54 / 61
53.あまりの事にパニックになる俺
しおりを挟む
俺の口に流し込まれた液体。俺はそれを飲んだ瞬間、あまりの衝撃にそれを一気に飲み込み、そして盛大に咽せた。
「ゲホッ、ケホッ、コホッ!!」
に、にがあぁぁぁ~!! な、何だこれは!? 一体レイナさんは俺の口に、何を流し込んだんだ? この世にこんなに凄い物が存在するのか!? 苦いような、辛いような、甘いような、この世の全ての不味い液体を全て混ぜたような、なんとも言えない味だったんだよ。
だからあまりの衝撃に、吐くこともできずに飲み込んじゃって、それで変な所に入っちゃって咳が。しかもだよ、飲んだからと言ったって、口に残った味が消えるわけもなく、飲み込んだ液体が逆流してくるんじゃないかって気がして。
今さっき起こったことでもパニックだったけど、今度はこの液体のせいでパニックだ。俺は動かせるだけ手足を動かし、半泣きならぬ、ギャン泣きだ。そんな俺をレイナさんが優しく抱き上げ、俺をなんとか泣き止ませようとあやす。
『ティニー、大丈夫か!?』
『咳も泣くのも止まらないね、大丈夫かな? それに僕達の声聞こえる?』
『この世で1番不味い。たぶん』
ラピー何だって? 今何て言った? この世で1番不味いかもだって!? そんな物を俺は飲まされたのか!?
「ウギャアァァァンッ!!」
「ティニー、ごめんなさいね。でも治療するには仕方がなかったのよ」
え? 治療? 何の治療だ?
「レイナ、移動しよう。クランシー様が皆の避難を始めるはずだ。すぐに移動しないと……」
辺りが急に静まり返り、俺の鳴き声だけが響く、そんな俺をしっかりと抱きしめたレイナさん。
「不味いわね」
「行こう!!」
「みんな、ティニーから離れないで!!」
泣き続ける俺、俺のお腹にしっかりとくっついたシャイン達。急いで外へ出るレイナさんとカシミールさん。外に出る? 今どこから出た? 玄関から出たか? 確認しようとした時だった。
『グオォォォォォォッ!!』
とても近くから、大きな大きな叫び声が聞こえたんだ。それのショックで、俺の涙が少し止まった。俺はそっと声の聞こえた方を見てみる。と、そこには。大きな大きな魔物が何体も立っていたんだ。あれって……。
「あぶあぁ」
俺はまだ少し泣いているけど、みんなに聞いてみた。あれは何だ? って。
『あらはオークジェネラルだぞ!』
『オークがいっぱい現れたでしょう? その中で1番強いオークジェネラルが、真ん中の奴だよ』
『遠くから一気にここまで来た』
やっぱり、あれはオークジェネラルか。小説で読んだ奴にそっくりだな。だけどなんか違う気もするし。何だろう、こう、こっちのオークジェネラルの方が強い気がする。
『あれ?』
『もしかしてティニー』
『聞こえる?』
「ばぶぅ」
思わずあれがって口にする俺。と、シャイン達が思い切り勢いをつけて、お腹から胸に移動してきた。
『ティニー、俺達の声、聞こえるか!?』
『僕達のお話し、しっかり分かる!?』
『この世で1番不味い。治らなかったらダメ』
「あぶあ? ばぶう?」
聞こえる? 治るって? と聞く俺。
『レイナママ、ティニー、聞こえるみたい!』
『俺達とお話ししてるぞ!』
『大丈夫そ』
「そう、良かったわ。みんなこれをティニーに。私達は移動するから、その間のティニーに説明してあげて」
レイナさんはオークジェネラルを見たまま、何かをシャイン達に渡して、カシミールさんと頷きあった後、早歩きで進み始めた。俺は目を動かして、今までい居た場所を見てみる。するとそこには、壁が崩れていて、玄関がなくなっている家が。
は? 何であんな事になっているんだ? だって今まで普通の家だっただろう? この時の俺、色々な事がありすぎて、最初の出来事をすっかり忘れてしまっていた。
そんな混乱する俺の口に、シャイン達が何かを運んでくる。それは薄いピンク色の花びらのようで。
『ティニー、これ舐めるんだぞ』
『食べちゃダメだよ』
『舐めたらポイする』
何だって? これを舐める? 大丈夫何だろうな? さっきのラピーが、この世で1番不味いって言った液体の味が、まだぜんぜん口に残ってるんだが? これを舐めて、余計酷い事にならないだろうな?
なかなか舐めない俺に、こうだよと、先にシャイン達全員が舐めた。そして甘くて美味しいよと。みんながそう言うんだからそうなのか? 俺は恐る恐る花びらを舐めてみる。するとみんなの言った通り、とっても美味しい蜂蜜のような味が口の中に広がった。
俺が美味しいね、と言うと、そうでしょうとフラフィーが。それからもっと舐めろとシャイン。言われるまま舐め続ける俺。そしてついに味がなくなると。ラピーがもう口の中に大丈夫って。
言われてみたら、確かにあれだけ口の中が地獄だったのに、今は蜂蜜の味が口に広がっていて、ぜんぜん不快に思わない。
「だうぅ!!」
俺が、もう不味くない!! と言ったら、みんながホッとした顔をした。それから魔法で俺の舐めていた花びらをポイっと捨てると、そのままサッと、やっぱり魔法で燃やしてしまった。
いやぁ、助かった、それにしても一体何が起きたんだ? 俺は何であんな地獄を味わったんだ?ようやく落ち着いて、泣き止んだ俺。俺が泣き止むと、レイナさんもホッとした顔で俺のことを見てきた。それから避難する前に泣き止んでくれて良かったって。
そうだよ!! 何でここにオークジェネラルがいるんだよ!! 落ち着いたら俺は、向こうに見えるオークジェネラルを見る。真ん中のオークジェネラル、1番強いオークジェネラルって言ってなかったか?
と、俺の周りがかなりの騒ぎになっている事に気づいた。オークジェネラルから目を離し、周りを確認してみる。すると俺達の周りには、たくさんの大人エルフ達と、静かに泣いている小さなエルフ達が。
「ばぶう? あぶあ?」
みんなどうしたんだ? どうして泣いているんだ? ついさっきまで泣いていた俺が言うのも何だが、思わずみんなに聞いてしまう。
『オークジェネラルが攻撃してきたんだぞ!』
『それでティニーが怪我をしちゃって』
『その後奴らが来た。避難する前に』
攻撃? 怪我? 避難する前に?
「ゲホッ、ケホッ、コホッ!!」
に、にがあぁぁぁ~!! な、何だこれは!? 一体レイナさんは俺の口に、何を流し込んだんだ? この世にこんなに凄い物が存在するのか!? 苦いような、辛いような、甘いような、この世の全ての不味い液体を全て混ぜたような、なんとも言えない味だったんだよ。
だからあまりの衝撃に、吐くこともできずに飲み込んじゃって、それで変な所に入っちゃって咳が。しかもだよ、飲んだからと言ったって、口に残った味が消えるわけもなく、飲み込んだ液体が逆流してくるんじゃないかって気がして。
今さっき起こったことでもパニックだったけど、今度はこの液体のせいでパニックだ。俺は動かせるだけ手足を動かし、半泣きならぬ、ギャン泣きだ。そんな俺をレイナさんが優しく抱き上げ、俺をなんとか泣き止ませようとあやす。
『ティニー、大丈夫か!?』
『咳も泣くのも止まらないね、大丈夫かな? それに僕達の声聞こえる?』
『この世で1番不味い。たぶん』
ラピー何だって? 今何て言った? この世で1番不味いかもだって!? そんな物を俺は飲まされたのか!?
「ウギャアァァァンッ!!」
「ティニー、ごめんなさいね。でも治療するには仕方がなかったのよ」
え? 治療? 何の治療だ?
「レイナ、移動しよう。クランシー様が皆の避難を始めるはずだ。すぐに移動しないと……」
辺りが急に静まり返り、俺の鳴き声だけが響く、そんな俺をしっかりと抱きしめたレイナさん。
「不味いわね」
「行こう!!」
「みんな、ティニーから離れないで!!」
泣き続ける俺、俺のお腹にしっかりとくっついたシャイン達。急いで外へ出るレイナさんとカシミールさん。外に出る? 今どこから出た? 玄関から出たか? 確認しようとした時だった。
『グオォォォォォォッ!!』
とても近くから、大きな大きな叫び声が聞こえたんだ。それのショックで、俺の涙が少し止まった。俺はそっと声の聞こえた方を見てみる。と、そこには。大きな大きな魔物が何体も立っていたんだ。あれって……。
「あぶあぁ」
俺はまだ少し泣いているけど、みんなに聞いてみた。あれは何だ? って。
『あらはオークジェネラルだぞ!』
『オークがいっぱい現れたでしょう? その中で1番強いオークジェネラルが、真ん中の奴だよ』
『遠くから一気にここまで来た』
やっぱり、あれはオークジェネラルか。小説で読んだ奴にそっくりだな。だけどなんか違う気もするし。何だろう、こう、こっちのオークジェネラルの方が強い気がする。
『あれ?』
『もしかしてティニー』
『聞こえる?』
「ばぶぅ」
思わずあれがって口にする俺。と、シャイン達が思い切り勢いをつけて、お腹から胸に移動してきた。
『ティニー、俺達の声、聞こえるか!?』
『僕達のお話し、しっかり分かる!?』
『この世で1番不味い。治らなかったらダメ』
「あぶあ? ばぶう?」
聞こえる? 治るって? と聞く俺。
『レイナママ、ティニー、聞こえるみたい!』
『俺達とお話ししてるぞ!』
『大丈夫そ』
「そう、良かったわ。みんなこれをティニーに。私達は移動するから、その間のティニーに説明してあげて」
レイナさんはオークジェネラルを見たまま、何かをシャイン達に渡して、カシミールさんと頷きあった後、早歩きで進み始めた。俺は目を動かして、今までい居た場所を見てみる。するとそこには、壁が崩れていて、玄関がなくなっている家が。
は? 何であんな事になっているんだ? だって今まで普通の家だっただろう? この時の俺、色々な事がありすぎて、最初の出来事をすっかり忘れてしまっていた。
そんな混乱する俺の口に、シャイン達が何かを運んでくる。それは薄いピンク色の花びらのようで。
『ティニー、これ舐めるんだぞ』
『食べちゃダメだよ』
『舐めたらポイする』
何だって? これを舐める? 大丈夫何だろうな? さっきのラピーが、この世で1番不味いって言った液体の味が、まだぜんぜん口に残ってるんだが? これを舐めて、余計酷い事にならないだろうな?
なかなか舐めない俺に、こうだよと、先にシャイン達全員が舐めた。そして甘くて美味しいよと。みんながそう言うんだからそうなのか? 俺は恐る恐る花びらを舐めてみる。するとみんなの言った通り、とっても美味しい蜂蜜のような味が口の中に広がった。
俺が美味しいね、と言うと、そうでしょうとフラフィーが。それからもっと舐めろとシャイン。言われるまま舐め続ける俺。そしてついに味がなくなると。ラピーがもう口の中に大丈夫って。
言われてみたら、確かにあれだけ口の中が地獄だったのに、今は蜂蜜の味が口に広がっていて、ぜんぜん不快に思わない。
「だうぅ!!」
俺が、もう不味くない!! と言ったら、みんながホッとした顔をした。それから魔法で俺の舐めていた花びらをポイっと捨てると、そのままサッと、やっぱり魔法で燃やしてしまった。
いやぁ、助かった、それにしても一体何が起きたんだ? 俺は何であんな地獄を味わったんだ?ようやく落ち着いて、泣き止んだ俺。俺が泣き止むと、レイナさんもホッとした顔で俺のことを見てきた。それから避難する前に泣き止んでくれて良かったって。
そうだよ!! 何でここにオークジェネラルがいるんだよ!! 落ち着いたら俺は、向こうに見えるオークジェネラルを見る。真ん中のオークジェネラル、1番強いオークジェネラルって言ってなかったか?
と、俺の周りがかなりの騒ぎになっている事に気づいた。オークジェネラルから目を離し、周りを確認してみる。すると俺達の周りには、たくさんの大人エルフ達と、静かに泣いている小さなエルフ達が。
「ばぶう? あぶあ?」
みんなどうしたんだ? どうして泣いているんだ? ついさっきまで泣いていた俺が言うのも何だが、思わずみんなに聞いてしまう。
『オークジェネラルが攻撃してきたんだぞ!』
『それでティニーが怪我をしちゃって』
『その後奴らが来た。避難する前に』
攻撃? 怪我? 避難する前に?
285
あなたにおすすめの小説
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜
犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。
この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。
これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。
転生能無し少女のゆるっとチートな異世界交流
犬社護
ファンタジー
10歳の祝福の儀で、イリア・ランスロット伯爵令嬢は、神様からギフトを貰えなかった。その日以降、家族から【能無し・役立たず】と罵られる日々が続くも、彼女はめげることなく、3年間懸命に努力し続ける。
しかし、13歳の誕生日を迎えても、取得魔法は1個、スキルに至ってはゼロという始末。
遂に我慢の限界を超えた家族から、王都追放処分を受けてしまう。
彼女は悲しみに暮れるも一念発起し、家族から最後の餞別として貰ったお金を使い、隣国行きの列車に乗るも、今度は山間部での落雷による脱線事故が起きてしまい、その衝撃で車外へ放り出され、列車もろとも崖下へと転落していく。
転落中、彼女は前世日本人-七瀬彩奈で、12歳で水難事故に巻き込まれ死んでしまったことを思い出し、現世13歳までの記憶が走馬灯として駆け巡りながら、絶望の淵に達したところで気絶してしまう。
そんな窮地のところをランクS冒険者ベイツに助けられると、神様からギフト《異世界交流》とスキル《アニマルセラピー》を貰っていることに気づかされ、そこから神鳥ルウリと知り合い、日本の家族とも交流できたことで、人生の転機を迎えることとなる。
人は、娯楽で癒されます。
動物や従魔たちには、何もありません。
私が異世界にいる家族と交流して、動物や従魔たちに癒しを与えましょう!
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/466596284/episode/5320962
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/84576624/episode/5093144
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/786307039/episode/2285646
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる