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オーロラ
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現地の人たちと仲良くなって楽しんでたら目的忘れそうになったけど、神様は俺たちに味方してくれた。
オーロラが出現した!
現地の人が来い! と連れ出してくれた先で見たのはこれが現実なのか? というくらいの景色だった。
どう形容したらいいのかわからない。
天空に飲み込まれそうなくらいの光の帯、カーテン。
まるで生き物みたいに1秒たりともそこに留まらない。
圧倒されて言葉が出ない。
目の前で起きてることが信じられない。
この奇跡が滞在中数日あった。
見慣れる、見飽きるなんてことは決してなかった。
だって毎回違う様相を見せ俺らを魅了する。
その光の中に吸い込まれたくなる。
初めて見た時はそのスケールの大きさと美しさに息を呑み、ただただ見上げて立ち尽くしていたら、翌日首が固まって辛かった。
そんな俺らを見て現地の人がリクライニングチェアを貸してくれた。
それに寝そべって見ろと。
俺と頼はオーロラが出現するとそれを持って見やすい場所まで移動していた。
数度のオーロラを見るチャンスに恵まれ、その日も圧倒されながら飽きずにずっと見ていた。
明日にはここを離れる、帰りたくないがこの日が最後のオーロラとなる。
このところ頼は酒も飲まずただひたすらオーロラの出現を待ち侘びていた。
滞在中何度も見られた。
本当にラッキーだった。
そして最後の日も。
夜空を彩るオーロラを見ていたら、不意になにかが込み上げてきた。
「頼」
「ん?」
「俺今人生終わっても悔い無いかも」
「いやいや、終わらせんなよ」
「それくらい圧倒されてるし来てよかった」
「そうだな」
「頼と来られてよかった」
「うん」
「……」
「……」
空が緑色になったり青になったり紫になったり目まぐるしく変わっていく。
どこから来てどこに行くんだろう。
「才」
「んー?」
「俺もお前と来られてよかったよ」
「うん」
「……前に才が言ってくれただろ?
『頼が一番なんだ』って」
「うん」
「俺も才が一番なんだ」
「うん」
「その一番の才とここに来てオーロラ見られてこんな幸せないよ」
「なに? どうしたの?」
「……」
「頼どうしたの?w」
「次がもしあるなら、ここへは絶対才とまた来たいと思う」
「うん、俺も」
「……でもここで見たことを話してあげたい人がいる」
「うん……えっ!?」
「……」
「なにそれ? 誰? 付き合ってんの?」
「いや……そんなんじゃない」
「だってそういうことでしょ? 好きなんでしょ?」
「わからない」
「わからないってなに?」
「わからない」
「その人は二番目に大切ってこと?」
「わからない」
「……」
「……」
「頼?」
「一番は才なんだ、それはどうあっても変わらない」
「うん、俺も一番は頼だよ」
ふっ
ふふ
この旅行では最後になるオーロラを見上げながら頼が言う。
「冬のオーロラはもっと綺麗なのかな」
「空気澄んでるし、そうかもね」
「今度は冬でもいいな、冬のオーロラも見てみたい」
「でも極寒だよ」
「無理だな」
「無理だね」
ふははは!
ひゃはは!
「才、いつになるかわからないけど、また来よう」
「うん、絶対ね、約束」
「うん、約束」
こうしてカナダ二週間の行程を終え、俺たちは後ろ髪を引かれながら帰国した。
オーロラが出現した!
現地の人が来い! と連れ出してくれた先で見たのはこれが現実なのか? というくらいの景色だった。
どう形容したらいいのかわからない。
天空に飲み込まれそうなくらいの光の帯、カーテン。
まるで生き物みたいに1秒たりともそこに留まらない。
圧倒されて言葉が出ない。
目の前で起きてることが信じられない。
この奇跡が滞在中数日あった。
見慣れる、見飽きるなんてことは決してなかった。
だって毎回違う様相を見せ俺らを魅了する。
その光の中に吸い込まれたくなる。
初めて見た時はそのスケールの大きさと美しさに息を呑み、ただただ見上げて立ち尽くしていたら、翌日首が固まって辛かった。
そんな俺らを見て現地の人がリクライニングチェアを貸してくれた。
それに寝そべって見ろと。
俺と頼はオーロラが出現するとそれを持って見やすい場所まで移動していた。
数度のオーロラを見るチャンスに恵まれ、その日も圧倒されながら飽きずにずっと見ていた。
明日にはここを離れる、帰りたくないがこの日が最後のオーロラとなる。
このところ頼は酒も飲まずただひたすらオーロラの出現を待ち侘びていた。
滞在中何度も見られた。
本当にラッキーだった。
そして最後の日も。
夜空を彩るオーロラを見ていたら、不意になにかが込み上げてきた。
「頼」
「ん?」
「俺今人生終わっても悔い無いかも」
「いやいや、終わらせんなよ」
「それくらい圧倒されてるし来てよかった」
「そうだな」
「頼と来られてよかった」
「うん」
「……」
「……」
空が緑色になったり青になったり紫になったり目まぐるしく変わっていく。
どこから来てどこに行くんだろう。
「才」
「んー?」
「俺もお前と来られてよかったよ」
「うん」
「……前に才が言ってくれただろ?
『頼が一番なんだ』って」
「うん」
「俺も才が一番なんだ」
「うん」
「その一番の才とここに来てオーロラ見られてこんな幸せないよ」
「なに? どうしたの?」
「……」
「頼どうしたの?w」
「次がもしあるなら、ここへは絶対才とまた来たいと思う」
「うん、俺も」
「……でもここで見たことを話してあげたい人がいる」
「うん……えっ!?」
「……」
「なにそれ? 誰? 付き合ってんの?」
「いや……そんなんじゃない」
「だってそういうことでしょ? 好きなんでしょ?」
「わからない」
「わからないってなに?」
「わからない」
「その人は二番目に大切ってこと?」
「わからない」
「……」
「……」
「頼?」
「一番は才なんだ、それはどうあっても変わらない」
「うん、俺も一番は頼だよ」
ふっ
ふふ
この旅行では最後になるオーロラを見上げながら頼が言う。
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「空気澄んでるし、そうかもね」
「今度は冬でもいいな、冬のオーロラも見てみたい」
「でも極寒だよ」
「無理だな」
「無理だね」
ふははは!
ひゃはは!
「才、いつになるかわからないけど、また来よう」
「うん、絶対ね、約束」
「うん、約束」
こうしてカナダ二週間の行程を終え、俺たちは後ろ髪を引かれながら帰国した。
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