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好奇心
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元々友だちは男女問わず多い。先輩や後輩とも割とすぐ仲良くなる方だし、柊がいない時は違うやつと遊んだりもする。
後輩に読まなくなった漫画や小説、好きなバンドの特集記事が組まれていた音楽雑誌なんかをあげる約束をしたことがあった。
進路指導の後でいいならと言ったら教室で待たせてもらいますという返事だったので、放課後待っててもらったら予想以上に進路指導に時間がかかって相当待たせてしまった。
もう外も薄暗くなっていたし、さすがに帰ったよなと思いながら教室へ行くと、
「あ、先輩!」
と後輩は待っていた。
「待たせてごめん、遅くなったから帰っててよかったのに」
「別に用事ないし、これくらい待てますよ」
と笑うので、まとめておいた雑誌や本が入った紙袋を渡す。
「待たせたお詫びな」
とカバンに入ってたお菓子を渡すと、
「あざっす!」
と受け取った。
魔が差した。
俺は後輩にキスしていた。
「え、え?先輩?」
と物凄く戸惑っている後輩にもう一度キスをし、
「秘密にできるか?」
と聞くと、
「……はい」
と後輩は俺に身を委ねた。
専科の教室がある棟のトイレに後輩を連れ込み、事に至った。
そこに至っても俺には柊が何より大切なのは揺るがない。
背徳感と性欲、なにより柊以外の男の体を知りたいという好奇心が俺を動かした。
それからというもの、前のバイト先の仲間だった他校のやつ、行きずりのやつなど何人かとした。
女をもう抱けなくなったのかを確かめるためだけに逆ナンしてきた女子大生と寝てみたこともあった。俺は男でも女でもどちらもいけた。
バイっていうんだよな?
何人抱いても柊に当てられた酔いのような脳まで溶ける感覚はなかった。
誰と寝てもやはり俺には柊しかいないと確信する。
好奇心は俺の柊への思いを確固たるものにするための指標だった。
後輩に読まなくなった漫画や小説、好きなバンドの特集記事が組まれていた音楽雑誌なんかをあげる約束をしたことがあった。
進路指導の後でいいならと言ったら教室で待たせてもらいますという返事だったので、放課後待っててもらったら予想以上に進路指導に時間がかかって相当待たせてしまった。
もう外も薄暗くなっていたし、さすがに帰ったよなと思いながら教室へ行くと、
「あ、先輩!」
と後輩は待っていた。
「待たせてごめん、遅くなったから帰っててよかったのに」
「別に用事ないし、これくらい待てますよ」
と笑うので、まとめておいた雑誌や本が入った紙袋を渡す。
「待たせたお詫びな」
とカバンに入ってたお菓子を渡すと、
「あざっす!」
と受け取った。
魔が差した。
俺は後輩にキスしていた。
「え、え?先輩?」
と物凄く戸惑っている後輩にもう一度キスをし、
「秘密にできるか?」
と聞くと、
「……はい」
と後輩は俺に身を委ねた。
専科の教室がある棟のトイレに後輩を連れ込み、事に至った。
そこに至っても俺には柊が何より大切なのは揺るがない。
背徳感と性欲、なにより柊以外の男の体を知りたいという好奇心が俺を動かした。
それからというもの、前のバイト先の仲間だった他校のやつ、行きずりのやつなど何人かとした。
女をもう抱けなくなったのかを確かめるためだけに逆ナンしてきた女子大生と寝てみたこともあった。俺は男でも女でもどちらもいけた。
バイっていうんだよな?
何人抱いても柊に当てられた酔いのような脳まで溶ける感覚はなかった。
誰と寝てもやはり俺には柊しかいないと確信する。
好奇心は俺の柊への思いを確固たるものにするための指標だった。
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