14 / 61
13.すっかり忘れていた大切な事
しおりを挟む
なんて素晴らしい家なんだ。精神は大人なままだけど、ワクワクが止まらない。こういうのに興味が湧くのは、転生して赤ん坊からやり直しで。精神が赤ん坊に引っ張られているからか?
でもこの家は、大人な俺から見ても、かなり楽しい家に変わりはないし。まぁ、別に子供の俺が遊ぶんだ。他の人達は違和感がないだろうから、楽しませてもらおう。
俺さ、会社を辞めた後は、旅に出ようと思ってたって言っただろう? こういう自然を利用したアスレチックも体験してみたかったんだよ。
なんて事を考えながら、1階のリビングに移動した俺達。1つ1つの部屋がかなり広いため、リビングのテーブルも大きく、かなりの人数が座れた。座れなかった人達は、どこからか椅子を持って来て座っっていた。
って、今どこから椅子を取り出した? 何もない空間から、いきなり取り出さなかったか? 俺は思わず、それをやった人達の真似をして手を動かしてしまった。
「あら? どうしたの?」
「ばぁぶぅ!」
「******」
すぐさま伝えてくれるスライム。
「ああ、急に物が現れたからビックリしたにね。今のは魔法よ。魔法の空間から荷物を出したの。透明な荷物入れね。なんて言っても分からないわよね。もう少し大きくなったら、色々な事が分かるようになるでしょうけど」
ああ、今のは空間魔法みたいなものか? 魔法で空間を出して、その空間の中に荷物を入れる。この世界に空間魔法があるかは分からないけど。もしかかしたらエルフだけが使える魔法かもしれないし。
「さぁ、これからまだまだやる事がたくさんあるけれど、決める事もいっぱいよ。まずは1番大切な事。この子も名前を決めないといけないわ」
!!!!!! そうだよ!! 俺の名前!! レイナさんの言葉に俺はハッ!! とした。今までずっと赤ん坊、赤ちゃんって言われていたし、自分でも赤ん坊って言っていたから。すっかり名前の事を忘れていた。いや忘れていたんじゃなくて、考えていなかった。
「確かにそうだったな。誰か何かあるか?」
オーレリアスさんがみんなに聞く、だけどいきなり名前って言われてもな。みんなが困り顔をして黙ってしまった。レイナさんだけはニコニコしていて、どんな名前にしようかしらねぇ、と話しかけてくれているけど。
ミルバーンは……。論外だった。あれは何も考えていない顔だ。少しは何かあるだろう。なんて思ったけれど。
ミルバーンだって迷惑だよな。里の決まりだ何だと、急に赤ん坊の面倒を見ろって言われたんだから。しかも面倒を見るだけじゃなく、家族になれだなんて。
これについては、いつか謝らないと。元々は神があんな場所に俺を転生させた事が問題だけど。でも俺のことで巻き込んだ事に変わりはないし。
この関係が本当に続くのか、それは分からない。もしかしたらやっぱり無理だと、俺が生活できていないとみんなが納得すれば、ミルバーンじゃなくて、別のエルフが僕達の家族になる可能性だってある。
だけどそれがない限り、俺達はこれから家族として暮らして行くんだから。いつかきちんと謝って、それから感謝を伝えよう。
「誰もないか?」
「誰もないのなら私から。ティニーなんてどうかしら? 以前、ここに突然現れた人間がいたでしょう? 来る場所を間違えたとか、別の世界へ行くはずだったのにとか、ここは地球とは本当に違う場所なんだな? なんて、よく分からない事を言っていた人よ」
ん? 今レイナさん、なんて言った? 来る場所? 違う世界? 地球? それってまさか。
「ああ、数十年も前に、そのような人間が突然現れたな」
「私ね、そに人がここを去るまでに、少し話しをする時間があったのよ。その時に聞いたにだけれど。運命って言葉を、その人の国ではデスティニーって言うらしくて。私、それを聞いた時、なぜかとっても惹かれたの」
「デスティニー……」
「この子との出会いは私達にとっても、この子にとっても、精霊達にとっても、運命的な出会いでしょう? だからこの運命って言葉がピッタリだと思って。でもそのままだと固い感じがするから、最後に所を取って、ティニーなんてどうかと思ったの」
絶対それ、地球の人間だ!! しかも英語と日本語が分かっている、日本人とは限らないけど、でもなんか日本人な気がする。
「確かに彼は、他にも色々な言葉を残していったが。うん、運命か、確かに私達にピッタリの言葉だな」
「なるほど、確かにあってはいるな。確かその者の名は大城晴翔と言ったか?」
「はい、そうです」
おおっ!! やっぱり日本人だ!! 彼はどうしてこの世界の、この場所に現れたのか。その理由は分からないけれど、色々みんなに言葉を伝えておいてくれて助かった。デスティニーのティニー、良い名前だよ!!
「あぶう!! ばあぶう!!」
「あら、どうしたのかしら? 何か嬉しそうにしているけれど。もしかして……」
すぐさまもふもふな蝶が伝えてくれる。
「そなのね、やっぱり気に入ったってことの声なのね。みなさん、この子も気に入っているようですし、ティニーでどうでしょうか?」
皆頷き、ミルバーンは無視していたけど、俺の名前が決定した。俺は今日からティニーだ!!
「あぶうあ!!」
「ふふ、嬉しいわね。あなたの素敵な名前よ」
「さぁ、ティニーの名前が決まったのなら、次はこの子達の名前を考えてもらえないかしら? それともティニーがもう少し大きくなって、しっかりとお話しができるようになってから、相談して決める? 今でもあなた達は意思の疎通ができているみたいだけれど」
今言ったのはアイラさんだ。蝶達とスライムに話している。
「本来あなた達に名はないけれど、これから家族として暮らすのなら、名前が必要でしょう? それに名をもらう事で、何か新し事ができるようになる可能性があるわ」
そうだよな。名前は必要だよな。いつまでも透明な蝶、もふもふの蝶、スライムじゃ。
でもこの家は、大人な俺から見ても、かなり楽しい家に変わりはないし。まぁ、別に子供の俺が遊ぶんだ。他の人達は違和感がないだろうから、楽しませてもらおう。
俺さ、会社を辞めた後は、旅に出ようと思ってたって言っただろう? こういう自然を利用したアスレチックも体験してみたかったんだよ。
なんて事を考えながら、1階のリビングに移動した俺達。1つ1つの部屋がかなり広いため、リビングのテーブルも大きく、かなりの人数が座れた。座れなかった人達は、どこからか椅子を持って来て座っっていた。
って、今どこから椅子を取り出した? 何もない空間から、いきなり取り出さなかったか? 俺は思わず、それをやった人達の真似をして手を動かしてしまった。
「あら? どうしたの?」
「ばぁぶぅ!」
「******」
すぐさま伝えてくれるスライム。
「ああ、急に物が現れたからビックリしたにね。今のは魔法よ。魔法の空間から荷物を出したの。透明な荷物入れね。なんて言っても分からないわよね。もう少し大きくなったら、色々な事が分かるようになるでしょうけど」
ああ、今のは空間魔法みたいなものか? 魔法で空間を出して、その空間の中に荷物を入れる。この世界に空間魔法があるかは分からないけど。もしかかしたらエルフだけが使える魔法かもしれないし。
「さぁ、これからまだまだやる事がたくさんあるけれど、決める事もいっぱいよ。まずは1番大切な事。この子も名前を決めないといけないわ」
!!!!!! そうだよ!! 俺の名前!! レイナさんの言葉に俺はハッ!! とした。今までずっと赤ん坊、赤ちゃんって言われていたし、自分でも赤ん坊って言っていたから。すっかり名前の事を忘れていた。いや忘れていたんじゃなくて、考えていなかった。
「確かにそうだったな。誰か何かあるか?」
オーレリアスさんがみんなに聞く、だけどいきなり名前って言われてもな。みんなが困り顔をして黙ってしまった。レイナさんだけはニコニコしていて、どんな名前にしようかしらねぇ、と話しかけてくれているけど。
ミルバーンは……。論外だった。あれは何も考えていない顔だ。少しは何かあるだろう。なんて思ったけれど。
ミルバーンだって迷惑だよな。里の決まりだ何だと、急に赤ん坊の面倒を見ろって言われたんだから。しかも面倒を見るだけじゃなく、家族になれだなんて。
これについては、いつか謝らないと。元々は神があんな場所に俺を転生させた事が問題だけど。でも俺のことで巻き込んだ事に変わりはないし。
この関係が本当に続くのか、それは分からない。もしかしたらやっぱり無理だと、俺が生活できていないとみんなが納得すれば、ミルバーンじゃなくて、別のエルフが僕達の家族になる可能性だってある。
だけどそれがない限り、俺達はこれから家族として暮らして行くんだから。いつかきちんと謝って、それから感謝を伝えよう。
「誰もないか?」
「誰もないのなら私から。ティニーなんてどうかしら? 以前、ここに突然現れた人間がいたでしょう? 来る場所を間違えたとか、別の世界へ行くはずだったのにとか、ここは地球とは本当に違う場所なんだな? なんて、よく分からない事を言っていた人よ」
ん? 今レイナさん、なんて言った? 来る場所? 違う世界? 地球? それってまさか。
「ああ、数十年も前に、そのような人間が突然現れたな」
「私ね、そに人がここを去るまでに、少し話しをする時間があったのよ。その時に聞いたにだけれど。運命って言葉を、その人の国ではデスティニーって言うらしくて。私、それを聞いた時、なぜかとっても惹かれたの」
「デスティニー……」
「この子との出会いは私達にとっても、この子にとっても、精霊達にとっても、運命的な出会いでしょう? だからこの運命って言葉がピッタリだと思って。でもそのままだと固い感じがするから、最後に所を取って、ティニーなんてどうかと思ったの」
絶対それ、地球の人間だ!! しかも英語と日本語が分かっている、日本人とは限らないけど、でもなんか日本人な気がする。
「確かに彼は、他にも色々な言葉を残していったが。うん、運命か、確かに私達にピッタリの言葉だな」
「なるほど、確かにあってはいるな。確かその者の名は大城晴翔と言ったか?」
「はい、そうです」
おおっ!! やっぱり日本人だ!! 彼はどうしてこの世界の、この場所に現れたのか。その理由は分からないけれど、色々みんなに言葉を伝えておいてくれて助かった。デスティニーのティニー、良い名前だよ!!
「あぶう!! ばあぶう!!」
「あら、どうしたのかしら? 何か嬉しそうにしているけれど。もしかして……」
すぐさまもふもふな蝶が伝えてくれる。
「そなのね、やっぱり気に入ったってことの声なのね。みなさん、この子も気に入っているようですし、ティニーでどうでしょうか?」
皆頷き、ミルバーンは無視していたけど、俺の名前が決定した。俺は今日からティニーだ!!
「あぶうあ!!」
「ふふ、嬉しいわね。あなたの素敵な名前よ」
「さぁ、ティニーの名前が決まったのなら、次はこの子達の名前を考えてもらえないかしら? それともティニーがもう少し大きくなって、しっかりとお話しができるようになってから、相談して決める? 今でもあなた達は意思の疎通ができているみたいだけれど」
今言ったのはアイラさんだ。蝶達とスライムに話している。
「本来あなた達に名はないけれど、これから家族として暮らすのなら、名前が必要でしょう? それに名をもらう事で、何か新し事ができるようになる可能性があるわ」
そうだよな。名前は必要だよな。いつまでも透明な蝶、もふもふの蝶、スライムじゃ。
446
あなたにおすすめの小説
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜
犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。
この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。
これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
転生能無し少女のゆるっとチートな異世界交流
犬社護
ファンタジー
10歳の祝福の儀で、イリア・ランスロット伯爵令嬢は、神様からギフトを貰えなかった。その日以降、家族から【能無し・役立たず】と罵られる日々が続くも、彼女はめげることなく、3年間懸命に努力し続ける。
しかし、13歳の誕生日を迎えても、取得魔法は1個、スキルに至ってはゼロという始末。
遂に我慢の限界を超えた家族から、王都追放処分を受けてしまう。
彼女は悲しみに暮れるも一念発起し、家族から最後の餞別として貰ったお金を使い、隣国行きの列車に乗るも、今度は山間部での落雷による脱線事故が起きてしまい、その衝撃で車外へ放り出され、列車もろとも崖下へと転落していく。
転落中、彼女は前世日本人-七瀬彩奈で、12歳で水難事故に巻き込まれ死んでしまったことを思い出し、現世13歳までの記憶が走馬灯として駆け巡りながら、絶望の淵に達したところで気絶してしまう。
そんな窮地のところをランクS冒険者ベイツに助けられると、神様からギフト《異世界交流》とスキル《アニマルセラピー》を貰っていることに気づかされ、そこから神鳥ルウリと知り合い、日本の家族とも交流できたことで、人生の転機を迎えることとなる。
人は、娯楽で癒されます。
動物や従魔たちには、何もありません。
私が異世界にいる家族と交流して、動物や従魔たちに癒しを与えましょう!
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/466596284/episode/5320962
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/84576624/episode/5093144
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/786307039/episode/2285646
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる