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第90話.少しは進展したスカーレットさんとの関係
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『あら? もう良いの?』
ささっとスカーレットさんが準備してくれたのは、俺のミルクだった。そうしてそのミルクを人肌の温度まで下げている間に、俺の下着とお尻を綺麗にしてくれて。
ちなみにパンツについては、後で新しい物をまた持ってきてくれると。洋服については、スカーレットさんが初期のクリーン魔法を使えるらしく、それで綺麗にしてくれるということだった。
後、俺の息吹のパルについても教えてくれた。他と同じく分からないだろうけどって言いながらな。やはりこの世界の人は赤ん坊にも親切だ。ごく一部の人を除いては。
一部……。ジェフィリオン達のような人達も、実は多いのかもしれないけど。俺の周りには良い人が多いと思う。
それで息吹のパルだけど、これはジェフィリオンも俺から外す気はないようだ。俺の魔力が必要だからな。これからずっと俺から魔力を奪う上で、俺には生きていてもらわないと困るってことで。
ここは海の中。流石のジェフィリオンも、これについては、しっかり俺に付けておけと。スカーレットさんだけにじゃなく、他のここにいる人達にも言っていたらしい。だから俺についている息吹のパルは全部が無事だ。
ただ、ここへくるのは基本スカーレットさんだけらしく。ほら、最初に双子シードラゴンを傷つけようとした奴らな。そいつらみたいなのは、本当に何かなければ来ることはないって。ならばついでにジェフィリオンも来なければ良いのに。
そんな話しを聞きながミルクの準備ができると、スカーレットさんは俺を優しく抱き上げて、ミルクを飲ませてくれた。
が、さっきジェフィリオンが来るといけないって、ユースタスさんにミルクを飲ませてもらっていた俺。すぐにお腹がいっぱいのなってしまい。それでスカーレットさんが、
『あら? もう良いの?』
と。ミルクはとても美味しかった。ほらこの世界には色々な味の美味しいミルクがいっぱいだろう? スカーレットさんのミルクは、バナナ味だったんだけど、うちのとはまた違う味わいで、とても美味しかった。
『ご飯を食べたばかりで、連れてこられたのかしら。でも何か具合が悪いといけないから、気をつけて様子を見ておきましょうね』
そう言いながらミルクを片付け始めるスカーレットさん。すまない。とても美味しかったのに。
『あっ、ちょっと待っていてね。すぐの戻ってくるから』
そう良い檻に鍵をかけて、広場から出て行ったスカーレットさん。すぐにユースタスさんが話しかけてきた。
そうそう、ミルクだけど、スカーレットさんが用意しているうちに、ユースタスさんが鑑定してくれて、毒や変な物が混ざっていないか確認。何もなかったから俺は安心して飲むことができた。
『とりあえず、食べる物は毎回、私が鑑定する。それから食べるようにしろ。先ほども私の言ったことが分かっていたから大丈夫だと思うが。それと、これからご飯を食べないと、何かあるのかと疑われたらまずい。基本はこちらの食事を。合間合間に、私の薬草入りのミルクを、少し飲むようにしよう』
そうだよな。今はスカーレットさんが思っていた通り、お腹いっぱいなのか、で終わらせられるけど、あんまりそれが続いたら疑われるもんな。
『お前達も、何か気づき次第、私に知らせろ。それと今までの警戒の仕方、きちんと相手が見れていたぞ。素晴らしかった。この後も警戒する時は、今のように頑張るんだぞ』
『ぷぴ!!』
『ぷう!!』
『くう!!』
ユースタスさんに褒められたみんな。その場でジャンプしてとても喜んでいた。かなりの力を持っている、そして何でもできるユースタスさんに褒められて、嬉しかったんだろう。
そんな話しをしているうちに、すぐにスカーレットさんは戻ってきた。今度は手にクッションを何個か持って。それから毛布も。
『みんなの寝る場所を作りましょうね。色々クッションを持ってきたのよ。みんな好きな物を選んで。もし気に入らなかったら、別の物を持ってくるわ。でも限りがあるから、なるべく早く決めてくれると嬉しいわ』
ポンポンポンとクッションを軽く叩いて、その場に置いていったスカーレットさん。すぐにユースタスさんが鑑定。問題なしってことで頷いたのを確認すると。俺はモコモコ達と小さいフルフルに、先に選んで良いと言った。
寝るのにクッションは大切だからな。うちの高級ベッドとはいかないだろうけど、このクッションも気持ち良さそうだ。ならば、少しでもぐっすり休めるように、先にみんなに選ばせてあげないと。
『ぷぴ?』
『ぷう?』
『くう』
小さいモコモコがクッションを指してきた。俺は? と言っているらしい。俺は首を振ると、さぁさぁとみんなを促し。ユースタスさんにも先に選べと魔獣言葉で言われ。みんなそれぞれクッションの方へ。
と、これが案外あっさりと決まった。見ていた時から、それに目をつけていたのか。最初に触り心地を確かめたクッションに、最終的には戻ってきて、それに決定したんだ。それから毛布もささっと選んで。
次は俺とユースタスさんの番だ。俺は残り2つのうち、青色のクッションを先に触って。うん、なかなかの手触りだ。その後、ピンクの方も触らせてもらい。結局青色の方を選んだ。父さん達が魚姿の時、時々色が青色に見えるんだよ。それを思い出してさ。
こうしてクッションと毛布を選び終わったら、スカーレットさんが綺麗にクッションを並べてくれて、毛布も綺麗に敷いてくれた。
『これで寝るのは大丈夫ね。他にもこれから必要になる物は、できる限り用意するわ。さぁ、みんな遊んでいて。私はまだやることがあるの』
そう言い、何かを始めるスカーレットさん、その後すぐだった。奴が来たのは。
ささっとスカーレットさんが準備してくれたのは、俺のミルクだった。そうしてそのミルクを人肌の温度まで下げている間に、俺の下着とお尻を綺麗にしてくれて。
ちなみにパンツについては、後で新しい物をまた持ってきてくれると。洋服については、スカーレットさんが初期のクリーン魔法を使えるらしく、それで綺麗にしてくれるということだった。
後、俺の息吹のパルについても教えてくれた。他と同じく分からないだろうけどって言いながらな。やはりこの世界の人は赤ん坊にも親切だ。ごく一部の人を除いては。
一部……。ジェフィリオン達のような人達も、実は多いのかもしれないけど。俺の周りには良い人が多いと思う。
それで息吹のパルだけど、これはジェフィリオンも俺から外す気はないようだ。俺の魔力が必要だからな。これからずっと俺から魔力を奪う上で、俺には生きていてもらわないと困るってことで。
ここは海の中。流石のジェフィリオンも、これについては、しっかり俺に付けておけと。スカーレットさんだけにじゃなく、他のここにいる人達にも言っていたらしい。だから俺についている息吹のパルは全部が無事だ。
ただ、ここへくるのは基本スカーレットさんだけらしく。ほら、最初に双子シードラゴンを傷つけようとした奴らな。そいつらみたいなのは、本当に何かなければ来ることはないって。ならばついでにジェフィリオンも来なければ良いのに。
そんな話しを聞きながミルクの準備ができると、スカーレットさんは俺を優しく抱き上げて、ミルクを飲ませてくれた。
が、さっきジェフィリオンが来るといけないって、ユースタスさんにミルクを飲ませてもらっていた俺。すぐにお腹がいっぱいのなってしまい。それでスカーレットさんが、
『あら? もう良いの?』
と。ミルクはとても美味しかった。ほらこの世界には色々な味の美味しいミルクがいっぱいだろう? スカーレットさんのミルクは、バナナ味だったんだけど、うちのとはまた違う味わいで、とても美味しかった。
『ご飯を食べたばかりで、連れてこられたのかしら。でも何か具合が悪いといけないから、気をつけて様子を見ておきましょうね』
そう言いながらミルクを片付け始めるスカーレットさん。すまない。とても美味しかったのに。
『あっ、ちょっと待っていてね。すぐの戻ってくるから』
そう良い檻に鍵をかけて、広場から出て行ったスカーレットさん。すぐにユースタスさんが話しかけてきた。
そうそう、ミルクだけど、スカーレットさんが用意しているうちに、ユースタスさんが鑑定してくれて、毒や変な物が混ざっていないか確認。何もなかったから俺は安心して飲むことができた。
『とりあえず、食べる物は毎回、私が鑑定する。それから食べるようにしろ。先ほども私の言ったことが分かっていたから大丈夫だと思うが。それと、これからご飯を食べないと、何かあるのかと疑われたらまずい。基本はこちらの食事を。合間合間に、私の薬草入りのミルクを、少し飲むようにしよう』
そうだよな。今はスカーレットさんが思っていた通り、お腹いっぱいなのか、で終わらせられるけど、あんまりそれが続いたら疑われるもんな。
『お前達も、何か気づき次第、私に知らせろ。それと今までの警戒の仕方、きちんと相手が見れていたぞ。素晴らしかった。この後も警戒する時は、今のように頑張るんだぞ』
『ぷぴ!!』
『ぷう!!』
『くう!!』
ユースタスさんに褒められたみんな。その場でジャンプしてとても喜んでいた。かなりの力を持っている、そして何でもできるユースタスさんに褒められて、嬉しかったんだろう。
そんな話しをしているうちに、すぐにスカーレットさんは戻ってきた。今度は手にクッションを何個か持って。それから毛布も。
『みんなの寝る場所を作りましょうね。色々クッションを持ってきたのよ。みんな好きな物を選んで。もし気に入らなかったら、別の物を持ってくるわ。でも限りがあるから、なるべく早く決めてくれると嬉しいわ』
ポンポンポンとクッションを軽く叩いて、その場に置いていったスカーレットさん。すぐにユースタスさんが鑑定。問題なしってことで頷いたのを確認すると。俺はモコモコ達と小さいフルフルに、先に選んで良いと言った。
寝るのにクッションは大切だからな。うちの高級ベッドとはいかないだろうけど、このクッションも気持ち良さそうだ。ならば、少しでもぐっすり休めるように、先にみんなに選ばせてあげないと。
『ぷぴ?』
『ぷう?』
『くう』
小さいモコモコがクッションを指してきた。俺は? と言っているらしい。俺は首を振ると、さぁさぁとみんなを促し。ユースタスさんにも先に選べと魔獣言葉で言われ。みんなそれぞれクッションの方へ。
と、これが案外あっさりと決まった。見ていた時から、それに目をつけていたのか。最初に触り心地を確かめたクッションに、最終的には戻ってきて、それに決定したんだ。それから毛布もささっと選んで。
次は俺とユースタスさんの番だ。俺は残り2つのうち、青色のクッションを先に触って。うん、なかなかの手触りだ。その後、ピンクの方も触らせてもらい。結局青色の方を選んだ。父さん達が魚姿の時、時々色が青色に見えるんだよ。それを思い出してさ。
こうしてクッションと毛布を選び終わったら、スカーレットさんが綺麗にクッションを並べてくれて、毛布も綺麗に敷いてくれた。
『これで寝るのは大丈夫ね。他にもこれから必要になる物は、できる限り用意するわ。さぁ、みんな遊んでいて。私はまだやることがあるの』
そう言い、何かを始めるスカーレットさん、その後すぐだった。奴が来たのは。
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