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交代制
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高速から有料道路に入り、大した渋滞もなく順調に進む。
有料道路を抜けるとこの後はひたすら海岸沿いを南下する。
「ここからが長いぞ」
と依田が脅す。
コンビニを見つけたので休憩。
そろそろ昼だ。
誰ともなく腹減ったと言い出し、近くの店を検索すると、少し先にレストランと食堂があるらしい。
とりあえず行ってみることにした。
そこまでは依田が運転してくれる。
レストランと食堂はすぐ近くにあった。
「どっちがいい?」
車はどちらでも停められそうだ。
「俺、刺身が食いたい!」
曽川が声高に言う。
確かに。
海まで来たら魚だよな、刺身食いたいよな。
「うん、俺も」
京佐も乗った。
「禄郎は?」
「俺も食いたい」
「じゃあ、食堂にすっか」
昼時なので少し混んでいる。
4人とも刺身定食にする。
スーパーで売ってる3種盛りみたいな感じかなと想像してたら一人一人に小型の舟盛りが出てきた。
刺身が盛られ過ぎて転覆しそうだ。
「すげえな……」
正直言って、どれがなんの魚なのかよくわからない。
でも美味そう……
4人で手を合わす。
「いただきますっ!」
腹が減っていたというのもあるが、こんなに食べられるか? と思っていたのに、あまりにも刺身が美味くて余裕だった。
京佐が真っ先に食い終えて、
「俺、焼き魚も食いたい、頼んでいい?」
と言い出した。
俺も食いたい!
依田は、
「俺、煮魚がいいなあ」
曽川は、
「俺はもっと刺身が食いたい」
それぞれが食べたいものを追加した。
これで一人二千円でお釣りが来るのだから安すぎる。
「別荘の近くにも美味いところあるよ」
基本自炊の予定だけど、外に食べに行くのもいいよな。
楽しみが増えた。
さあ、ここからは俺らも運転に加わる。
今度は4人で引く。
「せーの!」
一斉に引き抜く。
「よっしゃ!」
曽川がガッツポーズ。
「おおっ」
依田がくじを掲げる。
「わあ」
京佐が驚く。
「マジか……」
俺震える。
ということで、1を引いた俺が運転手、2はまた京佐、3が曽川で4が依田となった。
曽川、引き強すぎだろ。
嫌な汗が出てくる。
俺、ちゃんと運転できるかな……
「京佐、助手席だよな?」
「うん、また引いた」
「頼むぞ……」
「自信なさげに言うのやめてくれ、不安しかない」
「新車だぞ、不安しかねえわ」
「まあ頑張れ、なんとかなるでしょ」
「頼むぞっ!」
「キレたw」
依田から車の説明を受ける。
「右がアクセルで左がブレーキ」
「バカにしてんのか?」
依田がにやけてる。
ふっ
ちょっと緊張してたのが解れた気がする。
よし! 出発。
海岸線をひた走る。
最初は緊張したけど、この車なに?
すげえ乗りやすい!
いいなあ、俺も欲しいなあ。
順調に走らせているかと思えば、渋滞に捕まりノロノロとしか動かなくなることもある。
渋滞に嵌る度に盛り上がったのがしりとりだ。
これは4人全員参加で盛り上がった。
渋滞時のみにやるルールにしたら、思いの外面白くて、渋滞が楽しみになったからすごい。
俺らは運転を交代しながら、渋滞をも楽しんで依田の別荘に到着した。
有料道路を抜けるとこの後はひたすら海岸沿いを南下する。
「ここからが長いぞ」
と依田が脅す。
コンビニを見つけたので休憩。
そろそろ昼だ。
誰ともなく腹減ったと言い出し、近くの店を検索すると、少し先にレストランと食堂があるらしい。
とりあえず行ってみることにした。
そこまでは依田が運転してくれる。
レストランと食堂はすぐ近くにあった。
「どっちがいい?」
車はどちらでも停められそうだ。
「俺、刺身が食いたい!」
曽川が声高に言う。
確かに。
海まで来たら魚だよな、刺身食いたいよな。
「うん、俺も」
京佐も乗った。
「禄郎は?」
「俺も食いたい」
「じゃあ、食堂にすっか」
昼時なので少し混んでいる。
4人とも刺身定食にする。
スーパーで売ってる3種盛りみたいな感じかなと想像してたら一人一人に小型の舟盛りが出てきた。
刺身が盛られ過ぎて転覆しそうだ。
「すげえな……」
正直言って、どれがなんの魚なのかよくわからない。
でも美味そう……
4人で手を合わす。
「いただきますっ!」
腹が減っていたというのもあるが、こんなに食べられるか? と思っていたのに、あまりにも刺身が美味くて余裕だった。
京佐が真っ先に食い終えて、
「俺、焼き魚も食いたい、頼んでいい?」
と言い出した。
俺も食いたい!
依田は、
「俺、煮魚がいいなあ」
曽川は、
「俺はもっと刺身が食いたい」
それぞれが食べたいものを追加した。
これで一人二千円でお釣りが来るのだから安すぎる。
「別荘の近くにも美味いところあるよ」
基本自炊の予定だけど、外に食べに行くのもいいよな。
楽しみが増えた。
さあ、ここからは俺らも運転に加わる。
今度は4人で引く。
「せーの!」
一斉に引き抜く。
「よっしゃ!」
曽川がガッツポーズ。
「おおっ」
依田がくじを掲げる。
「わあ」
京佐が驚く。
「マジか……」
俺震える。
ということで、1を引いた俺が運転手、2はまた京佐、3が曽川で4が依田となった。
曽川、引き強すぎだろ。
嫌な汗が出てくる。
俺、ちゃんと運転できるかな……
「京佐、助手席だよな?」
「うん、また引いた」
「頼むぞ……」
「自信なさげに言うのやめてくれ、不安しかない」
「新車だぞ、不安しかねえわ」
「まあ頑張れ、なんとかなるでしょ」
「頼むぞっ!」
「キレたw」
依田から車の説明を受ける。
「右がアクセルで左がブレーキ」
「バカにしてんのか?」
依田がにやけてる。
ふっ
ちょっと緊張してたのが解れた気がする。
よし! 出発。
海岸線をひた走る。
最初は緊張したけど、この車なに?
すげえ乗りやすい!
いいなあ、俺も欲しいなあ。
順調に走らせているかと思えば、渋滞に捕まりノロノロとしか動かなくなることもある。
渋滞に嵌る度に盛り上がったのがしりとりだ。
これは4人全員参加で盛り上がった。
渋滞時のみにやるルールにしたら、思いの外面白くて、渋滞が楽しみになったからすごい。
俺らは運転を交代しながら、渋滞をも楽しんで依田の別荘に到着した。
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