異世界初? のスーパー銭湯もとい『娯楽施設スケルトン』開業です!!

ありぽん

文字の大きさ
1 / 78

1話 3年前の出来事 すっごい娯楽施設 スケルトン完成!!

しおりを挟む
(3年前)

「よし、今日で全ての修行は終わりじゃ。これでお前は立派なマッサージ師じゃよ」

『お師匠様、ありがとうございます!!』

「じゃが、全ての修行を終えたからといって、この後何もしなければ、すぐに腕は落ちてしまうし。また、それ以上の技を手にするにも、ここで満足せず努力を続けなければならない。よいか、これからも慢心することなく精進するように」

『はい!!』

「それで、お主がこれから働くことになる施設についてじゃが、完成は今日だったかのう?」

『はい! これから様子を見に行こう……』

「どうやら修行は終了したようですね」

「そうか、修行終わったか!! ピッタリだったな!」

『アマディアスさん! ジェラルドさん!』

『スッケーパパ!!』

『うわっ!?』

 ドサッ!!

『スッケーパパ、修行終わったぁ?』

『リル、危ないだろう。まったく。うん、修行は終わったよ。と、ほら俺の上から退いてくれ』

「お主達がここへ来たという事は、そちらも完成したようじゃの」

「はい、それはもう完璧に」

「後はスケが考えた施設名を、看板に書けば終わりだぞ」

「それは1番大切なことじゃな」

「さて、スケ。施設名はしっかり考えてありますか?」

『ええ、一応。でも先に、皆さんに聞いていただこうと思っていたんです』

「それで、何て名前にしたんだ?」

『『すっごい娯楽施設 スッケー』です』

「……」

「……」

『スッケー!! パパと同じ名前!! ……何がスッケー?』

「ガハハハハハッ!! なかなか良い名前じゃないか!!」

「……スケや、本当にそれにするんかのぅ? もう少し何かあると思うんじゃが」

「私も大賢者ウェンセスラスの意見に賛成です。これはあまりにも。はぁ、貴方はスケルトンにしては、いえ、スケルトンじゃなかったとしても。そこら辺の人々よりも、何に置いても上だと思っていますが。このセンスはいかがかと。これではそこの脳筋バカ勇者と同じレベルですよ」

「ああ!? 今何つった? 誰がが脳筋バカだって?」

「おや、聞こえていませんでしたか? 貴方のことですよ。脳筋バカ勇者のジェラルド」

「てめぇ いくら自分が頭良いからって。ふんっ、お前なんて嫌味マウント魔王のアマディアスじゃねぇか」

「何ですって?」

「おう、やんのか?」

「お主ら、やめんか!! まったく、ようやく施設が完成する、大切な日じゃというのに」

「ふんっ」

「チッ」

「じゃがなスケよ。魔王アマディアスではないが、もう少し名前を考えた方が良いじゃろう」

『ぼく、パパのお名前大好き!!』

「そうじゃの。じゃが、施設名としてはちとな」

『パパのお名前ダメ? スッケーパパは、スッケーパパだよ?』

「そうなんじゃがのぅ」

『パパのお名前ぇ~♪ スッケーパ~パ~♪』

『……決めました。スケルトンにします!! 『すっごい娯楽施設 スケルトン』です。それでみんなの好きなように呼んでもらいます』

「はぁ、本当にそれにするのですか? 何も自分のことにこだわらなくとも」

『いえ、スケルトンで良いんです。そしてみんなには、スケでも良いし、リルのようにスッケーでも、スケルンでも、好きなように呼んでもらった方が良い。肩っ苦しい名前なんて必要ありません。だってあの施設は、みんなが何も考えずに楽しむ場所なんだから』

「そうだよな、そうだよな! 簡単な方が楽で良いよな」

「貴方は黙っていなさい、脳筋バカ勇者! スケ、もう1度聞きますが、本当に良いのですか?」

「そうじゃ。今ならば変えることができるぞい?」

『いえ、良いんです! それにこれならリルも分かるもんな』

『スッケーパパ、なぁに?』

『ほら、僕が作ってもらっていた楽しい場所の名前だよ。スケルトンって僕と同じ名前にしたんだ。あそこは今日から『すっごい娯楽施設、スケルトン』っていう名前なんだよ』

『スケルトン!! スケルトンもスッケーパパと同じ!! あそこは遊ぶものいっぱいなんでしょう? いつ遊べるのぉ?』

『う~ん、名前を書いてもらったら、最初は僕とリルだけで遊ぼうか。みんなが来てくれるようになったら、遊ぶのに時間がかかっちゃうかもしれないし。それに確認作業として、遊ぶのはありだろう。だから……、そうだな明日遊ぼう!』

『わ~い!!』

「はぁ。まぁ、貴方がそれで良いなら良いでしょう。貴方が考えた施設ですからね」

「そうじゃな、それに確かにスケの言うことも分かるからの」

「明日遊ぶのか? 俺も一緒に良いか?」

「ええ、是非!」

「では私も」

「わしも良いかの?」

「ではこうしましょう、明日はこの企画に関わった、その部門の代表者で集まり遊ぶ。明後日は、今回の建設に関わった人達に遊んでもらう。そしてその次の日からは2週間ほど、従業員の指導を。指導が終わったあとは、2日間、この街に住んでいる人限定で、施設を楽しんでもらいます。その後に本当の開業を』

「なるほど、それが良いでしょう」

「よっしゃ!!」

「ではそれぞれに、連絡を入れておきますね。カーソン!」

「はっ!! ここに!!」

「話は聞いていましたね。書く部門の担当者に、今のことを伝えてください」

「はっ!!」

「よし、スケ! 早速名前を書きに行くぞ!」

「わわ!? 引っ張らないでください!」

「まったく、これだから脳筋バカは」

「わしも行こうかの」

『スッケーパパと遊ぶぅ♪』

「はぁ、骨が落ちるところだった……。さぁ、明日から『すっごい娯楽施設 スケルトン』の仮開業だ。これから忙しくなるな」
しおりを挟む
感想 45

あなたにおすすめの小説

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

ボンクラ王子の側近を任されました

里見知美
ファンタジー
「任されてくれるな?」  王宮にある宰相の執務室で、俺は頭を下げたまま脂汗を流していた。  人の良い弟である現国王を煽てあげ国の頂点へと導き出し、王国騎士団も魔術師団も視線一つで操ると噂の恐ろしい影の実力者。  そんな人に呼び出され開口一番、シンファエル殿下の側近になれと言われた。  義妹が婚約破棄を叩きつけた相手である。  王子16歳、俺26歳。側近てのは、年の近い家格のしっかりしたヤツがなるんじゃねえの?

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ

ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。 見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は? 異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。 鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

俺、異世界で置き去りにされました!?

星宮歌
恋愛
学校からの帰宅途中、俺は、突如として現れた魔法陣によって、異世界へと召喚される。 ……なぜか、女の姿で。 魔王を討伐すると言い張る、男ども、プラス、一人の女。 何が何だか分からないままに脅されて、俺は、女の演技をしながら魔王討伐の旅に付き添い……魔王を討伐した直後、その場に置き去りにされるのだった。 片翼シリーズ第三弾。 今回の舞台は、ヴァイラン魔国です。 転性ものですよ~。 そして、この作品だけでも読めるようになっております。 それでは、どうぞ!

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ

karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。 しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。

アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜

芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。 ふとした事でスキルが発動。  使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。 ⭐︎注意⭐︎ 女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。

幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達より強いジョブを手に入れて無双する!

アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚。 ネット小説やファンタジー小説が好きな少年、洲河 慱(すが だん)。 いつもの様に幼馴染達と学校帰りに雑談をしていると突然魔法陣が現れて光に包まれて… 幼馴染達と一緒に救世主召喚でテルシア王国に召喚され、幼馴染達は【勇者】【賢者】【剣聖】【聖女】という素晴らしいジョブを手に入れたけど、僕はそれ以上のジョブと多彩なスキルを手に入れた。 王宮からは、過去の勇者パーティと同じジョブを持つ幼馴染達が世界を救うのが掟と言われた。 なら僕は、夢にまで見たこの異世界で好きに生きる事を選び、幼馴染達とは別に行動する事に決めた。 自分のジョブとスキルを駆使して無双する、魔物と魔法が存在する異世界ファンタジー。 「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つ物なのかな?」で、慱が本来の力を手に入れた場合のもう1つのパラレルストーリー。 11月14日にHOT男性向け1位になりました。 応援、ありがとうございます!

処理中です...