大好きな家族に溺愛されて、ちびっ子3男今日も元気にもふもふ変身練習中!!

ありぽん

文字の大きさ
54 / 153

54話 王様にさようならの挨拶と黒いお山?

しおりを挟む
「おうさま、いっぱいおはなしと、いっぱいそんでくれて、ありがちょございまちた!!」

『チュウチュウ!!』

『チュッ!!』

『キュイキュイ!』

『キュイッ!!』

「おう、俺も楽しかったぞ。また今度、遊びにくるから、その時もいっぱい話してmいっぱい遊ぼうな!」

「来なくて良いと言っているのに」

「いいや、遊びにくるぞ。約束したからな。な、ルーパート!」

「あい!!」

 今日はパパが帰って来てから3日目。王様が帰る日です。今、僕達は玄関前で、王様とさようならのご挨拶をしているところだよ。

 もっとお話ししたかったし遊びたかったけど、王様はお城にいないとダメだから、もう帰らなくちゃいけないの。

 でも、また今度遊びに来て、いっぱい遊んで、いっぱいお話ししようって、昨日お約束したんだ。だからとっても楽しみです。

 これからパパが、王様とダリルを、お城に向かう途中の街まで送っていくよ。そこから王様は、馬車でお城まで帰るんだって。
 だからパパはまた2、3日くらいいないみたい。パパどこにも行かないって言ってたのに、ちょっと寂しい。でも王様送らなきゃだもんね。

「挨拶が終わったのらな、さっさと乗れ」

「もう少しゆっくり、別れを惜しんでも良いだろうが」

「よし、お前はここから歩いて帰れ」

「分かったよ、乗れば良いんだろう? ここ2日、ルーパートが俺とばかりいたから、根に持ってるな」

「何か言ったか?」

「何でもねぇよ。はぁ、親バカどころの話しじゃないな。可愛いのは分かるが、もう少し心にゆとりを持って接しないと、ルーパートがもう少し大きくなった時に、うざがられるぞ?」

「そんなことは絶対にない」

「……その自信はどっからくるんだよ。はぁ、じゃあな、マリアベル」

「あとで庭の修繕費の書状を送るわね」」

「……別れの言葉がそれかよ」

「あら、原因を作ったのはあなたでしょう?」

「分かった分かった、何でも送ってくれ」

 王様が台を使って、パパドラゴンの背中に乗ります。その後ダリルが、台を使わずに、シュッ!! と乗ったよ。

 カッコいい~!! 僕は大きな椅子に座るだけでも、よいしょよいしょって登らなきゃいけないのに。魔獣さん姿だと乗せてもらわないとダメだし。今の、どうやってやったのかな? ただのジャンプだけ? それとも魔法?

 なんて考えながら、なんとなく横を見た僕。ちょっと向こうに、いつもの山が見えます。
 街の右側に山があるんだ。大きな山で、いっぱい魔獣さんが住んでいて、怖い魔獣さんもたくさんいるの。だから普通の人はあんまり山の中に入りません。入るのは冒険者さんや騎士さん達だよ。
 
 でも怖いばっかりじゃなくて、面白いこともあるんだ。いろいろな色の木が生えていて、とってもカラフルなの。それにころころ色が変わるから、毎回違う色のカラフル山になるの。

 今日も昨日と違うカラフル。うん、綺麗。ん? 綺麗? 僕は目を擦って、もう1度山を見てみます。

「くろ?」

 1箇所だけ、なんかちょっと薄い黒色に見えたんだ。今まで1度も黒はなかったのに。黒色の木が生えたのかな? ん?

『チュウチュウ?』

『キュイ?』

 僕が考えてたら、モック達が僕の肩と頭に乗って来て、どうしたの? って聞いてきたよ。

「あのねぇ、おやま、くろいとこあるの。くろははじめて」

『チュッ?』

『キュイ?』

 みんなが山を見たよ。それでモックが僕のほっぺを、パシッて1回軽く叩きました。

 本当だねとか、それで良いよとか、あってるよとか。そういう時に1回叩くの。その逆の時、違ってる、違う方が良いよ、間違いって時は、2回叩くんだ。今は1回だから、みんなも黒が見えたってこと。

「……なんかへん」

 王様とママが、最後のご挨拶をしてたけど。僕はママの洋服を引っ張って、ママを呼びます。

「ママ」

「ルーパート、今ママはご挨拶してるでしょう?」

「でもねママ、くろいの」

「そう、黒いのね。もう少しだから待っていて。それに、ほら、最後にもう1度さようならをしましょう」

「ママ、おやま、くろいの」

「ルーパート! だから今はご挨拶って言ってるでしょう」

「マリアベル、ちょっと待て。ルーパート達、どこを見ている?」

「どこって、山って言ってるから、あの山の事じゃない?」

 ママはため息を吐きながら、仕方ないわねってお山を見ます。王様もね。パパとお兄ちゃん達も、他の人達も見たよ。その時でした。

 ブワアァァァッ!! いきなりお山の黒かった部分から、黒色だけど透明な光が、ブワッと広がって、すぐに消えたんだ。
しおりを挟む
感想 152

あなたにおすすめの小説

転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ

幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化! 転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。 どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。 - カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました! - アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました! - この話はフィクションです。

異世界ママ、今日も元気に無双中!

チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。 ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!? 目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流! 「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」 おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘! 魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?

シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。 クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。 貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ? 魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。 ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。 私の生活を邪魔をするなら潰すわよ? 1月5日 誤字脱字修正 54話 ★━戦闘シーンや猟奇的発言あり 流血シーンあり。 魔法・魔物あり。 ざぁま薄め。 恋愛要素あり。

ヴァイオリン辺境伯の優雅で怠惰なスローライフ〜転生した追放悪役令息が魔境でヴァイオリン練習していたら、精霊界隈でバズってました〜

幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
「お前を追放する——!」 乙女のゲーム世界に転生したオーウェン。成績優秀で伯爵貴族だった彼は、ヒロインの行動を咎めまったせいで、悪者にされ、辺境へ追放されてしまう。 隣は魔物の森と恐れられ、冒険者が多い土地——リオンシュタットに飛ばされてしまった彼だが、戦いを労うために、冒険者や、騎士などを森に集め、ヴァイオリンのコンサートをする事にした。 「もうその発想がぶっ飛んでるんですが——!というか、いつの間に、コンサート会場なんて作ったのですか!?」 規格外な彼に戸惑ったのは彼らだけではなく、森に住む住民達も同じようで……。 「なんだ、この音色!透き通ってて美味え!」「ほんとほんと!」 ◯カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました。 ◯この話はフィクションです。 ◯未成年飲酒する場面がありますが、未成年飲酒を容認・推奨するものでは、ありません。

家族に捨てられたけど、もふもふ最強従魔に愛されました

朔夜
ファンタジー
この世界は「アステルシア」。 魔法と魔物、そして“従魔契約”という特殊な力が存在する世界。代々、強大な魔力と優れた従魔を持つ“英雄の血筋”。 でも、生まれたばかりの私は、そんな期待を知らず、ただ両親と兄姉の愛に包まれて育っていった。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

おばさんは、ひっそり暮らしたい

蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。 たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。 さて、生きるには働かなければならない。 「仕方がない、ご飯屋にするか」 栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。 「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」 意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。 騎士サイド追加しました。2023/05/23 番外編を不定期ですが始めました。

処理中です...