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一人と二人
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京の店を出る。
もう夜だ。
勝手に仕事を休みにして家を出たまま帰ってない。
才はもう学校から帰っただろうか。
心配しているかもしれない。
せいせいしているかもしれない。
…………
才はそんな奴じゃない!
帰る!
腹減ってるかな、夕飯は才の好きなレタスとチャーシューがゴロゴロ入ったニンニクの効いたガッツリ系のチャーハンを作ろう。
才、今帰るから待ってろ。
家に帰ると明かりがついてる。
才、帰ってた。
玄関を開けると膝を抱えて蹲っている才がいた。
寝てるのか?
それにしてもなんだこれは?
才の周りにおもちゃやぬいぐるみが並んでる。
よく見たら才が小さい時に買ったものや、もらったものが並べてある。
ランドセルもあった。
「おい、才、起きろ」
んんん……と重い瞼を少し開く。
ぽやぽやしているがだんだん覚醒してきた。
「頼……頼? 頼!」
ガバッと抱きついてくる。
起き抜けなのにおいおい泣いてる。
「もう帰ってこないかと思った……」
一人になることを人一倍怖がるのを知ってるのに俺は……
涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔で真っ直ぐ俺を見て懸命になにか伝えようしている。
「頼が嫌ならやめる、もう好きにならない、だから俺のこと嫌いにならないで、一人にしないで、いなくならないで……」
才……
「嫌いになんかならない、絶対にならない。一人にしてごめんな、いなくなったりしないから、約束するから」
わーわー泣いてる。
「才、挨拶させて」
「?」
「才、おはよう、召し上がれ、どういたしまして、行ってらっしゃい」
「え?」
「挨拶してなかった、ごめんな」
「うん」
「才、ただいま」
「おかえり、頼!」
小さい頃から全然変わらない笑顔を見せる。
「ところでこのおもちゃとぬいぐるみはなんだ?」
「これは俺の護衛」
ふっ
「お前、いくつだっけ?
「18」
「ガキ」
「ガキじゃない!」
ランドセルに触れる。
姉ちゃん、ごめん。
才と一緒にいてくれて、見守ってくれてありがとう。
才は餃子を作って待っていた。
「頼、好きだから」
「俺はチャーハン作ろうと思ってたからちょうどいいな」
そう言うと、
「チャーシューとレタス入ってるやつ?」
「そう」
「ほら! やっぱり俺と頼は一緒にいないとダメなんだよ」
と屈託なく笑う。
俺はどれだけこの笑顔に救われてきたか……
才の作った餃子と俺の作ったチャーハンを食べる。
才、上手くなったな、包み方も綺麗だ。
餃子にすると二人でかなりの量を食べるから小さい頃から才に包むのを手伝わせていた。
食べ終えると才は俺をソファーに引っ張っていく。
そして自分も隣に座ると、
「どこから話せばいいのかわからないけど、話聞いてくれる?」
と切り出した。
正直全然聞きたくない、でも見上さんに聞いてやれと言われた。
「わかった」
俺よ、大人になれ。
もう夜だ。
勝手に仕事を休みにして家を出たまま帰ってない。
才はもう学校から帰っただろうか。
心配しているかもしれない。
せいせいしているかもしれない。
…………
才はそんな奴じゃない!
帰る!
腹減ってるかな、夕飯は才の好きなレタスとチャーシューがゴロゴロ入ったニンニクの効いたガッツリ系のチャーハンを作ろう。
才、今帰るから待ってろ。
家に帰ると明かりがついてる。
才、帰ってた。
玄関を開けると膝を抱えて蹲っている才がいた。
寝てるのか?
それにしてもなんだこれは?
才の周りにおもちゃやぬいぐるみが並んでる。
よく見たら才が小さい時に買ったものや、もらったものが並べてある。
ランドセルもあった。
「おい、才、起きろ」
んんん……と重い瞼を少し開く。
ぽやぽやしているがだんだん覚醒してきた。
「頼……頼? 頼!」
ガバッと抱きついてくる。
起き抜けなのにおいおい泣いてる。
「もう帰ってこないかと思った……」
一人になることを人一倍怖がるのを知ってるのに俺は……
涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔で真っ直ぐ俺を見て懸命になにか伝えようしている。
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才……
「嫌いになんかならない、絶対にならない。一人にしてごめんな、いなくなったりしないから、約束するから」
わーわー泣いてる。
「才、挨拶させて」
「?」
「才、おはよう、召し上がれ、どういたしまして、行ってらっしゃい」
「え?」
「挨拶してなかった、ごめんな」
「うん」
「才、ただいま」
「おかえり、頼!」
小さい頃から全然変わらない笑顔を見せる。
「ところでこのおもちゃとぬいぐるみはなんだ?」
「これは俺の護衛」
ふっ
「お前、いくつだっけ?
「18」
「ガキ」
「ガキじゃない!」
ランドセルに触れる。
姉ちゃん、ごめん。
才と一緒にいてくれて、見守ってくれてありがとう。
才は餃子を作って待っていた。
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「チャーシューとレタス入ってるやつ?」
「そう」
「ほら! やっぱり俺と頼は一緒にいないとダメなんだよ」
と屈託なく笑う。
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食べ終えると才は俺をソファーに引っ張っていく。
そして自分も隣に座ると、
「どこから話せばいいのかわからないけど、話聞いてくれる?」
と切り出した。
正直全然聞きたくない、でも見上さんに聞いてやれと言われた。
「わかった」
俺よ、大人になれ。
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