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第26話.色々な種類の息吹のパル
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『あうぅ~』
『ぷぴ!』
『ぷう!』
次の日、起きたら目の前にモコモコ達のお尻と声が。なんでお尻? と思いながら、さらに声を出すと、ちょっと遠くから母さんの声が。
『あら、起きたのね。よく寝ていたわね、もうお昼よ』
向こうのソファーに座っている母さんが見えた。母さんは編み物をしていて。編み物と言って良いのかは分からないけど、細い棒とキラキラ光る糸を使って、何かを作っていた。まだ作り始めたばかりなのか、コースターくらいの四角い何かだけど、何を作っているんだろう?
それから窓の方を見る。カーテンと窓が開けられていて、海の中とは思えないくらい明るく感じた。と、今母さんお昼って言ったよな。て、ことは朝、昼、夜は、地球と変わらないんだな。新しい情報だ。次は時間がどんなものか分かると良いな。
父さんが昨日、4つの時って言ってたけど。聞いた通り数字だったら、覚えやすそうだ。
『モコモコがお尻を見せてくれるのは、朝の挨拶よ。さぁ、さっき寝ている間にお尻は綺麗にしておいたから、このままミルクにしちゃいましょう。あなたのご飯が終わる頃、ちょうどピレンターが来るでしょうから。一緒の息吹のパルを見ましょうね』
お尻を見せるのは挨拶? 何でお尻? まぁ、良いんだけどさ。そうだ、そうだ。昨日、俺が水の中でも息をするために、とても大切な道具。それを買うって。ピレンターっていう人を呼ぶって言っていたっけ。
俺はネックレスの朝イチ、じゃなくて昼イチの確認。あれ? ネックレスは? 確かめたらネックレスが付いていなかった。
『さぁ、まずはミルクを飲んで』
母さんがリズを呼んで、リズがミルクを持ってきてくれた。そのミルクを飲みながらも、俺は大切なネックレスがなく、慌ててしまっていて、あまりミルクを飲んだ気がしなかった。だって今は良いけど、もしここに海の水は流れ込んできたら俺は。
ミルクの時間が終わり、お腹がいっぱいの俺をソファーに寝かせる母さん。そしてどこからか母さんが取り出した物は。あのネックレスだった。
『昨日途中で確認したら、ちょっと邪魔そうにしていたから、寝ている時は外すことにしたのよ。それとあなたが気にして、どうしても触ってしまう時にもね。はい、できたわ』
そうだったのか。俺がいつの間にか寝た後に、母さんが外してくれたらしい。良かった、俺が何かしたんじゃなくて。
その後、俺は昨日買ってもらった洋服に着替えて、少しモコモコ達と遊んだ後に、リズが呼びにきた。
『奥様ぁ~、ピレンター様がおこしですぅ』
『分かったわ。さぁ、行きましょう』
母さんに抱かれて、今日は今までに行ったことない部屋へとやってきた。ここは広いからなぁ。全部の部屋を見るのに、どれだけ時間がかかるだろう。
部屋に着き、リズがドアをノックすると、中から父さんの声が。中へ入ると今回の部屋は、昨日ゆっくりした部屋よりも小さく、飾りは最低限の部屋だった。そしてソファーの所に、男の人が1人立っていて、入ってきた母さんにすぐにお辞儀をする。
『お久しぶりです、シェリアーナ様』
『ピレンター、元気にしていた?』
『はい、一昨日まで息吹のパルを探しに』
『あら、そうなの。何も問題はなかったかしら』
『ええ。問題なく入手できました。彼らにも必要な物は届けてきましたよ』
『なら良かったわ。あの子達も元気にやっていて?』
『新しい子が生まれて賑やかでしたよ。賑やかすぎて、叱られている子達もいましたね』
『ふふ、元気なら良いわよ。新しい子といえば。今回のこと、この子が私達の新しい子よ。名前はグレンヴェル。きっとこれから何度もお世話になると思うけどよろしくお願いね』
母さんの話しを聞いて、ピレンターさんが俺に近づいてきて、挨拶をしてくれた。それからモコモコ達にも。
『私の名前はピレンターです。グレンヴェル坊っちゃま、よろしくお願いいたします』
ここの人達は赤ちゃんでも、しっかり挨拶してくれるからな。俺もしっかり返さないと。
『あうぅ!!』
『ぷぴ!!』
『ぷう!!』
挨拶が終われば、早速息吹のパルについて、話しが始まった。ピレンターさんはバックから箱を取り出すと、その中から次々と息吹のパルを出していって。
俺が今つけているのとは違う形のネックレスに、ペンダントトップ、ブローチにイヤリングのような物。それにブレスレットに指輪など。色々な物が揃っている。
そしてその全ての中心に、形はまん丸なんだけど色が違う、息吹のパルが付いていて。黒、ピンク、白、クリーム色、紫、と色々な色が揃っていた。
『急いで用意できた物は、今はこれだけなのですが。ただいま製作中でして、もう少したては、かなりの量を作れるかと』
『いや、これだけ用意してもらえれば。ここまでいつも揃っているのは、ピレンターの所だけだからな』
『それにしても新しいデザインが増えたわね』
『新しく入った者が、デザインを考えるのが得意らしく。息吹のパルを使わない製品も、かなりデザインが増えました』
『あら、そうなの』
『シェリアーナ、せっかくだからグレンヴェルのだけではなく、君とケニーシャの物も選ぶと良い』
『あら良いの?』
『そうだな、私も買おうか。グレンヴェルが家族になった記念だ』
『良いわね。皆で同じ物を買いましょう』
『ありがとうございます!!』
こうして俺の息吹のパルと、記念のアクセサリーを買うことに。
先ず俺の方だけど。ネックレスタイプを3つ。イヤリングタイプを3つと、ブローチタイプを3つほど。ブレスレットと指輪は、俺にはサイズが大きすぎるってことで、将来的には買うかもそれないけれど、とりあえずは3種類、9個の伊吹のパルを購入した。
と、ここまでは順調に進んだんだけど、ここからが大変だった。俺達家族の記念のジュエリー。母さんがね、あれはどうとか、これはどうだとか。まぁ、止まらなくなっちゃって。
途中でちょっと困り顔になった父さんに、笑っているけど、ちょっと困っているんじゃって感じのピレンターさん。そして俺といえば、思わずほんの少しだけど寝ちゃったくらいだったよ。
結局その日で決められなかった母さん。ピレンターさんにまた後日来てもらうことに。その時は俺はモコモコと遊んで待っていよう。
『ぷぴ!』
『ぷう!』
次の日、起きたら目の前にモコモコ達のお尻と声が。なんでお尻? と思いながら、さらに声を出すと、ちょっと遠くから母さんの声が。
『あら、起きたのね。よく寝ていたわね、もうお昼よ』
向こうのソファーに座っている母さんが見えた。母さんは編み物をしていて。編み物と言って良いのかは分からないけど、細い棒とキラキラ光る糸を使って、何かを作っていた。まだ作り始めたばかりなのか、コースターくらいの四角い何かだけど、何を作っているんだろう?
それから窓の方を見る。カーテンと窓が開けられていて、海の中とは思えないくらい明るく感じた。と、今母さんお昼って言ったよな。て、ことは朝、昼、夜は、地球と変わらないんだな。新しい情報だ。次は時間がどんなものか分かると良いな。
父さんが昨日、4つの時って言ってたけど。聞いた通り数字だったら、覚えやすそうだ。
『モコモコがお尻を見せてくれるのは、朝の挨拶よ。さぁ、さっき寝ている間にお尻は綺麗にしておいたから、このままミルクにしちゃいましょう。あなたのご飯が終わる頃、ちょうどピレンターが来るでしょうから。一緒の息吹のパルを見ましょうね』
お尻を見せるのは挨拶? 何でお尻? まぁ、良いんだけどさ。そうだ、そうだ。昨日、俺が水の中でも息をするために、とても大切な道具。それを買うって。ピレンターっていう人を呼ぶって言っていたっけ。
俺はネックレスの朝イチ、じゃなくて昼イチの確認。あれ? ネックレスは? 確かめたらネックレスが付いていなかった。
『さぁ、まずはミルクを飲んで』
母さんがリズを呼んで、リズがミルクを持ってきてくれた。そのミルクを飲みながらも、俺は大切なネックレスがなく、慌ててしまっていて、あまりミルクを飲んだ気がしなかった。だって今は良いけど、もしここに海の水は流れ込んできたら俺は。
ミルクの時間が終わり、お腹がいっぱいの俺をソファーに寝かせる母さん。そしてどこからか母さんが取り出した物は。あのネックレスだった。
『昨日途中で確認したら、ちょっと邪魔そうにしていたから、寝ている時は外すことにしたのよ。それとあなたが気にして、どうしても触ってしまう時にもね。はい、できたわ』
そうだったのか。俺がいつの間にか寝た後に、母さんが外してくれたらしい。良かった、俺が何かしたんじゃなくて。
その後、俺は昨日買ってもらった洋服に着替えて、少しモコモコ達と遊んだ後に、リズが呼びにきた。
『奥様ぁ~、ピレンター様がおこしですぅ』
『分かったわ。さぁ、行きましょう』
母さんに抱かれて、今日は今までに行ったことない部屋へとやってきた。ここは広いからなぁ。全部の部屋を見るのに、どれだけ時間がかかるだろう。
部屋に着き、リズがドアをノックすると、中から父さんの声が。中へ入ると今回の部屋は、昨日ゆっくりした部屋よりも小さく、飾りは最低限の部屋だった。そしてソファーの所に、男の人が1人立っていて、入ってきた母さんにすぐにお辞儀をする。
『お久しぶりです、シェリアーナ様』
『ピレンター、元気にしていた?』
『はい、一昨日まで息吹のパルを探しに』
『あら、そうなの。何も問題はなかったかしら』
『ええ。問題なく入手できました。彼らにも必要な物は届けてきましたよ』
『なら良かったわ。あの子達も元気にやっていて?』
『新しい子が生まれて賑やかでしたよ。賑やかすぎて、叱られている子達もいましたね』
『ふふ、元気なら良いわよ。新しい子といえば。今回のこと、この子が私達の新しい子よ。名前はグレンヴェル。きっとこれから何度もお世話になると思うけどよろしくお願いね』
母さんの話しを聞いて、ピレンターさんが俺に近づいてきて、挨拶をしてくれた。それからモコモコ達にも。
『私の名前はピレンターです。グレンヴェル坊っちゃま、よろしくお願いいたします』
ここの人達は赤ちゃんでも、しっかり挨拶してくれるからな。俺もしっかり返さないと。
『あうぅ!!』
『ぷぴ!!』
『ぷう!!』
挨拶が終われば、早速息吹のパルについて、話しが始まった。ピレンターさんはバックから箱を取り出すと、その中から次々と息吹のパルを出していって。
俺が今つけているのとは違う形のネックレスに、ペンダントトップ、ブローチにイヤリングのような物。それにブレスレットに指輪など。色々な物が揃っている。
そしてその全ての中心に、形はまん丸なんだけど色が違う、息吹のパルが付いていて。黒、ピンク、白、クリーム色、紫、と色々な色が揃っていた。
『急いで用意できた物は、今はこれだけなのですが。ただいま製作中でして、もう少したては、かなりの量を作れるかと』
『いや、これだけ用意してもらえれば。ここまでいつも揃っているのは、ピレンターの所だけだからな』
『それにしても新しいデザインが増えたわね』
『新しく入った者が、デザインを考えるのが得意らしく。息吹のパルを使わない製品も、かなりデザインが増えました』
『あら、そうなの』
『シェリアーナ、せっかくだからグレンヴェルのだけではなく、君とケニーシャの物も選ぶと良い』
『あら良いの?』
『そうだな、私も買おうか。グレンヴェルが家族になった記念だ』
『良いわね。皆で同じ物を買いましょう』
『ありがとうございます!!』
こうして俺の息吹のパルと、記念のアクセサリーを買うことに。
先ず俺の方だけど。ネックレスタイプを3つ。イヤリングタイプを3つと、ブローチタイプを3つほど。ブレスレットと指輪は、俺にはサイズが大きすぎるってことで、将来的には買うかもそれないけれど、とりあえずは3種類、9個の伊吹のパルを購入した。
と、ここまでは順調に進んだんだけど、ここからが大変だった。俺達家族の記念のジュエリー。母さんがね、あれはどうとか、これはどうだとか。まぁ、止まらなくなっちゃって。
途中でちょっと困り顔になった父さんに、笑っているけど、ちょっと困っているんじゃって感じのピレンターさん。そして俺といえば、思わずほんの少しだけど寝ちゃったくらいだったよ。
結局その日で決められなかった母さん。ピレンターさんにまた後日来てもらうことに。その時は俺はモコモコと遊んで待っていよう。
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