74 / 90
74話 ついて来たいと言った理由と同行者たち
しおりを挟む
「なんじゃと!? それは本当か!?」
『ええ、とりあえずは今回だけということで、来てもらうことになりました』
『あのままでは引きそうになくてな。それに無理矢理ついて来られて、それで面倒なことが起こって、俺たちがそれに巻き込まれてはな。それこそ面倒だ』
『こちらの条件を飲むことで、許可しました。まぁ、この条件を守らなければ、さっさとその辺に捨てれば良いですからね。それについては問題ないですし』
『あの男が言っていることが本当ならば、俺たちも勉強になるからな』
『それにポルたちも、ふ~ん、遊びに来るんだ、くらいで、他は何も言っていませんでしたからね。ですので今回だけは認めました』
「なぜじゃ!!」
『なぜじゃとは?』
「なぜその話しを聞いた時に、俺も呼んでくれなかったんじゃ!!」
『そう言われてもな、お前は関係ないだろう』
「おおありだわい!! おい、今からベルナードのところへ行くぞ!!」
「おじちゃあのね、あたちたち、ありがちょのぷりゃじぇんと、もってきちゃの」
すぐに家を出ようとするケイブンさん。そんなケイブンさんを、私は慌てて止めたよ。これ以上余計な時間が増えると、ポル君たちが爆発しちゃうかもしれなかったから。
私たちは今、ケイブンさんの鍛冶屋に来ている。ほら、この前言っていたお礼ね。そのお礼のお酒を買って、ついでにさようならも言いに来たんだ。それからケイブンさんも、私たちに来て欲しいって言っていたし。
それで訪ねてすぐに、これからの事を話したケロケロとグレイス。いつ街を出るとか、他の街へ行かずに家に帰ることとかね。その時にベルナードさんのことも話したの。
数日前、ベルナードさんが私たちにしてきた提案。私たちが住んでいる海へ連れて行ってくれ。もしも家族にならないと家に行けないのなら、家族になってもいい、ってやつ。
あれは結論から言うと、とりあえず期間限定で海に来てもらうことになったんだ。で、その期間は次に私たちが陸に上がるまでの、大体2ヶ月から4ヶ月。その後のことは、その時になってから考えるって。
どうして断らなかったのか。その1番の理由は、今さっきケロケロが言った通りで、ベルナードさんが引きそうになかったから。それでもし断ったのに、それでも無理やりついて来られて、何かあったら?
私たちに何もなければいいけど、巻き込まれてもしもの事があったら、たまったもんじゃないって。
次の理由は、ベルナードさんは、私たちのことでいろいろ動いてくれたでしょう? それに私たちにいろいろな事を教えてくれて。それなのに私たちが、ベルナードさんのお願いを聞かないのはね。
まぁ、街での過ごし方は、少し納得できないのもあるけど。それでもここまでしてもらったのに、私たちが断っちゃうのはね。
そして最終的にケロケロたちが、ベルナードさんを連れて行くと決めた理由。それは……。
ベルナードさんが、私の生活を心配してくれたから。私たちが海の上で暮らしていることを知っているベルナードさん。そして私はケロケロたち魔獣と暮らしているでしょう? しかも暮らし始めたのはつい最近で。
今回いろいろと人の暮らしについて教えてもらったけど、他にもまだ、ケロケロたちが人のことで間違った行動をするかもしれない。もしそれで私に何かあったら? って。海での私の生活を見ておきたいって。
それで教えられる事があればしっかりと教えて。次回陸へ上がった時は、何も心配しなくても、街を楽しめるようにしてやりたい。
これがベルナードさんの方の、私たちについて来たいって言った、1番の理由だったの。
こうしてベルナードさんの話しを聞いて、全ての事を考えた結果。ベルナードさんを期限付きで、私たちが住んでいる海へ、連れて行くことになったんだ。
ポル君たちにその話しをしたら、グレイスの言った通り、本当にふ~んだけで、反対されることもなかったし。私も反対する理由はなかったよ。
ただ、ここで問題が起きたんだ。ランドルフさんがね、ベルナードさんがついて来るって決まったのを知って、慌てて私たちの所へ来たんだ。そしてベルナードさんだけだと心配だから、自分もついて行くって言い出して。
ケロケロたちは、ランドルフさんは関係ないだろうって言ったんだけど。これまたベルナードさん同様、なかなか引いてくれなくて。というか、アーセリオ様まで、ついて行かせてほしい、ランドルフさんにベルナードさんの世話をさせれば良いから、って言ってきてね。
そんなアーセリオ様たちの姿を見ていたら、なんとなくだけど、これは連れて行った方が良いのでは? ってなって。結局ランドルフさんも一緒に行くことになったんだ。
でも、その事が決まって、急いで準備しないとと、ランドルフさんが部屋を出て行こうとした時。
「常識人ぶったことを仰いますが、ご自身も非常識であると、なぜお気づきにならないのか。何かあれば私がお止めして、しっかりとお教えしなければ」
って、小声で言っていたのが聞こえたんだよね。
あれはどういう意味だったのかな? というか誰のことを言ったのか? 話しの流れからベルナードさんと思ったけど、ベルナードさんは普通に、私たちに教えてくれるでしょう?
と、まぁ、こうしてちょっとの疑問が残ったものの、いろいろと決まって。今日は帰る前にケイブンさんの所へ来たんだけど。
それで簡単にその話しをしたら、何故かケイブンが怒って、ベルナードさんの所へ行くって言い出しちゃったんだよ。
『あましあは?』
『どこいくなの?』
『早く飲みたいなんだな』
ああ、ほら、ポル君たちの表情が……。
『ええ、とりあえずは今回だけということで、来てもらうことになりました』
『あのままでは引きそうになくてな。それに無理矢理ついて来られて、それで面倒なことが起こって、俺たちがそれに巻き込まれてはな。それこそ面倒だ』
『こちらの条件を飲むことで、許可しました。まぁ、この条件を守らなければ、さっさとその辺に捨てれば良いですからね。それについては問題ないですし』
『あの男が言っていることが本当ならば、俺たちも勉強になるからな』
『それにポルたちも、ふ~ん、遊びに来るんだ、くらいで、他は何も言っていませんでしたからね。ですので今回だけは認めました』
「なぜじゃ!!」
『なぜじゃとは?』
「なぜその話しを聞いた時に、俺も呼んでくれなかったんじゃ!!」
『そう言われてもな、お前は関係ないだろう』
「おおありだわい!! おい、今からベルナードのところへ行くぞ!!」
「おじちゃあのね、あたちたち、ありがちょのぷりゃじぇんと、もってきちゃの」
すぐに家を出ようとするケイブンさん。そんなケイブンさんを、私は慌てて止めたよ。これ以上余計な時間が増えると、ポル君たちが爆発しちゃうかもしれなかったから。
私たちは今、ケイブンさんの鍛冶屋に来ている。ほら、この前言っていたお礼ね。そのお礼のお酒を買って、ついでにさようならも言いに来たんだ。それからケイブンさんも、私たちに来て欲しいって言っていたし。
それで訪ねてすぐに、これからの事を話したケロケロとグレイス。いつ街を出るとか、他の街へ行かずに家に帰ることとかね。その時にベルナードさんのことも話したの。
数日前、ベルナードさんが私たちにしてきた提案。私たちが住んでいる海へ連れて行ってくれ。もしも家族にならないと家に行けないのなら、家族になってもいい、ってやつ。
あれは結論から言うと、とりあえず期間限定で海に来てもらうことになったんだ。で、その期間は次に私たちが陸に上がるまでの、大体2ヶ月から4ヶ月。その後のことは、その時になってから考えるって。
どうして断らなかったのか。その1番の理由は、今さっきケロケロが言った通りで、ベルナードさんが引きそうになかったから。それでもし断ったのに、それでも無理やりついて来られて、何かあったら?
私たちに何もなければいいけど、巻き込まれてもしもの事があったら、たまったもんじゃないって。
次の理由は、ベルナードさんは、私たちのことでいろいろ動いてくれたでしょう? それに私たちにいろいろな事を教えてくれて。それなのに私たちが、ベルナードさんのお願いを聞かないのはね。
まぁ、街での過ごし方は、少し納得できないのもあるけど。それでもここまでしてもらったのに、私たちが断っちゃうのはね。
そして最終的にケロケロたちが、ベルナードさんを連れて行くと決めた理由。それは……。
ベルナードさんが、私の生活を心配してくれたから。私たちが海の上で暮らしていることを知っているベルナードさん。そして私はケロケロたち魔獣と暮らしているでしょう? しかも暮らし始めたのはつい最近で。
今回いろいろと人の暮らしについて教えてもらったけど、他にもまだ、ケロケロたちが人のことで間違った行動をするかもしれない。もしそれで私に何かあったら? って。海での私の生活を見ておきたいって。
それで教えられる事があればしっかりと教えて。次回陸へ上がった時は、何も心配しなくても、街を楽しめるようにしてやりたい。
これがベルナードさんの方の、私たちについて来たいって言った、1番の理由だったの。
こうしてベルナードさんの話しを聞いて、全ての事を考えた結果。ベルナードさんを期限付きで、私たちが住んでいる海へ、連れて行くことになったんだ。
ポル君たちにその話しをしたら、グレイスの言った通り、本当にふ~んだけで、反対されることもなかったし。私も反対する理由はなかったよ。
ただ、ここで問題が起きたんだ。ランドルフさんがね、ベルナードさんがついて来るって決まったのを知って、慌てて私たちの所へ来たんだ。そしてベルナードさんだけだと心配だから、自分もついて行くって言い出して。
ケロケロたちは、ランドルフさんは関係ないだろうって言ったんだけど。これまたベルナードさん同様、なかなか引いてくれなくて。というか、アーセリオ様まで、ついて行かせてほしい、ランドルフさんにベルナードさんの世話をさせれば良いから、って言ってきてね。
そんなアーセリオ様たちの姿を見ていたら、なんとなくだけど、これは連れて行った方が良いのでは? ってなって。結局ランドルフさんも一緒に行くことになったんだ。
でも、その事が決まって、急いで準備しないとと、ランドルフさんが部屋を出て行こうとした時。
「常識人ぶったことを仰いますが、ご自身も非常識であると、なぜお気づきにならないのか。何かあれば私がお止めして、しっかりとお教えしなければ」
って、小声で言っていたのが聞こえたんだよね。
あれはどういう意味だったのかな? というか誰のことを言ったのか? 話しの流れからベルナードさんと思ったけど、ベルナードさんは普通に、私たちに教えてくれるでしょう?
と、まぁ、こうしてちょっとの疑問が残ったものの、いろいろと決まって。今日は帰る前にケイブンさんの所へ来たんだけど。
それで簡単にその話しをしたら、何故かケイブンが怒って、ベルナードさんの所へ行くって言い出しちゃったんだよ。
『あましあは?』
『どこいくなの?』
『早く飲みたいなんだな』
ああ、ほら、ポル君たちの表情が……。
174
あなたにおすすめの小説
ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!
由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。
さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった!
しかしハルの血が特殊だと知った騎士はハルを連れ帰って?
いっそ美味しい血と癒しを与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
転生したらちびっ子になって、空を落ちていた件 〜もふもふたちのお世話はお任せあれ。ついでに悪もやっつけます!〜
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした高橋凛は、お詫びとして理想の世界へ転生することに。しかし気がつけば幼児の姿で、しかも空を落下中だった!?
バカ神、あいつまたミスったな!? そう思いながらも、凛はどうすることもできず、空を落ちていく。しかも更なるアクシデントが凛を襲い……。
が、そのアクシデントにより、優しい魔獣に助けられた凛は、少しの間彼の巣で、赤ちゃん魔獣や卵の世話を教わりながら過ごすことに。
やがてその魔獣を通じて侯爵家に迎え入れられると、前世での動物飼育の知識や新たに得た知識、そして凛だけが使える特別な力を活かして、魔獣たちの世話を始めるのだった。
しかし魔獣たちの世話をする中で、時には悪人や悪魔獣と対峙することもあったため、凛は、『魔獣たちは私が守る!!』と決意。入団はできないものの、仮のちびっ子見習い騎士としても頑張り始める。
これは、凛と魔獣たちが織りなす、ほんわかだけど時々ドタバタな、癒しとお世話の物語。
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
家族に捨てられたけど、もふもふ最強従魔に愛されました
朔夜
ファンタジー
この世界は「アステルシア」。
魔法と魔物、そして“従魔契約”という特殊な力が存在する世界。代々、強大な魔力と優れた従魔を持つ“英雄の血筋”。
でも、生まれたばかりの私は、そんな期待を知らず、ただ両親と兄姉の愛に包まれて育っていった。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
【完結】スキルを作って習得!僕の趣味になりました
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》 どんなスキル持ちかによって、人生が決まる。生まれ持ったスキルは、12歳過ぎから鑑定で見えるようになる。ロマドは、4度目の15歳の歳の鑑定で、『スキル錬金』という優秀なスキルだと鑑定され……たと思ったが、錬金とつくが熟練度が上がらない!結局、使えないスキルとして一般スキル扱いとなってしまった。
どうやったら熟練度が上がるんだと思っていたところで、熟練度の上げ方を発見!
スキルの扱いを錬金にしてもらおうとするも却下された為、仕方なくあきらめた。だが、ふと「作成条件」という文字が目の前に見えて、その条件を達してみると、新しいスキルをゲットした!
天然ロマドと、タメで先輩のユイジュの突っ込みと、チェトの可愛さ(ロマドの主観)で織りなす、スキルと笑いのアドベンチャー。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
モブっと異世界転生
月夜の庭
ファンタジー
会社の経理課に所属する地味系OL鳳来寺 桜姫(ほうらいじ さくらこ)は、ゲーム片手に宅飲みしながら、家猫のカメリア(黒猫)と戯れることが生き甲斐だった。
ところが台風の夜に強風に飛ばされたプレハブが窓に直撃してカメリアを庇いながら息を引き取った………筈だった。
目が覚めると小さな籠の中で、おそらく兄弟らしき子猫達と一緒に丸くなって寝ていました。
サクラと名付けられた私は、黒猫の獣人だと知って驚愕する。
死ぬ寸前に遊んでた乙女ゲームじゃね?!
しかもヒロイン(茶虎猫)の義理の妹…………ってモブかよ!
*誤字脱字は発見次第、修正しますので長い目でお願い致します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる