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第108話.ユースタスさんの水魔法、どの道で逃げるか
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『この大きな円はこの洞窟で、その1番奥、この小さい丸が、今我々がいる場所だ』
「なるほど、私が感じていた通りだな。この洞窟の大きさはだいたい把握できていたが、間違ってはいなかったようだ。かなり広い洞窟だな」
『ああ。我が魔法で動けばそんなに問題はないが、子供達が移動するとなると、早く泳げるとはいえ、少々時間がかかるだろう。……人間の子供は論外だ』
「だろうな。もしグレンヴィルがハイハイで進めば何日かかるか」
え? そんなに? それは言い過ぎなんじゃ。俺だって少しぐらいは……。いや、そうでもないのか? 俺は思わず檻の中をハイハイで歩いてしまった。今の俺の全力のハイハイで。そうして檻の中を1周し、汗を拭きながらみんなを見れば。
モコモコ達や小さいフルフル、そして双子シードラゴンは生暖かい目で、うんうん頑張ったねとでもういうように俺のことを見ていて。ユースタスさんと親シードラゴンは、まぁ、そうだろうなって感じの顔で俺を見ていた。
やっぱりそうですよね。俺の全力のハイハイなんか、大したスピード出てませんよね。今、どれくらいのスピードでハイハイしていたかいまいち分からないけど。俺としてはかなり早かった気がするけど。うん、俺は大人しくしています。
「それでだが、グレンヴィルは私が連れていくから大丈夫だ。それにもし抱いて移動しなくとも、私もお前が私達をここへ連れてきた時のような水魔法を私も使える。だから離れていってもグレンヴィルを連れて行ける」
何もなかったように、話しを続けるユースタスさんと親シードラゴン。
『そうか。お前は何種類の属性の魔法を使えるんだ?』
「全てだが? 水魔法の強さで言えば、お前よりは劣るが、そこそこ使えるぞ。お前の威力の3分の2くらいと言った感じか」
『……そうか』
あ~あ、親シードラゴンがジト目でユースタスさんをみている。そうですか。全属性ですか。何でもできるユースタスさん。ふ~ん。
今まで見た魔法で、かなりの魔法を使えるのは分かっていたけど。まさか俺達をここへ連れてきた親シードラゴンの水魔法の威力の3分の2くらいの魔法を使えるなんて。
だってシードラゴンは海で暮らす魔獣。水魔法が得意なのは当たり前で。それを使っているのは最恐と言われるシードラゴンなんだぞ。そのシードラゴンの3分の2だなんて。親シードラゴンだってそんな顔のなるよな。
「まぁ、グレンヴィルを1人で移動させることはしない。どういう状況で逃げているか分からないが、いつ何時ジェフィリオンに襲われるか分からないからな。もしもの時はという感じか」
『そうの方が良いだろう。もし奴をやることができていれば問題はないが。おそらく奴が生きている状態で逃げるだろうからな』
「それで洞窟の中だが……」
親シードラゴンによると、やっぱり中には何本どころか、何10本と大きな道があって、更にそれが何本にも道別れしているらしい。だから道を1本間違うだけで大変な事に。
ただそんな何10本もある道だけど、それだけ道があると、出口につながっている道も1つじゃなくて数本あるみたいで。その全部を親シードラゴンは把握していると。凄いなしドラゴン。
『子供達のために、お前と同じように最初は気配で辿り、奴の目を盗み、全て確認しておいたから間違いはない。奴が離れている時、この洞窟に我が居ることは、奴にしっかりと把握されているが。この洞窟で私がどこを進んでいたかまでは、把握できておらんだろう』
「確かに。場所は分かるが、そこでの細かい行動までは分からないだろうからな」
『道のことだが……』
親シードラゴンが確認した出口に続いている道だけど、その中で進みやすい物は3つ、まぁまぁの道が4つ。後は危険過ぎてダメだと。
ただすぐに逃げるために逃げやすい道を選ぶのも問題で、俺達が逃げるのも簡単だが、それは敵が俺達を追ってくるのも簡単という事に。
だから全力で、いや勿論最初から全力で逃げるつもりだけど、全力で簡単な道を逃げて、更に全力で俺達の国へ行くか。それともまぁまぁの道を通って、奴らの動きを避けながら外へ出るか。これからの親の道の説明を聞いてから決める事になった。
『こっちの道は…』
「ここの別れ道は?」
『そっちに続く道は…』
「ではことらはやめた方が良いな」
親シードラゴンが簡単に地面に線を描き、でも言葉では丁寧にだけど簡潔にユースタスさんへ伝えて。ユースタスさんは確実に道を確認していき。
ほら、ユースタスさんさ、半分くらいはこの洞窟を気配で調べていただろう? その情報と新しい情報、そのどっちの情報を使いながら親シードラゴンの説明を聞いていたから。思っていたよりも早く親シードラゴンの道の説明が終わったよ。
しかも確認で、親シードラゴンがユースタスさんに説明しながら道を書いてみろって言ったんだけど、それも完璧だったみたい。俺には何が何だか全然分からなかったが。
モコモコ達と言えば、最初は真面目に話しを聞きながら、うんうん頷いていたが。そのうんうんも怪しいけど、途中から話は聞いているものの、時々その辺に転がっていた石を飛ばしたり投げたりして、何かおしゃべりをしていた。
「道のことは分かった。おそらく大丈夫だろう。が、本当なら1度、私も道を見ておきたいところだな」
『それができればな。しかしそれは少し難しいだろう』
「ああ。だが、ここまでしっかりと教えてもらったからな。とりあえずこの道が良いと思うのだが?」
『我もそう思っていた。この道ならば上手くいけば、追っ手に対する攻撃も、上手くできるかもしれんしな』
「次はこの道か?」
『次はこの道がいいだろう』
こうして俺が思っていたよりも早く、そしてほとんど問題なく、道については決めることができた。
「なるほど、私が感じていた通りだな。この洞窟の大きさはだいたい把握できていたが、間違ってはいなかったようだ。かなり広い洞窟だな」
『ああ。我が魔法で動けばそんなに問題はないが、子供達が移動するとなると、早く泳げるとはいえ、少々時間がかかるだろう。……人間の子供は論外だ』
「だろうな。もしグレンヴィルがハイハイで進めば何日かかるか」
え? そんなに? それは言い過ぎなんじゃ。俺だって少しぐらいは……。いや、そうでもないのか? 俺は思わず檻の中をハイハイで歩いてしまった。今の俺の全力のハイハイで。そうして檻の中を1周し、汗を拭きながらみんなを見れば。
モコモコ達や小さいフルフル、そして双子シードラゴンは生暖かい目で、うんうん頑張ったねとでもういうように俺のことを見ていて。ユースタスさんと親シードラゴンは、まぁ、そうだろうなって感じの顔で俺を見ていた。
やっぱりそうですよね。俺の全力のハイハイなんか、大したスピード出てませんよね。今、どれくらいのスピードでハイハイしていたかいまいち分からないけど。俺としてはかなり早かった気がするけど。うん、俺は大人しくしています。
「それでだが、グレンヴィルは私が連れていくから大丈夫だ。それにもし抱いて移動しなくとも、私もお前が私達をここへ連れてきた時のような水魔法を私も使える。だから離れていってもグレンヴィルを連れて行ける」
何もなかったように、話しを続けるユースタスさんと親シードラゴン。
『そうか。お前は何種類の属性の魔法を使えるんだ?』
「全てだが? 水魔法の強さで言えば、お前よりは劣るが、そこそこ使えるぞ。お前の威力の3分の2くらいと言った感じか」
『……そうか』
あ~あ、親シードラゴンがジト目でユースタスさんをみている。そうですか。全属性ですか。何でもできるユースタスさん。ふ~ん。
今まで見た魔法で、かなりの魔法を使えるのは分かっていたけど。まさか俺達をここへ連れてきた親シードラゴンの水魔法の威力の3分の2くらいの魔法を使えるなんて。
だってシードラゴンは海で暮らす魔獣。水魔法が得意なのは当たり前で。それを使っているのは最恐と言われるシードラゴンなんだぞ。そのシードラゴンの3分の2だなんて。親シードラゴンだってそんな顔のなるよな。
「まぁ、グレンヴィルを1人で移動させることはしない。どういう状況で逃げているか分からないが、いつ何時ジェフィリオンに襲われるか分からないからな。もしもの時はという感じか」
『そうの方が良いだろう。もし奴をやることができていれば問題はないが。おそらく奴が生きている状態で逃げるだろうからな』
「それで洞窟の中だが……」
親シードラゴンによると、やっぱり中には何本どころか、何10本と大きな道があって、更にそれが何本にも道別れしているらしい。だから道を1本間違うだけで大変な事に。
ただそんな何10本もある道だけど、それだけ道があると、出口につながっている道も1つじゃなくて数本あるみたいで。その全部を親シードラゴンは把握していると。凄いなしドラゴン。
『子供達のために、お前と同じように最初は気配で辿り、奴の目を盗み、全て確認しておいたから間違いはない。奴が離れている時、この洞窟に我が居ることは、奴にしっかりと把握されているが。この洞窟で私がどこを進んでいたかまでは、把握できておらんだろう』
「確かに。場所は分かるが、そこでの細かい行動までは分からないだろうからな」
『道のことだが……』
親シードラゴンが確認した出口に続いている道だけど、その中で進みやすい物は3つ、まぁまぁの道が4つ。後は危険過ぎてダメだと。
ただすぐに逃げるために逃げやすい道を選ぶのも問題で、俺達が逃げるのも簡単だが、それは敵が俺達を追ってくるのも簡単という事に。
だから全力で、いや勿論最初から全力で逃げるつもりだけど、全力で簡単な道を逃げて、更に全力で俺達の国へ行くか。それともまぁまぁの道を通って、奴らの動きを避けながら外へ出るか。これからの親の道の説明を聞いてから決める事になった。
『こっちの道は…』
「ここの別れ道は?」
『そっちに続く道は…』
「ではことらはやめた方が良いな」
親シードラゴンが簡単に地面に線を描き、でも言葉では丁寧にだけど簡潔にユースタスさんへ伝えて。ユースタスさんは確実に道を確認していき。
ほら、ユースタスさんさ、半分くらいはこの洞窟を気配で調べていただろう? その情報と新しい情報、そのどっちの情報を使いながら親シードラゴンの説明を聞いていたから。思っていたよりも早く親シードラゴンの道の説明が終わったよ。
しかも確認で、親シードラゴンがユースタスさんに説明しながら道を書いてみろって言ったんだけど、それも完璧だったみたい。俺には何が何だか全然分からなかったが。
モコモコ達と言えば、最初は真面目に話しを聞きながら、うんうん頷いていたが。そのうんうんも怪しいけど、途中から話は聞いているものの、時々その辺に転がっていた石を飛ばしたり投げたりして、何かおしゃべりをしていた。
「道のことは分かった。おそらく大丈夫だろう。が、本当なら1度、私も道を見ておきたいところだな」
『それができればな。しかしそれは少し難しいだろう』
「ああ。だが、ここまでしっかりと教えてもらったからな。とりあえずこの道が良いと思うのだが?」
『我もそう思っていた。この道ならば上手くいけば、追っ手に対する攻撃も、上手くできるかもしれんしな』
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