もふもふが溢れる異世界で幸せ加護持ち生活!

ありぽん

文字の大きさ
159 / 213
連載

421僕の雪だるま、どんな雪だるまにしようかな?

 まずは頭から。お兄ちゃんみたいに、前に使ってた帽子…はないから、バケツを乗せる事にして僕。お兄ちゃんの雪だるまよりも小さい僕の雪だるま。小さなバケツを帽子代わりにすれば、ちょうどだと思うんだ。

 お兄ちゃん達が運んできてくれた箱の中に、僕にピッタリのバケツがないか探します。こっちの茶色いバケツは何か違う、そっちの緑色のも違うし…。あっ!! これなんてどうかな?

 僕は青いバケツを持ちます。木でできているバケツに青色で色が塗ってあって、それにホミュちゃんみたいな小鳥の絵が描いてあるの。とっても可愛いバケツです。こんなバケツがあったんだね、誰のバケツかな?

 そう思っていたら、こっちを見たお兄ちゃんが『あっ!!』って言いました。

「それ、僕がジョーディが生まれる前まで使ってたバケツだよ。今はこっちのドラゴンの絵が描いてあるバケツを使ってるけど。僕、そのバケツ好きだったんだ。そうだ! それジョーディ雪だるまの帽子代わりにするんでしょう? それでそのままそのバケツあげるよ。僕の大好きなバケツ、ジョーディにプレゼント」

 わわ! 本当!? ありがとうお兄ちゃん!! 僕はよちよち歩いてお兄ちゃんの方へ行くと、お兄ちゃんにギュッと抱きついてありがとうをしました。お兄ちゃんの大好きなバケツ。えへへ、嬉しいなぁ。

「良かったわねジョーディ。さっそく…、バケツの本当の使い方ではないけれど、頭に乗せてみたら?」

 僕は急いで自分の雪だるまの所へ戻ると、バケツを持ってニッカに抱っこしてもらったら、そっと雪だるまの上にバケツを乗せます。でも…。スルッ!! バケツが滑って頭から落ちちゃいました。

「おちゃあ~」

 すぐにニッカに下ろしてもらって、バケツを取りに。それですぐにまた抱っこしてもらって。今度もそっとそっと。でもまたスルッと。

「ちゃあ~」

 何回も落としたら、お兄ちゃんにせっかく貰ったバケツが壊れちゃうよ。僕は心配になりながらもう1回挑戦。でも挑戦する前に、ドラッホ達のお手伝いをしてたお兄ちゃんが僕の方に来てくれて、一緒に乗せてくれるって。

「落ちそうな時はちょっと頭の上を平らにするように擦ったり、雪で止めると良いよ。僕がやってあげるね」

 お兄ちゃんが頭の上の部分をすりすりして、バケツを乗せやすいようにしてくれました。それから一緒にバケツを持って。

「そっとそっと」

「ちょっちょ、ちょっちょ」

 ピタッ!! 今度はしっかりとバケツが頭に乗りました。

「にょおぉぉぉ~!! にちゃ、あにょお!!」

「どういたしまして! じゃあ僕は戻るね」

 お兄ちゃんがドラック達の方へ戻ります。ありがとうお兄ちゃん!! さぁ、次も頑張ろう!!

 次は目と鼻と口です。炭と木の実を使って、どんな顔にしようかな? 笑ってる顔、怒ってる顔、ちょっとブスッとしてる顔、色んな顔があるけど。う~ん…。そうだ!!
 目を付けて、鼻を付けて、ニッカが一緒に付けてくれます。ちょっとズレちゃってるけど気にしない気にしない。そして口の部分は…。

「あら、ジョーディそっくりじゃない」

『わぁ、ジョーディの顔そっくり。僕もその顔にしよう!』

『ホミュちゃんもなの!!』

『オレもなんだな!』

 僕が作った顔を見たみんなが同じ顔にするって、フェニックなんてもう作っていた顔を、わざわざ変え始めました。ふふふ、この顔が1番僕の顔だと思うんだ。全部完成したら完璧になるはず。他も頑張ってくっ付けよう!

 顔は上手にできたから、今度は体の部分。お兄ちゃんはボタンみたいにしてたけど、僕はどうしようかな? 道具箱の中に何かない? 僕は道具箱の中をガサゴソ、ガサゴソ。ん? これは…。それにこっちのも使えそう。あとはこっちのを使って。

 僕が選んだ物をニッカが持ってくれて。うん!! これで良いかな! ニッカに持ってもらったまま雪だるまの所に戻ったら、ママがこれも使うと良いわって。お兄ちゃんの雪だるまと同じマフラーを持って来てくれました。

「ま~ま、ちゃ!!」

 雪だるまの横に持って来た物を置いてもらったら、またまたニッカと一緒にマフラーを付けて。その後は持って来た物をどんどん付けていって。これはこっち。これはそっち。それからこれはここに付けてと。

 う~ん、ちょっと左に寄りすぎちゃったかな? もう少し右にした方が良い気がするよ。雪だと付け直しができるから良いね。本物の洋服だったら縫い直さないといけなくて大変だもん。

 うんうん、こっちにはこれで良いかな。そうするとこっちも動かさないといけなくて。

「ジョーディは何をブツブツと言っているのかしら。しかもこんなに真剣な顔、今までに見た事がないわ」

『ジョーディママ、ジョーディはねちょっとズレてるとか、もっと右とか言ってるんだよ』

『それから、あと小指の先くらい左とか』

「そんな事を言っているの? ずいぶん細かいのね。というか、ずいぶんこだわるわね」

 よし、こっちは終わり! 次!! 僕の思う通りにできて満足な僕。でもまだ洋服部分の半分ができただけ。もう半分も頑張らなくちゃ。

 左の様子を確認しながら、右側を作っていきます。左側がちゃんとできていたからかな、右側は左側よりも時間がかからずに作る事ができました。うんうん、満足満足。

 ようやく体の部分が終わった僕、最後に手を付けます。手を付けたらいよいよ完成だよ。みんなももうすぐ完成だって。
 手はね、お兄ちゃんのマネをして、剣を持ってるみたいにする事にしました。だって色々お兄ちゃんとお揃い。僕お兄ちゃんとお揃い、とっても嬉しいんだもん。
 
 そしてついに…。

「よちょよちょ…、ちゃあ!!」
感想 598

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~

ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。 しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。 やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。 そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。 そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。 これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。

異世界転生パン職人の美味しい開拓記~最高の食パンを焼いたら没落令嬢ともふもふが家族になりました~

黒崎隼人
ファンタジー
前世で腕の立つパン職人であり農家でもあった青年トールは、異世界に転生して驚愕した。 この世界のパンは、硬くてパサパサで、スープに浸さなければとても食べられないものばかりだったのだ。 「美味しいパンで人々を笑顔にしたい」 その純粋な情熱を胸に、トールは荒れ果てた土地を自らの手で切り拓き、最高の小麦を育て上げる。 そして魔法の力も駆使し、この異世界に初めて、雪のように白くてふかふかの「食パン」を誕生させた! その究極の味に衝撃を受けた没落貴族の令嬢セリア、そしてパンの耳が大好きなもふもふ魔獣のアルルと共に、トールは小さなパン屋「食パン商会」を開店する。 一口食べれば誰もが虜になる至高の食パンは、瞬く間に王都中で大人気に! しかし、その成功を面白く思わない巨大商業ギルドが、卑劣な手段でトールたちの邪魔をしてきて……? 理不尽な妨害も、圧倒的なパンの美味しさと職人の意地で完全粉砕! やがて彼らの焼くパンは王宮の晩餐会にまで供され、世界そのものを温かく変えていく。 これは、パンを愛する青年が、極上の食パンと黄金の小麦畑で、大切な人たちと一緒に最高の居場所を作り上げる、優しくて美味しい成り上がりスローライフ!

99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える

ハーフのクロエ
ファンタジー
 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。  主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 他サイトにも投稿しております。 ※本作品をAIの学習教材として使用することを禁じます。 ※無断著作物利用禁止

異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました

黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。 彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。 戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。 現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと! 「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」 ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。 絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。 伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進! 迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る! これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー! 美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。 人生、逆転できないことなんて何もない!

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  お気に入り・感想、宜しくお願いします。