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503 美味しいご飯の後にも楽しいこと?
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その後もクッキーの話しで盛り上がったドラック達。お鍋も大切だけど、クッキーも大切だって。ご飯を食べている最中なのに、クッキーを誰が早く食べられるか、っていう競走を始めようとしちゃって。ママに後にしなさいって、とっても怒られちゃいました。
うん僕も思わず噛みそうになっちゃったけど、今は夜のご飯の時間。もちろん僕は食べられないから。まぁ、舐められるけど。でもドラック達は食べられるんだから、後でゆっくり食べようね。
みんながちゃんとママにごめんなさいをして、それからご飯を作ってくれた料理人さんにもごめんなさいをしてから、またお鍋を食べ始めました。
そしてドラック達は綺麗にお鍋を完食。ローリーやグッシー達も完食、完食っていうか、結局20回おかわりしたローリーやグッシー達。それでも足りなかったみたいで、後で夜食を食べようってお話ししていたよ。
それでパパが、みんなが夕食を狩ってきてくれなかったら、家計が大変なことになっていたなって。ローリー達のご飯のあとを見て、すんってお顔をしていました。
僕は…、もちろん完食。だって、こんなに美味しいお鍋を残すなんて、そんなことしないよう。お汁まで全部飲んじゃった。もうお腹パンパン。みんなでクッションの上でゴロゴロします。
「はいはい、邪魔よみんな」
「こっちに寄ってろ。まだ準備があるからな」
ゴロゴロの僕達をパパ達がクッションごと動かして、料理人さん達とメイドさん達はお片付け。ん? パパ今何か言った? 準備があるって言ったの? 準備、何の準備? だってもうご飯は終わりでしょう? この後はみんなともう少しかまくらお城で遊んで、もちろん明日もかまくらお城で遊ぶけど。
ご飯の後のゴロゴロが終わったら、1階と2階を行ったり来たり。ドラック達はお腹がいっぱいだから、クッキー競争は明日にするって。うん、ドラック達のお腹、いつもよりもプックリ膨らんでいるもんね。
そして、そろそろおうちに戻る時間かなって思った頃、かまくらお城の2階でお茶を飲んでいたパパが、僕達を呼びました。すぐに抱っこしてもらって2階に行く僕。ちょっと滑りながら、それでも最初よりも早く2階まで上るドラック達。
2階に行ったら、今まであった物が、完璧に片付いていました。おやつの時に使っていた道具も、クッションもだよ。でもその代わりに、大きな穴空き窓の所に、椅子とクッションが置いてありました。こう、段々に椅子が置いてあるの。
「さぁ、みんな順番に座りましょうね」
1番前の椅子には僕とドラック達。椅子に座ったら、ちょうどガラスのない穴空き窓から、顔が出る感じに。
僕達が座り終わると、後ろにパパとママとお兄ちゃん。パパ達の後ろにはレスター達が座ったよ。
「ぱ~ぱ、まちょ、しゅわ?」
「ん? 何だ?」
『今のは窓の所に座って何するの? って聞いたんだよ』
『ジョーディパパ、これから何するの?』
『何で窓なんだな?』
「はは、もう少し待っていてくれ。お楽しみだ」
パパ教えてくれませんでした。でもお兄ちゃんはこれから何があるか知っているみたい。僕達に、とっても楽しい物だよって。それから僕達が絶対気にいる物だって教えてくれました。
少しして窓の所にグッシー達が。どこに行っていたのか聞いたら、時間があったから夜食の魔獣を狩に行っていたって。ついでに運動にもなったから良かったって。
グッシー達、いっぱいご飯食べたもんね。ドラック達ほどじゃなかったけど、かなりお腹がパンパンになってたし。
『運動をしたら、またお腹が空いてきたな』
『大丈夫だろう、あれだけ狩ってきたからな。さっきは煮てあったから、今度は焼いて食べるか?』
『そうだな、そうしよう』
あんまり食べると太っちゃうよ? 太ってるグッシー達カッコ悪いよ。う~ん、もしグッシー達が太っちゃったら、みんなで追いかけっことかして運動する?
そんなお話しをしながら、また少しして、窓の下から誰かがパパを呼びました。
「旦那様! 準備が整いました!!」
「分かった!! じゃあ、やってくれ!! 私達はしっかりジョーディ達を押さえるぞ」
「ええ。外に飛び出したら大変だもの」
『大丈夫だ。もし外に出ても我らが止める。結界を張っても良いが、それではせっかくここで見る意味がないからな』
『俺達は初めてだが、そんなに良い物なのか?』
『ああ、俺達はボリフィスで毎年見ていたが、素晴らしい物だったぞ』
『そうだな。まぁ、規模は違うだろうが、素晴らしい物なのは間違いないだろう』
え? グッシーとビッキーも、これから何があるか知っているの? パパ達が僕の洋服を掴んだり、しっぽを掴んだり。僕達のことをおさえます。それでなんとなく窓から周りを眺めた僕。ん? さっきまでとなんか違うような? う~ん、何だろう、僕の勘違いかな?
と思ったんだけど、何かが違うと思ったのは僕だけじゃありませんでした。ドラック達がね、何か変って言い始めたんだ。
『ねぇ、何か変だよ。さっきまでと違う感じがする』
『ボクもそんな気がするよ。でも何が変なのかな?』
『ホミュちゃんも分からないなの。でも変なの』
『う~ん、なんだな?』
『ん? あれ? いつもより周りが暗い?』
そうポッケが言いました。暗い? みんなで外を確認。あれ? 本当だ。いつもよりも暗いかも。お庭の灯りも少しだけ、しかもその灯りも薄~い灯りだし。
『ねぇねぇ、街も暗くない?』
今度は遠くの方を見ます。そうしたらフェニックの言う通り、いつもキラキラ綺麗な街も。全体的に暗くなっていました。キラキラが全然ないの。でもお庭みたいに、少しだけ灯りが見えて。
変な感じがしたのはこれかな? いつもみたいに明るくないから変に感じたのかも。でもどうして今日はこんなに暗いの。と、パパに聞こうとした時でした。
うん僕も思わず噛みそうになっちゃったけど、今は夜のご飯の時間。もちろん僕は食べられないから。まぁ、舐められるけど。でもドラック達は食べられるんだから、後でゆっくり食べようね。
みんながちゃんとママにごめんなさいをして、それからご飯を作ってくれた料理人さんにもごめんなさいをしてから、またお鍋を食べ始めました。
そしてドラック達は綺麗にお鍋を完食。ローリーやグッシー達も完食、完食っていうか、結局20回おかわりしたローリーやグッシー達。それでも足りなかったみたいで、後で夜食を食べようってお話ししていたよ。
それでパパが、みんなが夕食を狩ってきてくれなかったら、家計が大変なことになっていたなって。ローリー達のご飯のあとを見て、すんってお顔をしていました。
僕は…、もちろん完食。だって、こんなに美味しいお鍋を残すなんて、そんなことしないよう。お汁まで全部飲んじゃった。もうお腹パンパン。みんなでクッションの上でゴロゴロします。
「はいはい、邪魔よみんな」
「こっちに寄ってろ。まだ準備があるからな」
ゴロゴロの僕達をパパ達がクッションごと動かして、料理人さん達とメイドさん達はお片付け。ん? パパ今何か言った? 準備があるって言ったの? 準備、何の準備? だってもうご飯は終わりでしょう? この後はみんなともう少しかまくらお城で遊んで、もちろん明日もかまくらお城で遊ぶけど。
ご飯の後のゴロゴロが終わったら、1階と2階を行ったり来たり。ドラック達はお腹がいっぱいだから、クッキー競争は明日にするって。うん、ドラック達のお腹、いつもよりもプックリ膨らんでいるもんね。
そして、そろそろおうちに戻る時間かなって思った頃、かまくらお城の2階でお茶を飲んでいたパパが、僕達を呼びました。すぐに抱っこしてもらって2階に行く僕。ちょっと滑りながら、それでも最初よりも早く2階まで上るドラック達。
2階に行ったら、今まであった物が、完璧に片付いていました。おやつの時に使っていた道具も、クッションもだよ。でもその代わりに、大きな穴空き窓の所に、椅子とクッションが置いてありました。こう、段々に椅子が置いてあるの。
「さぁ、みんな順番に座りましょうね」
1番前の椅子には僕とドラック達。椅子に座ったら、ちょうどガラスのない穴空き窓から、顔が出る感じに。
僕達が座り終わると、後ろにパパとママとお兄ちゃん。パパ達の後ろにはレスター達が座ったよ。
「ぱ~ぱ、まちょ、しゅわ?」
「ん? 何だ?」
『今のは窓の所に座って何するの? って聞いたんだよ』
『ジョーディパパ、これから何するの?』
『何で窓なんだな?』
「はは、もう少し待っていてくれ。お楽しみだ」
パパ教えてくれませんでした。でもお兄ちゃんはこれから何があるか知っているみたい。僕達に、とっても楽しい物だよって。それから僕達が絶対気にいる物だって教えてくれました。
少しして窓の所にグッシー達が。どこに行っていたのか聞いたら、時間があったから夜食の魔獣を狩に行っていたって。ついでに運動にもなったから良かったって。
グッシー達、いっぱいご飯食べたもんね。ドラック達ほどじゃなかったけど、かなりお腹がパンパンになってたし。
『運動をしたら、またお腹が空いてきたな』
『大丈夫だろう、あれだけ狩ってきたからな。さっきは煮てあったから、今度は焼いて食べるか?』
『そうだな、そうしよう』
あんまり食べると太っちゃうよ? 太ってるグッシー達カッコ悪いよ。う~ん、もしグッシー達が太っちゃったら、みんなで追いかけっことかして運動する?
そんなお話しをしながら、また少しして、窓の下から誰かがパパを呼びました。
「旦那様! 準備が整いました!!」
「分かった!! じゃあ、やってくれ!! 私達はしっかりジョーディ達を押さえるぞ」
「ええ。外に飛び出したら大変だもの」
『大丈夫だ。もし外に出ても我らが止める。結界を張っても良いが、それではせっかくここで見る意味がないからな』
『俺達は初めてだが、そんなに良い物なのか?』
『ああ、俺達はボリフィスで毎年見ていたが、素晴らしい物だったぞ』
『そうだな。まぁ、規模は違うだろうが、素晴らしい物なのは間違いないだろう』
え? グッシーとビッキーも、これから何があるか知っているの? パパ達が僕の洋服を掴んだり、しっぽを掴んだり。僕達のことをおさえます。それでなんとなく窓から周りを眺めた僕。ん? さっきまでとなんか違うような? う~ん、何だろう、僕の勘違いかな?
と思ったんだけど、何かが違うと思ったのは僕だけじゃありませんでした。ドラック達がね、何か変って言い始めたんだ。
『ねぇ、何か変だよ。さっきまでと違う感じがする』
『ボクもそんな気がするよ。でも何が変なのかな?』
『ホミュちゃんも分からないなの。でも変なの』
『う~ん、なんだな?』
『ん? あれ? いつもより周りが暗い?』
そうポッケが言いました。暗い? みんなで外を確認。あれ? 本当だ。いつもよりも暗いかも。お庭の灯りも少しだけ、しかもその灯りも薄~い灯りだし。
『ねぇねぇ、街も暗くない?』
今度は遠くの方を見ます。そうしたらフェニックの言う通り、いつもキラキラ綺麗な街も。全体的に暗くなっていました。キラキラが全然ないの。でもお庭みたいに、少しだけ灯りが見えて。
変な感じがしたのはこれかな? いつもみたいに明るくないから変に感じたのかも。でもどうして今日はこんなに暗いの。と、パパに聞こうとした時でした。
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