」
ルチルとクレインは、元々乗っていた馬車に戻る。乗り合わせていた女性はとても驚き、慣れた手付きで治療を開始してくれた。
手付きはとても軽やかで、持ち合わせていた道具で患部を適切に処置してくれた。態度は終始不機嫌だったが。
「普段からたくさんの人を治療されてきたんですね」
「そうよ。そして危険を顧みずに突撃して、大怪我をして帰ってくる男達を、散々見てきたわ」
「げ、それっておれのこと……」
不機嫌の理由はどうやらそれらしい。ルチルには優しい視線を送っているが、クレインには依然として厳しい態度を見せていた。
「自覚してるんなら気をつけなさい。命に代わる宝なんてないのだから」
「……でもおれが森に行ったことで、ディーディー達は道を開けてくれた。それで皆通れるようになったんだから、結果としてはいいと思う」
「あー……はいはい」
女性はここで会話を切り上げた。彼女の経験則が、こういうタイプは言っても改めないものだと忠告してきたのだ。
「もしかして今度結婚する男性も、怪我された方の一人だったりします?」
「あはは、女の子は勘が鋭いわね。そうなのよ、何故かはわからないけどいっつも私が治療担当になってね……ほっとけないから生活まで見てやるって、そういう感じ」
「えへへ~なんだかにやにやしちゃう……」
女性に恋バナを振ったルチルは、すっかり幸せ気分で馬車に揺られるのだった。
やがて程なくして、馬車は目的地に到着する。太陽が地平線に沈む間際のことであった。
「うーん……あいつ、やっぱり『西5番エリア』を飛び回っているなあ……」
「ご苦労様。『リントヴルム』の様子、何か変化あったかしら?」
「はっ、ソフィア様。それが1時間近く、同じ場所をぐるぐると回るだけで……」
「あらそう……私に見せてもらっても?」
「構いません、こちらの双眼鏡をお使いください」
始人のそれより長い耳、雲のような白い肌。薄い金色の髪をクラウンヘアーに束ねた女性が、部下から双眼鏡を受け取り空を眺める。
その先には、巨大な手足と翼を持ち、時折炎と雄叫びを噴き出して空を飛び回る、強靭な鱗を持つ生物がいた。
「ふむ……どうしたものかしらね。定点キャンプからの報告は?」
「18番ベースキャンプより、付近に生息する『リザード』の活動が活発になったとのことです。野生動物が急速に狩られ数を減らしているとも……」
「あら、いよいよ影響を及ぼしてるわね。誘導を講じるのも時間の問題、か……」
女性は腕を組み考える。そこにまた別の伝令が近づいてきて、
「ソフィア様! 貴女にお会いしたいという方がいらしております」
「私に? 一体どのような方かしら」
「『風の魔法少女』、ルチル殿であります!」
「あら、ルチルが来ているの? それなら……時間を作ってあげないとね」
馬車で乗り合わせた女性とはここでお別れ。彼女はキャンプを利用する申請をしに行った。
それはルチルとクレインもしなければならないことなのだが、その前にクッションを挟む。
「あらあら、本当に来たのねルチル」
「ソフィアさーん、こんばんはーっ」
「おお、あれが噂の……やっぱり間近で見ると違うな」
ルチルは久々の再会を喜び、クレインはふむふむと謎の感心を寄せていた。
ソフィアは人間の中でも、光の者と呼ばれる種族。長い耳と色素の薄い髪や肌を特徴とし、他の種族に紛れてしまうものならまず目立つ。
何よりの特徴は、その種族は女しか誕生しないのだ。必然的に他の種族の男と子どもを作るのだが、親が光の者だと子もその可能性が高くなる。種族として強い遺伝性を持つらしい。
また、生まれながらに魔法に対する適正が高いのも見逃せない。攻撃するのも受けるのもおまかせあれ。ソフィアはそんな自らの種族の特徴を活かし、アスカンブラで魔術師団長にまで上り詰めた女性だ。
「まさかルチルが外に出てくるなんて……そちらの男の子は?」
「お、おれはクレインと言います。ルチルと一緒に旅行しています」
「まあ、これまた驚きだわ。ルチルと一緒にねえ……ふふふ」
微笑む様にもたしなみがあり、何の心構えもしていないと、同性であっても惹かれてしまいそうだ。
「ローゼンから出る時に、ソフィアさんがこっちいるって聞いたんですけど、一体何してるんですか?」
「えっとね……西エリアに『リントヴルム』が出没していて。その監視と今後の対応についての協議」
「リントヴルムか……」
「うーん、リントヴルムかぁ~」
ルチルもクレインも揃って、それは仕方ないと言いたげに頷く。逆に言えば、その存在には仕方ないと思わせるだけのパワーがあるのだ。
リントヴルムは、レヴス・ラーシルの世界を飛び回る、巨大で強大なドラゴン。世界のあちこちで出没が見られており、その行動パターンは未だ解析されていない。そして、人間達の歴史の初期から名が登場する、かなりの長命を誇るドラゴンだ。
長年の研究の結果、彼はルーン保持量がとてつもなく多いらしく、身体から漏れ出た分が地上にいる生命体にも影響を及ぼす模様。上空に飛んでいる彼の影響を受けて暴走状態に陥ったガンドが、突然村を滅ぼしたなんて事例も少なくないのだ。
なので人間達は、自分達のテリトリーにリントヴルムがやってくると、注意深く監視を行う。幸いにも彼が去ってしまえば、ガンドへの影響もなくなるので、余計な殺しを避けるよう慎重な判断が求められるのだ。
「でも、リントヴルムがいるの西エリアなんですよね。わたし達は南に行くから関係ないかな」
「あら、それはよかった。ちょうど今聞こうとしていた所なの。旅行楽しんでおいでね」
「ソフィアさんもお仕事頑張ってくださーい。んじゃ、わたし達は部屋の確保に行きますので!」
ぴしっと敬礼をして、ルチルは立ち去る。目的はキャンプ利用申請の窓口なのだが、
「あ、おれちょっと寄りたい所あるから、後で合流でもいいか」
「んー? んー……じゃあ中央広場に集合! 掲示板が目印だよ!」
「おっすわかった!」
許可を貰ったクレインは手を振ってルチルを見送る。
「……行きたい所って?」
「えっと、このベースキャンプって魔術師団のっすよね。魔術師団長の貴女がいられるってことは」
「中々に推理をするのね。その通りよ」
「で、魔術師が集まってるなら、魔道具の店とかねえかなって」
「それならさっきルチルが言っていた、掲示板のある広場にあるわよ。というかキャンプ利用申請もその周辺にあるから、行き先は結局一緒ね」
「そうだったんですか。教えてくださりありがとうございます」
クレインは滑らかに手を腰に添え、誠意のあるお辞儀をする。
「……態度には育ちが見え隠れするって言うけど。あなた、結構な教育を受けているわね?」
「まあ……そうですね。こればかりは癖になってしまっているので」
クレインは目の前にいるソフィアが、皇子という自分の出自を勘繰ってくるのではないかと警戒した。
だがそれは杞憂に終わる――
「でもね、たとえあなたが家出をしていたとしても、そんなことはどうだっていいわ。一番大事なのはね、ルチルのことなの」
「えっ?」
その時のソフィアは、ルチルには決して見せないような、心配と悩ましさが混ざった表情をしていた。
「あの子も昔色々あってね……ローゼンの外に出たがらなかったの。外で見たのは本当に久しぶり。しかもキャンプを使うってことは、日帰りだと行けない遠くに行くってこと」
「1ヶ月ぐらい休暇を貰ってきたと言っていました……」
「まあ、そんなに……それなら間違いなく、理由はあなたにあるのでしょうね」
真実を見抜かれたようで、クレインはドキっとした。ソフィアは続け様に、クレインの肩に両手を置く。
大人の女性がじっと見下ろしてくるこの状況――クレインは本能的な胸の高鳴りが止まらないが、表情は気合で冷静を装う。
「あの子はまだまだ大人に見守ってもらわないといけない。だけどあの子はそれを拒否している。拒否されてもしないといけないのに……私達大人は仕事だ家庭だと理由をつけて、粘らずに終わってしまう」
「……」
「だから、今だけはあなたが、あの子のことを見ていてほしいの。あの子がもしも悲しくなってしまったら……あなたが励ましてあげて」
「……はい」
普通の女の子と自称していたが、それはあくまでも彼女の思い込みだったらしい。ルチルにはどうやら重大な過去があるようだ。
ソフィアの話は、クレインに重くのしかかっていく。そして手伝ってもらっている身でありながら、彼女に何かできることはないかと、まだ若い少年の頭で考え始めた。
「助かりましたぁ~……」
「いや~まさかお姉さんの本職が『癒術師』だったなんて……」
時々血を撒き散らしながら、少女を抱えて猛進してきた少年――二人は御者の男性から苦い笑いを向けられつつ、受け入れられた。
彼が言うには、森から山賊達が吹き飛んでいくのを見て、ディーディー達は穏やかな雰囲気になったという。そして棲んでいた森に続々と戻っていったそうだ。
よって、他の馬車も含め進行可能に。時間の遅れは出たが、日没までには目的地に到着しそうだ。
「本当にいい巡り合わせだったわね。ドリアードの蔓攻撃は、ルーン配列に影響を及ぼすものなの。私がいなかったら、喉に何かが突っかかっている苦しみに耐えないといけなかったわね?」
「いや~本当に頭が上がりません」
「頭が上がらないなら、ちゃんと状況を見極めること。その絆創膏は代償だと思いなさい」
「……はぁい」
ルチルとクレインは、元々乗っていた馬車に戻る。乗り合わせていた女性はとても驚き、慣れた手付きで治療を開始してくれた。
手付きはとても軽やかで、持ち合わせていた道具で患部を適切に処置してくれた。態度は終始不機嫌だったが。
「普段からたくさんの人を治療されてきたんですね」
「そうよ。そして危険を顧みずに突撃して、大怪我をして帰ってくる男達を、散々見てきたわ」
「げ、それっておれのこと……」
不機嫌の理由はどうやらそれらしい。ルチルには優しい視線を送っているが、クレインには依然として厳しい態度を見せていた。
「自覚してるんなら気をつけなさい。命に代わる宝なんてないのだから」
「……でもおれが森に行ったことで、ディーディー達は道を開けてくれた。それで皆通れるようになったんだから、結果としてはいいと思う」
「あー……はいはい」
女性はここで会話を切り上げた。彼女の経験則が、こういうタイプは言っても改めないものだと忠告してきたのだ。
「もしかして今度結婚する男性も、怪我された方の一人だったりします?」
「あはは、女の子は勘が鋭いわね。そうなのよ、何故かはわからないけどいっつも私が治療担当になってね……ほっとけないから生活まで見てやるって、そういう感じ」
「えへへ~なんだかにやにやしちゃう……」
女性に恋バナを振ったルチルは、すっかり幸せ気分で馬車に揺られるのだった。
やがて程なくして、馬車は目的地に到着する。太陽が地平線に沈む間際のことであった。
「うーん……あいつ、やっぱり『西5番エリア』を飛び回っているなあ……」
「ご苦労様。『リントヴルム』の様子、何か変化あったかしら?」
「はっ、ソフィア様。それが1時間近く、同じ場所をぐるぐると回るだけで……」
「あらそう……私に見せてもらっても?」
「構いません、こちらの双眼鏡をお使いください」
始人のそれより長い耳、雲のような白い肌。薄い金色の髪をクラウンヘアーに束ねた女性が、部下から双眼鏡を受け取り空を眺める。
その先には、巨大な手足と翼を持ち、時折炎と雄叫びを噴き出して空を飛び回る、強靭な鱗を持つ生物がいた。
「ふむ……どうしたものかしらね。定点キャンプからの報告は?」
「18番ベースキャンプより、付近に生息する『リザード』の活動が活発になったとのことです。野生動物が急速に狩られ数を減らしているとも……」
「あら、いよいよ影響を及ぼしてるわね。誘導を講じるのも時間の問題、か……」
女性は腕を組み考える。そこにまた別の伝令が近づいてきて、
「ソフィア様! 貴女にお会いしたいという方がいらしております」
「私に? 一体どのような方かしら」
「『風の魔法少女』、ルチル殿であります!」
「あら、ルチルが来ているの? それなら……時間を作ってあげないとね」
馬車で乗り合わせた女性とはここでお別れ。彼女はキャンプを利用する申請をしに行った。
それはルチルとクレインもしなければならないことなのだが、その前にクッションを挟む。
「あらあら、本当に来たのねルチル」
「ソフィアさーん、こんばんはーっ」
「おお、あれが噂の……やっぱり間近で見ると違うな」
ルチルは久々の再会を喜び、クレインはふむふむと謎の感心を寄せていた。
ソフィアは人間の中でも、光の者と呼ばれる種族。長い耳と色素の薄い髪や肌を特徴とし、他の種族に紛れてしまうものならまず目立つ。
何よりの特徴は、その種族は女しか誕生しないのだ。必然的に他の種族の男と子どもを作るのだが、親が光の者だと子もその可能性が高くなる。種族として強い遺伝性を持つらしい。
また、生まれながらに魔法に対する適正が高いのも見逃せない。攻撃するのも受けるのもおまかせあれ。ソフィアはそんな自らの種族の特徴を活かし、アスカンブラで魔術師団長にまで上り詰めた女性だ。
「まさかルチルが外に出てくるなんて……そちらの男の子は?」
「お、おれはクレインと言います。ルチルと一緒に旅行しています」
「まあ、これまた驚きだわ。ルチルと一緒にねえ……ふふふ」
微笑む様にもたしなみがあり、何の心構えもしていないと、同性であっても惹かれてしまいそうだ。
「ローゼンから出る時に、ソフィアさんがこっちいるって聞いたんですけど、一体何してるんですか?」
「えっとね……西エリアに『リントヴルム』が出没していて。その監視と今後の対応についての協議」
「リントヴルムか……」
「うーん、リントヴルムかぁ~」
ルチルもクレインも揃って、それは仕方ないと言いたげに頷く。逆に言えば、その存在には仕方ないと思わせるだけのパワーがあるのだ。
リントヴルムは、レヴス・ラーシルの世界を飛び回る、巨大で強大なドラゴン。世界のあちこちで出没が見られており、その行動パターンは未だ解析されていない。そして、人間達の歴史の初期から名が登場する、かなりの長命を誇るドラゴンだ。
長年の研究の結果、彼はルーン保持量がとてつもなく多いらしく、身体から漏れ出た分が地上にいる生命体にも影響を及ぼす模様。上空に飛んでいる彼の影響を受けて暴走状態に陥ったガンドが、突然村を滅ぼしたなんて事例も少なくないのだ。
なので人間達は、自分達のテリトリーにリントヴルムがやってくると、注意深く監視を行う。幸いにも彼が去ってしまえば、ガンドへの影響もなくなるので、余計な殺しを避けるよう慎重な判断が求められるのだ。
「でも、リントヴルムがいるの西エリアなんですよね。わたし達は南に行くから関係ないかな」
「あら、それはよかった。ちょうど今聞こうとしていた所なの。旅行楽しんでおいでね」
「ソフィアさんもお仕事頑張ってくださーい。んじゃ、わたし達は部屋の確保に行きますので!」
ぴしっと敬礼をして、ルチルは立ち去る。目的はキャンプ利用申請の窓口なのだが、
「あ、おれちょっと寄りたい所あるから、後で合流でもいいか」
「んー? んー……じゃあ中央広場に集合! 掲示板が目印だよ!」
「おっすわかった!」
許可を貰ったクレインは手を振ってルチルを見送る。
「……行きたい所って?」
「えっと、このベースキャンプって魔術師団のっすよね。魔術師団長の貴女がいられるってことは」
「中々に推理をするのね。その通りよ」
「で、魔術師が集まってるなら、魔道具の店とかねえかなって」
「それならさっきルチルが言っていた、掲示板のある広場にあるわよ。というかキャンプ利用申請もその周辺にあるから、行き先は結局一緒ね」
「そうだったんですか。教えてくださりありがとうございます」
クレインは滑らかに手を腰に添え、誠意のあるお辞儀をする。
「……態度には育ちが見え隠れするって言うけど。あなた、結構な教育を受けているわね?」
「まあ……そうですね。こればかりは癖になってしまっているので」
クレインは目の前にいるソフィアが、皇子という自分の出自を勘繰ってくるのではないかと警戒した。
だがそれは杞憂に終わる――
「でもね、たとえあなたが家出をしていたとしても、そんなことはどうだっていいわ。一番大事なのはね、ルチルのことなの」
「えっ?」
その時のソフィアは、ルチルには決して見せないような、心配と悩ましさが混ざった表情をしていた。
「あの子も昔色々あってね……ローゼンの外に出たがらなかったの。外で見たのは本当に久しぶり。しかもキャンプを使うってことは、日帰りだと行けない遠くに行くってこと」
「1ヶ月ぐらい休暇を貰ってきたと言っていました……」
「まあ、そんなに……それなら間違いなく、理由はあなたにあるのでしょうね」
真実を見抜かれたようで、クレインはドキっとした。ソフィアは続け様に、クレインの肩に両手を置く。
大人の女性がじっと見下ろしてくるこの状況――クレインは本能的な胸の高鳴りが止まらないが、表情は気合で冷静を装う。
「あの子はまだまだ大人に見守ってもらわないといけない。だけどあの子はそれを拒否している。拒否されてもしないといけないのに……私達大人は仕事だ家庭だと理由をつけて、粘らずに終わってしまう」
「……」
「だから、今だけはあなたが、あの子のことを見ていてほしいの。あの子がもしも悲しくなってしまったら……あなたが励ましてあげて」
「……はい」
普通の女の子と自称していたが、それはあくまでも彼女の思い込みだったらしい。ルチルにはどうやら重大な過去があるようだ。
ソフィアの話は、クレインに重くのしかかっていく。そして手伝ってもらっている身でありながら、彼女に何かできることはないかと、まだ若い少年の頭で考え始めた。
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