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401子ペガサスにとっても大切なお話し
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『遊んでる途中で、また呼ばれるかも』
『おもちゃとかで遊ばない方が良いかもしれないね』
『ここのお花のトンネルを見終わったら、別の花壇見るなのぉ』
『離れないなら良いよね』
「まちゃ! ちぇちゅなぁ、ちぃよ!」
今のは、まって、大切なお話がある、って言ったんだよ。
『大切なお話し?』
『シューのお話し終わったのに、他にも大切なお話しなんだな?』
『話しばっかりで、なかなか遊べないぞ!』
ブラスターがブーブー文句を言います。お兄ちゃんはパパ達のお話しを最後までちゃんと聞くって、ブラスターだけ僕達と一緒にお花のトンネルの所に来たの。ちょっと待ってね、すぐに終わるから。だって本当に大切なお話しなんだよ。
僕はみんなにママとベル達のお話しをしたいって言いました。でもそれを聞いたみんなはどうして?って顔をして。急に僕はこんな事言ったから、みんな分からないよね。でも僕の話しを聞けば、みんなも納得するはず。
僕はママ達が怒ると怖いでしょう? パパ達が怒られる時はとっても怖いし、キッツー達みたいに、ママ達が怖がられるのはいやだって説明します。そうしたらみんながハッ!とした表情になって、何回もうんうんって頷きました。その後はとっても真剣な表情になって。
『確かに大切な話しだね』
『1番大切な話しかも』
『ボクはキッツーの時に初めて見て、ベルが怒ったの初めて見た。ジョーディママが怒ってるのは、その前に1回だけ見た。とっても怖かった』
そっか、フェニックはお家に来てまだ少しだもんね。あの時ママとベル、2人が一緒に怒ったの初めて見たって。僕気付いてなかったよ、ごめんね話してなくて。
『ジョーディ、怖い人間がここにはいるの? お父さんが言ってた悪い人間達?』
お話しを聞いてた子ペガサスが、とっても心配な顔をして聞いてきました。違う違う。僕は慌てて首を振ります。今からお話しするからちゃんと聞いてね。まずはママ達の良いところからお話し。最初から怖い話しじゃね。
僕のお家で1番強いのはママで、魔法がとっても上手。パパはその次に強くて、剣がとっても上手で。パパ達はいっぱい遊んでくれて、いっぱいなでなでしてくれて、いつもいつもみんなニコニコなんだよ。
そんなお話しをしていたら、だんだんと子ペガサスさんが心配顔からニコニコになってきました。うんうん、そう。ママ達はとっても優しいんだよ、ちゃんと覚えておいてね。
ひと通りお話しをした僕、ここからが大切なお話しです。僕が大切なお話しだからよく聞いてって言ったら、ニコニコ顔から真剣な顔になる子ペガサスさん。
「ま~ま、こりゅ、こあにょ」
『まま、怒ると怖い? だっていつもジョーディ達にニコニコ、とっても優しいんでしょう?』
『うん、いつもはとっても優しいの。でもジョーディパパや他の人がいけない事や、悪い事をすると、とっても怖くなるんだよ』
『その人が悪いから怒られるのはしょうがないの。でもその時とっても怖くなるんだ』
僕達は丁寧に説明していきます。どういう時にママもベル達も怒るのか。怒るとどのくらい怖くなるのかや、ママ達が怒った時はどうしたら良いのか。例えば誰かの後ろに隠れるとか、箱の中に隠れるとか、階段の下とか。ちゃんと細かく説明したよ。
話しの途中でとっても怖がった子ペガサス。みんなが大丈夫だよって、体をすりすりしたり、僕はなでなでしてあげたり。最後まで話した後は、先にお話しした優しいママ達を思い出してって言いました。
『本当はとっても優しいジョーディママ達。悪いことすると、とっても怖い』
『そうそう、だから悪いこと、いけない事をしなければ、とっても優しいジョーディママのままだから、そういう事しちゃダメだよ』
『うん! 僕気をつける。悪いことなんてしない!!』
良かった。最後には元気な子ペガサスになってくれたよ。キッツーみたいに長い間怖がられたらどうしようかと思ってたんだ。
お話しが終わって、子ペガサスがママの方を見ました、それからベルの方を見て。あんなにニコニコなのに、怒るととっても怖くなるなんて思えないって。でも、シュー達が住んでいるあの森に居る、仲間のペガサスさん達に似てるって言いました。
どういう事か聞いたら、ペガサスさん達は群れで暮らしているみたいなんだけど、時々シューや、他の雄のペガサスさん達が、メスのペガサスさん達に、凄い勢いで怒られる時があるんだって。
そういう時は子ペガサスや、他の子ペガサス達で集まって、メスのペガサスさん達が怒るのが終わるまで、じっと静かにしているの。
『お父さんも他のペガサスも、時々凄く騒ぐんだよ。何て言ったっけ? 確か何かの飲み物を飲んで、ご飯をいっぱい食べて、それで凄く騒ぐんだ。本当に煩くて。その次の日はお父さん達とっても具合が悪くなるんだけど…』
その具合の悪いシュー達を、思いきり怒るメスのペガサスさん達。それで余計にシュー達は具合が悪くなって、その具合の悪いまま、仕事を言いつけられるんだって。
それってパパと同じじゃない? 飲み物ってお酒で、酔っ払って騒いで、次の日には二日酔い。ママに怒られてぐったりしながら、ママの言うこと聞いたり、レスターにビシバシ仕事をさせられるの。
他にも余計な事をして、メスのペガサスさん達を怒らせる事があるみたいだよ。僕もみんなもママとベル達をじっと見ちゃいます。
「どこぉ、にゃじ、にゅえ」
今のは、どこも同じね、って言ったの。そうしたらみんなもそうだねって。
『ジョーディのお家だけじゃなかったね』
『そう言えば僕達の群れもそうだったかも』
『ボクの群れもそう』
ドラックもドラッホもフェニックの群れもそうだったかもって。この世界ではこれが普通なのかな?
『おもちゃとかで遊ばない方が良いかもしれないね』
『ここのお花のトンネルを見終わったら、別の花壇見るなのぉ』
『離れないなら良いよね』
「まちゃ! ちぇちゅなぁ、ちぃよ!」
今のは、まって、大切なお話がある、って言ったんだよ。
『大切なお話し?』
『シューのお話し終わったのに、他にも大切なお話しなんだな?』
『話しばっかりで、なかなか遊べないぞ!』
ブラスターがブーブー文句を言います。お兄ちゃんはパパ達のお話しを最後までちゃんと聞くって、ブラスターだけ僕達と一緒にお花のトンネルの所に来たの。ちょっと待ってね、すぐに終わるから。だって本当に大切なお話しなんだよ。
僕はみんなにママとベル達のお話しをしたいって言いました。でもそれを聞いたみんなはどうして?って顔をして。急に僕はこんな事言ったから、みんな分からないよね。でも僕の話しを聞けば、みんなも納得するはず。
僕はママ達が怒ると怖いでしょう? パパ達が怒られる時はとっても怖いし、キッツー達みたいに、ママ達が怖がられるのはいやだって説明します。そうしたらみんながハッ!とした表情になって、何回もうんうんって頷きました。その後はとっても真剣な表情になって。
『確かに大切な話しだね』
『1番大切な話しかも』
『ボクはキッツーの時に初めて見て、ベルが怒ったの初めて見た。ジョーディママが怒ってるのは、その前に1回だけ見た。とっても怖かった』
そっか、フェニックはお家に来てまだ少しだもんね。あの時ママとベル、2人が一緒に怒ったの初めて見たって。僕気付いてなかったよ、ごめんね話してなくて。
『ジョーディ、怖い人間がここにはいるの? お父さんが言ってた悪い人間達?』
お話しを聞いてた子ペガサスが、とっても心配な顔をして聞いてきました。違う違う。僕は慌てて首を振ります。今からお話しするからちゃんと聞いてね。まずはママ達の良いところからお話し。最初から怖い話しじゃね。
僕のお家で1番強いのはママで、魔法がとっても上手。パパはその次に強くて、剣がとっても上手で。パパ達はいっぱい遊んでくれて、いっぱいなでなでしてくれて、いつもいつもみんなニコニコなんだよ。
そんなお話しをしていたら、だんだんと子ペガサスさんが心配顔からニコニコになってきました。うんうん、そう。ママ達はとっても優しいんだよ、ちゃんと覚えておいてね。
ひと通りお話しをした僕、ここからが大切なお話しです。僕が大切なお話しだからよく聞いてって言ったら、ニコニコ顔から真剣な顔になる子ペガサスさん。
「ま~ま、こりゅ、こあにょ」
『まま、怒ると怖い? だっていつもジョーディ達にニコニコ、とっても優しいんでしょう?』
『うん、いつもはとっても優しいの。でもジョーディパパや他の人がいけない事や、悪い事をすると、とっても怖くなるんだよ』
『その人が悪いから怒られるのはしょうがないの。でもその時とっても怖くなるんだ』
僕達は丁寧に説明していきます。どういう時にママもベル達も怒るのか。怒るとどのくらい怖くなるのかや、ママ達が怒った時はどうしたら良いのか。例えば誰かの後ろに隠れるとか、箱の中に隠れるとか、階段の下とか。ちゃんと細かく説明したよ。
話しの途中でとっても怖がった子ペガサス。みんなが大丈夫だよって、体をすりすりしたり、僕はなでなでしてあげたり。最後まで話した後は、先にお話しした優しいママ達を思い出してって言いました。
『本当はとっても優しいジョーディママ達。悪いことすると、とっても怖い』
『そうそう、だから悪いこと、いけない事をしなければ、とっても優しいジョーディママのままだから、そういう事しちゃダメだよ』
『うん! 僕気をつける。悪いことなんてしない!!』
良かった。最後には元気な子ペガサスになってくれたよ。キッツーみたいに長い間怖がられたらどうしようかと思ってたんだ。
お話しが終わって、子ペガサスがママの方を見ました、それからベルの方を見て。あんなにニコニコなのに、怒るととっても怖くなるなんて思えないって。でも、シュー達が住んでいるあの森に居る、仲間のペガサスさん達に似てるって言いました。
どういう事か聞いたら、ペガサスさん達は群れで暮らしているみたいなんだけど、時々シューや、他の雄のペガサスさん達が、メスのペガサスさん達に、凄い勢いで怒られる時があるんだって。
そういう時は子ペガサスや、他の子ペガサス達で集まって、メスのペガサスさん達が怒るのが終わるまで、じっと静かにしているの。
『お父さんも他のペガサスも、時々凄く騒ぐんだよ。何て言ったっけ? 確か何かの飲み物を飲んで、ご飯をいっぱい食べて、それで凄く騒ぐんだ。本当に煩くて。その次の日はお父さん達とっても具合が悪くなるんだけど…』
その具合の悪いシュー達を、思いきり怒るメスのペガサスさん達。それで余計にシュー達は具合が悪くなって、その具合の悪いまま、仕事を言いつけられるんだって。
それってパパと同じじゃない? 飲み物ってお酒で、酔っ払って騒いで、次の日には二日酔い。ママに怒られてぐったりしながら、ママの言うこと聞いたり、レスターにビシバシ仕事をさせられるの。
他にも余計な事をして、メスのペガサスさん達を怒らせる事があるみたいだよ。僕もみんなもママとベル達をじっと見ちゃいます。
「どこぉ、にゃじ、にゅえ」
今のは、どこも同じね、って言ったの。そうしたらみんなもそうだねって。
『ジョーディのお家だけじゃなかったね』
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